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門静駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
門静駅
駅舎(2018年9月)
もんしず
Monshizu
尾幌 (9.2 km)
(4.9 km) 厚岸
地図
所在地 北海道厚岸郡厚岸町門静
北緯43度3分27.2秒 東経144度46分57.82秒 / 北緯43.057556度 東経144.7827278度 / 43.057556; 144.7827278座標: 北緯43度3分27.2秒 東経144度46分57.82秒 / 北緯43.057556度 東経144.7827278度 / 43.057556; 144.7827278
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 根室本線(花咲線)
キロ程 213.8 km(新得起点)
電報略号 モン
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
乗降人員
-統計年度-
8人/日
-2014年-
開業年月日 1917年大正6年)12月1日
備考 無人駅
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門静駅(もんしずえき)は、北海道厚岸郡厚岸町門静にある北海道旅客鉄道(JR北海道)根室本線(花咲線)のである。電報略号モン事務管理コードは▲110442[1]

歴史

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1978年の門静駅、周囲約1km範囲。右が根室方面。単式ホーム1面2線であるが、左端上方向にある砕石場から90°曲がって本線脇を並行に走り、駅舎前を通るように敷かれた専用線が、丁度駅舎前で2本の留置線に分岐していたため、ホームへは長めの構内踏切を渡らなければならなかった状況が見て取れる。また、この駅表側の留置線からは、さらに2本の側線が分岐していたのが確認できる。これら専用線は道路整備と共に既に使用を停止していて色が薄いが、1983年発行の資料(北海道690駅 小学館)ではレールは残されていた様である。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

駅名の由来

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所在地名より。アイヌ語の「モイスッ(moy-sut)」(入り江・の根もと)に由来する[3][8][9]。この解釈について山田秀三は、厚岸湾のゆるい浜辺が当時入江と考えられていてその端にあることからついた名である、と考えている[9]

駅構造

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ホーム(2018年9月)

単式ホーム1面1線をもつ地上駅厚岸駅管理の無人駅である。

もとは島式ホームの交換駅であった[10]。加えて当駅から北東2 km の位置にある採石場から保線用のバラストを出荷しており、そのための専用線が分岐していた[10]

利用状況

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乗車人員の推移は以下のとおり。年間の値のみ判明している年については、当該年度の日数で除した値を括弧書きで1日平均欄に示す。乗降人員のみが判明している場合は、1/2した値を括弧書きで記した。

また、「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。

年度 乗車人員 出典 備考
年間 1日平均 JR調査
1978年(昭和53年) 52 [10]
1992年(平成04年) (13.0) [11] 1日平均乗降客数26人
2016年(平成28年) 11.2 [JR北 1]
2017年(平成29年) 9.2 [JR北 2]
2018年(平成30年) 10.0 [JR北 3]
2019年(令和元年) 9.0 [JR北 4]
2020年(令和02年) 9.0 [JR北 5]
2021年(令和03年) 10.0 [JR北 6]
2022年(令和04年) 9.4 [JR北 7]

駅周辺

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門静の集落がある。

隣の駅

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北海道旅客鉄道(JR北海道)
根室本線(花咲線)
快速「はなさき」・快速「ノサップ」
通過
普通
尾幌駅 - 門静駅 - 厚岸駅

脚注

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出典

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  1. ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、233頁。doi:10.11501/1873236https://doi.org/10.11501/18732362022年12月10日閲覧 
  2. ^ 内閣印刷局, ed (1917-11-27). “鉄道院告示 第84号”. 官報 (国立国会図書館デジタルコレクション) (1596). https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2953710/1. 
  3. ^ a b 『北海道 駅名の起源』(第1版)日本国有鉄道北海道総局、札幌市、1973年3月25日。ASIN B000J9RBUY 
  4. ^ 『釧路鉄道管理局史』1972年10月発行、年代表。
  5. ^ a b JR釧路支社「鉄道百年の歩み」北海道旅客鉄道株式会社釧路支社 平成13年12月発行。
  6. ^ 「通報 ●飯田線三河川合駅ほか186駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報号外』日本国有鉄道総裁室文書課、1986年10月30日、12面。
  7. ^ 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、883頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  8. ^ アイヌ語地名リスト モク~リ P131-140” (PDF). アイヌ語地名リスト. 北海道 環境生活部 アイヌ政策推進室 (2007年). 2014年1月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年10月19日閲覧。
  9. ^ a b 山田秀三 (2018-11-30). 北海道の地名. アイヌ語地名の研究 山田秀三著作集 別巻 (2 ed.). 浦安市: 草風館. p. 258. ISBN 978-4-88323-114-0 
  10. ^ a b c 藤田, 稔 編『国鉄全駅大事典』藤田書店、1980年4月30日、872頁。doi:10.11501/12065814https://dl.ndl.go.jp/pid/12065814 
  11. ^ 宮脇俊三原田勝正 著、二見康生 編『北海道630駅』小学館〈JR・私鉄各駅停車〉、1993年6月20日、120頁。ISBN 4-09-395401-1 
  12. ^ 門静駅”. NAVITIME. 2019年11月14日閲覧。

JR北海道

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  1. ^ 根室線(釧路・根室間)」(PDF)『線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)』、北海道旅客鉄道、2017年12月8日。オリジナルの2017年12月9日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20171209102705/http://www.jrhokkaido.co.jp/corporate/senku/pdf/senku/05.pdf2017年12月10日閲覧 
  2. ^ 根室線(釧路・根室間)」(PDF)『線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために)』、北海道旅客鉄道株式会社、3頁、2018年7月2日。オリジナルの2018年8月19日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20180818152757/http://www.jrhokkaido.co.jp/corporate/region/pdf/senku/05.pdf2018年8月19日閲覧 
  3. ^ 根室線(釧路・根室間)” (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2019年10月18日). 2019年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月18日閲覧。
  4. ^ 根室線(釧路・根室間)” (PDF). 地域交通を持続的に維持するために > 輸送密度200人以上2,000人未満の線区(「黄色」8線区). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2020年10月30日). 2020年11月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月2日閲覧。
  5. ^ 駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2022年8月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月14日閲覧。
  6. ^ 駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2022年9月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月3日閲覧。
  7. ^ 駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2023年11月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月10日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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