松石信八
千葉ロッテマリーンズ #134 | |
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2024年4月 | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 佐賀県佐賀市 |
生年月日 | 2005年12月18日(19歳) |
身長 体重 |
175 cm 75 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 内野手 |
プロ入り | 2023年 育成選手ドラフト2位 |
年俸 | 250万円(2025年)[1] |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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松石 信八(まついし しんや、2005年12月18日 - )は、佐賀県佐賀市出身のプロ野球選手(内野手・育成選手)。千葉ロッテマリーンズ所属。
経歴
[編集]プロ入り前
[編集]小学校2年生のときに野球を始め、佐賀市立城南中学校では硬式野球の『佐賀フィールドナイン』に所属した。投手を始めたのは中学時代からであったが[2]、2年冬に投球フォームを改善すると、最速135km/hに急成長[3]。3年時は新型コロナウイルスの影響でほぼ全ての大会が中止となったが[3]、6月の公式戦では最速142km/hを計測した[2]。
藤蔭高校に進学すると、1年夏の大分大会で最速146km/hを計測[2]。チームは明豊との準決勝に0-12で敗れたが、この試合に先発した松石は8回3失点に抑えた[3]。1年秋の県大会で最速152km/hを計測し[2]、初めて背番号1を付けた2年春の県大会ではチームをベスト8に導いた[3]。ただ、この大会後に右肘の疲労骨折が判明し、開幕2週間前に復帰して背番号20[4]で挑んだ2年夏の大分大会は大分舞鶴との準々決勝に先発し、序盤に5点の援護を貰うも試合中盤に球威が落ち、6回途中6失点で降板してチームはサヨナラ負けを喫した[5]。新チームでは主将に就任したが、2年秋の県大会では左手首を骨折し、1か月入院[6]。3年春は県大会決勝で大分舞鶴と対戦するも0-1で敗れ[7]、雪辱を果たせなかった[6]。3年夏の大分大会では鶴崎工業との初戦に『5番・投手』で先発出場し、初回を7球で3者凡退に抑え、直後の打席では二塁打を放ったが、「試合前から脇腹に違和感があって、2回の打席で二塁打を放った時に痛めた[8]」と左脇腹を痛め、2回裏は2球を投じたのみで降板。後続の投手が逆転を許し、チームは5-10で敗れた[9]。
2023年10月26日に開催されたドラフト会議では、千葉ロッテマリーンズから育成2位指名を受け[10]、11月28日に支度金300万円、年俸280万円で契約合意した[11]。背番号は134。投手としてプロ志望届を提出し、ドラフト会議でも投手として指名されたが[10]、球団は内野手として育成する方針を示したため、部活動引退後は内野手の練習を始めた[12]。担当スカウトの有吉優樹は、「野手としての可能性、センス、足の速さ、打撃の仕方などそこを評価させていただいて球団に推しました」と話している[13]。
千葉ロッテマリーンズ時代
[編集]2024年シーズン終了後に、オーストラリアのウィンターリーグに派遣。同時に派遣されたロッテの選手と共にシドニー・ブルーソックスに所属した[14]。
選手としての特徴
[編集]藤蔭高校1年時に最速152km/hを計測した身体能力に加え、投手が本職ながらも器用に外野守備をこなしたり[2]、打者としても1番打者・2番打者・クリーンナップとどの打順でも対応できたり[3]と身体のバネや野球センスが評価されている[13]。
高校時代は投手として最速152km/hのストレート[2]、カットボール、カーブ、スプリット、チェンジアップを投じていた[15]。
詳細情報
[編集]背番号
[編集]- 134(2024年 - )
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ 「ロッテ - 契約更改 - プロ野球」『日刊スポーツ』。2024年11月5日閲覧。
- ^ a b c d e f “高2で最速152キロ右腕・松石信八 球速が一気に伸びた「ヒップファースト・ジャブ・ストレート」の指導”. 高校野球ドットコム (2022年6月25日). 2023年11月25日閲覧。
- ^ a b c d e “松石信八(藤蔭高・投手)球春にベールを脱ぐ152キロ右腕のポテンシャル「小さい目標は必ず、甲子園で1勝。大きい目標は日本一です」”. 週刊ベースボールONLINE (2023年1月17日). 2023年11月25日閲覧。
- ^ “藤蔭152キロ右腕・松石信八が復活勝利「足震えていた」9回無死満塁ピンチ3奪三振締め/大分”. 日刊スポーツ (2022年7月10日). 2023年11月25日閲覧。
- ^ “大分舞鶴4強入り春夏連続へ前進 甲斐京司朗主将サヨナラ打「最後は超イケイケの雰囲気」/大分”. 日刊スポーツ (2022年7月18日). 2023年11月25日閲覧。
- ^ a b “5点リードからサヨナラ負け 1年前の新聞、雪辱誓った藤蔭のエース”. 朝日新聞DIGITAL (2023年7月6日). 2023年11月25日閲覧。
- ^ “大分舞鶴が優勝、大分商と九州大会へ 九州高校野球県大会”. 朝日新聞DIGITAL (2023年4月6日). 2023年11月25日閲覧。
- ^ “藤蔭の最速152キロ右腕、プロ注目の松石信八が左脇腹を痛めて2回途中降板…初戦で散る/大分”. 日刊スポーツ (2023年7月14日). 2023年11月25日閲覧。
- ^ “9球で終わった夏 藤蔭エース松石、果たせなかった主将としての思い”. 朝日新聞DIGITAL (2023年7月13日). 2023年11月25日閲覧。
- ^ a b “2023年育成ドラフト会議全指名選手”. 千葉ロッテマリーンズ (2023年10月26日). 2023年11月25日閲覧。
- ^ “【ロッテ】育成2位藤蔭・松石信八「走攻守そろった選手に」入団合意 投手から内野手で勝負”. 日刊スポーツ. (2023年11月28日) 2023年12月7日閲覧。
- ^ “ロッテ育成ドラフト2位の松石が入団合意「3拍子そろったスピードのある選手に」”. スポーツニッポン. (2023年11月28日) 2023年12月7日閲覧。
- ^ a b “千葉ロッテ育成ドラフト2位・藤蔭高校の松石信八 球団が指名あいさつ 大分”. TBS NEWS DIG (2023年11月14日). 2023年11月25日閲覧。
- ^ “オーストラリア ウインターリーグ派遣のお知らせ”. 千葉ロッテマリーンズ (2024年10月27日). 2024年12月28日閲覧。
- ^ “3年生、夏物語2023 野球 プロ注目の右腕・松石信八(藤蔭3年)、9球で終わった最後の夏 【大分県】”. オー!エス! OITA SPORTS (2023年7月15日). 2023年11月25日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 個人年度別成績 松石信八 - NPB.jp 日本野球機構
- 松石信八 (@shinya.matsuishi) - Instagram