SF

時砂の王

時砂の王 (ハヤカワ文庫JA)作者: 小川一水出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2007/10/01メディア: 文庫購入: 21人 クリック: 227回この商品を含むブログ (237件) を見る時間SFである。 人類の存亡をかけて、時間遡行戦をする人工知性体のお話である。 卑弥呼…

 SPACE BATTLESHIP ヤマト

行こうかな、どうしようかな、やっぱり行こうかな、でもな、なんて、行くような行かないようなこと言いながら、やっぱり観に行ってしまいました。エヘエヘ。 観に行ってよかったです。 充分、楽しみました。 突っ込みどころ満載映画と言われてますが、元々、…

SFじゃないんだけどね。

SF

はやぶさが帰ってきた。 擬人化にはついていけなかったけど、この写真見た瞬間だけは、じわっとした。 はやぶさラストショット。 これ、現実なんだ。 SFみたい。

完全変態と不完全変態

子どもたちと昆虫のことを話す時間は愉しい。 蛹になる昆虫と、蛹にならないで幼虫から成虫になる昆虫がいるね。 うん、知ってる、知ってる! 蛹にならない虫は、あんまり体の形が変わらないけど、蛹になる虫は、体の形が大きく変わるから、口の形も変わっち…

『ぼくがカンガルーに出会ったころ』

浅倉久志さんが亡くなられたと聞いて、早一週間。 多くの人が多くのことを語ったりつぶやいたりした一週間、私はただ気落ちしていた。 翻訳家の死でこれほどうろたえることは、人生で後にも先にもこの一度だけだろう。 好きな作家はたくさんいるけれど、でも…

なんと言えばいいのか

SF

SF翻訳家・浅倉久志先生が、2月14日(日)午後7時、心不全で逝去されました。1930年3月29日生まれ。79歳でした。 出先で訃報を聞き、ただ、家に早く帰りたいと思った。 帰って、どうなるということもないのに。

夏休みアニメ祭り

やっと、『サマーウォーズ』と『ヱヴァンゲリオン 破』観た。 『サマーウォーズ』は、サイバースペース「OZ」のことがよくわからなかったり、なんでインフラ全部ネットワークに繋いじゃったんだろうと思ったり、セキュリティ破ったんだから、アカウントは…

中公新書の森

中公新書通巻2000点を記念して製作された『中公新書の森』を書店でみつけて、さっそくもらってきた。 中公新書フェアを開催中の書店で無料配布中。非売品。 内容は、芳賀徹、川上弘美、木戸久枝のエッセイ、奥泉光と渡邊十絲子の対談、「思い出の中公新書」…

この世界の片隅に

明日はSFセミナーだというのに、風邪をひいてしまい、今日はずっと寝ていた。 そういえば、去年のセミナーも風邪で冴えなかった。 その前は、軽いぎっくり腰で、おそるおそる湿布をたくさん持って出かけたのだったなあ。今年の昼の部のプログラム 10:40〜11:…

『虚構機関』

虚構機関―年刊日本SF傑作選 (創元SF文庫)作者: 田中哲弥,大森望,日下三蔵出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2008/12メディア: 文庫購入: 13人 クリック: 190回この商品を含むブログ (102件) を見る「2007年の日本SFの精華 選りすぐった16作を収録」 一気に…

スカイ・クロラ

オープニングの短い空中戦に続く雲のシーンで、もうこの映画に取り込まれてしまった。雲がスクリーンからはみだしてくる、と思わず身をのりだした。そこに雲が漂っている。 このオープニングの段階で、もう一度観に来ようと決めた。 少し間をあけて、二回目…

訃報

SF

7月4日 トーマス・M・ディッシュ 自殺 知性派、無冠の帝王、意地悪な作家。 パートナーの死や、病気。 様々な理由があったのだろうと思うことしかできない。あの腕組みをしたポートレイトを思い出す。 アジアの岸辺 (未来の文学)作者: トマス・M.ディッシ…

訃報 野田昌宏氏

宇宙軍大元帥 野田昌宏さんが亡くなられた。 享年74歳。 先日の、今日泊亜蘭氏に続く訃報である。 いや、今日泊氏だけではない、もう、ずっと訃報が続いているような気がする。 一方的にではあるが、慣れ親しんできた方々が亡くなられていく。 自分が、そう…

『限りなき夏』 クリストファー・プリースト

限りなき夏 (未来の文学)作者: クリストファープリースト,Christopher Priest,古沢嘉通出版社/メーカー: 国書刊行会発売日: 2008/05/01メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 40回この商品を含むブログ (53件) を見る今日、届いたばかりの本。 日本の読者に向…

SFセミナー 2008 5月3日

GWの恒例行事となっているSFセミナーに今年も行ってきました。 本会 1コマ目「Speculative Japan 始動!」出演 荒巻義雄 山野浩一 川又千秋 巽孝之 増田まもる(司会)「恐るべき後期高齢者になった荒巻です」という自己紹介で始まったこの企画。 昨年のワー…

『大奥』第三巻

大奥 第3巻 (ジェッツコミックス)作者: よしながふみ出版社/メーカー: 白泉社発売日: 2007/12/20メディア: コミック購入: 7人 クリック: 113回この商品を含むブログ (330件) を見る今日の日まで、マンガ読んできてよかったな、と思わず言いたくなるようなお…

ワールドコン四日目

サイバーパンクで始めたワールドコン四日目。ほんとに楽しい。日に日に楽しくなっていった。いろいろ来週書くつもり。 ミーハーファンとしてテッド・チャンの企画へはなんとしても参加しようと思っていたが、いざ、ご本人のインタビューが始まると、言葉を探…

ワールドコン三日目

新井素子さんとか、天野喜孝さんとか、詳細は来週書くつもり。とりあえず、今日の一枚。 この日4コマ目の「『バルバラ異界』と『ポーの一族』のはざま 〜はるかなる不死の夢によせて〜」での、萩尾望都先生。ゆったりとしたお話しぶりが、なんとも美しい。

ワールドコン二日目

いろいろあって、またもや予定より遅くなって会場に到着。「SF作家クラブ40周年記念パネル」の最後のほうに間に合う。今年六月に、SF作家クラブの発足40周年を機に企画された記念誌が刊行されたそうで、それの記念パネル。小松左京、山田正紀、谷甲州、…

ワールドコン一日目

朝からめいっぱい急いで用事をすませたはずなのに、会場についたらもう三時。受付をすませ、窓際のイスに座ってタイムテーブルをチェックしていたら、すぐ目の前に小松左京先生が! 思わず頭を下げる。 平日で日本人が少ないこともあって、外国人率が高い。 …

ワールドコン

明日から、ワールドコン。地元でワールドコンなんて、考えれば考えるほどなんてラッキーなんだろう。ワールドコンというのは、World Science Fiction Convention、世界SF大会のことです。 「第65回世界SF大会/第46回日本SF大会 Nippon2007」は、2007年8月30…

ゴーレム100

ゴーレム 100 (未来の文学)作者: アルフレッドベスター,Alfred Bester,渡辺佐智江出版社/メーカー: 国書刊行会発売日: 2007/06/01メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 58回この商品を含むブログ (140件) を見るずいぶん書きそびれていたのだけど。7月6日…

星新一本

SFセミナーに行くまでに、なんとしても読んでおこうと、セミナーの前々日に購入。前日、読了。星新一 一〇〇一話をつくった人作者: 最相葉月出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2007/03メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 177回この商品を含むブログ (224件) …

諸星大二郎

家の近くのブックオフで諸星大二郎を見つけて、即買い。夢みる機械 (ジャンプスーパーコミックス)作者: 諸星大二郎出版社/メーカー: 集英社クリエイティブ発売日: 1993/08メディア: コミック購入: 5人 クリック: 63回この商品を含むブログ (26件) を見るこの…

海の底  

海の底作者: 有川浩出版社/メーカー: メディアワークス発売日: 2005/06メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 115回この商品を含むブログ (235件) を見る 天気晴朗なれど、波の下には不穏があった。横須賀に巨大甲殻類来襲。 食われる市民を救助するため機動…

『大奥』第二巻 よしながふみ

そうか、そうか、二巻はこうきたか。壮絶! みんな読んでるだろうな。おもしろい。というわけで待望の『大奥」第二巻。 舞台は一巻の吉宗から時代を遡り、春日局が大奥で権勢をふるう三代将軍家光の代。若い男ばかりが命を落とす謎の疫病が江戸の町を覆いつ…

ぼくらの小松崎茂展@逓信総合博物館

混雑しているというほどではないのに、熱い会場だった。 会場の誰もが展示された作品に顔を寄せ、至近距離からなめるように隅々まで検分している。鑑賞しているというより各々の「ぼくの小松崎茂」を確認しているかのようだ。小松崎茂というと、真っ先に戦車…

『ベータ2のバラッド』刊行記念トークショー 若島正×大森望

<未来の文学>「ベータ2のバラッド」刊行記念イベント開催! 青山ブックセンター六本木店リニューアルオープン記念イベントinストライプハウスギャラリー 『ベータ2のバラッド』(若島正編・国書刊行会) 『特盛!SF翻訳講座』(大森望著・研究社) 刊…

SFセミナー

今年も昼企画だけですが行ってきました。 ☆超SF翻訳家対談 ☆異色作家を語る〜国内作家編〜 ☆ウブカタ・スクランブル ☆ワン・ヒット・ワンダー・オブ・SF まずは超SF翻訳家対談。出演:浅倉久志と大森望 司会:高橋良平 という豪華企画。 浅倉さんは三省堂のト…

入門Haskell―はじめて学ぶ関数型言語

入門Haskell―はじめて学ぶ関数型言語作者: 向井淳出版社/メーカー: 毎日コミュニケーションズ発売日: 2006/03メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 94回この商品を含むブログ (138件) を見るご縁があって、時々ご一緒することのある向井淳さんの初めての著書…