[組み立て] HDMI2.0対応 4K 17.3インチ液晶・タッチパネルキット
こちらは組み立てに関する記事になります。
部品構成などの詳細は下記を参照してください。
HDMI2.0対応 4K 17.3インチ液晶・タッチパネルキット
必要な工具
- 六角ドライバー、もしくはレンチ 2mm
- プラスドライバー No,0、もしくはNo,1
- プラスドライバー No,2
- タオル (スクリーン反転時の傷防止)
- シリコンゴム製 ブロワー (あれば)
ボルトを締める際に必要な六角レンチは、
サンフラッグ(SUNFRAG) ボールポイントドライバーがオススメです。
先端が丸くなっていて差し込める範囲が広い & ドライバー形状で回しやすいので作業性が楽になります。
タッチスクリーンや液晶に作業中、ホコリが付くことがあります。
手で払うと汚損することになるので、ホコリ除去用にシリコンブロワーを用意しておくと便利です。
ユーエヌ製が大きめで風圧が高く、シリコン製で劣化時の粉が出ないので扱いやすいと思います。
アクリルに付いている保護紙を剥がす際、布テープを貼り付けて一緒に剥がすと楽にとれます。
テープはダイソーに売ってる物でokです。(クラフトテープだと粘着力が弱くて難しい)
そのほか、部品を浮かせるためのスペーサーがあると作業しやすくなります。
ケーブルをケース下に潜らせて通す事があるので、浮かせて置くと楽です。
スペーサーはペットボトルのキャップでもokです。
注意
お決まりのこと、お約束です。
- 安定した場所で分解・組み立ててを行ってください。
- 準備を整えてから、急がないで落ち着いて作業してください。
- 各部品は取扱に注意してください。強く押したり引っ張ると破損する可能性があります。
- 完成品含めて、自己管理の上で使用してください。
- 液晶やケーブルに貼り付けてあるシールドやカバーは剥がさないでください。
- アクリルに貼ってある保護紙を剥がした上で、組み立てを行ってください。
- 保護紙を貼ったまま組み立てると、ネジ強度や放熱に支障が出て破損・損傷する可能性があります。
レイヤー
レイヤー数(部品の積み重ね順)は画面正面側からみて、L1-L10まであります。
ベゼル部分のパーツがL1、液晶をマウントする部分がL4、ユニット部最背面がL10となります。
手順
発送時点では、ケース内部に基盤類をセット(内包)した状態で梱包してあります。
まずは各所ネジを外しつつ、仮組み状態を分解して各部品を取り出してください。
(各所に必要なネジ種は、アクリル上の保護紙に書き込んであります。)
L4レイヤーを用意して、部品の下にスペーサーを敷いて軽く浮かせておきます。
液晶に傷が入らないようタオルを敷いてから、その上に液晶画面をうつ伏せに載せます。
まだこの段階では、液晶に貼り付けてある保護シートをつけたままにしておいてください。
液晶にEDPケーブルを差し込みます。
液晶を反転させてから、ケース側・L4レイヤーに設けてある、
『EDPケーブル用スリット』にケーブルを通しつつ、液晶をセットします。
スペーサーと低頭ネジを準備して、液晶をネジ止めをします。
ネジはM2 L8(M=直径・L=長さ)を8本使います。
液晶の四方にあるマウント金具と、L4に設けてある液晶固定用のネジ穴を合わせてネジ止めします。
後で液晶位置の調整をするので、脱落しない程度の締め方でokです。
スペーサーは5.5mm持ちげるため、3mm厚と2.5mm厚の部品を組み合わせて使います。
L3を用意して、セットします。ネジ固定は無いので、載せるだけです。
この時点で液晶保護用のシートを剥がしておきます。
L2を用意して、裏面側にIRユニットをネジ止めします。
使用ネジはM2 L3 x2本となります。
ネジ止めした後、液晶との干渉を確認しつつ、L2をセットします。
L2に『液晶位置調整用』のホールを設けてあります。
L2をセットした状態でホールを通して液晶固定用ネジを締緩しながら、液晶の位置を調整します。
次の作業が見やすいように、撮影位置転換しています。
作業時はこの位置にしなくてもokです。
◆ベゼルについて
L1部分はベゼル+タッチスクリーンの組み合わることで、ケース外形と同じサイズになります。
タッチスクリーンの位置を設定・設置するには、ベゼル部品を基準にして合わせます。
L1ベゼル部品は裏表があるので、L/Rの彫刻を基準にして設置します。
Rは右側に、Lは左側に裏返して(彫刻が見えない形にして)セットしてください。
タッチスクリーン・ベゼルの設置を調整をしつつ作業を進めてください。
最終的にテープで部品固定しますが、事前の位置決め調整と確認作業が重要になります。
確認手順が長くなりますが、順番が大事なので記しておきます。
※タッチスクリーンケーブルは根本が弱いため、破損に注意してください。
- タッチスクリーン・ベゼル部品を用意
- タッチスクリーンを、ケースのおおよその位置に乗せる (ケース側にケーブルを通さない)
- ベゼル部品を、ケース外周に合わせて設置する
- ベゼル位置が変わらないようにして、タッチスクリーンの位置を調整しつつ位置を把握する。
- ベゼル部品(左・右・下部)に両面テープを貼り付けた上で、ケースに固定する
- タッチスクリーンに両面テープを貼り付けた上で、ケースに固定する
ベゼル部品をケース外周に合わせて置いて、それを基準にしてタッチスクリーンの位置を確かめます。
この時点ではベゼル上部の部品も合わせて、設置位置の確認もします。
ベゼル・タッチスクリーン位置調整が出来たら、ベゼル部品に両面テープを貼って固定をします。
ただし、ベゼル上部はこれからタッチスクリーンのケーブルを通すので、上部は貼り付けません。
タッチスクリーン部品の裏面に、両面テープを貼り付けます。
貼り付け位置は、ケースと接する部分にのみ貼り付けてください。
タッチ認識する部分にテープが掛かると、操作反応に悪影響を与えます。
感知エリアは透過ガラス部分よりもわずかに広いので、貼り付け位置には注意してください。
ケース側にタッチスクリーンケーブルを通しつつ、タッチスクリーンを設置・固定します。
両面テープが付いた状態で作業する際、先に軽くケーブルを通しておくと作業がしやすくなります。
撮影用なので、マスキングテープで固定しています。
ここからケースを裏返して、裏面側の作業をします。
裏返して設置するとタッチスクリーンに傷が入る可能性があるので、タオルを敷いて作業します。
裏返す前にタオルを載せておいてから、裏返すと作業がしやすくなります。
裏返す時、タッチスクリーンケーブルが引っ張られたり、変形しないように注意してください。
裏返してから、IR・スイッチ用ケーブルを準備します。
IRユニットにケーブルを差し込んで接続します。
5wayスイッチ部品を用意して、M3 L4ネジ x4本を使って固定します。
5wayスイッチへのケーブル接続(裏表)は、この位置になります。
この先の作業時にケーブルが暴れると作業がしにくいので、パーマセルテープでケーブルを固定します。
ケース側に段が下がっている箇所があるので、その範囲内にテープを貼ってケーブルを固定をします。
傾斜スタンド接続用の六角ナット M3.5 x6個を挿入します。
L5レイヤーを用意して、セットします。
外周部をボルトで固定していきます。
ケース外周の位置の調整をしつつ、ボルトで固定してください。
向かって右側中央のみ、M3 L10 x1を使います。
その他はM3 L12を使って固定していきます。
中央部の部品を用意して固定しています。
積み重ねる部品の順番は、画像右側からとなります。
一番下の部品を設置する際は、EDPケーブルを通してから設置します。
残りは位置を合わせつつ積み重ねて、M2 L8 x4本で固定します。
基盤側面を保護用のカバー部品を取り付けます。
ケース本体に設けてあるスリットに圧入して組み立てます。
加工誤差によって圧入しにくい事があります。
その際はカバー部品側の挿入部のエッジを削ると挿入しやすくなります。
映像基盤と、その下に敷くスペーサーを用意します。
スペーサー・基盤の順でセットして、M3 L8 x4を使ってネジ固定します。
固定後、EDPケーブルとスイッチケーブルを映像基盤に接続します。
スイッチケーブルはこの位置(裏表)でセットします。
L6を用意してセットします。乗せるだけでokです。
L7を用意してセットします。乗せるだけでokです。
タッチスクリーン基盤を用意して、タッチスクリーンから伸びるケーブルと接続します。
コネクタへの接続手順は、EDPケーブルと同じ要領で接続します。
タッチスクリーン接続後に基盤を裏返して、L7に設けてあるネジ穴に合わせてセットします。
固定用のネジはM3 L6 x4を使って固定します。
後で位置調整を行うので、部品が脱落しない程度の固定でokです。
USBケーブルとスペーサーを用意して、セットします。
USBコネクタ側を固定するためのネジは、M3 L8 x2を使って固定します。
スイッチケーブルを固定するための、ホルダーを挿入します。
これもケースに圧入して固定するので、差し込みにくい場合はホルダー側を削って調整してください。
L8を用意してセットします。
L9を用意してセットします。
この時点で、L6 - L9までの外周位置を調整します。
L9にタッチスクリーン基盤の位置調整するためのホールを開けてあります。
位置調整をした上で、タッチスクリーン基盤のネジを締めて固定します。
L10を用意してセットしてから、M3 L16 x9を使ってユニット部を固定します。
L10は裏面にレーザー彫刻を掛けてある都合、若干の歪みがあります。
歪みを補正しつつ固定してください。
再度裏返して、各部品のズレ確認と、動作確認を行ってください。
動作に問題が無ければ、L1ベゼル・上部部分を両面テープで固定した後、IR保護用のカバーを同じくテープで固定して完成です。
IR保護用カバーの両面テープ貼り付け位置は、ケースと接触する部分にのみ貼り付けてください。
Vesaオプションを使用する場合
L9をセットした後、Vesa用ナットを通すレイヤー x2をセットします。
M4ナット x8と、三脚用ナットをセットします。
最背面用の部品を用意して、M3 L20 x16を使ってボルト固定します。
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