2009年 07月 02日
拡散と収束
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「アイデアが多く出ることはイノベーションの土壌にすぎない。CEOのスーザン・シューマン氏も「アイデアを出すのはイノベーションの最も簡単な部分」と言う。アイデアを育てるには、また別の仕掛けが存在するはずだ。「拡散と収束のプロセスが必要」 〜中略〜 「拡散」のプロセスでは、それぞれが専門分野を超えて、恐れず、アイデアを出し合う。 〜中略〜 企画固めや実際の製作段階などのタイミングでは、逆にそれぞれの専門分野を高くして、ストラテジストはストラテジストの機能を、デザイナーはデザイナーの機能を果たす。 〜中略〜 このような「壁」の上げ下げ、つまり、専門性の中と外との行き来が出来るように・・・」
引用元:リクルート Works 89
言うまでもなく企画固めや製作段階においては専門分野での深堀が必要。実は、その前段階であるアイデアの導出においても「収束」と「拡散」が必要。ブレストなどグループワークでのファインディングスに加え、個人ベースで、自己否定を繰り返しながらディープにアイデアを”捻りだす”ようなプロセスも組み合わせていく必要がある。
思えば、若い頃はこのプロセスの連続だった。勤務時間外も四六時中、担当案件のデザインを考え続ける。これによって力強いアイデアが生まれる。優良なアイデアの導出は、それを考え続ける時間に比例すると思っていた。当然、瞬発的な閃きもあるが、日常での積み重ねがあってこそのものだと思う。
by isoamu
| 2009-07-02 22:39
| デザイン全般