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上尾幌駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
上尾幌駅
駅舎(2018年9月)
かみおぼろ
Kami-Oboro
別保 (14.7 km)
(9.2 km) 尾幌
地図
所在地 北海道厚岸郡厚岸町上尾幌1番地
北緯43度1分58.47秒 東経144度36分44.71秒 / 北緯43.0329083度 東経144.6124194度 / 43.0329083; 144.6124194座標: 北緯43度1分58.47秒 東経144度36分44.71秒 / 北緯43.0329083度 東経144.6124194度 / 43.0329083; 144.6124194
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 根室本線(花咲線)
キロ程 195.4 km(新得起点)
電報略号 カホ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗降人員
-統計年度-
26人/日
-2014年-
開業年月日 1917年大正6年)12月1日
備考 無人駅
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上尾幌駅(かみおぼろえき)は、北海道厚岸郡厚岸町上尾幌にある北海道旅客鉄道(JR北海道)根室本線(花咲線)のである。電報略号カホ事務管理コードは▲110440[1]

歴史

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1977年の上尾幌駅、周囲約500m範囲。右が根室方面。若干ずれた形の単式ホーム2面2線、駅裏に貨物用の留置線を2本、駅舎横釧路側に貨物ホームと引込み線を有している。貨物取扱廃止後で駅裏のストックヤードは草生しているが、かつては周囲の山林から伐採された木材の搬出が盛んであった。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

駅名の由来

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尾幌川の上流にあることから[3]

駅構造

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2面2線の島式ホームと単式ホームの地上駅。かつて設定されていた釧路方面への当駅折り返し列車は2番線を使用していた。

厚岸駅管理の無人駅

のりば

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番線 路線 方向 行先
1 根室本線
(花咲線)
上り 釧路方面
2 下り 厚岸根室方面

利用状況

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乗車人員の推移は以下のとおり。年間の値のみ判明している年については、当該年度の日数で除した値を括弧書きで1日平均欄に示す。乗降人員のみが判明している場合は、1/2した値を括弧書きで記した。

また、「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。

年度 乗車人員 出典 備考
年間 1日平均 JR調査
1978年(昭和53年) 172 [6]
1992年(平成04年) (47.0) [7] 1日平均乗降客数94人
2016年(平成28年) 14.2 [JR北 1]
2017年(平成29年) 12.4 [JR北 2]
2018年(平成30年) 11.0 [JR北 3]
2019年(令和元年) 7.8 [JR北 4]
2020年(令和02年) 5.2 [JR北 5]
2021年(令和03年) 4.2 [JR北 6]
2022年(令和04年) 4.0 [JR北 7]

駅周辺

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当地はかつて林業と炭鉱で栄え、ピーク時には2000人以上の居住があったが、昭和40年代の炭鉱合理化で急速に衰退した[6]

接続

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  • 1918年(大正7年)頃:八千代炭礦より当駅積込場へトロッコ軌道4.5km敷設[8][9]
  • 1933年(昭和8年)頃:三星炭礦(後の王子製紙大東炭礦)より3.5km[9]、釧路炭礦青葉礦業所より5km[9]、それぞれ当駅積込場へ馬車軌道敷設[8]
  • 1943年(昭和18年):中小炭鉱整理令により各炭鉱閉山[8]
  • 1944年(昭和19年):上尾幌森林軌道開設[10]。4.4キロ[11]
  • 1947年(昭和22年):旧・王子製紙大東炭礦が北海鉱山上尾幌礦として馬車軌道と共に再開[8]、後にガソリンカー導入(導入時期不詳)[8]
  • 1950年(昭和25年):上尾幌森林軌道廃止[10]

隣の駅

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北海道旅客鉄道(JR北海道)
根室本線(花咲線)
快速「はなさき」
通過
快速「ノサップ」
別保駅上尾幌駅厚岸駅
普通
別保駅 - 上尾幌駅 - 尾幌駅

脚注

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出典

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  1. ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、233頁。doi:10.11501/1873236https://doi.org/10.11501/18732362022年12月10日閲覧 
  2. ^ 内閣印刷局, ed (1917-11-27). “鉄道院告示 第84号”. 官報 (国立国会図書館デジタルコレクション) (1596). https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2953710/1. 
  3. ^ a b 『北海道 駅名の起源』(第1版)日本国有鉄道北海道総局、札幌市、1973年3月25日。ASIN B000J9RBUY 
  4. ^ a b c d JR釧路支社「鉄道百年の歩み」北海道旅客鉄道株式会社釧路支社 平成13年12月発行。
  5. ^ 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、883頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  6. ^ a b 藤田, 稔 編『国鉄全駅大事典』藤田書店、1980年4月30日、871頁。doi:10.11501/12065814https://dl.ndl.go.jp/pid/12065814 
  7. ^ 宮脇俊三原田勝正 著、二見康生 編『北海道630駅』小学館〈JR・私鉄各駅停車〉、1993年6月20日、119頁。ISBN 4-09-395401-1 
  8. ^ a b c d e 釧路叢書第14巻『釧路炭田』1974年1月 釧路市発行
  9. ^ a b c 距離は『沿線炭礦要覧』1937年(昭和12年)2月 札幌鉄道局発行 による。
  10. ^ a b 『北海道の文化 74』2002年(平成14年)3月 北海道文化財保護協会発行、P10。
  11. ^ 河野哲也「北海道の森林鉄道,殖民軌道」『鉄道ピクトリアル』No.733

JR北海道

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  1. ^ 根室線(釧路・根室間)」(PDF)『線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)』、北海道旅客鉄道、2017年12月8日。オリジナルの2017年12月9日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20171209102705/http://www.jrhokkaido.co.jp/corporate/senku/pdf/senku/05.pdf2017年12月10日閲覧 
  2. ^ 根室線(釧路・根室間)」(PDF)『線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために)』、北海道旅客鉄道株式会社、3頁、2018年7月2日。オリジナルの2018年8月19日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20180818152757/http://www.jrhokkaido.co.jp/corporate/region/pdf/senku/05.pdf2018年8月19日閲覧 
  3. ^ 根室線(釧路・根室間)” (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2019年10月18日). 2019年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月18日閲覧。
  4. ^ 根室線(釧路・根室間)” (PDF). 地域交通を持続的に維持するために > 輸送密度200人以上2,000人未満の線区(「黄色」8線区). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2020年10月30日). 2020年11月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月2日閲覧。
  5. ^ 駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2022年8月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月14日閲覧。
  6. ^ 駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2022年9月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月3日閲覧。
  7. ^ 駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2023年11月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月10日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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