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2009年11月

2009年11月30日 (月)

ボストンのタイ料理

 
 
現地時間できょうは日曜日。
ミラバケッソ社のスズキさんとアリモトさんにタイ料理に連れて行っていただいた。
 
味は一流。
 

Newbury Streetの地下一階にあります。 
1_5


カレー(Panang Curry, Chiken $9.95)
アメリカなのに甘くなく、ピリ辛でうまい。
1
 
 
チリダック(Siam Duck $15.95)
初体験、う〜ん、うまい。
1_2
 
 
パッドタイ(Pad Thai $8.95)
タイ料理の定番。これをスタンダードにしてください。
1_3
 
 
チャーハン(Kao-Pad-Thai-Basil $8.95)
1_4
 
 
嗚呼、
おいしかった。
 
ここはボストンで一番かも知れないなあ。
 
Thai Basil
132 Newbury Street
tel. 617-578-0089 
  
 
 

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2009年11月29日 (日)

ボストンの中華

 
 
成田を発って11時間30分で、ワシントンDCへ。
日頃の行いがよいのか、ファーストクラスへフリーアップグレード。
 
なんだかさい先のいい外国出張なのだ。
 
でも、UAの食事はいまいちで、ANAのビジネスの方が圧倒的にクオリティが高い。
サービスもいいしね。
あまり面白くない映画を二本見て寝てしまった。
 
 
前菜(Champagne poached oyster Rockefeller, quail yakitori)
味、まあまあ
1


スープ(Smoked tomato bisque)
味、まあまあ
1_2


サラダ
味、見た目どおり
1_4


パスタ(Angel hair pepperoncini)
味、まあまあ
1_6


デザート
味、見た目どおり
1_8


DCで約2時間待って、乗り換えてボストンへ約1時間半のフライト。
 
UAにしては珍しくまったく遅れもなく予定どおりボストンローガン国際空港へ到着。
タクシーでマリオットホテルへ。
ここは勝手知ったる我が家のようなところだけど、一階のロビー付近が改装されていた。
  
 
午後8時、とにかくみんな腹ぺこだったのでタクシーでチャイナタウンへ急行。
チンタオビールで無事の到着を祝って乾杯した。
 
 
イカ(Spicy Dry Fried Salted Squid $9.95)
ビールに最高に合う日本人好みのピリ辛イカ天、管理人の好物
1_9
 
 
豚(Pork Chop Peking Style $8.95)
チャーハンによく合う甘辛豚、管理人の好物
1_11
 
 
エビ(Jumbo Shrimp with Walnuts $12.95)
初の試みで注文したけど、見た目どおりの単なるエビフライでちょっと失敗
1_13

 
チャーハン(Yang Chow Fried Rice $6.25)
チャーハンもいろいろあれど、日本人が好きなのはこれ。ボストンで一番おいしい。
1_15
 
 
麺(Beef, Bean Sprouts, Onion Chow Foon(Dry Fried) $6.25) 
日本にない味。おいしいんですわ、これが。
1_17
 
 
ということで、ダイエット中の管理人、二日分のカロリーを摂取してしまった。
明日から節制なのだ。
 
 
小桃園 海鮮菜館(Peach Farm Restaurant)
4 Tyler Street
tel 617-482-3332

 
ボルトングルメ情報、明日も続きます。
  
 
 
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2009年11月28日 (土)

成田空港の事業仕分け

  
  
ただいま、成田空港UAのラウンジ。
赤ワインをチビリチビリとやりながらこのバカブログを書いてるんだけど、今回の旅のはじめにプチうれしかったことがあった。
 
それは、荷物検査チェック時のパスポートおよび搭乗券のチェックが一回になったこと。
いままでは先日報告したように、入り口で一回、そしてX線検査の直前で一回と合計二回も意味不明なチェックがあって、そのめんどくささに怒っていたのだ。
 
けど、それが入り口の一回だけと改善してて、うれしかった。
ひょっとして関係者が、このバカブログを読んでくれたのか。
 
いやあ、なかなかやるなあ成田空港。
 
 
と、ちょびっと喜んだものの、いまだに成田空港駅をおりた直後の身分証明書チェックを行っている。
 
ほれ、このとおり。
 
 
1_2
 
 
今回の事業仕分けでこの成田空港の無駄をぜひとも仕分けて「廃止」にして欲しかったんだけど、そんな話聞いてないしなあ。
 
どこの警備会社が請け負ってるのか知らないけど、あきらかに天下り先になってるに違いないんだから。
 
 
科学研究費の予算を削減する前に、たくさん廃止すべき事業があるのですよ仕分け人さん。
 
 
 
 
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2009年11月27日 (金)

心霊写真?

 
 
昨夜のこと。
米沢市内の某所。
某飲食店。

そこの常連が集まって11月の誕生日会。
最後に集合写真。
 
 
(写真)ツチノコ公務員とか、ノリピーとか、座敷童先生とか、うふパパ、うふママ、このバカブログに登場するほぼフルキャストです。奥さんに内緒で参加の某氏はもち露出NGです。
1
 
 
みんなハッピー。
 
けど、見てください。
白い球状のもやもやがぽつぽつと浮かんでます。
特に管理人の胸のあたりとかに。
 
で、この映像。
実はこの中には市内某神社の権禰宜さんがいらっしゃる。
見た目はそこら辺のオッチャンなんだけど。
 
で、そのオッチャンにこれまで何枚もこの手の写真を見せられた。
たとえば、お祓いの現場とか。
神社の境内とか。
多いときには、ぼたん雪が降るように大量に写ってた。
これは霊的な現象と言う。
 
けど、これでも科学者の端くれ、Ph.D.として、これまでは安物デジカメの光学的効果と片づけてきた。
 
でも、こうやって自分の写る写真に堂々と写ってる白いもやもやはちょっと不思議な気がする。
でも、やっぱり、光学的に説明できると思うんだけど。
 
皆様、どう思いますか?
 
 
 
 
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2009年11月26日 (木)

大田区サテライト

 
 
昨日から東京出張。
  
昨夕午後6時半から、「第6回大田区産学連携道場」での講演会。
まず本学国際事業化研究センターの小野副センター長の講演。
ついで、管理人が予定1時間半を大幅にうわまわる熱の入った有機EL地域活性化の講演。
 
この講演会は山形大学大田区サテライトが後援して開催したもので、大田区と聞いて中小企業のオッチャンが聞きに来てくれると思ったら、大企業の方々がほとんどでちょっと拍子抜けした。
 
オッチャンら、もっと聞きにおいで。
 
関係者の懇親会は近くの居酒屋で夜10時頃から始まった。
乾杯のビールが空きっ腹にしみて、おでんと刺身がおいしかった。
少々酔っぱらいながら、ここでも事業仕分けの話題になって、参加者の某氏は産総研はちょっと無駄が多すぎるのではないかと、厳しい指摘をされた。 
 
それと、大田区関係者の方から、大田区の中小企業では仕事がなくて週4日しか働かないので、昼間に講演会を開催した方が集まりやすいと指摘を受けた。
 
嗚呼、現場がわかってない大学関係者。
  
大田区サテライトのことを見てみようと工学部のホームページを見てみたら、ななななんと、荒川区サテライトは掲載されてるけど、大田区ないやないか。
 
しかも、地域共同研究センターとVBLがいっしょになって国際事業化研究センターになったんだけど、そのことも書いてないし…。
 
かなり怠慢、大学事務。
 
こういう講演会も、噂を聞いた人が確認するためにホームページを見に来られるのは当然のこと。
でも、そこに影も形もかければ情報は得られない。
 
こんな地道な作業が違いを生むんだけど、わかってないなあ、大学事務。
  
 
ということで、
 
今朝は6時起きで、東京7時16分発のツバサで米沢へ。
約2時間、目を閉じて瞑想。
他人からは爆睡しているように見えたかも知れない。
 
午前中に山形県教育センター依頼の中、高の理科の先生方をお招きしての有機EL実験講座でのショート講演。
今回は遠く香川県からも二人の熱心な先生方が参加され、きょうから二日間にわたって有機ELの実験を体験していただく。
   
午後に取材。
 
といってもラジオ番組。
山形放送のラジオ環境大臣の門田さんによるインタビューを受けた。
 
有機ELの簡単な説明と、いかに省エネに貢献するか、とか、環境にいいですよ、とか、いいことづくめの技術なのですよ、と強調した。
それと、事業仕分けで山形大関連のプロジェクトが「廃止」と判断されたことに関して聞かれて「仕分け人はバカですよ。」と言いそうになって、バカなんて言葉を使うと品性を疑われると思って自粛しながら優等生のように答えた。
 
雑談になって、数年前に同じ局でラジオに電話インタビューという形で出演したことがあって、そのときのインタビュアーの方をご存じで、とても声の綺麗な女性だったので、「ご本人は美人ですか?」と聞きそうになって、失礼な質問かなあと思って自粛した。
  
これからは立場をわきまえて自粛自粛の人生なのだ 
 
 
 
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2009年11月25日 (水)

知事怒る!

 
 
事業仕分け、再開です。
ノーベル賞受賞者の先生方、お怒りです。
山形県の吉村知事もお怒りです。
有機EL切られたので当然ですけど。
 
山形新聞ネット版から:
  
・・・・・
 
吉村知事「もっと実情聞くべき」 行政刷新会議の事業仕分け批判
 
                      2009年11月24日
 
吉村美栄子知事は24日、定例の記者会見で、政府の行政刷新会議によるこれまでの事業仕分けについて「必要かどうかは現場でなければ分からない。地方の声を聞くと言っているのに一方的なやり方。もっと実情を聞くべきだ」と批判した。
 
山形大の有機エレクトロニクスに関する研究への支援を含む事業が「廃止」とされたことについては「とんでもない方向」と語り、「将来に向けての芽を出しているところで、国策として取り組んでもいいのではないかと思っている。(有機エレクトロニクスには)地域産業として大きな役割を果たしてもらいたいと考えている」と続けた。
 
また、山形交響楽団が利用してきた「子どものための優れた舞台芸術体験事業」が「圧倒的な縮減」とされたことについても「子どもたちの感性をはぐくむ役割を果たしている。費用対効果だけですべてを測ることはできない」と必要性を訴えた。
 
・・・・・
 
けど、知事。
お足元の山形県庁からも有機エレクトロニクスバレー予算の縮減が聞こえてくるのですが、いかがなものでしょうか。
 
ここは一つ、次のようなコメントを発表いただければ有り難いのですが…。
 
・・・・・
 
「必要かどうかは現場でなければ分からない。現場の声を聞くと言っているのに一方的なやり方。もっと城戸教授から実情を聞くべきだ」と批判した。
 
山形県の有機エレクトロニクスに関する研究への支援を含む事業が「縮減」と検討されていることについては「とんでもない方向」と語り、「将来に向けての芽を出しているところで、これからも県策として取り組んでもいいのではないかと思っている。(有機エレクトロニクスには)地域産業として大きな役割を果たしてもらいたいと考えている」
 
・・・・・
  
山形県庁担当者様、よろしくご検討のほど。
 
 
 
 
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2009年11月24日 (火)

次世代照明で日本を明るく

 
 
東京日帰り出張。
 
車内で食べようと買ったサンドイッチと野菜ジュースを片手に、午前11時40分発のツバサに乗りこんで窓側の指定された席に座ろうとしたら通路側の席に座っている隣のオバハンが荷物をどかっと置いて、悠々としていた。
 
そこで、
「あの〜、ここなんですけど」
と隣の席を指さすと、一瞬怪訝そうな顔をして、
「すみません」
と言いながら、あまりすまなさそうに荷物をどかした。
   
そんな顔をするなんて、と怪訝な顔になって着席してから一息つくと、
「いつ切符買いました?」
と聞いてきた。
「ついさっきですけど」
と答えると、
「ああ、そうですか」
と言った。
  
なんなんだ、この人。
 
  
キオスクで買った週刊文春を読んでいると、車掌さんが通りがかったんだけど、その時オバハンが「隣の席が空いてるの確認して指定席買ったのにどうなってるんですか?」と聞いた。
「ええええええ」と頭の中にクエスチョンマークを点滅させながら、週刊誌を読むフリをして会話を聞いてると事情は次のようなのだ。
 
このオバハンは、いつも隣の席が空いてるのを駅のカウンターで確認して指定席を買うらしいんだけど、かなりの確実で後から人が隣に座るらしい。
きょうも、この客室はほとんど一人掛けなんだけど、たまたまここだけが二人掛けになって怒っている。
 
だから、いったいぜんたいJRのコンピューターシステムはどうなってるんだ的に車掌さんを問い詰めてるんだけど、そんなの後から隣の席が売れちゃうと、人が座るのは当然なんだから、自分で買い占めない限り二人分の席を一人で使うなんて無理なのだ。
それに窓側から売れるんだから、まず窓側席を買えよ、と心の中で突っ込みを入れた。
 
ほんまにド厚かましいオバハンやな、と思っていると、車掌さんに一番前が二人分あいていると教えられて、オバハンは大きな荷物と共に移動した。 
  
いやあ、さい先の悪い出張やで。
  
 
午後3時から都内某所で来年4月に開催される某展示会の某次世代ライティングセミナーのプログラム委員会に参加。
LEDの委員長が山口大の田口先生、そして有機ELの委員長が山形大の城戸先生、っていうかこのアホ教授。
 
今年はセッション数を大幅に増やして参加者数を大幅に増やすのだ、という事務局の気合いのはいった号令にしたがってプログラムを作成した。
他の展示会が参加者、出展者激減なのに、ここだけ増えて景気がいい理由はここにある。
気合いだよ、気合い。
 
2時間半の激論の末、「なかなかよいプログラムができましたなあ」と田口先生がおっしゃるくらい魅力的なものができた。
 
懇親会では今話題の事業仕分けのこととか、いろいろとぶっちゃけ話も飛び出したけど、「どうして某有機ELパネル製造メーカーは今年は委員を出さないのか?」と聞かれて、株主の一人である管理人は大きな身体を小さくした。
 
業界を盛り上げるためのボランティア活動も必要なのになあ。
 
 
シメの挨拶に指名され、「日本を明るくできるのは、次世代照明産業です。この業界で儲かってるのはリードエグジビションだけなんて言われないよう、みなさんメーカーさんも頑張って儲けてください。」的なことを言ったらみんな笑った。
  
 
最終のツバサで帰ったら娘は寝ていた。
 
 
 
 
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恒例、異業種交流会のお知らせ!

 
 
これで第7回目となりました雪の米沢での有機EL異業種交流会。
毎回200名近くのご参加をいただき活発な議論、商談、ぶっちゃけ話、などなど楽しく行っていただいております。
自社製品の絶好の売り込みチャンスです。
 
今年度は真冬の2月19日(金)と決定いたしました。
もちろん、翌日(20日土曜日)は長い板をはいての雪上物理実験です。
参加申し込み、交流会は高分子学会事務局へ、雪上物理実験は城戸まで。
 
  
・・・・・・
 
 
各 位
              
              社団法人高分子学会
              有機EL研究会
 
拝啓 時下益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
さて、本研究会では下記の研究会を開催いたします。
有機ELでは、パネルメーカーをはじめ、発光材料、周辺材料、製造装置、検査装置メーカーなど、多くの業種の企業が関わっておられます。これらの企業はこれまでなかなか一堂に会する機会がなく、情報発信も一方通行になったり、情報に偏りが生じたりと、異業種企業間での情報交換の場がありませんでした。そこで、本研究会では企業間の交流を深めるため、異業種交流会を開催しております。本交流会では、関連企業約30社に5分程度のショートプレゼンテーションを、その後、約30社にパネル展示していただき、その場で名刺交換会を兼ねた交流会を行います。懇親会ではさらに交流を深め、最新情報を交換していただくのが目的です。毎年は200名近い参加があり、好評を博しております。自社製品をアピールしたい方、他社動向を調査したい方、商売相手を探しておられる方等、多くの方々の参加
をお待ちしております。
 
*ショートプレゼンテーション、パネル展示希望の方は、参加申し込みの際にその有無をお書き添えください(申込締切は12月28日(月))。ショートプレゼンテーションは参加者の前で企業紹介(5分/1社)を、パネル展示は当方準備のブース(パネルと机を組み合わせたもの)の範囲内を自由に使っていただき、企業紹介をしていただきます。
詳細は事務局までお問合せください。なお、ショートプレゼンテーション、パネル展示企業は、運営委員会で調整させていただきます。
     
              敬具
 
            記
 
講座名:有機EL研究会 第7回異業種交流会
日 時:平成22年2月19日(金) 13:00 ~ 19:00
会 場:伝国の杜、上杉城史苑
 
ホームページ
http://www.spsj.or.jp/entry/annaidetail.asp?kaisaino=499
                    
 
・・・・・・
 
 
では、米沢でお会いしましょう。
 

 
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2009年11月23日 (月)

八夢

 
 
ひさびさの食べブログ
 
3連休と言っても仕事をしていた管理人。
その罪滅ぼしに、きょうは家族でのプチドライブで、福島市の「四季茶房 八夢(やむ)」という和食のお店に出かけた。
 
うちからは一時間程度と予想されたので、正午に出発、予約した1時ピッタリに到着した。
お店は大通りに面してなくて、なんだかへんぴなところにあるので、ナビにだまされてるんじゃないかと思ったけど、前までいったら看板があってほっとした。
 
  
1
福島市荒井字中島92 tel 024-594-1866  
 
元庄屋さんの大きなお家を改造したとかで、建物立派、お庭も立派。
春には桜がとても綺麗だそうで、今から予約があるとのことだった。
  
 
1_7
 
 
通された小部屋は裏庭の竹林に面していて静かで密室的雰囲気で、この部屋は家族で来るよりもガールフレンドがいいなあ、と思った。
 
いないんだけど…。
  
 
で、これがメニュ。
 
 
2
 
 
で、以下お料理の数々。
 
 
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1_3
  
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1_5
 
1_6
 
以上、2700円也。
価値はあります。 
若い人たちにはちょっと手が出にくいかも知れないけどね。
 
お店のスタッフは電話対応含めサービス100点、かつフレンドリーで、文句ございません。
 
そんなスタッフにいろいろと話を聞いたんだけど、お店のオーナーはアパレル関係のお仕事をされてるとかで、8〜9年前にこのお店をオープンされた。
料理長は和食、副料理長がイタリアンのご専門ということだ。
 
どうりで、創作和食のセンスがいい。
 
  
栗子峠を越えながら、
「60才で引退してレストランのオーナーになるぞ。」
とつぶやいたら
「また言ってる。」
と家内がつっこんだ。
   
  
     
 
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2009年11月22日 (日)

次は山形県庁へ



時のたつのは早くて今年も、もうすぐ12月。
そして有機エレクトロニクスバレー構想がスタートしてすでに約7年。
つまり第一フェーズは今年度、あと4ヶ月を残して終わりなのだ。
 
この山形活性化構想を山形県庁に提案し、有機エレクトロニクス研究所の所長として推進してきたのは、なにを隠そうこの私。
というか、当時の高橋知事から有機ELで山形を活性化して欲しいと依頼されて提案したこのプロジェクト。 
 
しかし、未だに県庁からは来年度以降のプロジェクトの継続についての情報は直接流れてこない。
第二フェーズの次の5年間は、成果がでていれば継続すると約束された斉藤前知事。
 
うわさは、いろんなルートから入ってくるんだけど、そのどれもが「これじゃあ、絶対失敗するよ。120%保証付き。」的なプランばかり。
 
嗚呼、
 
なぜ、プロジェクトの中心人物ときちんと議論しないのか。
これじゃあ、現場を知らずプロジェクトを切りまくる仕分け人と変わらないよ、今の山形県庁。 
ここのところ、管理人含め関係者のイライラは募るばかり。
国といい、県といい、プンプンプンプン…
  
とにかく、一日も早く次年度以降の予算を確保し、プロジェクトの内容を私と詰めませんか?
でないと、国プロジェクトとの連携、フォーメーション等、考えることできないんですけど…。 
このままだと、山形県活性化プロジェクトが途中で頓挫するんですけど…。  
管理人含め、関係者が山形県に愛想尽かすんですけど…。  
 
 
ということで、次は山形県庁へ、みなさまの貴重なご意見ご要望をお送りください。
 
山形県庁ご意見の窓口
https://www.pref.yamagata.jp/cgi-bin/mail_voice.cgi
  
  
 
 
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2009年11月21日 (土)

外国からの応援

 
 
きょうも、たくさんの応援メールをいただいた。
その中から外国からの2通をご紹介。
  
・・・・・・
  
中川様、後藤様
 
1万キロほど遠く離れたドイツから今回の決定に対する反対意見です。  
私は大学院卒業後、ドイツに渡り、有機EL材料の道を究めるべく大手化学メーカーに就職しました。
 
基本的に今回の決定は、技術が理解できず、10年先が見えない政治家のおろかな判断としか言いようがありません。今回の廃止を撤回するべく、私の意見を反映していただければと思います。
 
ここドイツは、博士号を持っている政治家が山のようにおり、首相のメルケルも物理学の博士号を持っております。その為、環境、技術に関する将来的な大型プロジェクトが数多くあり、さらにはそれを通して教育などにも力を入れております。
さらには、成果は着実に企業へ渡り、雇用を生んでおります。
その上、地方分権が非常に発展しているドイツでは、その雇用形態も理想的に分布されております。
 
ただでさえ影の薄い日本は、残念ながらこのまま行けば、諸国から見下され、アジアの小さな島国と思われるだけでしょう。日本人が中国、東ヨーロッパやアフリカの諸国をそう思っているように。
 
こういった取り組みの違いは、10年先の違いを生み出し、将来日本と言う国が私のような研究者であり海外移住者にとって、帰国したいと思わせるかどうかは非常に疑問となります。もしかしたら、ドイツに住み続けることや、または韓国や中国のほうが魅力に感じるかもしれません。
 
その時、日本は何を強みとしていくのでしょうか?
その時、若者達はどうなっているのでしょうか?
  
 
以上、よろしくお願い申し上げます。
 
  
・・・・・・
 
 
城戸先生、
 
先生に対しては釈迦に説法なのですが、小生の意見を書いておきます。
 
マサチューセッツ州 アムハースト
ミシガン州 アナーバー
アリゾナ州 ツーソン
イリノイ州 シャンペーン
 
これらの、大した産業もない、くそ田舎の街には、日本の地方都市からは想像もできないような国際色があり、文化があり、おいしい食べ物があります。それはひとえに、その地方を代表する(そして国を代表する)立派な大学があるからです。立派な大学があるから世界中から人が集まり、人が集まるから経済が栄え、文化が発展するのです。こんな簡単なことが、どうして政治家や役人にはわからないのでしょうか。日本で関東と関西以外は朽ちていけ、と言わんばかりの政策は、本当におろかだと思います。
 
 
・・・・・・
 
 
私も若かりし頃、5年間ニューヨークにおりました。
外から見ると日本という国を冷静に眺めることができます。
 
今の日本、とってもおバカさんな国に見えることでしょう。
 
 
 
 
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2009年11月20日 (金)

ご支援御礼

 
 
今朝、担当にメールした。
  
・・・・・・・
 
中川正春様
後藤 斎様   
  
この度の仕分けに関して意見させていただきます。
 
  
・12番「競争的資金(先端研究)」午後の部11
 「戦略的イノベーション創出事業」→廃止
 
10年間、長期的かつチャレンジングなテーマで企業メンバーと共に研究を行うプロジェクトが廃止とは驚きです。企業ではこの不景気の折、研究開発費を削減し、特に長期的な研究開発は行えない状況です。これを大学とチーム編成し、国がバックアップするという画期的な本プロジェクトを廃止にすることは、技術立国としてビジョンのある判断だとは思えません。
  
・13番「競争的資金(若手育成)」午後の部12
「若手研究者養成システム改革」
テニュア(終身雇用)を目指す若手助教を徹底的に鍛えるプロジェクト
→廃止
  
教育という意味で、次世代を担う若手研究者の育成は急務です。このようなプロジェクトを廃止にしてまで、高校の授業料を無料化にする必要があるのでしょうか?
 
・15番「地域科学技術振興・産学官連携」午後の部15
「地域卓越研究者戦略的結集プロジェクト」
地方大学にノーベル賞級の研究者を集めて地方大学に特色を出し、地域を活性化するプロジェクト
→廃止 
  
地方の疲弊は想像以上です。大企業の工場の誘致もままならず、このままでは人口の流出は加速し、夕張のような町が急増するでしょう。
それを防ぐために地方大学に世界レベルの研究拠点を形成し、産業の種を生み出すことは重要です。ベンチャー企業による地域の活性化こそが、地方再生のベストアンサーです。
  
以上、仕分けの見直しをお願いします。
 
山形大学大学院 教授 城戸淳二
 
・・・・・・・
 
コピペでも結構ですので、皆様もメールをこちらに。
 
意見提出先(担当副大臣・政務官、メールアドレス)
中川正春・後藤斎 様  [email protected]
  
 
そして、もちろん
昨日のアホバカブログに対して多くのご支援の熱いメールをいただいた。
そのいくつかをここで紹介。
 
 
・・・・・・・
 
A様:
 
城戸 淳二先生
 
はじめてメールさせてもらいます、○○と申します。
いつも先生のブログを楽しみながら、読ませていただいたております。
 
今回の刷新会議ですが、先生の言う通り現場のこと、地方を知らないアホが多数決で決めるという方法に呆れております。
 
私は、保健師として高齢者に関わっていますが、
それに関する介護予防事業(簡単に言うと介護保険が破綻しないために、元気高齢者・虚弱高齢者にトレーニング等をしていただく事業のことです)もこの刷新会議にかけられ、厚労省のアホ役人の下手なプレゼンのため、判定が「判定不能」という結果になりました。
 
良い事業は、来年結果が出ないとだめなんでしょうか?
ロケットは本当にいらないのでしょうか?有機LEDはいらないのでしょうか?
 
このままでは、日本に科学者はいなくなるでしょう。
科学だけでなく、将来的には特許権が国内になく、何も製品開発できなくなる日がくるんでしょう。
そして先生もアメリカに行くのではないかと心配です。
 
そうなると先生の、米沢おいしいもの日記が読めなくなり、残念です(笑)。
 
最後になりますが、
先日、新潟に行く機会があり、ビックカメラでソニー製の有機LEDの展示をみました。
液晶よりもあかるく、きれいでした。城戸先生の製品と思うと、勝手に親しみをかんじました。
 
ご多忙と思いますが、どうかご自愛のほどを。
 
 
・・・・・・・
 
B様
 
城戸先生
 
事業仕分けについて私も腹が立ったので民主党にメールで意見を送りました。
日本の将来は危ういです。
民主党は選挙に勝つことしか考えていません。
 
○○
 
・・・・・・・
  
C様
 
おはようございます。○○です。私もさむ~くなってきました。日本の将来の事、資源のない事、技術大国を目指さなければ生きる道はない事、全く頭に入っていないようで、ただ支出を減らす事のみに集中している。言い換えると、そういう作業をこなすのが、あの方たちの仕事で、真の仕事をこなす人が別にいて、もう一度見直しをしますという姿勢の元で行っているように考えましたけど。たたき台を作っているだけではないでしょうか。この国は科学者の方達に支えて貰わないとどうしようもない事はみんな解っていると信じてます。先生、日本を助けて下さい。お願い致します。  
 
・・・・・・・
  
D様 
 
城戸先生、
 
○○@会社です。
 
ブログ拝読、腹立つエロジイ!!
 
昨夜、中川正春・後藤斎に、抗議のメイル送りました・・・。
 
が、改めて、読むと、一層腹立つ!!
同じ人間が何度も抗議しても、フンッ?!って思われるだけでしょうか??
返信が来れば、しつこく指摘できるのですが・・・。
 
・・・・・・・
 
E様
 
ブログ拝見いたしました。
 
何とか先生に頑張って頂きたいです!!
 
意見提出しておきます。
 
製造業としての有機エレクトロニクスの普及に向け、
私、トンネルは両側から掘った方が早いと考えてるのですから…。
 
これまでの日本は製造業ですよ。
高い人件費に浪費される金融業に公的資金つぎ込むくらいなら、
せめて、製造業の礎となる公的機関の研究開発に注ぐべきだと思います。
製造業には公的資金注入されませんから。
 
・・・・・・・
 
F様
 
城戸先生
 
昨日は○○○○の方の個人的送別会をしていました。
9時半ちかくになってから電話が多数かかってきました。
  
一昨日山形で先生が登場された放送がきっと全国で放送になったようですネ。私は昨日の放送は見れなかったのですが先生の怒りは一昨日の山形地方版の放送でみました。
  
「科学技術敗れてあとは子沢山」作:ハトポッポ この国をどうするのでしょう。
 
本当に「おしい」ことです。訛って「おしぃん」ですね。
山形、日本は「おしん」で行くしかないのでしょうか
  
ぜひ復活願っています。
 
1/120万人(山形県人分)
プラス1/200万人(有機EL関係分)
 =1/75万人ですが微力を尽くします。
 
・・・・・・・
 
G様

城戸教授殿
 
早速、廃止撤回の申し立てをしました。
 
○○工業㈱
○○ ○○
 
・・・・・・・
 
このままだと、山形県から民主党の議員さんがいなくなるかも知れない。
 
 
お願いしますよ、近藤議員、舟山議員、鹿野議員! 
  
 
 
 
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2009年11月19日 (木)

[緊急]技術立国の将来

 
 
いやあ、まあ、あきれました。
仕分け人ですか。
 
はっきり申し上げると、「理科」すら理解できない人が「科学技術」を仕分けるなんて笑止千万。
あなた方は、この国がこれまでどうやって経済大国になり得たのか、理解しておられるのですか?
 
科学技術の発展に国がお金を出すのは当然のこと。
それが長期的なテーマであっても。目に見えない成果であっても、間接的になんらかの影響はあるんだから。
 
さらに言わせていただくと、仕分け人の皆様、技術立国日本としてのビジョンをお持ちですか?
2番手で東洋のこの島国が存在感を世界に示せますか?
 
トップを走るからこそ、いい人材が育つ、お金が集まる。
2番手ではダメなんですよ。
 
ホント、ものづくりの現場を知らないひとが、たったの1時間で仕分けするなんて、こんなバカな話はない。
 
 
と、思っていると自分の関係あるプロジェクトが「廃止」だと。
 
おいおい、と思ってその理由をよくよく読むと、ええええ〜、って感じ。
地域活性化のなんたるかを経験したことのない都会人が、なにを言うんだ。
新規プロジェクトと従来のプロジェクトを一緒くたにすんなよお。
とにかく、ええ加減にせえよお。
と怒り200%に達した管理人なのだ。
 
 
たとえば、
複数あるプロジェクトが一極集中するから一つにまとめる、って?
あのねえ、アメリカ見てよ。
NSF、DOE、DARPA、複数のファンディングエージェンシーが存在する。
研究者にとっては、それだけチャンスがあると言うこと。
年にたった一回のチャンスしかなかったら、どうする?
しかも、うちのような大きな研究室では、複数のテーマで研究する。
それがたった一回のチャンスだったら、研究室運営できないよ。
 
もっと言わせていただくと、一極集中のどこが悪い!
世界と競争できる大学研究室がこの国にどれだけあるの?
予算を平均的にばらまくと、結局はトップレベルが下がり、三流研究室が二流になるだけ。
世界と勝負できる研究者が育たなくなるのだ。
 
2番手でなぜ悪い、なんて文系的発想が、結局は国力を下げてしまう。
 
 
で、地域活性化プロジェクトのこと。
たとえば、山形県。
ここは有機エレクトロニクスで地域を活性化しようとしている。
その核となるのが、山形大学工学部。
その山形大学に、世界からトップクラスの研究者を集めて、大学に特色を出し、地域に貢献しようとするプロジェクトが「廃止」の判定。
 
もし、万が一、この判定どおりに「廃止」になったら、山形県民120万人はガッカリし、山形の将来に希望を持てず、きっと次の選挙ではそれなりの判断をするだろう。 
  
 
ということで、科学技術立国を支えているのは、製造業なんだ、という皆様、これからの地域活性化は企業誘致じゃなく大学発の新産業なんだ、という皆様、いまの仕分けの仕方に反対の皆様、仕分け人が個人的に嫌いな皆様、野党の関係者の皆様、以下のメールアドレスまで、どしどし意見をお送りください。
皆様の貴重なご意見が反映されると言うことです。
 
 
ちなみに山形大学有機EL関係のプロジェクトが関係するのは以下のプロジェクト
 
 
12番「競争的資金(先端研究)」午後の部11
「戦略的イノベーション創出事業」
10年間、長期的かつチャレンジングなテーマで企業メンバーと共に研究を行うプロジェクト
→廃止
 
13番「競争的資金(若手育成)」午後の部12
「若手研究者養成システム改革」
テニュア(終身雇用)を目指す若手助教を徹底的に鍛えるプロジェクト
→廃止
 
15番「地域科学技術振興・産学官連携」午後の部15
「地域卓越研究者戦略的結集プロジェクト」
地方大学にノーベル賞級の研究者を集めて地方大学に特色を出し、地域を活性化するプロジェクト
→廃止 
 
 
皆様の行動が政治を動かし、国を動かします。
ぜひとも以下のアドレスにご意見をお送りください。
少なくとも全国有機EL関係者200万人の皆様、山形県民120万人の皆様、このアホバカブログの読者2万人の皆様には積極的な行動を「今すぐ」お願いいたします。  
 
   
意見提出先(担当副大臣・政務官、メールアドレス)
中川正春・後藤斎 様  [email protected]
 
 
ここで、国民はバカじゃないということを示そうじゃ、あありませんか。
   
 
 
  
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2009年11月18日 (水)

でかした!

 
 
城戸研究室、またの名を有機エレクトロニクス研究室。
スタッフには中山准教授、夫助教、笹部助教。
 
その中山准教授がやってくれた。
まあ、見てください。
 
 
1
 
   
山形大を有機エレクトロニクスの拠点にすべく、3年前に大阪大から引き抜いた中山さん。
見た目は管理人より年上だけど、実は若手で現在37才。
学生には厳しいけど、奥さんにやさしい37才。
JSTのさきがけ研究員でもあり、この分野のホープで37才。
 
よろしく。
  
 
で、今回の記事は彼が発明した有機トランジスタについての解説と研究者としての生い立ちを紹介。
普通のトランジスタに興味なく、オリジナリティを追求して早30数年?。
実用化も近いか。
 
 
自分のことが新聞に掲載されるよりも、こうやって研究室の若手が伸びてきたのを実感できる新聞記事はうれしい。
師匠の横山先生も喜んでおられるだろう。
 
 
次はWall Street Journalを狙ってください。 




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2009年11月17日 (火)

イトウさん

 
 
で、昨日は山形新幹線の最終に飛び乗った。
そしたら偶然同じ車両におられたのがうちのK副学長。
K副学長とは管理人が助手のころ、名古屋の会議でご一緒させていただき、東京経由米沢まで隣に座り、ウイスキー一本をあけた仲なのだ。
まあ、実際は管理人はボトル一本の内、50cc程度しか遠慮していただかなかったんだけど、それ以来の二人旅。
 
実は今回は米沢駅からクルマで帰るつもりだったんだけど、K副学長が飲む気まんまんなので、お付き合いさせていただいた。
車内販売員の女性が回ってこられて、リクエストされたのが「ワイン」。
「えええ〜」と思った管理人。
なんでかっていうと、新幹線車内でワインを買うお客を見たことないからだ。
 
そんな好奇心いっぱいの目で見ながら、成り行きを見守ると、ワゴンには白と赤の小瓶が各一本しかない。
K副学長曰く、
「なんだあ、こんな小さいのが一本しかないのかぁ、ダメじゃないかあ。名前はなんて言うの?」
レレレレ?と思った管理人。
 
「山形車掌区なの?丸の内なの?」
「家はどこなの?」
「へええ、そうなの。」
 
名前はもちろん、個人情報まで聞き出したのだった。 
 
初めて見たなあ、あの子は、なんておっしゃるので、
管理人、小声で、
「あのね、あのね、Kセンセ。あの子は山形新幹線で、今、最も売り出し中の色白美人なんですからね。いじめないでくださいよ。」
と、お願いした。
  
結局は、ワイン小瓶2本、カップの日本酒2本を二人でぺろりといただいてご機嫌だった2時間だったのだ。
  
ごめんなさいね、イトウさん。
これにめげずに頑張ってください。
 
ブログ読者の皆様も、名札をチェックいただいて、コーヒーの一杯も買ってあげてくださいね。
コーヒーって利益率、一番高いんです。 
 
 
 
 
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2009年11月16日 (月)

ドリームチーム

 
 
9時40分発のツバサで上京。
昼過ぎに東京駅についてタクシーで文部科学省へ。 
きょうは記者会見があって呼ばれた。
文科省の外郭団体のファンディングエージェンシーのJST(科学技術振興機構)の新規プロジェクトに我々の提案が採択されて、その発表なのだ。
 
まず、このプロジェクトの名称。
「地域卓越研究者戦略的結集プロジェクト」。
 
読んで字のごとく、ノーベル賞級のトップ研究者を地方大学に集結させいわゆる「ドリームチーム」を作って、大学に特色を出させ、地域産業に貢献させるという地方大学、地方産業活性化プロジェクトなのだ。
 
なにが新しいかというと、これまで地方で実施する産官学連携のプロジェクトは山ほどあった。
けど、そう言うプロジェクトは研究費を助成するわけで、終了後、研究成果以外に何も残らない。
しかも、研究成果が実用化されて地域産業に貢献している割合も少ない。
  
だから、地方大学にトップ研究者を集結させるための人件費を国が負担するというのは、まったくこれまでそんなこと誰も考えなかったのだ。
 
ところが、アメリカでは大学の特色を出すためにトップ研究者をプロ野球チームのように、条件の交渉をして引っ張ると言うことを普通に行う。
それで、大学ランキングを数十番から一桁に上げて、優秀な学生を集め、しかも外部資金の桁を上げるという例がいくらでもある。
 
一方、日本の国立大学では法人化され、しかも交付金を毎年1%削られて資金難に苦しみ、そう言う意味で特色をだす機会はなくなっていた。
 
けど、今回、JSTはこの「ドリームチーム」を作るのを助成するという画期的なプロジェクトを実施してくれて、管理人も最初は耳を疑ったけど、実際にこうやって提案が採択されて、記者会見して、ようやく現実のものと確信できた。
 
とにかく、画期的なプロジェクトなんだから。
 
 
で、午後からあった記者会見。
まず、2校採択された他の一校である信州大学のカーボンナノチューブの遠藤教授が説明され、そのあと管理人が山形の取り組みを説明。
最初に、採択いただいたお礼、そして管理人を在籍卓越研究者として認定いただいた感謝の言葉を述べた。
なにせ、このプロジェクトでは卓越研究者イコールノーベル賞級の研究者と位置づけていて、そう言う意味ではこのアホバカ教授をトップクラスの研究者と国が認めてくれたからだ。
 
いやあ、なんだかてれくさいなあ、と思いながらも集まった記者さんたちに山形の取り組みを説明した。
 
 
二人の説明の後、記者さんたちから種々の質問があったんだけど、印象に残ったのがこれ。
 
「事業仕分けで、産官学連携プロジェクトは本プロジェクトを含め廃止と決定されましたが、来年度以降、どうするのですか?」
 
これには、JSTの方が、「文部科学省と調整し、今後継続できるよう努力を行っていく。」と答えられた。
 
いやはや、仕分け人さん、プロジェクトの中身をご存じなのですか?と聞きたくなった。
その辺の産官学連携のプロジェクトと十把一絡げにはするなよ、と関係者の一致した意見だった。
 
 
とりあえず、明日の朝刊はみんな買わないとなあ、と思いつつ帰りのツバサに乗り込んだ。
 
 
 
 
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2009年11月15日 (日)

学級閉鎖

 
 
ここ米沢ではインフルエンザが猛威をふるい、娘の通う小学校でも6年生のクラスが学級閉鎖になったのを皮切りに、次から次へと連鎖的学級閉鎖。
 
そんな状況で、うちのバカ娘、「学級閉鎖がうらやましい。」なんてとぼけたことを言ってたんだけど、実際に先週の火曜日から一週間学級閉鎖になって自宅待機になったら二日目には暇だ暇だと嘆きだした。
  
バカですね、こいつ。
 
しかも、外出してはならないとのことなので、家内もうちに閉じこもり三度のご飯を作った。
たまに外食はしたけどね。 
 
 
そんな日が続いた一週間、きょうは朝から親子三人水入らず。
昼食はイタリアン「喜右エ門」でパスタ。
季節の食材を生かしたスパゲティがおいしいかった。
 
帰りに明日が娘の11回目の誕生日なので、「シャトレー」に誕生日ケーキを買いに立ち寄った。
ここは米沢では一番の老舗で、城戸家の御用達なのだ。
 
家族三人で一日早い誕生日のお祝い。
食べきれないので半分は近所のイチロー/キョウコのおしどり夫婦へ。
  
こんなゆったり気分の休日は有り難い。
 
 
実は、昨夜は内科医の先生と外科医の先生らと熊鍋をつつきながら話をしてたんだけど、厚生労働省の危機管理というか、新型インフルエンザ対策のおそまつさで盛り上がった。
特に担当局長のひどさと言ったら国賊ものだということだ。
地方自治体にもひどいのがいるけど、国にもいるんだよなあ。
    
インフルエンザに関しては、地方の市町村レベル、たとえば米沢の教育委員会も機能してるとは思えない。
とにかく現場任せで、その結果、ある小学校では、6年生が修学旅行に行って集団感染してしまって、帰って来るなり学級閉鎖になってしまうという5月だったら校長がテレビカメラの前で頭を下げなければならないようなことが起こっている。
 
こんな危機管理能力のない日本人、もし強毒性のインフルエンザがはやったりしたら、今回のように一気に広がって、日本人という民族が絶滅危惧種になってたんだろうなあ、と心配になった。
 
 
それにしてもいつまで続くのか、学級閉鎖。
 
 
 
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2009年11月14日 (土)

第5回ひらめきときめきサイエンス

 
 
朝から日本学術振興会の中学生向けイベント「ひらめきときめきサイエンス」のため出勤した。
中学生14人が研究室に集まって、有機EL材料Alqの合成、ポリフルオレンを使ったポリマー有機EL素子の作製、と大学生が行うような実験を体験したのだ。
 
しかも学振の理事でもあらせられる小林誠先生が見守られる。
 
いやあ、お手伝いのうちの学生が緊張しただろう。
 
 
1_3
 
 
中休みのクッキータイムでの質問。
管理人には有機ELに関する素朴な疑問が。
 
生徒「ガラスの中の黒いものは何ですか?」
管理人「それは、乾燥剤です。」
 
生徒「どうして有機ELに興味を持ったんですか?」
管理人「大学生の時に先生からキド君だからキド類の研究をしなさいと言われ、キド類錯体の中に発光性のものがあって、それを電気で光らせたいと子供のように純粋に思ったからですよ。名前がコバヤシだったら有機ELの研究してなかったかも知れません。」
 
なんて答えた。
 
一方、ノーベル物理学賞受賞者の小林先生に対して、
 
「先生はどういう理由でノーベル賞を受賞したんですか?」
なんて、大人なら絶対に聞けない大それた質問が。
 
先生は丁寧に、
「それはね、反粒子というのがあってね縺薙縺縲凾髢鍋噪縺蜴縺励縺縺隱謨エ繧偵縺ヲ縺縺縺薙…」
 
頭の中が文字化けした。
 
隣に座った管理人も聞いてみた。
「あの〜、物理学者の方々はどういうふうに素粒子なんかをイメージするんですか?我々科学者は分子ならイメージできるんですけど。」
先生曰く、
「数式で表します。物理学はある意味数学です。」
   
数学者の頭の中をのぞいてみたいと思った。
  
 
このイベントが始まったのが5年前、それ以来連続5回、毎回採択されて実施しているのは全国の大学200以上実施してるらしいけど、この研究室だけだとかで感謝状をいただいた。
  
 
1_4
 
 
ノーベル賞受賞者から感謝されるなんて、なんて光栄なんだろうなあ、とちょっとうれしかった。
でも副賞に科研費1000万ほどつけていただけたら、もっとうれしかたんだけど。
 
有り難うございました。
  
 
心地よい疲れに田酒がしみた夜だった。 
 
 
 
 
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2009年11月13日 (金)

ノーベルディナー

 
 
昨日から東京出張の管理人。
きのうの午前中は地域活性化の講演、午後は有機ELの講演、夕方から有機EL照明の実用化の打ち合わせ。
赤坂の定宿に泊まって、一夜明けたきょうは午前中に霞ヶ関へ。
有機ELや有機半導体技術の重要性を訴えた。
 
米沢に戻った午後。
外国から6名の団体様が御来学。
有機EL照明を是非とも次世代照明技術として普及させたいので協力してくださいとのこと。
科学者、研究者として、この技術を普及させたい気持ちでいっぱいだから、国に関係なく協力を惜しみませんと返答した。
 
日本でも国策として有機EL照影を省エネ技術として位置づけ、集中的な予算の投下をお願いしたいと思った。
我が国では民間は腰がひけ、国もビジョンがなかったので、政権が変わったのをきっかけに改革をして欲しいと願う。
 
 
夕刻から「旬采こんどう」へ。
明日、中学生向けのイベント「ひらめきときめきサイエンス」の支援をいただいてる学術振興会の方々が来米されたので会食した。
 
事務方お二人と、委員の先生が来られたんだけど、その委員というのが小林誠先生。
あのノーベル物理学賞の小林先生。
 
だから近藤親方に、今夕は特別なノーベルディナーを企画するようにお願いしておいた。
親方の精根尽くした料理に舌鼓を打たれたようだった。
 
 
しかしまあ、明日参加の中学生はラッキーだよなあ。
 
 
(写真)たまたまお店にいた女の子と。 
1
 
 
(写真)いただきましたっ!
1_2
  
 
 
 
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2009年11月12日 (木)

研究会のお知らせ

 
 
有機EL研究会、次回は名古屋で開催します。
東海地方の皆様、是非ともご参加いただきたく。
  
 
09-2有機EL研究会
デバイス(作成、評価、電導機構、発光機構、界面現象を含む)
 
趣旨
有機ELにおける評価技術と作成プロセスに焦点をあてた。素子の劣化機構を解析する手法として、PL測定の利用と同位体の利用が期待される。有機材料の界面評価に有効である光電子分光法の諸例を紹介してもらう。マスクなどを利用しないデバイス作成法である自己整合技術、ポリフルオレンの薄膜状態と特性との関係、界面におけるSAM材料による特性改善を討論していきたい。
 
主催 高分子学会 有機EL研究会 共催:電気学会東海支部 研究フォーラム「機能性有機材料の先端技術」
 
開催日 2009年12月18日 13:00~17:00
 
開催場所 名古屋大学 IB電子情報館中棟 015講義室
名古屋市千種区不老町
Tel:052-789-3643
Fax:052-789-3134
 
交通 名古屋市営地下鉄名城線名古屋大学駅3番出口すぐ横
 
プログラム <13:00~13:40>
1)有機ELの光学特性(仮題)
(産総研)高田 徳幸
<13:40~14:20>
2)自己整合インクジェットプリント法を用いた有機EL素子
(富山大理工)○中  茂樹、岡田 裕之
<14:20~15:00>
3)有機ELの劣化評価 ー同位体マーカ法を中心にー
(東レリサーチセ)宮本 隆志
<15:00~15:15>休憩
<15:15~15:50>
4)有機EL関連薄膜・界面の光電子分光と光電子収量分光
(千葉大先進科学セ)石井 久夫
<15:50~16:25>
5)フルオレン系高分子EL素子の薄膜層と発光特性
(阪大先端科学イノベーションセ)○梶井 博武、高田 亮太郎、小島 世誠、笠間 大輔、大森  裕
<16:25~17:00>
6)自己組織化単分子膜の形成と有機ELへの応用
(名大院工)森  竜雄
 
受付期間 2009年10月26日~2009年12月17日
参加要領 1)定員150名 
2)参加費 無料 
3)申込方法 高分子学会申込みサイト http://www.spsj.or.jp/entry/にて申込後、参加証を送付します。
4)その他:演題・講演者は予告なく変更になる場合がございます。予めご了承下さい。
 
申込先 (社)高分子学会 09-2有機EL研究会係係
〒104-0042 東京都中央区入船3-10-9 新富町ビル6F
TEL 03-5540-3771  FAX 03-5540-3737
 
 
 
 
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2009年11月11日 (水)

音と光

 
 
ケンウッドというのはご存じの通り音響機器メーカーで、スピーカー技術は高い。
後藤電子というのはご存じの通りコイルメーカーで真四角を使った高性能コイルの評価は高い。
山形大学城戸研究室というのはご存じの通り有機EL技術ではトップクラス。
 
そのコラボの成果が音の出る有機ELパネル。
以前、日経新聞でも紹介されたけど極めてオリジナリティが高くて、しかも実用性が高い。
完成度を高めようと、某JSTというファンディングエージェンシーの某A-stepという補助金に応募したんだけど、採択されなかった。
 
嗚呼…、なぜだろう。
 
やっぱり実用化研究はNEDOの方が向いているのか。
  
なんて考えていた今日この頃、次のコラボの作品が展示されることになった。
11月13日(金)~15日(日)。
オーディオ&ホームシアター展 in AKIBA 2009
  
で、その作品がこれ。
 
1
 
フッ素系のポリマーフィルムの裏表に導電性高分子を電極として塗ったフィルムスピーカー。
実は、これまでもフィルムスピーカーは製品化されてるけど、珍しいだけで音質低く、普及せず。
しかし、今回のスピーカーはその形状からわかるように筒状で、全方向に音が均一に出る無指向性を実現し、しかも音質も上々。
楽器の生演奏を聞くとわかるけど、音は本来無指向性。けど、通常のスピーカーは前方に音が出る指向性。
管理人のような「音の職人」と呼ばれるレベルになると、そのニセモノっぽさが気になるんだよね。
  
その上、筒内部が光るというムーディな演出も可能にしているんだなあ、この作品。
残念ながら今はLEDを使っているんだけど、将来的にはフィルム有機ELとの合体も可能なのだ。
 
このプロ好みのスピーカー、聞いてみたい人はぜひとも展示会の「クレハ」のブースへ。
 
完成度を上げるため、助成金を申請したいところだけどJSTよりNEDOなのかなあ。 
 
 
 
 
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2009年11月10日 (火)

JAPAN ALL STARS

 
 
今週の金曜日。
20:00〜20:54。
 
テレビ東京で、「世界を変える100人の日本人!JAPAN☆ALL STARS」という番組があるんだけど、そこで管理人登場します。
 
実は山形で放送されてないんでどんな番組でどういう風に編集されてるか想像もつかないんだけど、醜態をさらしていることだけは間違いない。
 
ご興味ある方はぜひ。
 
 
Yahooテレビガイドより:
 
今回の“日本の星”は世界最高のエアレースにアジア人で初めて挑戦したパイロットと、有機ELを製品化へ導いた教授。その他、ヨーロッパを魅了したサーカス芸人をご紹介。
今回の“日本の星”は、今年、アジア人として初めてレッドブル・エアレースに出場したルーキー・パイロット。シーズン最終戦で自身の最高タイムを記録し、来期のレース出場も決定した、注目株のパイロットに密着します。また、次世代のディスプレイとして注目を浴びる有機ELを研究する教授に迫ります。“グッとくるオールスターズ”では、ヨーロッパ各国を虜にしたサーカス芸人を紹介します。
 
出演
【MC】三宅裕司、三村マサカズ 【パネラー】筒井康隆、矢口真里、バナナマン 【ゲスト】ローラ・チャン 【アシスタント】松丸友紀(テレビ東京アナウンサー、繁田美貴(テレビ東京アナウンサー)、相内優香(テレビ東京アナウンサー) 【外国人記者】ココ・マスターズ(タイム誌)、ジェームス・シムズ(ダウ・ジョーンズ/ウォール・ストリート・ジャーナル)、ジョナサン・ソーブル(フィナンシャル・タイムズ)、ティム・ケリー(フォーブス)
 
 
 
 
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2009年11月 8日 (日)

イイノ先輩ガンバレ

 
 
きょうは朝から市立体育館で開かれた山形県ジュニア空手道選手権大会を見に行ってきた。
9時から開会式と言うことで、15分前に会場に着いたら管理人が通う空手道スポーツ少年団「嵐」の大武指導部長が来賓の席に案内してくれた。
 
 
1
 
 
そこにはすでに近藤洋介議員と安部三十郎市長が着席されていて、
近藤議員が、「あれれれ、城戸先生は空手とどんな関係なんですか?」
と聞かれたので、
「何を隠そう、私は緑帯ですよ。」と答えた。
 
「で、先生は武道されますか?」
と逆に聞き返したら、
「高校まで剣道やってました。」、と
「じゃあ、段持ちですね?」とさらに聞くと、
「三段です。」と答えられた。
「ほほう、すごいじゃないですか。武道はいいですよねえ。」
 
次に、管理人の隣の安部市長に、
「で、市長は武道のご経験は?」
と聞くと、
「いえ」と一言。
「…」
 
 
試合が始まるのを待った。
  
  
1_2
 
 
壇上の見晴らしのいい席に座っていたので、来賓の挨拶に引き続き形の試合を観戦した。
何を隠そう生まれて初めての空手の試合の観戦だったんだけど、これがなかなかおもしろい。
選手たちはそれぞれの級や段にしたがって帯の色が違うんだけど、たとえば白帯と色帯が対戦して白帯が勝つことがあるのである。
しかも、結構な頻度でね。
   
結局これはそれぞれの団体のレベルを表しているように思う。
もちろん、試合で緊張して実力を発揮できない子供もいるだろう。
でも、結局はある団体では比較的楽に昇級できる一方、厳しい団体では形をきちんとこなせないと昇級できない、なんてことがあるんだろうなあと結論づけた。
 
 
子供たちが真剣に形を演じているのを見ながら、「最近の若者は…」なんて言葉はこの子たちには無関係だなあ、と感心してたらイガグリ頭の見慣れた顔が試合の準備をしていた。
 
そう、イイノ先輩である。
小学校6年生ながら黒帯を締める「嵐」のホープである。
かつ、管理人に平安初段のツボを伝授してくれた先輩でもある。
 
娘を絵画教室に送っていく時間が迫ってきたので、早く先輩の順番が来ないかと思って見てたんだけど、結局は間に合わなくてあまりない後ろ髪を引かれつつ、会場を後にした。
午後からの組み手の試合も見ておいて、6年半後に控えてる全日本シニア選手権大会決勝での吉玉師範との対戦に参考にしようと思ったんだけど。
 
でもイイノ先輩、優勝したかなあ。
水曜日の練習でお目にかかるのが楽しみである。
 
 
 
 
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2009年11月 7日 (土)

凸版xカシオ=有機ELディスプレイ

 
 
久々の明るいニュース。
 
凸版印刷とカシオが中小型有機ELディスプレイを生産する合弁会社を設立する。
カシオのディスプレイ技術と凸版印刷の印刷による製造技術。
 
期待できますねえ。
 
それにしても凸版の積極性には頭が下がる。
昨年は三菱重工、ローム、城戸と共に照明用有機ELパネルの生産会社「ルミオテック」を設立し、次世代照明分野にも参入。
 
すでにイーインクの電子ペーパー事業にも積極参加。 
いやあ、すごいすごい。
 
それにしても国内印刷会社のもう一方の雄である大日本印刷。
新規事業でちょっと凸版に引き離されてるようなんだけど、それは気のせいか。
 
 
以下、NIKKEI NETから。
 
・・・・・・
  
カシオ・凸版、有機ELを共同生産 中小型実用化へ
 
カシオ計算機と凸版印刷は薄型ディスプレーの有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)事業で提携する。開発・生産する共同出資の新会社を2010年4月に設立。10年代前半までに10型以下の中小型の実用化を目指す。価格競争が厳しい中小型の液晶ディスプレーを代替する商品として拡販するほか、薄型テレビなど大型への応用も探る。
 
カシオがまず10年2月に有機EL事業を担う新会社を設立し、カシオ子会社で中小型液晶パネルを手がける高知カシオ(高知県南国市)と、有機ELの開発部隊の合計約600人を移管。2カ月後に凸版が新会社の発行済み株式の8割を取得する。カシオは社長を派遣する。資本金は4億円で、新会社の名称は未定。(09:23)
 
・・・・・・
 
 
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2009年11月 6日 (金)

フランスvsイギリス

 
 
午前中はフランスで、というか正確には南麻布のフランス大使館で昨日の全体会議に続く部門別の会議。
フランスの大学と日本の大学でコンソーシアムを組んでプロジェクトを始めましょうと言うことになった。
 
で、この会議で得たもの。
 
昨日の全体会議では、有機半導体以外のいろんな最先端の話題と聞いた。
その中でも特筆すべきは、ある方法を用いての発電。

先生と話をさせていただいて、目からウロコが落ちた。
しかもその技術の核となってるのが有機物質。
 
今度、有機デバイスセミナーで講演いただこうと思う。
 
もう一つ。
 
関西の大学の先生の話。
これも材料系の技術で、材料屋として尊敬できる技術だった。
有機デバイスセミナーで講演してくださいとお願いしたら、快諾いただいた。
 
 
実は昨夜の懇親会は大使館を出たところのレストランで催されて、しかも料理がいまいちで、まあダイエット中の管理人にとってはベストなんだけど、ふつうだったらあの後で吉野家の特盛りだったよなあと残念だった。
 
食にこだわりのあるフランス人だからと思って、大使館での懇親会には期待大で、公邸の前の芝生で最高級のフレンチに舌鼓を打てると思っていた意地汚い管理人にとっては、ちょっと、というかかなりガッカリした夜だった。
 
 
(写真)こんなもんでした。 
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イギリス大使館vsフランス大使館、
過日のイギリス大使館での経験と比較すると、味はともかく、おもてなしという点ではイギリス大使館の方が圧倒していた。
イギリス大使館では大使の方も挨拶されたし。
次回があればだけど、フランス人のこだわりと実力とおもてなしを見せて欲しいと思う。 
 
 
そんな貴重な体験をした二日間だった。
 
 
  
 
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2009年11月 5日 (木)

フランス

  
 
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先週はドイツ。
で、今日と明日はフランス。
ヨーロッパを股にかける管理人。
 
といっても、

フランス大使館なんだけど。
 
実は、秘密の会議が開かれて招かれた。
フランスのある企業の関連技術の開発で、朝から夕方まで日本の最先端の研究者、技術者との情報交換。
 
および、今後の共同研究の可能性の探索。
 
これにはフランス国家のビジョンというものを実感した。
日本の外務省が外国でこんなイベントやってるとは思えないもんなあ。
  
 
(写真)大使公邸で〜す。
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(写真)プールもあるよ。
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文部科学省の局長さんも懇親会に見えられて、管理人とも意見交換。
これからの地方大学のあり方、地域への貢献の仕方、科学技術立国の国立大学法人としてのあり方、などなど、これまでの経験をもとに語った。
 
いつも言うようだけど、雲の上の霞ヶ関にいたんじゃあ現場はわかりっこないので、ぜひとも米沢に見に来てください、とお願いした。
 
 
いずれにしても、ワインがおいしかったフランス大使館という印象だった。
 
 
 
 
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2009年11月 4日 (水)

文化の日

 
 
昨日は文化の日。
ということで、休みなんだけど朝早く起きて、雪の中、山形市にクルマを走らせた。
というのも、午前中から「山形県科学技術賞」の授与式が山形市の文翔館で行われたからだ。
9時半ちょっと過ぎに会場の待合室に入ると、後藤電子の後藤社長ご夫妻がすでに来られていた。後藤社長は「産業賞」を受賞されたのだ。
いやあ、偶然だなあ。
 
両者ともオーガニックライティング社の出資者かつ関係者なので、オーガニックライティング社から二名の受賞者が出たようなもんだ。
山形県史上、初やね。
 
式は粛々と行われ、吉村知事から直々に賞状とメダルをいただいた。
 
 
受賞者の挨拶では、
 
選考委員の皆様、推薦していただいた皆様、
研究室の学生、研究員、スタッフ、
共同研究企業の皆様、
そして
妻と娘に
感謝します。
 
のようなことを言った。
 
 
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ランチ会場では、知事が各テーブルを回られ、受賞者と懇談。
後藤社長とは大江町で同郷なので盛り上がっていた。
同じテーブルの妻の隣には山形銀行の長谷川頭取が座られてて、お殿様を紹介してもらったりして妻となにやら盛り上がっていた。
あとで妻は長谷川頭取が俳優の蟹江敬三さんに似てると言ったけど、おれはルノーのゴーン社長にそっくりだと思う。
 
昼過ぎに自宅に戻り、着替えてジャンプスポーツクラブへ行って汗を流した。
たまに見かける工学部の佐野教授が筋トレに精を出していた。
この先生は肉体を鍛えるのが趣味のようである。
 
 
夕方になって「鳥勝」へ。
ここは名前に「鳥」と付いてるけど、お肉屋さんで牛肉がメイン。
二階のすき焼きとしゃぶしゃぶの店へ。
 
何を隠そう、まいど1号の「青木豊彦」さんの歓迎会なのだ。
5日(水)の午前中に管理人が評議員を務める四中のイベントで講演されるので来県された。
 
 
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青木さんはあいかわらずどこからあのパワーが出るのかと思うくらいお元気で、しかもあいかわらず大阪弁丸出しで集まった米沢人たちを圧倒していた。
お肉は最高級米沢牛でそれはとてもとてもおいしかったんだけど、女中さんが取り分けてくれないので遠慮の固まりで煮込んでしまったのもったいなかった。
悲しいかな米沢にはそんな本格的すき焼き屋がないんだよなあ。
  
 
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二次会に「こんどう」へ移動。
ちょこっとつまみながら日本酒をいただいたんだけど、このあたりから記憶が少々あやしくて、こうやってブログを書いてる今でも何を話したか覚えていない。
きっと四中関係者に「鳥勝」でしこたまおいしい日本酒を飲まされたからだろう。
 
 
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10時ころいつものようにサービスが行き届いてる「こばと代行」で帰宅。
爆睡した。
 
 
明けて今朝。
市民文化会館へ。
来賓席で青木さんの講演を拝聴する。
中学生に語りかけながらの漫談のような講演会はおかしくもあり、涙もあり、迫力も満点。
 
参考になりました青木社長。
 
 
昼から来客続きで、今は東京行きのツバサの中。
そうです、今日から金曜まで東京出張。
 
ではまた明日。 
 
 
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2009年11月 3日 (火)

よろしく

 
 
最近のこのバカブログで急に登場したササベ助教。
実はこの10月1日からうちの研究室の正式な助教となりました。
それまでは、NEDOのポスドク研究員、研究室付きの研究支援員としてこの数年間リン光関連の合成班をリードしてくれました。
 
米沢ではトリビアンと言う焼鳥屋を行きつけにしてる独身の男性です。
デートするために車を買えと言っても自転車で十分です、という変人です。
 
でも、根はいいやつですので、 
よろしくお願いいたします。
  
  
(写真)ドレスデンにて。
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2009年11月 2日 (月)

名前と学力の関係

 
今回のドイツ渡航の目的はドレスデンで開催される「プラスチックエレクトロニクス会議」での基調講演。
プラスチックエレクトロニクスとは有機半導体技術のこと。
有機ELや太陽電池、トランジスタなどの研究発表がある。
 
午前中は基調講演のセッションで、大きな会場には400名程度の聴衆が。
日本からはソニーの占部さんが、もちろん有機ELテレビの講演をされたんだけど、それを聞いてた管理人、内容よりその英語の流暢さに舌を巻いた。
さすがにグローバル企業のソニーともなるとあそこまでの英語力が必要なんだなあと感心。
 
管理人の番になって、山形での有機ELのとりくみについて、30分ほど話をさせていただき、途中で白色パネルを光らせてデモしたり、3回ほどくだらないジョークを言って笑いをとったりして、大きな会場で大勢を相手にしてとても気持ちがよかった。 
 
 
(写真)会場の様子。講演はBASF。   
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夜は立食パーティで、ワインを飲みながらドイツ人研究者たちとバカ話。
ゲラゲラ笑っていると、これから賞の発表をすると主催者がマイクでアナウンスしたのでなんだなんだと思っていると、最初にロチェスター大学のタン教授が「Outstanding Contribution to Plastic Electronics」賞を受賞された。
本人がおられなかったので、元同僚のコダックの方が代理で受け取り。
 
 
(写真)ドイツ人もびっくりのMade in 山形のパネル。
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そうだよなあ、タンさんだよなあ、と感心していると、次に、ルミオテックのJUNJI KIDOと管理人の名前が呼ばれ、
「Most Innovative Use of Plastic Electronics 2009」という賞をいただいた。
前に出て、研究室の学生さんや研究員、共同研究会社の方々のおかげです、と言う意味のことを言った。

有り難い、有り難い。
  
近日中に会社に持って行きますからね。
ルミオさん。
 
 
(写真)いただきましたトロフィーです。 
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次の夜は、カール・レオ教授のお宅へ招かれた。
他にも7〜8人の関係者。
 
ろうそくの火で明かりをとるヨーロッパのお宅はなんとも雰囲気がある。
おいしい赤ワインをいただきながら、研究以外の話で盛り上がり、その時にレオ教授が子供の名前のことで面白いことを言われた。
 
それはドイツでアメリカ的な名前がつけられる子供が多くなったこと。
そして統計的にそれらの子供たちの学力レベルが、従来のドイツらしい名前の子供よりも劣ること。
  
いやあ、日本でもそうなんです、
と言いそうになった。
日本人なのにアメリカ人みたいな名前。
親の独りよがりの読めない名前。
 
こんな子供たちと、日本人らしい名前の子供たちの学力の差を調べてみると面白い結果が出るのではないかと想像した。
 
結局は、名前じゃなくて、そう言う親に育てられる環境に違いがあるんじゃないかなあ、と思う。
 
 
ドイツも日本も先進国は先進国の悩みは共通なのだと実感した一夜だった。
 
 
 
 
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2009年11月 1日 (日)

時差ボケと脳の関係

 
 
ドイツ出張。
 
初日、月曜日はフランクフルトに到着して、会社が手配してくれたハイヤーで1時間ほどの町へ。
夕食はこちらで勤める卒業生とイタリアンレストランへ。
 
ダイエット中の管理人、軽く前菜にビーフのカルパッチョ、主菜にペペロンチーノスパゲティをいただいた。
まあ、味はドイツのイタリア料理ということでは合格点。
日本のイタリアンの方がレベルは圧倒的に高いけどね。
 
で、二日目、火曜日は朝から企業を訪問して共同研究の打ち合わせ。
こちらの成果報告と先方の成果報告を聞き、意見交換。
  
昼はこの会社のドイツ人の担当役員さんやグループリーダーの方々と会社所有の格式あるレストランへ。
スープが絶品だった。
 
地元の白ワインをいただきながら研究以外のことばかり話てたんだけど、時差ボケの話題になって、旅慣れた管理人は問題ないけど、慣れてないササベ助教は時差ボケにどう対応していいかまだわからないのですよ、というようなことを言った。
 
すると、役員さんが興味ある情報。
スチュワーデスさんを国内線と長距離国際線の二グループに分け、ある一定期間後に脳を調べたところ、国際線のスチュワーデスさんの脳が縮んでいたとか。
こんな報告が以前あったので、時差ボケを体験しすぎると脳が小さくなるよ、と言われた。
 
で、管理人。
そう言うことがあるとしたら、たぶんそれは時差ボケに対応できない人にとっては、寝不足が続くと脳に大きなストレスとなって縮んじゃうんですよ。
だから、私のような旅慣れた人間は旅先でも寝れますから大丈夫です。昨夜も熟睡でしたからね。
と言ってから、
でも、ササベは10時に寝て12時に目が覚めたとかで、二時間しか寝てないので、きっと5%ほど脳は収縮してます。
と付け加えたら、みんな大笑いした。
 
この旅行中、ササベ助教はずっとこの調子だったので、20%ほど脳みそが軽くなったに違いない。
今度、時差ボケ解消法、教えてあげるからね。
  
とりあえず、カニみそでもいっぱい食べてください。
 
 
 
 
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