2007年 07月 20日
環境のせいにしない。
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フェラーリと鉄瓶―一本の線から生まれる「価値あるものづくり」
奥山 清行 / / PHP研究所
スコア選択: ★★★
かなり一般の方を対象にした文体、内容でデザイナーには物足りないかもしれません。
さて、一つ 気になったこと。
「デザイナーが経営者に自分のアイデアを売り込み、「ではそれがビジネスで成功する保証はあるか」と尋ねられた時に、「ある」と言ってしまったら嘘になります。デザイナーに限らずそれは誰にもわかることではありません。しかし、その分からないことに対して責任を持って決断を下すというのが、本来の経営者の役目ではないでしょうか。しかし、現実には多くの経営者は、「保証できないんじゃ、意味はないな。そういうものに対して、うちは投資できない」といって話が終わってしまいます。」 出典:「フェラーリと鉄瓶」 奥山 清行著
思わず苦笑いの諸氏も多いと思うが、勘違いしていけないのは「経営者が悪い」で片付けてはいけないということ。何も前進しないことになります。
経営者は何も売れる売れないだけで判断しているわけではない(と思いたい)。トップダウンのプロジェクトを見れば、そんな理由で進めてられているものは殆どないことに気づく。「大儀」「理念」「事業ドメインとの整合」という観点で判断されているケースが多い。
「理念」「大儀」を感じさせるプレゼンテーションができないものか。
深澤直人氏を紹介するTV番組の一シーン
「シヤチハタ社へのプレゼンテーション」
「シヤチハタは、今や一企業の一製品ブランドから、誰もが知る「公共財」になっているのです。それ相応の社会的責任が発生しています。製品特性を大きく変えることは、多くの方を混乱させることになります」
「このデザインにより、今迄、どの企業もなし得なかった「握れば分かる」という「触覚のブランディング」を展開することになるのです」
外部デザイナーは、そのプレゼンでいかにクライアントを納得させるか一発勝負。数字で押すのではなく、大儀を感じさせるかどうか。夢を想起させられるかどうか。
「うまくいかない事を環境のせいにする人間は絶対に幸せになれない」 出典:ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する」 島田紳助著
そうなんですよ。
環境のせいにしては、どこに行ってもうまくいきません。
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奥山 清行 / / PHP研究所
スコア選択: ★★★
かなり一般の方を対象にした文体、内容でデザイナーには物足りないかもしれません。
さて、一つ 気になったこと。
「デザイナーが経営者に自分のアイデアを売り込み、「ではそれがビジネスで成功する保証はあるか」と尋ねられた時に、「ある」と言ってしまったら嘘になります。デザイナーに限らずそれは誰にもわかることではありません。しかし、その分からないことに対して責任を持って決断を下すというのが、本来の経営者の役目ではないでしょうか。しかし、現実には多くの経営者は、「保証できないんじゃ、意味はないな。そういうものに対して、うちは投資できない」といって話が終わってしまいます。」 出典:「フェラーリと鉄瓶」 奥山 清行著
思わず苦笑いの諸氏も多いと思うが、勘違いしていけないのは「経営者が悪い」で片付けてはいけないということ。何も前進しないことになります。
経営者は何も売れる売れないだけで判断しているわけではない(と思いたい)。トップダウンのプロジェクトを見れば、そんな理由で進めてられているものは殆どないことに気づく。「大儀」「理念」「事業ドメインとの整合」という観点で判断されているケースが多い。
「理念」「大儀」を感じさせるプレゼンテーションができないものか。
深澤直人氏を紹介するTV番組の一シーン
「シヤチハタ社へのプレゼンテーション」
「シヤチハタは、今や一企業の一製品ブランドから、誰もが知る「公共財」になっているのです。それ相応の社会的責任が発生しています。製品特性を大きく変えることは、多くの方を混乱させることになります」
「このデザインにより、今迄、どの企業もなし得なかった「握れば分かる」という「触覚のブランディング」を展開することになるのです」
外部デザイナーは、そのプレゼンでいかにクライアントを納得させるか一発勝負。数字で押すのではなく、大儀を感じさせるかどうか。夢を想起させられるかどうか。
「うまくいかない事を環境のせいにする人間は絶対に幸せになれない」 出典:ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する」 島田紳助著
そうなんですよ。
環境のせいにしては、どこに行ってもうまくいきません。
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by isoamu
| 2007-07-20 00:40
| デザイン全般