クローズアップ現代 “カリスマ”続々登場! ブログ新時代”、見たよ。

 サブリミナル効果(w)については、さておき。制作過程を少し推測させるものがありました。みなさまのNHKというか、クローズアップ現代としての切り方は、現状ではまだこういう感じかなと。
 佐々木さんが出るあたりは、実は、予想していました。書いてないので後出しじゃんけんみたいですが、知り合いにはちょっと話しておいたので略。
 佐々木さんが出られて、そして米国のブログ状況もわかれば、企画としては別の切り口も可能ですが、なかなか現状のメディアの力関係では微妙でしょう。っていうか、略。
 あと、予想としては、ガ島ライン、ネタフルライン、FPNラインはきっちり大当たり。というわけで、たぶん、現状のブログシーンのリテラシーのある人々にとっては、ま・た・か・よ、だったかと思います。
 ま、このラインをくさす意図はないですが、この方向は、ブログのありかたとしては資本主義の従属の運動をしているだけで、そうした運動に本質的に対立するかもしれない人間精神の表現活動のありかたとは別ですよ。表現者というのは孤独な戦いをするものです、とか偉そうに聞こえてもなんですが……。このあたりは吉本隆明の、高度資本主義が表現者を助ける云々議論、そしてそれがピークになって助けることがないというときどうするかという問題に関わっています。でも、表現者なんて食えているならとりあえずそれで十分。
 ただ、資本主義従属のラインがブログを盛り上げて、つまり、単純にいうと、広告費をもっと「こっち」に回せ、ということが可能になると、バブル期の出版業界みたいな、クオリティを含めた変化はあるでしょう。ま、このあたりはマジで考えると難しいか。ってか、資本主義の従属って切り捨てるように捉えるわけにもいかないかなどなど。(ちょっと、補助線。番組で橋本大也さんのアフィリ収入が年間100万円というのがあって、まあ、そうなのかなと思いました。ある意味、「情報考学」はうまく意味論的にSEOされているわけですし、橋本さんのキャラを含めて。で、これに対して、出版界だけど、いわゆる作家とか、一冊1500円の本、印税10%。5000部売れるとして、75万円。このバランスがどうなるか。)
 オプションの別のラインとしては、梅田・はてなラインというのも企画としてはありでしょうし、実はこのラインが5年後にはある程度顕在化する可能性が高いのですが、あれだけ梅田さんが奮闘してまだまだマスやいわゆる旧メディアにはうまく伝わっていない。というか、この側面において、はてなではけっこう叩く人も多いけど、梅田さんの孤独な戦いは見事なものですよ。
 あと、チカラ的には、ブログがこのクロ現的なトーンのシーンで強くなると2ちゃんねる的なチカラが相対化されるので揺り返しがあるでしょう(っていうか2ちゃんねるが増田化しないというのが今一番面白いネットのシーンだと思うけどね)。また、●●あたりもちゃらちゃら騒ぎ出すでしょうが、なんつうか、ちょっとうんざりだよ。古い人の偉そうなご意見や文章はガーベッジコレクトすべし。
 話が散漫ですが、ガ島ライン・ネタフルラインというのは、基本的にはミクシ的なものの親和です。うまく言えてないけど、ミクシ的なもののほうが、より大衆的なメディアなので、企業側としては、アルファーブロガーなんてカリスマ主婦的なものがよろしいわけですよ。あるいは、メディアに出てくる専門家タマゴみたいな。各分野で栗原はるみが期待されている、と。
 あと、なんか忘れているな。ああ、最大のアルファーブロガー、きっこ、の話が抜けていたか。ま、でも略。