カテゴリ「第24期竜王戦挑決第1局」の記事
2011年8月17日 (水)
2011年8月16日 (火)
感想戦(3)
感想戦(2)
感想戦(1)
久保、第1局を制す。
久保の▲3九銀をみて、丸山が投了を告げた。
新構想をぶつけて第1局に臨んだ久保。
中盤は苦しい局面もあったが、細かい攻めをつなげて見事に攻め切った。
勝った久保は竜王挑戦にあと1勝とした。
第2局は8月31日に東京・将棋会館で行われる。
(若葉)
強靭な受け
久保、踏み込む。
時刻は22時40分を回った。
丸山が△6四桂と攻め合いを目指したが、久保は構わず▲4三成桂。
次に△7六桂と銀を取られると先手玉も危険になるが、久保は強く踏み込んでいった。
(若葉)
棋士室(6)
先手、逆転か。
時刻は22時を回った。
久保は▲7二歩△同角を利かして▲2五歩と桂馬を取り、▲5六桂(図)と両取りをかけた。
数手前までは先手に指す手がない、と言われていたが、ここにきて先手持ちの声が聞かれるようになってきた。
控室では、△7三桂(攻め)~△7二同角(受け)~△8五桂(攻め)という一連の手の流れがちぐはぐしているのではと言われている(棋譜コメントより)。
丸山の着手に慌てるような素振りが目立つようになってきた。
丸山の残り時間は10分を切っているようだ。
(若葉)
先手、盛り返したか。
時刻は21時40分。
図の▲2三歩成は控室でも検討されていた手だ。
▲2三歩成△同金▲2五桂△同桂▲2六歩(変化図)が狙いで、これは先手も戦える順のようだ。
棋士室でもこの順が発見されて、トーンが上がっているという。
81手目に▲4八金と寄った手が3七の地点をカバーしてよく利いている。
畠山七段「さっきまで見えなかった、先手の『方針』が見えてきた気がします」
(棋譜コメントより)
「何を動かしていいかわからん……」とつぶやく控室の奨励会員。
その奨励会員は先手側の駒を動かしている。
(若葉)