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2009年12月

2009年12月30日 (水)

米沢にサンタはいる

  
  
1
 
 
ちょっと古い話。
 
今年もうちにはサンタがやって来た。
本物である。
米沢にはサンタがいるのである。
 
しかし、小学校5年の娘は2年前くらいから疑い始めた。
サンタってパパじゃないの?って。
 
そういう娘に一言管理人。
あのね、サンタはたくさんいないの。
どこの家庭にも来るわけじゃないの。
いい子のところだけね。
 
だから、あなたのお友達でも悪い子のところにはサンタが来ないんで、かわいそうに思った親がプレゼントあげてるの。
悪い友達の言うこと聞いちゃダメだよ。
 
へえ〜、そうなんだ。 
と素直な娘。
 
 
去年も疑った。
あのね、パパ。
サンタはいないってサトミちゃんが言ってたんだけど。
(なに抜かしよんねん、あのアマ!)
そこで、一言。
サンタさんはね、忙しいの。
だから、信じてる子供のところだけに来るの。
プレゼントもらえないひねくれた子供がうらやましくてそんなこと言うんだからね。
 
へえ〜、そうなんだ。
と素直な娘。
 
 
で、今年。
 
特に疑う様子もなし。
(ちょっとおかしい)
クリスマスイブの2週間ほど前。
今年はサンタさんに何もらおうかな〜、と独り言。
早く決めないとサンタさんも忙しくて準備できなくなるぞ、と管理人。
うん、わかった、と素直な娘。
 
イブの1週間前。
そうだ、Wii Fit Plusをもらおうっと。
と娘が管理人の前でポツリ。
すかさず、脳にインプット。
翌日の東京出張の際にヨドバシカメラで購入。
クリスマス用に包装してもらう。
 
イブの二日前。
あっ、やっぱりWii Fit Resortにしよかなあ、とテレビを見ながら独り言。
こらあ、と言いそうになったのをこらえて、
 
あのね、Wii Fit Plusにしなさい。
だれかが、Wii Fit Plusの方が面白いって言ってたから、と管理人。
うん、わかった、と素直な娘。
 
 
嗚呼、
 
 
こいつはサンタを信じているのだろうか。
 
 
 
 
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2009年12月29日 (火)

さよなら、山形 〜その6〜

 
 
きょうもYamagata News Onlineから:
 
 
有機EL照明デザインの入賞作品決まる 最優秀賞の該当はなし
2009年12月25日
 
 
有機エレクトロニクス研究所(米沢市)は、全国から募った有機EL照明デザインの審査結果を25日までに公表した。
 
今回は最優秀賞の該当がなく、優秀賞に規格パネル部門で広部延安さん(京都府)と竹中寛さん(兵庫県)の「コンポジション」、自由デザイン部門で青木和史さん(神奈川県)の「Organic Light」が選ばれた。広部さんらの作品は、マジックミラーのような板を配した四角柱のボックスに発光パネルを段違いに設置し、光が浮かび上がるように演出。青木さんの作品は、自由に曲げられる有機ELパネルの特性を生かし、電球の傘のようなドーナツ状に曲げてシンプルに仕上げている。
 
自由デザイン部門優秀賞の「Organic Light」
 
今回の公募には計253点(規格部門99点、自由部門154点)が寄せられ、デザイナーや照明メーカーの担当者が審査に当たった。
 
デザイン公募は2006年から毎年実施。08年の北海道洞爺湖サミットで発表された有機EL「シャンデリア」など、入賞作品を製品化して有機EL照明のPRにも務めてきた。同研究所は来年度以降、運営体制が縮小される見通しで、デザイン公募は今回で終了する可能性が高い。また、今回の入賞作品は製品化の予定がないという。主な入賞者は次の通り。
  
▽協賛企業特別賞=鶴賢治・横垣内佳幸(大阪府)山中操・前川淳(神奈川県・大阪府)▽奨励賞=宇塚雅(神奈川県)森田和樹(埼玉県)佐藤樹・松下由季(鶴岡市・埼玉県)玉置潤平(埼玉県)▽審査員特別賞=小林進(神奈川県)
 
・・・・・・
 
まずは、受賞者の皆様おめでとうございます。
世界で初めての有機EL照明デザイン公募を初めて早4回目。
1回目と2回目の最優秀賞が洞爺湖サミットで展示されたり、最近では韓国やヨーロッパでも同様のデザインコンペが開催され始めるなど、この公募事業の業界に対する貢献は大きい。
 
しかし、 
 
有機エレクトロニクス研究所が今年度一杯で終了となると、デザイン公募も今回で最後になる可能性がある。
デザイナーの方々から継続の要望の声が所長である管理人には届いているのだけど、県庁には届かない。
  
 
 
参考まで: 
山形県庁 〒990-8570 山形市松波二丁目8-1 
電話:023-630-2211(代表)
担当部署:商工労働観光部工業振興課
総務部秘書広報課広報室 電子メール:[email protected]  
   
 
 
 
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2009年12月28日 (月)

さよなら、山形 〜その5〜

 
  
人騒がせな事業仕分けも現場からの猛反発で見直し。
特にノーベル賞受賞者の先生方のアピールはマスコミにも受けて、早々とスパコン事業は復活した。
結局は事業仕分け自身が、おおざっぱでかつ現場を知らずに行ったもんだからこうなったんだと思う。
  
だとすると山形県、
 
有機エレクトロニクス研究所を廃止し、有機エレクトロニクスバレー構想の予算を大幅に縮減したのはどうなのだということになる。
 
国にとってのノーベル賞受賞者は、県にとっては山形県科学技術賞受賞者。
だとすると、今年の受賞者である管理人の発言をもっと真摯に県庁には受け取って欲しいと思う。
 
それと、県民の声。
  
ブログ読者の方々が県庁に対してメールやら電話やらで抗議してくれている。
たとえば、先週いただいたこのメール。
一県民の方が、山形の将来を心配してくれて、県庁に電話してくれたのだ。
 
担当者の名前を仮名にしてここにご紹介。
 
・・・・・・
 
工業振興課の藤本課長(仮名)に電話しました。
以下のことを藤本課長に質問しました。
 
山形大の基礎研究と米沢の研究所の実用化研究の連携があってこそ成し得る有機エレクトロニクスバレー構想であります。
城戸教授をはじめ関係者が現行案では成功しないと言っているにも関わらず、何故、県はエレ研をつぶす方向で進めようとしているのか?
エレ研をつぶし三菱重工のルミオテックに重点を移すという経緯が極めて不自然ではないか?
 
藤本課長「有機ELは城戸さんが一人でやっている訳ではない。城戸さん以外の関係者の意見を聞いて決めた。」
 
私「はぁ?一番の権威であり中心の城戸教授がうまくいかないと言っているんですよ。何故その他の関係者の意見を重視するのですか?」
 
こんなやりとりが続きました。
私が藤本課長と直接話しして思ったことは、どうも藤本課長は認識不足ではなくて、有機ELの重要性を知っていて、あえて現行案でやっていこうとしていると感じました。
藤本課長も馬鹿ではないので照明ー太陽電池ートランジスタの可能性も知ってると思います。
工業振興課と三菱重工のただならぬ関係を感じました。
何故、工業振興課が三菱重工のルミオテックに重点を移すのかその経緯を県議会などで質問してもらうということはどうでしょうか?
藤原課長に正攻法でいくら要望しても無駄だと思われます。
 
城戸教授のご意見をお聞かせ下さい。 
  
・・・・・・
  
城戸の返事:
まず最初に「城戸さん以外の関係者」ってどこのだれだか聞いてみたい。
関係者は城戸案に賛成なんですけど…。
それに藤本課長が有機ELの重要性をご存じであれば、有機エレ研廃止なんてありえません。
有機太陽電池産業や有機トランジスタ産業の集積の夢も消えてしまうのです。
それと、工業振興課と三菱重工がただならぬ関係であれば、それは犯罪です。
だから、それはないと信じます。
県議会ですけど、質問しても来年度以降も有機ELを積極的に支援する、という回答で終わりです。
意味はありません。
だから、国の事業仕分けのように県レベルでも科学技術賞受賞者が叫び、それをマスコミが積極的に取り上げ、世論として県庁に聞いてもらうしかないのです。
ただし、今のところ積極的に取り上げてくれるのは日経新聞だけですけど…。    
でもまあ、山形県庁や山形県民にその気がなければ、ここを有機エレクトロニクスバレーにするなんて忘れればいいことです。 
沈没するのを待てばいいのです。
 
それにしても気の晴れないまま新年を迎えることになりそうだなあ。 
 
 
 
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2009年12月27日 (日)

さよなら、山形 〜その4〜

 
 
事業仕分けで廃止と判断された山形大学が関係する複数の有機EL関連プロジェクト、
 
復活です。
 
まずは、山形新聞ネット版から:
 
・・・・・・ 
YAMAGATA NEWS ONLINE
  
有機EL採択を評価 政府予算案決定で県
2009年12月27日
 
2010年度政府予算案が閣議決定されたことを受け、県は26日、県に関連する事業の見通しを取りまとめ公表した。行政刷新会議の事業仕分けで「廃止」とされた山形大と県が提案する有機エレクトロニクス国際研究拠点形成事業などが採択された点を評価する一方、子ども手当の創設と公立高校の授業料無償化で地方負担を求めた点などに懸念を示した。
 
県総合政策室が同日、県庁で会見した。県が一定の評価を示したのが有機エレクトロニクス国際研究拠点形成事業、慶応大先端生命科学研究所(鶴岡市)を核にした産学官連携事業など。ともに大枠は廃止となったが、ほかの事業と組み合わせるなど再構築され、継続となった。
 
農業分野で水田の有効活用を促す転作奨励作物として、県が要求していたソバが対象となったことや、国直轄事業の維持管理にかかる負担金が11年度に全廃となる道筋が付いたことも歓迎している。
 
一方、地方負担が増えるとして難色を示したのが子ども手当。廃止の方針を打ち出していた児童手当の制度を残した結果、地方と事業主負担が生じる点を問題視した。また、公立高校の授業料無償化でも一部、地方負担が生じるとして改善を求める。
 
道路関係や港湾整備などは個別の事業費が示されず、今後の情報収集が必要とした。ダム事業では、長井ダム、留山川生活貯水池がともに事業継続とされたが、最上小国川ダムは「検証対象」とされ、本格的な事業化の是非は不透明なままという。
 
そのほか、地方交付税総額が約1兆1000億円の増加となり、本県への地方交付税配分額(09年度約1710億円)の上積みが期待される。税制改正では、たばこ税の税率引き上げに伴い、10月から引き上げられる10年度が6000万円、11年度以降は1億7000万円の県税収入アップにつながると試算している。
 
  
「地方や県民に配慮みられる」―吉村知事
 
吉村美栄子知事は26日、2010年度政府予算案に、地方交付税総額の増額、本県の有機エレクトロニクス国際研究拠点形成事業などが盛り込まれたことについて「地方や県民に対しての配慮がみられ、一定の評価ができる」などとするコメントを発表した。
 
その一方で、地方負担を求めた子ども手当制度を「残念」とし、11年度以降は国が全額負担することを強く要望。また、住民の安全・安心を確保するため必要性を訴えてきた最上小国川ダムが「検証対象」に区分されたことも遺憾とし「今後、詳細な内容を把握し対応する」としている。
 
・・・・・・
 
でも知事、こないだもこのバカブログで書きましたけど、足下の県庁工業振興課では有機エレクトロニクス研究所廃止をちゃくちゃくと進められておるのですよ。
  
ご存じでしょうか。
たぶんご存じじゃないですね。
  
このままだと、山形県に愛想を尽かしてバイバイする人がたくさん出てきそうです。 
 
 
参考まで: 
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2009年12月26日 (土)

龍の戦士

 
 
午後、空手。
 
今年最後の練習ということで、
指導部長は気合い十分。
最近ではアップでアップアップしなくなってた管理人だけど、きょうは一種目で途中棄権。
ニュートンの物理学に逆らうことはできない。
 
けど、7月から習いに行って、かつては気持ち悪くなってたけど、いまは気持ちのいい疲れ。
 
嗚呼、
 
黒帯は近いデ。
 
 
空手と言えば月刊「空手道」。
まあ、管理人のような空手バカ一代人間にとっては教科書なのだ。
 
しかも、今月号の表紙は吉玉師範。
そう、知る人ぞ知るスポ小空手「嵐」の我らが師範。
  
 
1_2
 
 
なぜ、師範が表紙を飾ったかというと、今年のマスターズの組手で5度目の優勝を果たしたのだ。
要するに日本一強い空手家と言うこと。 
 
そんな師範に今年の5月、
7年後にマスターズの決勝で会いましょうと、男と男の約束をして入門した管理人、
今になって思えば、
 
 
 
 
 
6年後でも良かったかも知れない。

(うそです。)
 
まあ、科学者として論理的に考えると、師範はこれから加齢して実力は衰える、それに対して管理人はこれから実力を上げていく、するとどこかで実力が一致する点がやってきて、それがだいたい6年後と計算できたので、7年後には勝てると踏んだのだ。
 
でも、
 
この顔見て。
 
 
1_3
 
 
それと若いときの顔。
 
 
1_4
 
 
ちょっとやばいよね。
 
自衛隊に入隊されてなかったら、ぜったいやばかったと思う。
けど、お顔に似合わず体育の教官としての理論武装はすごくて、練習が極めて効果的にプログラムされている。
 
いやあ、人を見かけで判断してはならないのだ。
 
 
で、今月号の良かったところは、師範の技が披露されているところ。
これらの連続写真をじっくり見てわかった。
 
 
1_5
 
 
見切った。
弱点がわかった。
  
なるほど、なるほど、師範はこう攻めると、こう来るのね。
と、管理人との差が一気に縮まったのだ。
 
あと決戦にそなえてなすべきこととしては、
 
1.あと10キロやせる。
2.スクワットジャンプでへばらない。
3.横蹴りができるようになる。
4.回し蹴りができるようになる。
5.平安二段ができるようになる。
6.平安三段もできるようになる。
7.師範の顔でびびらない。
8.イイノ先輩に勝つ。
9.大武指導部長をやっつける。
 
 
龍の戦士と呼ばれる管理人にとってはたやすいことだと思うんだけど、そうは思わないかい読者の皆さん。
 
 
 
 
 
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2009年12月25日 (金)

桜咲く

 
 
きょうは今年最後の国内出張で東京へ。
家を出る前にモバイルSuicaで切符を買ってから駅へ。
少々早く着いたので待合室へ行ったら、そこには桜が咲いていた。
 
啓翁桜
 
いやあ、きょうは何かいい知らせでも来るのかとちょっと期待。
 
 
1
 
  
昼前に東京駅着。
新調した眼鏡をピックアップしてから都内某所にある某学会に向かった。
任務はヒ・ミ・ツ。
 
懇親会で企業の技術のトップの方々と意見交換。
そこで一致した意見がこれ。
 
既存の産業は衰退する。
しかも人口が減る。
新産業を生み出すしかない。
 
ということで、山形の有機エレクトロニクス産業創出プロジェクトのようなチャレンジングなプロジェクトを数多く走らさなければならない。
 
子供手当より、
高校授業料タダより、
高速道路タダより、
 
新産業なのだ。
 
科学技術の重要性を国民はわかってるんだろうか。
なんてブツブツ言いながらiPhoneをチェックするとマスコミ関係者からメールが入っていて、廃止となっていた産学連携関係の予算が復活した、との一報。
コメントを求められたので、こう答えた。 
 
・・・・・・ 
まだ大学からもJSTからも正式な連絡がなく気をもんでおります。
山形大関連のプロジェクトは複数あり、それらがすべて当初どおり100%で復活したのかどうか、それが重要です。
復活しても1割減とか、削減されると結局は固定費を削れない分、研究費が大幅削減となってしまいます。
ですから復活したとしても具体的に予算がいくらなのかを知りたいところです。
 
また、満額復活したとしても山形県の態度がはっきりしないうちは、手放しでは喜べません。
基礎研究を行う大学の有機エレクトロニクスセンターと、実用化研究を行う県の有機エレクトロニクス研究所は両輪ですから片一方が復活しただけでは、大きな成果は望めません。
 
噂では県はかたくなに有機エレ研の閉鎖、大型成膜装置以外の装置の売却を考えているようです。
マスコミが動かないと県はぴくりとも動かないでしょう。
責任重大ですよ。
・・・・・・ 
 
  
啓翁桜は満開でも、有機の桜はまだ咲かない。
 
 
 
 
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2009年12月24日 (木)

ケーキの誓い

  
  
朝から高校生12人が研究室にやってきた。
今や恒例になった「サイエンスキャンプ」。
 
JSTの補助金事業で、過去5年連続で実施していて今年で6回目。
サイエンスキャンプ第1期生の橋本は山形大に来て、来春卒業して小日本印刷(仮名)に勤める。
 
今回も生きのいい高校生が全国からやってきて、わいわいがやがや。
中にはこのバカブログの読者がいたし、中学の時に管理人の講演を聴いた生徒もいたし、とにかく有機ELマニアが勢揃いした。
  
 
(写真)白衣を着ていっちょ前に真空蒸着装置をいじくる高校生たち。
13000
 
1900
 
 
今回は政府広報番組の取材もあって、一日中、高校生たちを撮ってもらった。
管理人も個別インタビューがあって、質問に答えた。
 
その中でも、最後にサイエンスキャンプを実施するのはなぜですか、の質問に対するコメントがこれ。
 
教育にはいろんなアプローチがあると思います。
自分自身の人生を振り返ると、節目節目で人との出会いがありました。
きっかけになった出来事がありました。
だから、教育者としての自分を考えた場合、授業や講義なんていうのは、はっきり言って学生が自主的に教科書を読めばいいと思ってます。
真の教育というのは、きっかけ、を与えることだと思うのです。   
ですから、サイエンスキャンプで何を学んで欲しいかというと、もちろん科学のおもしろさを実感して欲しいというのはあります。けど、サイエンスキャンプに来る高校生は、すでに科学好きなんです。
だから、その必要はありません。
ここで、持ち帰って欲しいのは、全国から参加した同士と交流を深め、将来にわたってお互い刺激し合い、協力し合ってこの国の科学技術に貢献して欲しいのです。
そして、20年ごとか30年後の科学技術分野でのトップクラスがサイエンスキャンプ経験者であって、そのうちの何割かが山形のサイエンスキャンプ出身者であってほしいと思います。
それが、教育者としての夢であり目標でもあります。
 
自分の発言ながら、20年この業界にいて立派な教育者になったなあ、と思った。
 
6時過ぎから始まったアルコール抜きの食事会でのクリスマスケーキを二つ差し入れしたら、みんな喜んでくれた。
 
これからも教育者として頑張るぞ、とケーキに誓った。
 
 
(写真)城戸研御用達の「シャトレー」のケーキです。
1_2
 
 
(写真)調子に乗ってしゃべりまくるハシモト。 
1

 
8時前に食事会が終わったので、その足で向かったのが「旬采こんどう」で開かれている「カンノウパーティ」。
ちょっと遅れて顔を出すと、みなさんできあがっててなんだか異常な雰囲気。
よく見ると変装している。
 
たとえば、こんな感じ。
  
 
(写真)あの〜。
11
 
 
(写真)クイズ、このオヤジは誰でしょう。
12
  
 
(写真)クイズ、このオヤジは誰でしょう。
13
 
 
(写真)クイズ、このオヤジは誰でしょう。
14
 
 
(写真)毎度おなじみのモーホー二人。実は二人とも偽装結婚。 
15
 
 
さっきまで清流の鮎のような純真な高校生といたのに、たった10分でこの汚れた世界。 
 
嗚呼、
 
高校生には見せられない。
 
 
でも、ちょっとだけだけど、心が温かくなった瞬間がこれ。
  
 
(写真)ケーキ入刀!
1_3
 
 
(写真)第2の人生の始まりは共同作業から。ケーキの誓い。
1_4
 
 
何を隠そう、この二枚の写真。
スクープなのです。
  
お二人さん、お幸せに!
 
  
 
最後に参加者の中でも女性だけをニックネームでご紹介。
 
1.東北パイオニアのアンジェラ・アキ(妊娠5ヶ月でエアロバイクやるか)
2.山大の松坂慶子(あと5キロ)
3.オハラ(大食いじゃないけど)
4.まことちゃんのミカねえちゃん(性格そっくり)
5.子リスちゃん(ホッペがね)
6.将軍様(ノーコメント)
7.小林麻央(似てるよね〜)
 
 
というメンバーで約2時間、
 
 
 
笑った。
 
 
 
 
 
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2009年12月23日 (水)

宴会



師走ということで、走り回っている管理人。
しかも夜は宴会とか打ち合わせで毎夜毎夜アルコール漬け。
昨夜は大好きな「いろり」で焼き肉をたらふくいただいた。
焼き肉には白いご飯と言うことで、こちらもダイエットを忘れて山盛り。
  
嗚呼、
 
このままじゃあ、太ってしまうじゃないかあ、と後悔しつつ、きょうの午前中はジャンプスポーツクラブへ汗を流しに出かけた。
 
指定されたマシンを使ったメニュをこなしたらとても久しぶりなのでちょっとヘロヘロになった。
プールに行こうと部屋を出ようとしたら、「こんにちは」と声をかけられたので振り向くと若い女性がエアロバイクの上からニコリとした。
 
髪がながくて眼鏡をかけておられる美人で一瞬アンジェラ・アキさんかと思ったけど、こんな田舎のスポーツクラブにアキさんがいるわけがないよなあ、いたとしてもあき竹城だろう、なんて思っていたら「スギモトです」とおっしゃたので、なんだあ、あのスギモトさんかあ、と思い出した。
明日の夜には「カンノウパーティ」でご一緒させていただくのだ。
 
 
1


実はきょうも「旬采こんどう」で飲み会。上の写真。
メンバーの中にヨコヤマさんという美大卒のうら若き女性がおられて、じゃあ、実力のほどを見せてもらいましょう、と紙とペンを渡すとすらすらとこのとおり。
 

1_2


たまたまお店にいた女の子もこのとおり。
 
 
1_3
 
 
管理人の描くオバQと勝負できるうまさだ。
バイトでホームページ作成請負業でもされたらどうですか、と勧めた。 
 
身の回りにはいろんな女性がおられるのだ。
 
 
 
 
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2009年12月21日 (月)

魔法の手、again

 
 
一昨日のこと。
午前に予約を入れておいた関町治療院へ。
ここは「King of 整体」と管理人が呼ぶ極めつけの治療院なのだ。
 
左手が上がらない病も、行くたびにより上がるようになって今やほぼ完治。
なので、もう一つの難病である座骨神経痛を一昨日は集中的に治療してくれた。
 
それが、それが、治療が今までで一番の痛み。
そうなんです。
ここはよく効くかわりに、 
 
痛いの。
 
座骨神経が通っている股関節を、
  
グリグリ、
 
グリグリ、
 
グリグリ、
 
あのー、足先がピクピクもだえてるんですけど…。
アン、アン、アン、なんて変な声を出しそうになってるんですけど…。
 
そんなことお構いなしに、
 
グリグリ、
 
グリグリ、
 
グリグリ、
 
産卵中のウミガメのような目になりながら、 
 
耐えた。
 
そのおかげで、昨日のスキーも全然座骨神経痛まず。
きょうも今まで少ししびれの残っていた右足も、全然痛まず。
右側のおしりのホッペの奥がキューンと痛む、いやらしい痛みもゼロ。
効果2万パーセント。
しかも施術料が2時間でたったの5000円。
 
やっぱ、ここはすごいワ。
 
次回の予約は2月中旬。
そこまで予約で一杯なのが唯一の欠点なんだなあ。 
 
 
関町治療院
〒992-1472 山形県米沢市大字関106
要予約:電話 0238-38-3880
 
 
 
 
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2009年12月20日 (日)

初スキー

 
 
出張続きの先週。
息抜きに出かけたのがクルマで自宅から1時間15分の蔵王。
 
土曜からいきつけのペンション「ノエル」に泊まり、きょうの午前中はスキー。
ノエルのご主人が言ってたんだけど、今年は異常な降雪。
この2〜3日、大雪で一気に冬化粧の平野部だけど、その反対に山に雪は少ない。
というか、山に降る雪が乾燥した雪で風で飛ばされる。
こんな雪は1〜2月頃の冬真っ盛りの雪だと言うこと。
今の時期は比較的湿雪で、それが根雪になり雪が積もるらしい。
だから、平野部に雪がどかどか降って、スキー場に雪がないというおかしな状況にあるのだ。
 
ということで、ゲレンデの整備が整っているペンションから少し降りた猿倉スキー場で足慣らしをした。
実は、スキーブーツとスキーを新調。
これらもノエルがスキーショップも兼ねていて、相談に乗ってくれて自分にあったセットを買ったのだ。
 
 
(写真)サロモンの板はアトミックのOEM。ノルディカは幅とか堅さとかバリエーションが多くて誰でもフィット。
1
 
 
(写真)もち、競技用。
1_3
 
 
今シーズン初スキーだし、板も新しいし、ブーツはしびれるんじゃないかとちょっぴり心配したけど、これがこれがオーダーメイドのようにピッタシだし、板の切れ具合もお好み。
昨夜、ノエルのご主人にブーツもチューンナップしてもらったのが良かったのかも知れない。
  
嗚呼、
 
ネットで買わなくて良かった。
短いリフトを3本すべったらすでに去年の感覚に戻った。
 
今年も行くぞ、スキー。
 
 
 
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2009年12月18日 (金)

新幹線の人

 
 
昨夜は山形大学工学部の早稲田OB会である稲門会の集まりが「旬采こんどう」で開かれた。
平成元年に米沢に来たときには、確か3人か4人だったけど、今や12人。
 
いやあ、一大派閥やで。
 
話題はここでも事業仕分け。
1.地域卓越研究者集積プロジェクト
2.テニュアトラックプログラム
3.それに、ヒアリングが終わったばかりで採択か不採択かまだわからないS-イノベ
 
いやあ、三つも引っかかって、大打撃やで。
  
なんて言いながらも、なんとかなるんだなあ、と楽観的なみんなは「飯豊山」とか絶品の山形のお酒を楽しんだ。
 
 
明けたきょう。
7:42発のツバサに乗るべく朝早く目を覚ましたら昨夜から降り続いた雪がけっこう積もっていて、除雪車まで出ていた。
うちのホンダの除雪機はまだ準備が整ってなかったので、とりあえずはママさんダンプでカーポートの前の路上の雪をどかした。
 
いやあ、この冬はこういう日が何日あるんだろうなあ、なんて思いながらも米沢市の雪対策の完璧さには驚きつつ感謝した。
特にこの住宅地は、市の公社が開発したので、除雪がとても早く来てくれて助かる。
他の場所では昼から来るなんてあるらしい。
 
いやあ、有り難い有り難い。
これから家を建てる人にはぜひともお勧めしたい。
   
駅に10分前について、名古屋までの切符を買ってホームで待っていると、アラブ系の顔をした中年男性が近づいてきたのでテロリストかと思ったら市役所のビン・ラディンこと白木産業部長だった。
来年度以降の有機エレクトロニクスバレー構想について、ここでは書けないようなことを小声でボソボソ言った。
  
いやあ、米沢市はとても積極的で好感が持てるんだわ。
しかも、市議会議員さんたちも熱くて、町のことを真剣に考えてる人たちが多いし。
 
 
で、昼に到着した名古屋では名古屋大学で開催された有機EL研究会に出席して、運営委員長として挨拶し、前半の講演を聴いて頭を活性化して、中部産業・地域活性化センターに立ち寄って中部地方の活性化について議論させていただいてから帰ってきた。
  
 
いやあ、今週は新幹線によく乗ったなあ。
 
 
 
 
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2009年12月17日 (木)

来客

 
 
1
 
 
きょうは出張なく、米沢での一日。
 
まず、8:30。
企業との打ち合わせ、その1。
 
次に、10:00。
知り合いが新規なお客さまをお連れした。
 
お昼は、一緒に「粉屋小太郎」でお蕎麦。
管理人は、ダイエット中なので、ザル蕎麦。 
 
午後2時には、外国からの20数名の団体様の見学会。
大学で有機エレクトロニクスの状況、山形の取り組みをお話しして、山形大学が世界に誇る研究施設を見ていただいた。
 
その後、山形県が世界に誇る研究施設である有機エレクトロニクス研究所をご案内。
研究設備のみならず、その研究成果に目を丸くしておられた。 
 
嗚呼、
 
山形県庁の担当職員さんに見せたい。
これを無くそうとしておられるんだから。
 
もちろん、伝国の杜で有機ELブースをご見学。
この規模の展示は世界中どこを探しても、ここにしかない。
これも有機エレクトロニクス研究所があったからこそできたこと。
 
嗚呼、
 
この人たちの感動を、ぜひとも山形県庁の職員さんたちに爪の垢程度でも共有して欲しかった。
  
実は久しぶりの伝国の杜だったんだけど、その時の様子が冒頭の写真。
あれだけいた観光客が、 
  
い・な・い…
 
天地人が終わったとたんこれですか、
と、少々驚き、愕然とし、来年以降の米沢を想像できた。
 
嗚呼、
 
やっぱり、ここには有機ELしか、ないんだわ。
この現実を山形県庁の担当職員さんに見て欲しかった。
 
県議会の様子はカッペーちゃんのブログから↓
http://blogs.yahoo.co.jp/jboy1103/
 
  
  
ご意見はこちらまで:
山形県庁 〒990-8570 山形市松波二丁目8-1 
電話:023-630-2211(代表)
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2009年12月16日 (水)

支援

 
 
きょうも東京。
講習会。
9:41と比較的遅めのツバサに乗るので朝食の干しぶどうおよびスライスアーモンドをトッピングしたシリアルを食べた後に、最近手に入れたauのiidaG9というデザイン携帯からモバイルSuica特急券を購入してみた。
 
いつだったか、東京駅で大学事務のエリちゃんが携帯を操作してカッコよく特急券を購入しているのを見て、なやなかやるなあキャリアウーマン、この〜この〜、と思っていたので自分でもいつかやってみたかったのだ。
 
モバイルSuicaはビジネスマンの必需品で、JRや地下鉄の切符代わりになるので欠かせないんだけど、なにせ新幹線のモバイルSuica特急券は初体験なので余裕のあるときにやってみようと思っていた。
やってみると簡単だったのね、これが。
ただ、受け取り操作をした後に、どうやって確認していいのかわからずに、どこの座席が購入できたかもわからなかったので、とりあえず駅に早めに行って改札で駅員さんに聞いて教えてもらった。
 
これで、もう紙の切符はいらん。
 
 
で、話はきのうに戻るけど、米沢駅の待合室で電車を待ってたら、NHKテレビで函館の産官学連携が事業仕分けで廃止と判断されたと関係者が憤慨していた。
北海道大がダシの取れない使えないガゴメ昆布という海草から粘りけ成分を抽出し、添加物とした様々な食品の開発を地元企業とおこない商品化して、地域の活性化をしているのだ。年間3億円x5年の予算が付いたので40名の研究者を雇い、これから行くぞっ、て時の廃止らしい。
 
嗚呼、
 
仕分け人さんたちよ。
民主党の皆さん。
日本全国で敵を作ってますよ。
 
そんな報道を米沢駅で見て、約3時間後。 
横浜駅を出たところで初老の男性に声をかけられた。
 
男性「城戸先生ですか?」 
城戸「はいそうです。」
男性「やっぱりそうでしたか。お目にかかったことはないのですが、お写真で拝見してました。実は、私は山大工学部出身で、米沢工業会の会員です。これから、その集まりに出席するんです。事業仕分けの件ですが、とても大きな影響があると聞き、みんなで意見書を送りました。応援してるので、がんばってください。」
城戸「それはそれは、ありがとうございます。精一杯頑張りますので、これからもご支援お願いします。」
 
とても有り難い。
 
 
なにをかくそう、管理人、人の顔が覚えられない。
きっと、100億個を越える脳細胞の中でも人面認識細胞が生まれもって欠落しているか、高校の時のサッカー部でヘディングをしすぎてその部分の損傷を受けたか、会う人が多すぎてもともと人の顔を覚える気がないのか、まあ、なんらかの理由があるとは思うけど、最低5回会わないと顔と名前が一致しない。
だから、駅やお店で面識のある方に人に声をかけられても、名前と所属を名乗っていただかないと脳が確認できないのだ。
 
とにかく、初めてお目にかかった人から、しかも地元以外でこのような熱烈なご支援のお言葉をいただくと単純にうれしい。
  
 
そんなことがあった昨日。
きょうも出かける前に、支度をしながら家内が観ていたテレビをぼんやり聞いていると事業仕分けのことを報道していた。
民放はキャスターやディレクターの思い入れの強い偏った報道なので時には気分が悪くなり、不愉快な思いがするのであまり見る気はしないんだけど、事業仕分けと聞いて腰を落ち着けて観てしまった。
 
まず、腹が立ったことその1。
仕分け人の一人である元大学教授。
スパコン問題について触れ、こんな大事になるとは思わなかった。きちんと仕分けたつもりなのに、ここだけクローズアップされるのは遺憾。のようなコメント。
 
おいおい、函館を見てくださいよ。
米沢を見てくださいよ。
きちんと仕分けてこの有様ですか。
ざくっと仕分けるからこうなったんでしょ。
いいよなあ、「元」大学教授って。現役を退いた人は、好きなことが言えて。
 
その2。
コメンテーター氏が、事業自身の無駄と独立行政法人の無駄の2種類があるなんて言ってたんだけど、確かに天下り先団体の無駄はある。
 
管理人自身もかつて国プロジェクトをリーダーとして実施した。
省庁の外郭団体が管理したんだけど、そこからさらに再委託されたのが天下り先の外郭団体。さらにさらに天下りのいる国の研究機関へ研究費がまわり、残りの分がようやく大学や民間企業などの実施先へ研究費がまわった。
 
嗚呼、
 
こうなってるのね。
だから、ただでさえ少ない国の研究開発予算がさらに少なくなって成果がでないのね。
と、ガッカリしたのを覚えている。
 
だから、仕分けるにはまず現場をしっかり理解して、研究費を縮減するのではなく、事業の内容を細かく仕分けしなければ意味がないし、それこそ間違えると科学技術立国を支える研究開発がストップしてしまうのだ。
  
それから、文部科学省のJSTや経済産業省のNEDOなどの独立行政法人に関して少々弁護させていただくと、これらの独法がないとプロジェクトは実施できない。
管理団体は必ず必要なのである。
 
というのも、文科省や経産省プロジェクトの数多い国家プロジェクトや補助金制度、これらを各省庁が直接ハンドリングしようとすると、職員の数を大幅に増員しないといけない。すなわち、国家公務員の定員増に結びつく。
それでもいいのですか?国民の皆様、と聞きたい。
  
だから、外郭団体であるJSTやNEDOなどの独立行政法人で、しかも企業からの出向者など現場がわかる人たちとプロジェクトの管理運営をするのが最も効率がいいのである。
だから、JSTは不可欠だし、NEDOも必要。
仕分けの対象にすべきは、その外郭団体の天下り先への事業の委託なのである。
それを監視することにより、無駄は省けるのだから。
 
そういう意味で今回の事業仕分けは、国民の多くは官僚が公開処刑されて溜飲を下げ喜んだかも知れないけど、現場ではてんやわんやになってこの国の将来すら危機にさらしている。
  
 
 
そんなワケで、いまだに事業仕分けを引きずっている管理人。
実は、国レベルでの事業仕分けだけじゃなくて、山形県ローカルの事業仕分けもここのところ熱を帯びてきた。
 
というのも、これも昨日のこと。
県内有機EL関連企業の社長さんからの報告があって、県庁の有機EL担当の職員が会社に来て来年度以降のことについて話したという。
  
その内容を聞いて管理人。
   
呆然、
 
唖然、
 
もうちょっとでオシッコちびりそうになった。
 
その内容じゃあ、ほんとに有機エレクトロニクスバレー構想は終わりですね。
先週、あれだけ強く管理人が要望、切望したにもかかわらず、まだそんなこと言ってるのかと、この人たちの理解力のなさには絶望した。
 
知事は国の事業仕分けに怒っておられるけど、足下では部下が山形事業仕分けで大幅にバレー構想の予算を縮減したばかりじゃなく、その実施方法まで2万%間違っているということにお気づきじゃない。
 
この内容で議会に提案されるとなると、それを知事が認めたことになり、それは知事を選んだ県民が認めたと言うことになり、それを議会が承認するとなると、それは県議を選んだ県民が承認したと言うことになる。
  
結局、県民の責任だよ。
 
だから、有機エレクトロニクスバレー構想をいままでどおり城戸の意向に沿って実施してこれまでどおり成果を出し続けなさい、という県民の方にはぜひともご支援をいただきたいのである。
 
今の段階では県庁某職員ご提案の実施方法はここではあかせませんが、とりあえず城戸の話をもっと聞きなさいと言う県庁に対するご支援の投書、電話、ファックス、メール、その他もろもろの要望は効果大かと思います。
 
よろしくお願いします。
  
    
参考まで: 
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2009年12月15日 (火)

標準

 
  
きょうも東京出張のために早起きした。
外に出たら雪が10センチほど積もっていてちょっと寒い。
でも、ツバサの中から見る雪景色はとても綺麗で、ああ、冬が到来したんだなあと季節の変わり目を実感。
スキー場では雪がないそうだけど、平野部では標準的なところか。
  
   
1
 
  
きょうの仕事はまず横浜。
昼食は金澤園という昔は海軍の将校さんが宴会を開いていたとか、与謝野晶子が唄を詠んだ、とかの由緒正しい料亭に行った。 
米沢で言うと上杉伯爵亭のようなところか。
伯爵亭の方が立派だけどね。
 
 
1_2
 
 
仕事と言えば関東経済産業局が支援するプロジェクトの委員会に出席。
研究成果も順調に出ていて、こういうプロジェクトのアドバイザーは楽である。
こういうプロジェクトは標準ではないのだ。
進捗が順調で聞いていて眠たくなってしまった。
いかん、いかん。 
 
 
夕方に霞ヶ関に移動。
 
某経済産業省で講演会かつディスカッション。
有機EL技術と標準化について。
この業界の現状と課題について1時間ほどしゃべりまくる。
10名ほどの経済省の精鋭相手に自分の考えを遠慮なくぶつけた。
 
精鋭の中には小雪さん以外に茶髪の男性がいて、一見、友人のM菱化学のササキのようで、路上ですれ違うとぜったいに経済省のお役人には見られないタイプで、以前も、経済省の他の部署での講演会の時に、お一人派手なネクタイで目立っていた人がおられ、その人は文科省からの出向の人だったので、経済省のササキさんもひょっとして文科省からの出向なのですかと訪ねそうになったけど、そんな失礼なことを言ってはいけないと思い聞かなかった。
  
この方は標準じゃあないのだ。
 
議論が白熱し、もうちょっとで最終に乗り遅れるところだった。
なかなかおもしろいところだなあ、経済産業省。 
 
 
 
 
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2009年12月14日 (月)

初雪

 
 
きょうは東京出張で9:40のツバサに乗った。
車中、配布する資料をホッチキス止めしながらプレゼンの準備。
そう、きょうは申請した国プロジェクトのヒアリングなのだ。
  
東京駅から会場まで約30分。
会場について待つこと10分。
 
ヒアリング会場に通されると約10名の審査員の方々。
中にはよく存じ上げる顔もチラホラと。
 
15分のプレゼンは120点のでき。
質疑応答も完璧。
自分で言うのも何だけど、このテーマでこの内容を提案できる研究チームはこの国にはない。
なんて自身は満々だけど、結果はふたを開けるまではわからないからなあ。
 
けど、もし我々の提案が採択されないようなら、「さよなら、山形」どころか、「さよなら、日本」やで。
なんて思いつつ丸の内で企業の方と食事しながら打ち合わせをして焼酎を3杯ほどいただいてごきげんで帰ってきた。
 
 
米沢に着くとチラホラと白いものが降っていて、ああ、冬なんだなあとちょっぴり感傷的になった。    
  
 
 
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2009年12月13日 (日)

さよなら、山形 〜その3〜

 
 
約7年前に有機エレクトロニクスバレー構想を私に託された高橋和雄元山形県知事。
著書を紹介したい。
 
題名は、
 
「自治の未来をめざして」 自伝的回想/山形県政12年
発行所 株式会社南北社
定価が書かれていないため、たぶん自費出版。
   
   
第七章 産業と福祉
  
有機ELー新たな産業集積
 
山形県の産業は、受注依存型、加工組立型の業種が多く景気変動の影響を受けやすい体質と言える。同時に、労働集約型の産業が多いだけに、アジア諸国の低廉な労働力との競争力もなく、企業は次々と海外移転を進めている現状にある。これは県内に働く人々にとつて、生活に関わる重大な問題である。人間は健康で働き、生活できることが最低の条件である。産業の空洞化は日本全体の課題であった。
 
私が知事になって策定した「山形県総合発展計画」と並行して、平成七年度に「山形県長期産業ビジョン」がスタートし、イノベーションランド山形の形成を基本目標とした。
県内各産業のイノベーション(技術革新)は急務であったが、このビジョンの大きな柱に、「活力ある産業を創造する産業基盤の整備」「付加価値を創造する研究開発機能の強化」がある。
 
そんななかで、山形自動車道や山形新幹線の延伸工事など高速交通網の整備の進行や工業団地の拡充、積極的な企業誘致運動などによって県内の企業立地は平成九年(1997)、平成十年(1998)と二年続けて全国一となった。しかし、これは他力をあてにするもので、必ずしも山形の産業のイノベーションになっているとは言えない。
 
自治体の実力は地域の生産力にある。しかし、工場の海外移転などで、県税は平成十四年度に一千億円を下回り、平成十五年度には九百億円を少し超える程度まで落ち込んだ。
自ら企業を育てないと県の力が落ちてゆくという危機があった。
 
そのなかで、将来とも目玉になるであろうと考えられたのが次世代ディスプレイの主力となる有機EL(エレクトロルミネッセンス)だった。この分野では世界的権威である城戸淳二教授が山形大学工学部にいる。
 
有機ELとは、ガラスやプラスチックの表面に有機発光物を蒸着きせ、電気を通すことで有機物をさまざまな色に光らせる技術で、すでに、携帯電話や携帯オーディオプレーヤーのディスプレイとして使われている。
 
城戸教授は平成五年(一九九三)に、有機ELの白色光はありえないという常識を覆し白色発光を発見した。世界的な反響を呼んだこの発見はノーベル賞級と言われ、液晶のようにバックライトを必要とせず、斜めからの視認性に優れ、消費電力の極めて少ない超薄型、軽量のモニターを可能にすると考えられていた。また、照明器具としては、フィルム状にすればどのような形状も可能で、究極の面光源として照明革命を起こすことができると期待きれている。
 
私は国際的に研究をリードする城戸教授を核に「山形有機エレクトロニクスバレー構想」を実現しようと話し合った。天童市には有機ELを世界で初めて量産化に成功した東北パイオニアがあり、この優位性を存分に生かせるのではないかと思った。
 
県はこの構想に平成十五年度から平成二十一年度までの七年間で四十三億円を投資することにし、城戸教授を所長に有機エレクトロニクス研究所を平成十五年(2003)十一月十日、米沢市の八幡原中核工業団地にオープンした。
 
共同研究に二十社の企業の参加があり、そのうち県内企業は三分の一程度だったが、精密機械加工、組み立てなど技術力の高い企業が参加している。このような産業振興に直結する研究に県が多額の資金を出すのは、この研究が産・学・官の要となり将来の県産業の大きな柱となることを期待してのことである。
 
私はこのエリアが、基礎研究、基礎技術、部材、量産・組み立て工場が一カ所に集まる世界に冠たる有機ELバレーに発展することを、心から願っている。
 
研究所を設立して既に数年が経過している。事業というものは一朝一夕に成功することは稀である。多くの大事業の成功は悪戦苦闘を乗り越えてなし得るものである。その基本となるのは、県民の一層の飛躍を期しての「なせば成る」の精神であると思う。
 
・・・・・・
 
当時の高橋知事の気持ちがよくわかる文章である。
 
今、経済はさらに悪化し、県の税収もさらに下がり続け、このままでは限界集落があちこちに発生し、やがては山形県自体が限界集落と化すだろう。
  
だけど、先週の金曜日。
あの新聞発表以来、初めて県庁から担当の方々が来られた。
その説明を聞いて、唖然、呆然、そして怒り。
 
現場が理解できてない県庁提案のやり方でバレー構想を続けられるのなら、成果はでません。
絶対に失敗します。
200%失敗します。
それを手伝え、と言われても無理です。
沈む泥船には乗れません。
 
と言った。 
 
 
高橋知事の熱き思いはどこへ行ったんだろう。
あまりにも志が低いのだよ。 
 
 
 
 
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2009年12月11日 (金)

ウーマン・オブ・ザ・イヤー

 
きょうもちょっと古いネタですまない。
 
まずは、Yamagata News Onlineから:
 
・・・・・
 
吉村知事がウーマン・オブ・ザ・イヤー受賞
 
2009.12.4
 
吉村美栄子知事(58)が、女性誌「日経WOMAN」が各界で活躍した働く女性に贈る「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2010」(キャリアクリエイト部門)を受賞し、東京の六本木ヒルズで4日行われた式典で表彰を受けた。
  
吉村知事は夫の死をきっかけに専業主婦から教育相談員として仕事を再開し、行政書士、県教育委員などを経て東北初の女性知事に就任したことが、「女性のキャリア形成のモデルを提示した」と評価された。
 
式典で知事は「知事になれたのは県民のおかげ。県民に心から感謝し、受賞を一緒に喜びたい」とスピーチ。「食べ物や酒がおいしく、温泉がたくさんわいている山形に来てください」と本県のPRで締めくくった。
 
「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」は同誌を発行する日経BP社が主催。今年は11回目で、キャリアクリエイト、リーダー、ヒットメーカーの各部門で計16人が受賞。大賞には、埼玉県川越市や滋賀県長浜市の商店街再生を手掛けた都市計画プランナーの西郷真理子さん(58)が選ばれた。
 
・・・・・
 
ということで、我らが吉村山形県知事がウーマン・オブ・ザ・イヤーに選ばれた。
 
おめでとうございます、知事!
 
大賞は商店街活性を手掛けられた方が受賞されたと言うことで、知事には山形県を再生いただき、ぜひとも次は知事としての実績で大賞に選ばれるよう願っております。
 
どうすれば山形県が活性できるかという方法は、県庁内の優秀な部下の方々より、現場で汗を流している我々に相談いただければ、いくらでも即効性かつ効果的かつ目からウロコの方法を伝授させていただきます。
 
ますますのご活躍を。
 
 
 
 
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2009年12月10日 (木)

ブログの力?

 
 
少し前のNIKKEI NET
 
・・・・・・
  
成田空港、駅改札検問の廃止検討

2009.11.30
 
成田国際空港会社(千葉県成田市)が駅改札付近で行っている空港反対闘争の過激派対策の検問を廃止する方向で検討を進めていることが29日、わかった。空港関係者が明らかにした。車両検問は継続する方針だが、駅の検問が廃止されれば1978年の開港以来初の警備体制の本格的な見直しとなり、過激派闘争の舞台となってきた同空港にとって転換点となる。
 
成田空港では搭乗の際、ハイジャック防止のため行う荷物検査とは別に、電車や車を利用して空港敷地内に入る客に対し、身分証明書確認や荷物検査などを行ってきた。過激派による空港ターミナル内でのテロを防ぐためで、千葉県警の警察官もJRと京成線の空港駅にそれぞれ設置された検問所に常駐している。
 
・・・・・・
 
このバカブログの読者のみなさんならご存じの通り、先日のボストン出張の際に前回指摘した成田空港の手荷物検査が改善されていた。
そして、この度、やっと駅改札の検問もなくなろうとしている。
 
これもひとえに、このバカブログでさんざん言い続けたからである(???)。
だから、たかがブログとバカにしちゃあいけない、世界を変えることができるかも知れないのだからね。
 
しかし、この成田空港の素直な改革にはとても好感が持てるなあ。
だれか、あの組織を改革してくれないか。
 
 
 
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2009年12月 9日 (水)

名古屋のLEDタウン


 
久しぶりの名古屋出張である。
 
某ハウスメーカーにて次世代照明について議論させていただき、工場でプレハブ住宅のユニットが組み立てられるところを拝見した。
関連自動車メーカーのジャストインタイムの流れ作業のようで、品質等にもばらつきなく、低コストで住宅も建てられるのだ。
すごいなあ。
 
夕方、暗くなってからこのハウスメーカーの分譲住宅地「あざぶの丘」へ。
実は、ここは日本で唯一のLEDタウンで、街灯とか街中の灯りという灯りがLEDでできている。
もちろん、単にLEDを使っているだけじゃなくて、デザイン性の優れた照明器具を開発し、しかも町並みも計算され尽くされていて、とてもセクシーで美しい。
米沢からここに引っ越せることなら引っ越したいと思った。
なにせ、米沢の土地開発公社の分譲地なんて、単に田んぼをつぶして土地を造成しただけで景観とか住みやすさなんて一切考慮されてないからね。
 
夕刻に小さな暖かいお店へ。
外には「洋風茶屋 ぼんぼり」と書いてあるんだけど、和食が中心で、ちょびっとフレンチなのかイタリアンなのかのテーストが少々。
 
ここは早稲田OBのたまり場らしくて、ちょうど稲門会副会長の名古屋女子大の教授の先生がおられて、おいしい焼酎を一杯ご馳走していただいた。
  
楽しいひとときだった。 
 
 
 
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2009年12月 8日 (火)

マスコミ注目

 
 
まずは、昨夜のこと。
 
有機エレクトロニクス研究所の忘年会。
県庁発表によると、この組織は来年度はない。
ということは、研究所としての最後の忘年会なのだ。
 
 
(写真)「とり勝」でのすきやき。米沢でのコストパフォーマンスNo.1。
1
 
 
まず、所長の挨拶。
今年はいいニュースで始まり、悪いニュースで終わりました。
特にヤマガタ暗いです。
けど、有機エレクトロニクスの未来は明るいです。
来年は皆さんにとってもぜひ明るいことを願って、乾杯したいと思います。
  
これまで頑張ってくれた研究者、技術者たち。
最後の最後まで研究所で研究開発に携わりたいと願い残ってくれた仲間。
  
嗚呼、
 
所長冥利に尽きる。
 
有り難う、みんな。
 
 
(写真)地元企業からの共同研究員さんも頑張ってくれました。
1_2
 
 
一夜明けたきょう、
実は昨日も山形放送の取材があって、夕方のニュースに出演した管理人。
きょうも、昼から二件の取材。
一件目は、共同通信。
有機ELの現状と将来展望、そして事業仕分けについてのコメントを求められた。
二件目は、地元山形放送ラジオの取材。
近々、生放送で事業仕分けをぶった切る番組でのインタビューでの出演。
 
先日も書いたけど、ラジオのアナウンサーは顔が見えないんで声は綺麗だけど、顔はオカメの女子アナが来られると思ってたら、これが山形放送の、
  
紫式部
 
みたいな、松下香織アナ。
黒い服、体のラインが目立たないゆったりとした服を好む、らしい。
 
聞くと、山形放送みたいなローカル局では、テレビもラジオも同じ人たちが出演しているとのこと。
いやあ、失礼いたしました。
 
しかも、ラジオなんて今時誰が聞くのかいな、と思っていると、今朝、タイヤ交換の代金を払いに行った「オートショップ くるまや」さんで、女将さんが、先週のラジオを聞きましたよ、でもアメリカ出張でどうやって出演したんですか?と聞かれた。
 
いやあ、もちろん録音ですよ、と答えつつ、ラジオってみなさん聞くんですか?と質問したら、
とっても多いですよ、みんな仕事しながらとか、キッチンで料理しながらとか、山形では聴取率高いですよ、と答えられた。
 
なるほど、なるほど、
 
と管理人。
 
だから、今回もぶっちゃけていただいて結構です、と言われたけど、少々遠慮してオブラートに包みながら話して正解だったと思った。
 
いやあ、もう少しで紫式部さんに乗らされて知事を敵に回すところだった。
 
 
 
 
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2009年12月 7日 (月)

でかした、鈴木!

 
 
1


きょうは連載お休み。
その代わりに、いいニュース。
  
先週開催された応用物理学会東北支部学術講演会。
修士2年の鈴木が講演奨励賞を受賞した。
 
・・・・・・
 
応用物理学会東北支部 講演奨励賞
鈴木文人殿
題目:「縦型メタルベース有機トランジスタのEmitter層内LiFによる電流増強」
共著者: 中山健一、夫勇進、城戸淳二
 
・・・・・・
 
こないだ毎日新聞に掲載された中山准教授の弟子。 
たまに土日に研究室に顔を出すと、実験してるのが鈴木。
 
こいつはいつかやってくれると思ってた。

でかした、鈴木! 

山形県庁のみなさん、山形大の有機エレクトロニクスの実力、評価してくださいね。
 
 
 
 
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2009年12月 6日 (日)

さよなら、山形 〜その2〜

 
 
「有機エレクトロニクスバレー構想とは」
  
約8年前、山形大学工学部で経済産業省「高効率有機デバイス」プロジェクトが始まった。
これは、5年間で50億円が投じられた有機エレクトロニクスに関する国家プロジェクトで、山形大、千葉大、筑波産総研を集中研として、山形では大型有機ELの開発のテーマで企業メンバーが集結した。
 
有機ELの高効率化、長寿命化、大型化など、スタート時には不可能とも思える高い数値目標をかかげ研究開発をスタートした。
参加メンバー企業としては唯一東北パイオニアが山形県内企業で、他の企業は首都圏や関西の企業ばかり。また、当時の城戸研究室の共同研究企業も山形県外企業ばかり。
なぜなら、大学で研究している最先端技術(川上)と山形県内の企業が要求する実用化技術(川下)とは直接接点がないからである。
 
 
しばらくすると、山形大学工学部で経済産業省の国家プロジェクトが実施されると知った山形県庁から職員の方が来られ、ぜひとも開発した技術を県内企業に移転して県内企業を活性化して欲しい、と申し出があった。
 
しかし、プロジェクトリーダーの管理人が一言。
このプロジェクトは国家プロジェクトであり、山形県の地域活性化ために行うのではありません。
もし、有機ELの技術で県内企業を活性化されたいのなら、県が自腹を切って研究所でも建てて、実用化研究をされるのであれば、喜んでお手伝いします、と。
  
すると、県庁から5年で20億という予算がまず提案された。
 
しかし、
それでは研究は加速できますが、「バレー」にはなりません。
私は研究費が欲しいのではないのです。
やるからには、山形に有機エレクトロニクス産業が集積するシリコンバレーのような地域にしたいのです、とお断りした。
 
肝が据わっていたのが、当時の高橋知事と野村商工労働観光部長。
結局は、7年間で43億の予算をつけられ、有機エレクトロニクス研究所が設立された。
当時のプランは、20年構想。
第一フェーズ7年間、第二フェーズ5年間、第三フェーズ5年間。
実際には17年構想だけどね。
  
もちろん、フェーズが進む時にはもちろん厳正なる評価をして、成功していれば続ける、成果がでてなければやめる。
単純な話であり、これは当時の関係者間で共有していた認識であり、有機エレクトロニクス研究所のホームページの所長の挨拶中でも明確に述べている。
    
 
・・・・・
 
所長メッセージ
 
 
有機エレクトロニクス研究所へようこそ。所長の城戸です。有機ELは、すでに携帯電話の表示部などに使用され、有機半導体技術の代表格として知られていますが、他にもトランジスタや太陽電池、メモリーなど、多くの有機デバイスが研究されています。大面積化が容易で、高性能、低コスト、などシリコンに代表される無機半導体とは、まったく異なる技術を提供するのが有機デバイスです。
  
山形県では、城戸の提案により今後大きな規模になると期待される有機半導体産業の集積を目指して、有機エレクトロニクスバレー構想を打ち上げ、中核研究開発拠点として平成15年に有機エレクトロニクス研究所を設立しました。
 
山形大学工学部と連携しながら、バレー形成に向けて、研究開発と産業の集積をフェーズ2,3と段階的に進める構想を提案しています。
 
最初の7年間のフェーズ1では、有機ELパネルの実用化技術の開発に主に取り組み、有機白色照明の実現を目指します。次の5年間、フェーズ2では、有機EL白色パネルの普及とともに他の有機デバイスの実用化技術の開発を推進し、企業誘致、ベンチャーの創出、と産業を集積し、さらにフェーズ3での5年間で、他の有機デバイスの実用化も実現し、山形を有機半導体デバイスの研究開発拠点だけではなく産業の集積地へと導きます。フェーズ3終了時には、100社の有機半導体関連企業を集積したいと思います。有機の山形をよろしく。
  
・・・・・
 
 
だいたい、
カリフォルニアのシリコンバレーでさえ産業集積に何年かかったか、よく考えていただきたい。
平成元年から有機ELの研究を始めて、ここまでくるのに何年かかっているか、よく考えていただきたい。
山形に有機エレクトロニクス産業を集積するのに、何年かかるか冷静に考えてみて欲しい。    
  
しかも、この構想は「有機ELバレー構想」ではなく、「有機エレクトロニクスバレー構想」であり、単に有機EL関連会社を1社誘致すればよい、なんてちっぽけな目標ではない。
有機EL、有機太陽電池、有機トランジスタなどなど、有機半導体技術、有機エレクトロニクスというこの国にとっても新しい産業の米をここ山形に集積しようというものである。
 
 
しかし、悲しいかな山形県では知事が二度交代し、商工労働観光部長、工業振興課長が何度も交代し、バレー構想立ち上げ時に熱かった人たちはいなくなった。
 
 
そして今回の決定だから、ただただ「残念」と思うのである。
たぶん、滋賀県知事なら、「もったいない」とおっしゃるだろう。
   
 
   
参考まで: 
山形県庁 〒990-8570 山形市松波二丁目8-1 
電話:023-630-2211(代表)
総務部秘書広報課広報室 電子メール:[email protected]  
   
  
 
 
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2009年12月 5日 (土)

さよなら、山形 〜その1〜


 
早朝にボストンを出るときには風雨が強くて飛行機が遅れるんじゃないかと心配したけど、日頃の行いがよいのか定刻に飛び立って、ワシントンDCでの乗り換えも、何のトラブルもなくてその後の13時間はあまり面白くない映画を2本見て赤ワインをグラスで2杯ほどいただいて、6〜7時間は目を閉じて瞑想した。
 
まあスチュワーデスさんから見たら中年男が酔っぱらってだらしなく爆睡しているように見えたかも知れないけど。
  
  
で、帰国して早々、何が「さよなら、山形」かって言うと、12月3日の一連の新聞記事を読んでいただきたい。
   
 
・・・・・・
 
日経東北版 12月3日朝刊
 
「有機エレクトロニクスバレー構想、山形県が打ち切り」
 
山形県は2003年度に着手した「山形有機エレクトロニクスバレー構想」を09年度いっぱいで打ち切る方針を固めた。研究開発支援などに7年間で約48億円を投じたが「一定の成果を上げた」と判断、今後は実用化の支援に重点を移す。関連予算は大幅に削減し、中心的役割を果たしてきた有機エレクトロニクス研究所(米沢市)も抜本的に改編する。
 
同構想は米沢圏域を照明用有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)産業などの一大集積地とする狙い。09年度が最終年度で、10年度以降の県の方針が注目されていた。県は「基礎研究より実用化支援の段階」との姿勢を鮮明にし、次期長期構想は策定しない考えだ。有機EL研究の第一人者で同研究所長の城戸淳二山形大学教授らは「基礎研究への支援が不可欠」と第2フェーズの策定を強く求めていた。

同研究所は「有機エレクトロニクス事業化推進センター」(仮称)に改称し、城戸所長は退任するもよう。約25人のスタッフ数は大幅に減らす。既存設備は維持し、企業による実用化研究や試作などの利用を見込む。
 
件は09年度、有機ELのパネル量産会社に約5億8千万円を助成するなど計約10億6千万円を支援した。10年度は1億3千万円程度に減らす見通りだ。
 
・・・・・・
   
 
一方、地元紙である山形新聞にも。
  
   
・・・・・・
 
山形新聞 12月3日朝刊

「有機EL支援継続〜研究機能縮小、異論も〜」
 
県がこれまでの7年間に約40億円を投じて研究開発を進めてきた有機EL関連の支援事業は、新年度予算の当初予算要求で1億7400万円が計上された。新年度以降の支援が継続されることになったが、予算規模の削減で県有機エレクトロニクス研究所(エレ研)は研究機能を縮小し、県内企業などの事業課支援に特化した形となる。今回の方針について、エレ研所長の城戸淳二山形大教授は「事前の説明はなかった。研究機能が縮小されると、これまでのノウハウを失う可能性もある。」と異論を唱えている。
 
今回の要求額のうち約4200万円は、山形大が進める有機エレクトロニクス研究拠点整備事業関係の地元負担金として拠出。実質的な有機EL事業費は約1億3100間円となる。現在のエレ研の運営費が年間約2億9千万円(人件費1億5千万円、維持費1億4千万円)で、予算は半額以下の削減となる。
 
県は支援方針について、有機ELパネルの量産体制の確立を重視。米沢市には三菱重工などがパネル生産会社「ルミオテック」を設立しており、県内に生産拠点をおいてもらうことを狙いの一つとしている。エレ研にある有機ELパネルの製造装置などを有効活用してもらうことで、量産化を支援したい考えだ。
 
一方で、米国出張中の城戸教授は取材に対し「装置を維持しても、県内企業は独自に活用する技術を持たない。操作するオペレーターが3人は必要だ。」と予算規模が不十分であることを指摘。「エレ研が単なる設備の運営施設になれば、山大で基礎研究、エレ研で実用化研究の構図が崩れ、有機エレクトロニクスバレー構想は本年度で終了になるかも知れない。」とした。
 
有機ELの製品開発を手掛ける伊藤電子工業(寒河江市)の伊藤勝男社長は「県は設備などの維持に必要な分の予算を計上し、製品化が実現するまでのつなぎとしたのではないか」と分析。「今後は研究者による研究の発展や企業努力と合わせ、産学官の協力をさらに強固にしないと山形の有機ELが出遅れる可能性もある。」と話している。
  
・・・・・・
 
 
新聞記事だから、どこまで正確かはわからないけど、少なくとも言えることは、予算を大幅に削減することと、有機エレクトロニクス研究所の城戸所長が退任すること。
城戸所長って、このアホバカ教授のこと何ですけど。
 
ついでに次のニュースも。
 
   
・・・・・・
 
 
Yamagata News Online
 
有機エレ研究支援の「継続」を要望 結城山形大学長ら文科省を訪問
2009年12月03日 20:20
  
山形大が取り組む有機エレクトロニクスの先端研究拠点づくりへの支援が、政府の行政刷新会議の事業仕分けで「廃止」とされたことを受け、同大の結城章夫学長は3日、高橋節副知事らとともに東京・霞が関の文部科学省を訪れ、後藤斎政務官に事業継続を直接要望した。
 
後藤政務官は「イエスノーは言えない」と前置きし、「趣旨は分かった。仕分けで出たような事業への厳しい見方は共有しなければならない。大臣に伝え、十分検討する」と答えた。
 
要望は川端達夫文部科学相あてで、結城学長は事業の国家戦略的な重要性、地域の産学官連携推進に果たす役割の大きさを強調した。終了後、報道陣に対し、「手応えはあった。地方の大学の疲弊や、研究の地域における重要性は理解していただいたと思う。今後も必要であれば何度でも要請する」と述べた。
 
山形大の事業は、国内外のトップクラスの研究者招聘(しょうへい)が中心。科学技術振興機構の採択を既に受けている。信州大も同時に採択されており、要望は信州大、長野県と合同で行った。
  
   
・・・・・・
 
 
山形県の予算は大幅に削っておいて、国の予算は削るなって…。
 
 
山形有機エレクトロニクスバレー構想の裏側、
これから連載です。
 
お楽しみに。
 
 
 
 
 
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2009年12月 3日 (木)

最後の晩餐

 
 
ただいま現地時間で水曜日の夜。
明日の早朝にボストンを発つので、今夜は最後のディナー。
宮崎曰く、最後の晩餐。
 
縁起悪いこと言うな。
 
ということで、〆のシーフード。
しかも、ボストン一のレストラン、「Atlantic Fish Co.」 へ。
ここも会議場のハインツコンベンションセンターから歩いて5分の好位置。
 
  
11_2
 
 
とりあえず、以下、ペロリと平らげたお皿の数々を、
   
 
(写真)クラムチャウダー。Legal Sea Foodと比べると、こっちは若干あっさり。おいしいです。
11_4


(写真)鯉太郎さんも大好きな生ハマグリ。白ワインが合うんだワ。
11_6
 
 
(写真)またまたフライドカラマリ。リーガルより上。でもフライドカラマリ博士の管理人を唸らすにはちょっと足りない。
11_7
 
 
(写真)クラブケーキ。カニ肉がゴロゴロはいてって、贅沢な味。
11_10
 
 
(写真)宮崎様、お召し上がりは「カジキ」。
11_11
  
  
(写真)高松様、お召し上がりは管理人お薦めの「チリアンシーバス」。
11_12
 
 
(写真)そういう管理人は、「ロブスターラビオリ」。日本では食べられません。
11_13
 
 
(写真)九州大の横山様は、ロブスター&パスタ。
12月中旬に九大から山大に引っ越される。
11_15
 
 
実は昨夜の東北大の増原さんもそうだけど、お二人揃って山形大に移籍。
 
これで来年もベストポスター賞、いただきやな。
 
 
 
 
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2009年12月 2日 (水)

ボストンのステーキ

 
 
ベストポスター賞受賞から一夜明けたきょう。
3枚のポスターだけが特別展示されていた。
しかも、山形大が真ん中。
ということは、金メダルか。
それにしてもハーバードとUCバークレーを従えてるんだからなあ、山形大。
  
 
(写真)得意満面な宮崎。修士1年です。
1_2
 
 
で、昼。
 
典型的なアメリカンレストランを学生に体験させる目的で行ったのが、
 
Cheese Cake Factory。
 
ここにはアメリカ全土の料理が準備してある。
うまいか、まずいかは別にして。
 
管理人はダイエットメニュのサラダを注文。
出てきたのがこれ、
  
 
1_3
 
  
こんなの全部食べたら、
 
ぜったい、太る。
 
 
夜もアメリカン体験と言うことで、ステーキハウスへ。
ボストンのステーキ屋さんトップ5にはすべて行き鋭意調査した結果、ここが一番と思うお店、
  
会場近くの、
Abe & Louie's(793 Boylston St.)へ。
 
 
お薦めはプライムリブ。
全米でもトップ3に入るね。
 
で、でてきたのがこんなの。 
  
 
1_15
   
  
11
 
 
全部食べたら、間違いなく太ります。
 
アメリカに太ってる人が多いのがよく理解できたきょうの食生活だった。
 
 
 
 
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2009年12月 1日 (火)

ボストンのシーフード

 
 
ボストンと言えばシーフード。
ということで、今夕は有名なあの「Legal Sea Food」へ。
 
でもその前に、お昼から。
 
前回ちょっと書いたけど、ピザ屋の「UNO」でピザがなかったという話。
結局は学生たちはアメリカンなものということで、ハンバーガー。
これがちょっとでかかった。
 
 
(写真)焼き方も聞かれます。 
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(写真)アメリカとご対面
12_3
  
  
で、夜はお待ちかねのボストンシーフード。
 
 
(写真)定番イカフライ。でも、もうちょっとカラッと揚げれんか。70点。
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(写真)大きさはこれぐらいの1.5ポンドが一番おいしいのです。
1_15
 
 
(写真)テーブルはこのとおり。さっきまで水槽の中で平和に暮らしていたロブスターがちょっとかわいそうな気もするが…。
1_17
  
  
最初にニューイングランドクラムチャウダーをカップでいただいたんだけど、クラムがたくさん入ってておいしくて、写真を撮る前にカップが空になっていた。
すまんすまん。
 
 
グルメ情報、明日も続きます。
 
 
 
 
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号外!

 
 
きょうはホントは「ボストンのシーフード」の巻だったんだけど、ちょっとうれしいことがあったんでご報告。
 
何を隠そう、今回の出張は修士の学生2人を伴って「Materials Research Society」の「Fall Meeting」に参加するのが本来の目的で、決して「ボストン食い放題の旅」ではないのだ。
きょう、月曜日は8時半という早朝から「有機半導体デバイス」のシンポジウムが始まり、管理人はトップバッターで有機EL照明の招待講演を行った。
とりあえず宿題を終えたような気持ち。
 
昼食にシカゴパンピッツアを食べようと小雨の降る中、会場近くの「UNO」まで歩いたら、窯を入れ替えたのできょうはピザはできませんと、スッとぼけたことを小太りのウェイトレスが言った。
ソバの出せないソバ屋みたいなもんやぞ。 
と、すでにピザ用の胃液を分泌し始めていたのでかなりむかついたけど、雨の中移動するのも嫌だし、とりあえずはピザ以外のものを注文した。 
 
 
昼食後、午後8時からのポスターセッションのために学生とポスターを貼りに会場へ。
宮崎、高松両名とも諸先輩の指導のたまものなのか、きれいなポスターを作っていた。
 
 
(写真)向かって左が宮崎、右が高松 
12_2
 
  
その後、午後のセッションを眠い目をこすりながら、椅子から転げ落ちそうになりながら、半分ほど聞いたけど途中退席して、ホテルの部屋でしばしの休養。
 
午後6時にフロリダ大のソー教授と待ち合わせて、夕食へ。
この内容は、次回ね。
 
カリフォルニア産の白ワインをいただきながら、ひょっとしたらベストポスター賞にノミネートされてるかもよ、とか冷やかすと学生たちはちょっと本気にしてちょっと緊張した。 
うちはこれまで2〜3度ノミネートはされてるんだからね。
  
MRSの会議というのはシンポジウムの集まりで、今回もAからYYまで、53のシンポジウムが開催され、ポスターセッションの会場も体育館並の広さで、一度に何百というポスターが展示される。
ノミネートはまず各シンポジウムのオーガナイザーが自分の担当シンポジウムから3つ推薦し、それらの中から3つのベストポスター賞を会議全体のオーガナイザーが決めるのだ。
だから、何百分の3の確率ね。
まあ実際には確率じゃなくてインパクトなんだけど。
 
  
1_2
 
  
で、赤ら顔でお腹いっぱいでポスター会場にはいった管理人たち。
とりあえずは学生ポスターの前に急いだ。
 
そしたらそしたら、ななななななんと。
 
リボンがあるじゃないですか。
宮崎の発表がノミネートされてたんですよ、みなさん。
 
 
(写真)ほらね 
1_4
 
 
(写真)拡大図
1_5
 
  
有り難うございますシンポジウムオーガナイザー様。
と有り難がりながら、宮崎に「これで聞きに来る人が増えるど。」と脅して、他のポスターを見に行った。
 
30分ほどすると、いまからベストポスター賞を発表すると館内アナウンスが流れた。
まあ、関係ないかと思いつつ、けど、ちょっとスケベオヤジのように期待しながら聞いていると2番目に「S-13 ミヤザキ、ヤマガタユニバーシティ…」と耳に入った。
 
やったー、えらいこっちゃと、にやけながら宮崎のポスター前に小走りで戻ったら、外国人と話をしていたんだけど、「おめでとう」と言って握手したら信じられないような顔をしていた。
その後、ひっきりなしに人が来て、宮崎が一生懸命ヘタな英語で対応しているのを見ていると、自分が賞をいただく時よりもうれしく感じ、なんて言うか誇らしくも思った。
 
でかした、宮崎!
 
これで彼も博士後期課程に進学することを決意するだろう。
 
 
(写真)学会のオーガナイザーが来てシャンペンで祝福。これ伝統です。
1_6
 
 
(写真)勲章のようなでかいリボンもつけてくれました。
1_7
 
 
(写真)他の受賞者は「ハーバード大」と「UCバークレー」。そこに並ぶ山形大。なかなかやるじゃないか。
1_9
 
 
さい先良かった海外出張、学生の夢が叶ってほんとに思い出深いものとなった。
研究室で宮崎を指導してくれた先輩、スタッフ、テーマを切り開いてくれた卒業生。
 
どうもありがとう。
 
そして、NEDO省エネルギー技術開発部様など研究活動をご支援いただいた皆様には心から感謝申し上げます。
 
有り難うございました。
これからもご支援よろしくお願いいたします。
 
研究室一同、がんばりまっす。 
 
 
 
 
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