最年少24歳「積極的に挑戦」 第58次南極観測隊員・江口史人さん
二十七日に日本をたつ第五十八次南極観測隊に、日立製作所社員で国立極地研究所(極地研、東京都立川市)に出向中の江口史人(ふみと)さん(24)が参加する。
江口さんは、今回派遣される観測隊員六十八人のうち最年少。
出発を前に日立製作所大みか事業所で会見し、「最年少だからこそ、いろいろなことに積極的に挑戦したい」と極地での活動への思いを語った。 (越田普之)
江口さんは鹿児島県鹿屋(かのや)市出身。県立鹿屋工業高を卒業後、二〇一一年四月に日立製作所に入社した。
一四年から一年間、社内教育機関の日立工業専門学院で学んだ。
日立製作所では、パワーエレクトロニクス品質保証部(日立市)に所属し、車両がブレーキをかけた時に発生するエネルギーをためて、走行に再利用する装置の品質保証業務に携わった。
今年一月、職場で人間関係を築くのが得意な性格を見込んだ上司から「越冬隊の機械担当に推薦したい」と打診された。思いも寄らない話で、「こんなチャンスは二度とないと思い『ぜひ行かせてください』と即答した」という。
三月、厳しい寒さや雪中での作業に慣れるための訓練に参加。
極地研に移った七月からは、昭和基地で担当する発電機制御盤の保守点検などの研修を受けてきた。
基地の電力事情を左右する重要な任務で、会社の先輩で第五十七次越冬隊員の久保田寛丈さん(31)から引き継ぐ。
また、自給用の野菜を育てる「農協係」も務める。
江口さんにとって南極は「宇宙と同じで、本当に未知の世界」。鹿児島出身だが寒さには強いといい、「機会があれば、研究者たちの野外観測にも同行したい」と意欲を見せる。
「オーロラを見てみたい」と思いは早くも南極の地へ。
二十七日に成田空港から空路、オーストラリアへ向かう。南西部のフリーマントル港で、先行していた南極観測船「しらせ」に乗り込む。約三週間の船旅で、十二月末に昭和基地に到着する予定だ。
二〇一八年三月下旬に帰国する予定。「これまで培った経験を生かし、自分の力を試したい。持ち場に没頭するだけでなく、いろいろな仕事に取り組んで技術の幅を広げられたら」。間もなく訪れる未知なる土地での挑戦に心を躍らせている。
彼は高校を卒業後、日立に入社し 社内教育期間の日立工業専門学院で学んだんですね。
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