制作物

6月の

だいぶ時間が空いてしまって申し訳ないです。
体調不良のしわ寄せで1ヶ月以上遅れてしまった。

提供物の紹介書くまでに、まだ時間が掛かるので事前連絡しておこうかと。
それと自分の頭の整理が付いていないので、軽く書いておきたい。


今年残りの予定

作業を大分省かせて頂いたおかげで、年初から抱えていたタスクは片付きました。
今は遅れた分と新しく出来た課題があるので、年末までの予定も埋まってしまいそうです。

4k32インチTP

まだこのままですが、ちょいちょい遊んでます。
遊びづらいの分かってるのですが、今までにない環境なので楽しい。

実用性で言えばイマイチです。
なので不意に遊びたくなって引っ張り出すものの、『デカすぎるからネタにしかならんかな』となって仕舞うという繰り返しです。

ゲーム配信してる人がいて、頻繁に使ってくれるなら進呈するかも。
Mas+フルコン出来る、もしくは目指してる & いくつかのゲームして欲しいとかありますが。
これを使ってもらうと手元がどうなるか興味あるので、使ってる人の様子を見てみたい。
それを見て自分が楽しみたい。
Vtuberには無理なゲーム配信出来ますよと、適当なこと言ってみる。

作業の方はだいぶ後回しです。作るのに時間が掛かるし、実用的では無いためです。
せいぜい作っても自分用(遊ぶ→満足する→こんなもんだと納得する用)と、原価のみで提供分作成(少量)か進呈用1台(いるなら)やる程度だと思います。それに優先すべき作業の予定の方が遅れているので、今はこれに時間と労力割けないという状態です。

実は最初は55インチでやろうとしてました。冷静になって考えて大きすぎるので32にしました。
32インチでも奥行きが500mm近くあるので十分大きいです。55インチも作るの諦めてませんが。
モチベーションとしては、こういうほうが唆られるけど、実際作ると後で後悔するヤツ。

2.5k13.3インチ液晶キット

TP用(2560x1440)にするつもりだったヤツは、液晶キットとして提供します。
タッチ操作に問題があったので、タッチパネルとしてではなく、通常の液晶キットにしました。

TP機能は無くとも、液晶としては十分実用できる物です。
23,000円くらいで出す予定です。数は10台程度で終わるかな。

解像度が2.5k(2560x1440)ありますし、Mini HDMI x2で入力選択可能です。
オーバードライブ設定があります。発色は映像基盤側で補正すれば綺麗になります。
ネックは発熱が大きいこと。

このまま置いておいてもしょうがないので、予定を変更して作り直すことにしたのですが、タッチパネルとして作り始めたところから、ここに至るまでえらい時間が掛かってしまいました。
昨年の夏から部品自体はあったんですが、他の作業の合間を縫ってケース試作したり、毎度の映像基盤を変更があったり、そもそもTPでは無くなったり。
通常の液晶キットとして完成した物を見るとなんだか複雑な気分です。

かといって中途半端にやると、後で振り返った時、それ以上の後悔が出るのは分かっているので。
当初の予定とは変わったものの、やれることはやりきったので…良いかな。

2k13.3インチTP

以前書いた懸念の通り、映像基盤がディスコンになってました。
まだ入手出来そうなので大丈夫かなと思ったら、このザマです。

部品変えないとならないので、ケース側も再設計します。
代用する基盤は手に入ったので、あとはケースだけです。

変更予定の映像基盤はMini HDMIなのと、DCプラグの径が細いので、変換コネクタを挟んで使用する必要があります。
それ以外の機能は同等で、後は良くも悪くもMini HDMI x2なのが違いかな。

毎度の調子なので、再設計して出すまでに時間が掛かると思います。
また設計して説明書いて出すのかと思うとちょっと気が重いのですが。

もう2kは必要無いかもしれないとも思っていまして。
いっそ、リソースをで別の物作ったほうが良いかもしれない。

ひとまず。
現行版・保守用ストックに置いてある新品1台を近い内に出します。
それと中古基盤が1個あるのでこれも合わせて、出すかもしれません。

保守分を出すことになるので、これ以後に交換部品の依頼があった場合。
交換分は再設計版になると思います。

4k17.3インチTP(HDMI2.0対応)

4k17.3インチTP(HDMI2.0対応)は6月9日までには出品します。(紹介書き終えます。の間違え)
出品分の部品は用意出来ているので、後は紹介記事を用意するだけです。
書き終わった2日後くらいに出すつもりです。

出品内容は一式揃ったフルセットを、2点出品予定。
以前のDP版からの更新用部品を、2点出品予定です。

更新用部品の内容は、ケース部品と映像基盤です。
タッチスクリーンと液晶は、以前のものを移植して引き続き使用して頂く形になります。

遅れた理由もほぼ言い訳なんですが、
3月頭の時点で試作は出来上がっていて、3月の残りは動作テストしていました。
4月はほぼ病欠で死んでた。
5月は設計修正する箇所があったのと、量産に向けてレーザーカッターのメンテや作業部屋の整理してました。

レーザーカッターのメンテ。レーザー管の交換することになります。
使い始めて6ヶ月ほどで、レーザー管が寿命迎えました。

製作中に止まったら散々なことになるので、レーザー管交換に加えて、夏に向けて冷却周り強化していました。
これらメンテが必要なことは事前に分かっていたので、量産に入る前に行うことにしました。
それと、下記の17.3インチ TN 120Hzが実用的に使えるか、その判断待ちで遅れました。

120Hz対応のつもりだった、TN液晶版 2.5k17.3インチTP(HDMI対応)

120Hz対応、応答速度目当てに調達して動作確認取っていました。
部品そのものはゲーミングノートPC向けに使われている液晶です。

問題

まず対応を謳っていた映像基盤側が、実際は120Hz対応では無かった。
120hz入力は可能だけど、反映は70hzまで。
ちゃんと検証が取れている訳では無いのですが、60Hzとの違いがあるかというと微妙。

シャッタースピードを落として撮影しても、60Hzとの違いはあまりありませんでした。
その前に、この検証方法で120hzとの際が判別できるのか? その判別も付いていません。

正しいかどうかを確認するためには、『市販の120Hzモニター』を入手した上で比較しないとダメかもしれない。

それとTN液晶なので視野角の問題があります。
わかってはいたけどTNだと、TPとして使うには傾斜を付けて使うと映像の品質が悪くなる。
ただ応答速度は優れるため、残像の軽減の恩恵を感じられるなら、使う意義があるかもしれない。

使って感じた限りでは。
デレステ遊んでいて『このノーツを叩くタイミングがイマイチしっくりこない」って時。
こっちを使うとノーツを読みやすい気がする。といったプラシーボ程度の差はある気がします。その程度です。

結論

こんな訳で、4k17.3インチTP(HDMI2.0対応)については。
応答速度の良いTN & 120Hz液晶を使うよりも、IPS +OD(オーバードライブ)を入れて使うほうが良いんじゃない?という結論になりました。

資料

『17.3インチ 4k IPS』 と 『17.3インチ 2.5k TN 120Hz対応』との比較データ。
それぞれが使われているノートPCで比較すると、応答速度が10ms程度違うようです。

計測方法が正しいのか・それぞれの映像処理遅延を考慮する必要がありますが参考程度に。


17.3インチ 4k IPSは、B173ZAN01.0 
17.3インチ 2.5k TNは、B173QTN01.4 

・グレー50%からグレー80%
TN 24ms 
IPS  38ms or 50ms

・黒から白
TN 6ms
IPS 25ms 


液晶の応答速度と遅延
表示遅延を計測するのに、2台の液晶にストップウォッチ表示させて撮影・計測しているのがありますが、あの計測をしてる内容をみると応答速度・遅延についての話が一緒くたになってるのがあります。

といいつつも詳しい応答速度・遅延について内容は、検索して調べてみてください。
すでに詳しい情報がいくつもあるので、ここでは割愛させてください。

自分としては4gamer.netや、Video Signal Input Lag Testerのような計測をすべきかなと考えています


液晶が同じでも解像度やリフレッシュレートにもよって結果も変わってると思います。
こういうスペックの質問が来るときがありますが、遅延に関してこちらで確実にお答え出来るデータを出せないのはこれが理由です。

それと確実なデータが欲しいなら。
既存の情報を鵜呑みにするよりも、可能ならば自分で体感・確かめた方が確実だと思います。

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