トップ «前月 最新 翌月» 追記

enbug diary


2007-04-01

_ 最近読んだ本

ガンガン行きます。

ヒートアイランド

完全娯楽タイプ。 内容はないけど、面白い。 アクション映画を観ているときと同じ感じ。

午前三時のルースター

ベトナムの雰囲気は結構うまく表現できているっぽい。 けど、ちょっと話が御都合主義かなあ。 垣根涼介の作品はどれも、内容があろうがなかろうが、 それなりに楽しめるので、気楽に読みたい時に向いている、という気がします。

黄金の島〈上〉

偶然にこちらもベトナムが舞台。 でもやはり作者によって随分ノリが違います。 真保裕一には珍しく、この作品は割とすかっとする内容に仕上がってます。 悪くない。

ダイスをころがせ!〈上〉

一言でいうと、選挙に出る話。 こんな、いかにも味気なさそうなネタを読ませる小説にした彼の力は凄い。 しかしー、何か内容が幼稚すぎやしません?

リプレイ

すごい有名作らしいですが、 読んだことがなかったので、読みました。 「人生やり直しもの」で古くからあるテーマではありますが、 人生やり直しがいつまで続くのかも分からない状態、 そんな中で毎回違う人生を試みて、 その度に何かを発見していく。 そういう物語を巧みに作り上げています。 十分読む価値あり。

スキップ

時間ネタの続きって感じもしますが、 こっちは北村薫。 いきなり女子高生が中年になります。

確かに主人公が、周りの人間が、きれいすぎる。 人間的に清らかすぎる。 しかしネタがネタだけに、 これぐらいじゃないと辛すぎるのかも。 結構よかったです。 前向きなところがよい。

ターン

再び、北村薫。 こっちは同じ日の繰り返し。 これまた、きれいすぎる。 何か逆に気持ち悪い。 子供っぽいファンタジーだな。

つまんなかったので、「リセット」は読まず。

空飛ぶ馬

心機一転、同じ北村薫でも、日常生活の推理の方へ。 これはデビュー作だったかな?

うん、まあまあ。 これも「そうとも考えられる」系なんで、 私なら本格には分類しないな。

夜の蝉

「空飛ぶ馬」の続編。 あいかわらず、主人公があまりに潔癖で、 好きになれない。 内容はまあまあ。 飽きたので、この辺で北村薫の作品を読むのは停止。

天国への階段

長い。 推理小説仕立てではあるけど、 それは焦点では全くない。 むしろ血の絆や変わることのない思い出が主題。 この小説は何が正義であるとか、悪であるとか、 そういうことは一切問題にしていない。 いいことも悪いこともやっていく中で、 それを自分がどのように受け止め、 どのように行動するか、 人間の生き方を考えさせる作品です。

うーむ、これでもまだ全然追い付きません。 後日また書こう。

お名前 : コメント :


2007-04-02

_ デバッグしていて一番むかつく瞬間

  1. デバッガで追いかけていて、肝心の部分を誤ってスキップした時
  2. どうしても直らないと悩んでいて、実は違うコードをいじっていたことに気付いた時
  3. 今までどうやって動いていたのか理解できない時

どれが一番重傷でしょう。 去年潰したバグと同じバグを見付けた時、とかもあるかも。

お名前 : コメント :


2007-04-04

_ Guide to the second draft of LGPLv3

マイナー路線で、LGPL version 3の新しいドラフトが出てます。 ぱっと見、大体良さそうな感じ。 version 2と違って、GPLとの差分だけなので、圧倒的に理解しやすくなってますね。

GPL の方は、個人的には大人しくなりすぎて、つまんない。 けど、これぐらいで我慢しなきゃ仕方ないんでしょうねえ。 とりあえず、ソース配布をネット配信で済ませられるのは嬉しい人が多いんじゃないかな?

_ RMLL 2007

今年は Amiens でやるのかー。 近いから、久々に行ってみようかなあ。 その時期にフランスにいるかどうかが問題だな。

お名前 : コメント :


2007-04-07

_ Getting Familiar with GCC Parameters

私には当たり前すぎることしか書いていないけど、 こういう初心者向けの記事もときどき必要なんでしょうねえ。 できれば、もっと濃い話を期待したいところですが。

_ 大同団結で今こそ海外進出に挑むべし

いまだに国産に拘っている段階でもう駄目だと思うのですが、 それはともかくとして、 日本人の技術力が高いことはその通りだと思いますね。 もちろんピンキリではありますが、 それはどこの国でも同じことなんで。

私が思うに、問題はメンタリティにあります。 要するに、外を見ない、見れない。 戦略も何も、始めから考えてもいないわけですから、 流通する方がおかしい。

例えばの話。 昔とあるフランスの高級官僚が嘆いていた文句。 オープンソースの開発は明らかにヨーロッパはアメリカ合衆国より先んじていたし、 現在でもヨーロッパの方が開発者が多い。 にもかかわらず、結局US主体の多国籍企業に利鞘をがっぽり持っていかれてしまった、云々。

実際のところ、うまく稼いで巨大化しているUSのソフトウェア企業は、 買収、合併、協業、提携などなど、 ありとあらゆる手段で外部の技術を採り入れてきている。 決して国産なんかに拘ってはいない。 元々誰が作ったかには関係なく、 貪欲に自分の力に転化し、市場を広げ、新しい可能性に注目する。

果たして日本人がこういう物の考え方をできるのか? がポイントだと思いますね。 個人的には。

_ 花粉の季節

ここ最近信じられないぐらいの陽気で、 あったかくて、いつも青空。 それはいいんですが、おかげでフランスではあんまり悩まれされないのが常なのに、 鼻炎で苦しくなってしまいました。 仕方なく、この前久々にお医者さんに診てもらいました。 本当は Aerius さえ貰えればよかったんですが、 残念ながら Aeriusはフランスでは医師の処方が必須 なので、 まさにやむを得ず。

喉が炎症を起こしかけている、ほげほげとか言われて、 欲しくもない薬を他二種類も購入させられて、 しかもその一つは保険で完全にカバーされないみたいで、 少々支払う必要もあったりして。 しかし扁桃腺がやられると後が大変なので、 ここは素直に言うことを聞いておくことにしました。

Aeriusはさほどではないのですが、 やはり頭が少々ぼんやりしてしまいます。 この陽気が続く限りは飲まないと仕方がないので、 当面ぼわーっとした状態が続きそうです。

お名前 : コメント :


2007-04-09

_ 休日

Pâques(復活祭)の翌日で、今日は祝日。 いろいろやろうと思ってたけど、 結局もわーっとしているだけだなあ。 薬のせいだということにしておこう。

_ Michel Rocard remet son rapport sur les enjeux du numérique

(大統領候補の)Ségolène Royal の要請を受けて、 (元首相の)Michel Rocardが 計算機関連の問題点に関するレポート を作成したことがニュースになっている。 タイトルが République 2.0 bêta となっていて、結構笑える。

73ページもあって、かなり長い。 いわゆる革新派の意見なので、もちろんフランス政府の合意に至っている訳では無いが、 インターネットの自由と独立性に重きを置いた、 なかなか興味深い内容となっている。 本文中に、WikipediaやLogiciels Libres(フリーソフトウェア)などという単語がばんばん現れる、政治文書とは思えない愉快な内容だ。 せめて最後のリストだけでも訳してみようかと思ったけれど、 それでも結構な分量なので、挫折。 誰か仏和翻訳に長けた人がいたら、お願いしたい。

個人的には、 チャットでの質疑応答 が面白かった。 日本のWinny事件のように、著作権違反を刑事罰の対象にするという法案に対する意見を求められたところ、 反対票を投じたし、それが政党の立場であると言明している。 彼らの考え方を端的に示している例だと思う。 (そして、私はその考え方に賛成である。)

お名前 : コメント :


2007-04-10

_ cPickle

Python 2.4のpickleでloadsすると、 array.arrayもちゃんと復元できるにもかかわらず、 cPickleのloadsだとコケる。 これって2.5で直ったんだったっけ? むかむか。

とりあえず、pickleみたく、cPickle.load(StringIO(s))とかすれば回避できる。

お名前 : コメント :


2007-04-11

_ gc

Pythonの gc を初めて真面目に触って、 ようやくPythonで存在するオブジェクトを片っ端から追いかけるのは結構面倒だと分かった。

PythonのGCは基本的にreference counting + cycle detectorだから、 gcのget_objectsではreference cycleに関係しないことになっているオブジェクトはひかからない(Anthyで「引かからない」が変換できない)。 例えば、strのインスタンスなんかは現れない。 ややこしいのはPythonでgcと言っているのは、 通常cycle detectorの部分だけで、reference countingの方は含まれないことだ。

んじゃ、一体本当に何もかも欲しかったら、どうやるんだろう? 私には分からない。 Cのレベルでは何かあったかもしれないが...

そういえば、Pythonで不便に思うことの一つに、 オブジェクトのメモリ消費量を調べる汎用的な方法がないことだ。 こいつはやっていることによっては、ひどく不便だ。 pickleすれば嘘っぽい値を得ることはできるが、 現実からかなりかけ離れている気がしないでもないし、 pickleできないオブジェクトで困る。 もっとも、alignmentとか、unicodeみたいにmemory poolingやっていると、 どっちにしろアバウトな値しか得られないのだけれど。 ほどほどでいいので、汎用的なインターフェースが欲しいな。

お名前 : コメント :

本日のツッコミ(全5件) [ツッコミを入れる]

_ soda [およ、一応手元の辞書で確認しましたが、「ひかかる」という単語は載ってないようです。「ひっかかる」はあります。実は方言..]

_ okuji [がーん。そうかも。田畑なら関西人なので分かってくれる?]

_ ukai [これとかどこまでやるんでしょうね > http://code.google.com/soc/psf/appinfo...]

_ 田畑 [確かに方言だと思うんですが、関西弁なのかどうかは分からないです。 誤変換につながることも無さそうなので、登録しておき..]

_ okuji [ついでに書いておくと、麗ら(うらら)も変換できないっす。]


2007-04-13

_ 交通事故

さっき帰ってくるとき、やたらと会社からでもサイレンが聞こえていたので、 一体何の騒ぎだろうと思っていると、 Tramwayの駅の近くに野次馬が群がり、 救急車もたくさん来ていました。 その位置からは「下」に当たる自動車道の上に、 男性が横たわり、救命員による処置が繰り広げられておりました。 倒れている位置から20メートルほど前方にはバイクが横になって倒れており、 男性がヘルメットを手に立ち尽くしていました。 後ろには二台の自動車が停車し、乗員らしき人々が遠巻きに見ており、 救命処置を行っている傍らでも数名の一般人が手伝っておりました。 道路上、倒れた男性の横手は血の海でした。

私が着いたときにはすでにこのような状況だったため、 一体何が起きたか正確には分かりませんでしたが、 類推するに、バイクで走っていた男性が後部から自動車に軽く接触され、 転倒したのではないかと考えられました。 また、ヘルメットがバイクの近くにあることから、 ヘルメットを携帯していながら、きちんと被っていなかったのだろうと思われました。

もはや身動きの一つもせず、虫の息、もしくは、すでに絶命しているだろうことは明らかでした。 私はかつては「なまもの」を切り刻んでいましたが、 長らくこれほど大量の血液を見たことがなかっただけに、 少々ショッキングでありました。 二輪の危険性、ヘルメットを装着しないことによる危険性をまざまざと見せつけられました。 二輪を愛用されている方は是非気を付けていただきたいものです。

_ 気になるアプリケーション、ベスト10

Summer of Code 2007 の公募結果が決定したので、 その中から個人的に興味深いと感じたアプリケーションを10個選んでみました。

Adding LinuxBIOS support to Grub2 and making LinuxBIOS configuration easy。 私のところには一切連絡が来てないのがちょっとアレなんですが、 GNUでは取れる学生の数に限りがあるので、 別枠でやってもらえるのは助かります。 LinuxBIOSのサポートは前から欲しいと思っていたので、 成果に期待したいところです。

porting Etherboot drivers to gPXE。 地味な作業ですが、実は凄まじく効果的なプロジェクトだと思います。 gPXEはGRUBからの利用も含めて、期待しているプロジェクトです。

Automated Upgrade Testing Using QEMU。 似たようなアイデアで、もっと汎用的なものを Umigumi で私がすでに実装してしまいましたが、 Debianのupgradeのテストに使うというのは良い発想だと思います。

Speeding up GCC for fun and profit。 これまた地味ですが、かなり広範囲に恩恵を授かることができそうな予感。

GRUB2 CD-ROM Boot Support。 これが公式に受理されたGRUBのアプリケーション。 Jeroenには頑張ってもらいたいですね。 BIOSを弄らず、CDROMを起動する機能は長年待ち望まれていたものですので。

a performance analysis and anomaly detection tool for database engine。 MySQLでは、EXPLAIN EXTENDED SELECT...などで、ある程度の情報を集めることが可能ですが、 それでも「なぜこんなに時間がかかるのか分からない」というクエリーに出会うことも時々あります。 もっと詳細な情報を得る手段があると随分助かるでしょう。 特に、SELECT以外でも情報が得られるのは良いことに間違いありません。

Ad hoc communication via Bluetooth。 私は何気に OpenMoko に期待していたりしますが、 現在wifiチップが搭載されていないので、 bluetoothを使うしかない...わけで、 悪くない考えだと思います。

Corrected Title: Proposal to clean up urllib. CodingProjectIdeas/StandardLibrary/CleanupUrlLibProject。 確かに現状のPythonのURL関連モジュールのぐちゃぐちゃ具合は相当なものなので、 これがきれいになるなら、とっても嬉しいです。

Memory Usage Profiler。 ukaiさんも書いておられましたが、 とってもタイムリーに欲しい機能です。 ただアプリケーションが簡潔すぎるし、 私はPSFには関係していないので、 具体的に何をやるのか掴めないですね。

Run Zope 3 using Python 2.5。 Zope2じゃないので、すぐには役に立たないでしょうが、 一体いつになったらPython 2.5を使えるんだろうと思っていたところなので、 進展して欲しいです。 技術的には難しい作業じゃないので、 Summer of Codeにはちょうどよい規模だという気がします。

お名前 : コメント :

本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]

_ zunda [最近、ジープが横転して放り出された方が亡くなるという事故がありました。四輪車のシートベルトの大事さを再認識した次第で..]

_ okuji [「なまけもの」の親戚です(嘘)。]

_ KENN [バイク乗りとしては、かぶらないというのは論外だと思うんですが、意外と盲点なのは「ヘルメットはなまもの」だということ。..]


2007-04-14

_ 暑い

暑いです。 とっても嬉しいです。 私は暑いと非常に機嫌がいいです。 力が湧いてくるではありませんか。

_ 鼻炎は終わったかも

先週薬を服用するようになってから、 どうも夜分に腹が痛くなって不快だったので、 一週間ほどで止めてしまいました。 それから特にどうということもないので、 もう大丈夫っぽい。 ありがたや。

そう言えば、同僚から相談を受けたので、 マスクでもすれば?と冗談を言ったら、いたくウケてました。 フランスでマスクをするなんて、 余程の重病人だけですからね。 花粉症で街をマスクをして徘徊しているのは日本人だけじゃね?

お名前 : コメント :


2007-04-21

_ 帰宅

昨夜戻りました。 時速200kmの世界へようこそ、 という感じで、 さすがにドイツは制限なしの道路ではぶっ飛ばしますねえ。 日本は100km/h、フランスは130km/hが法定制限速度ですが、 一般的に日本だと120km/h程度、フランスだと140km/h程度で走っている車が多いでしょう。 制限を越えていても、200km/hはそう滅多にいるもんじゃありません。

しかし200を味わった後では、80km/hが徐行のように感じられて、 つくづく人間の感覚のでたらめさ、鈍感さというものを噛みしめてしまいました。 何とろとろ前遮っているんだよ!と思って、 速度計を見ると、120km/hだったりして。

こういうことが可能なのは、やはり車体の最適化なんでしょうね。 BMWはさすがに高速走行時の安定感がすばらしい。 低速時より120km/hを越えたぐらいからの方が安定しているように感じました。 高速走行用の最適化というやつで、 割とヨーロッパで生産されている車体には多いらしいです。 例えば、フランスの車は日本車ほど効率がよくないですが、 炎天下での走行や高速走行での耐故障率は、 日本車では到底太刀打ちできぐらい優れていると聞いたことがあります。 結局すべてに優れた性能を叩き出すことは難しくて、 道路事情に合わせた設計を行うしかないということなのかもしれません。 ソフトウェアにも当てはまりそうな気もしますが、 それはそれとして。

ここんところ、フランスの天気も信じがたくすばらしいですが、 ドイツもよかったですね。 到着した頃はいまひとつでしたが、 それ以降はひたすら青空で、むしろ車中の日射病に気を付けないといけないほどでした。 しかし、どっちにしろ仕事をするだけだったので、 ちっとも遊ぶ暇はありませんでした。 次に行くときは、もうちょっと余裕が欲しいなあ。

ちなみに、 Weißbier はドイツでしか飲めないんだから、飲め飲めと勧められましたが、 あんまり美味くない。 その店のがよくなかったと言われたものの、 そこまでWeißbierを飲みたいわけでもないので、 次の日は Pils を飲んでました。 ドイツのビールもこだわり始めるとキリがないぐらいバリエーションが豊富ですが、 ビールに関してはベルギー贔屓の私としては、 ほどほどにしておきたいですね。 何もかも試していると、年から年中ドイツ産ばかり飲む羽目に陥り兼ねません。

お名前 : コメント :


2007-04-25

_ フランス大統領候補者、フリーソフトウェア関連の問題について語る

まあ、そういうわけで、私の周辺にはアンチSarkozyな人が群れているわけですが、 何だかSarkozyになってしまいそうな雰囲気でございますな。 ソフトウェア関連よりも移民の扱いでむかついている私としては、 彼には絶対なってほしくないわけですが、 フランスにも、 日本の、盲目的に自民党に票を捧げつづける年寄り、みたいな連中が結構いるので、 どうしようもないような気もします。

お名前 : コメント :


2007-04-27

_ Fidji

Irish Pubで三時間ぐらい飲み。 Fidji(HoegaardenとMalibuとパイナップルのカクテル)を飲んでたら、 変だ、変だと言われ続ける。 確かに正統派のビール飲みから見れば、普通でないことは認めるが、 結構おいしいのじゃが...

お名前 : コメント :


2007-04-28

_ ベルギービール

会社の連中でベルギービールを飲みにバーに行って、 三時間ぐらい。 しかし最後に飲んだのがDuvelだったという以外、 どうしても何を飲んだか思い出せない。 その後は、よくあるパターンで、俺んちに移動して、 結局Kはそのまま雑魚寝。 起きて、シャワー浴びて、コーヒー飲んで、 適当にだべって、腹が減ったので、「北京」で飯食って、解散。

_ 長寿エントリー

スクリプト言語はコンパイラ言語より遅いのか?! に今でもツッコミをしてくれているんですねえ。 一年も前なのに、よく続くなあと感じるのですが、 興味深いので、もっと続けてほしいですね。

一年経ったけれど、私の考え方は大して変わってないというか、 むしろ強まっているのかなあ。 この件については。 原則として論説口調な長文を書くことは避けることにしてますんで、 かなり大雑把な書き方しかしなかったわけだけれど、 重要なポイントは本文に明記しているし、 あえて今さら付け加えるほどのことはないかなあ。 「ソフトウェアの流動性」と「定常性の幻想」とか、 話を膨らませることは可能ではあるけれど、 大変に嘘っぽくなりそうなので、やめておきます。

お名前 : コメント :


2007-04-29

_ 二度寝したら寝坊

気持ちが分かりすぎて恐い(笑)。

あんまり関係ないけど、どうでもいいですけど、しばらく以前に気付いたこと。 私みたく、体内時計のめちゃくちゃな人間は逆に急な変化に強い。 世の中には毎日定時に目覚めて、それにしたがって出動するという人の方が優勢らしくて、すごいなあと感じるのですが、 例えば、普段9時出勤な人が、今日は5時起き、とか言われると、非常に苦しんでいるようです。 それが私だと案外平気だったりして。 不規則に慣れているから不規則に強いんだとか、しょーもない屁理屈をつけてますが。 失調症を起こしやすいので、規則的な生活を送りたいと本当は願っているのだけれど。

_ viewcvs

Debianのviewcvsがやたら古くて、svn blameができんなあ。 unstableはviewvcになっているみたいだから、そっから引っこ抜いてくるかあ。

それにしても、何でDebianはソースを一個のアーカイブで配ってくれないんだろ...

_ Impôt sur le revenue

しばらく前にまたまた所得税の請求が来ていたけど、 放置していたので、 オンラインで支払っておいた。 事前に分かっているとは言え、 こう、がっつんと引かれると、悲しい気分になるなあ。

お名前 : コメント :


2007-04-30

_ 「名前」の方が勿体ない

shiroさんとこより

無名関数に慣れた人間にとっては逆に「名前」の方が勿体ないという感覚があるからだ。

この気持ちはとても分かる気がします。 例えば、Cのような無名関数のない言語で、 ブロックにずかずか書きたくなるのは似たような感覚のように思います。 ものすごーく極端で人工的な例だと、

static void
print_int (int i)
{
  printf ("%d\n", i);
}

static void
range (int start, int end, void (*f) (int))
{
  int i;
  for (i = start; i < end; i++)
    f (i);
}

int
main (void)
{
  range (0, 10, print_int);
  return 0;
}

などと書きたい人は滅多にいなくって、

int
main (void)
{
  int i;
  for (i = 0; i < 10; i++)
    printf ("%d\n", i);
  return 0;
}

と書きたいわけです。 余計な関数は作りたくない。

実のところ、最近、 とりわけ イテレータについて書いた 頃から、現在のGRUB 2のやり方は気持ちよく感じなくなっていて、 なぜかと言うと、 GRUB 2はRubyを模倣して内部イテレータを多用する方法になっているのが、 いろいろ面倒だなあ、と。 名前空間を汚したくないし、 データの受渡しの問題もあったりするので、 nested functionを使いまくることになっているわけですが、 これが外部イテレータだったら、 関数名は不要で、 普通にfor文で回せば済むわけで。 もちろん、Rubyならブロックを渡せるから、 Rubyはそれでいいと思うんですが、 Cにはあんまり向いてないなあ、と。

非常に困るわけでもないので、当面変更する気はないのですけど、 何年後かにGRUB 3を作ることになったら、 その時は外部イテレータを使って書くだろうなあ、とか。

_ 「株式会社という病」を読む

私の田舎の友達も、都会のでっかい会社で働いている人と比べて、あーだこーだなどとは言わないし、 彼らは彼らなりに楽しんで暮らしているように思われるから、 何だか分かる気がしますね。 みんながみんな、すべからく社会的エリート(?)にならなきゃいけないと風に教育されていたら、随分辛い人生なんだろうなあとか、 田舎育ちで、そういった発想のない世界に生まれた私は思う。

それはともかく、社員が仲良くやっていけるような会社を維持しなきゃならないんだよなあ。 うちの会社は今はそうなっているけれど、 今後大きくなっていくと、そういう雰囲気は次第に失われる危険があるのだろうと思う。 そうならないよう、気を付けていないといけないよな。

お名前 : コメント :

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

_ えとー [「社員が仲良くやっていけるような会社」って社員が馴れ合っている会社と紙一重なんですよねぇ。うまいほうに転がればいいん..]

_ okuji [おっしゃる意味がうまく掴みとれないのですが、個人的には、会社にやってきて近くにいる人にも挨拶しないような、陰惨とした..]


2003|08|09|10|11|12|
2004|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2005|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2006|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2007|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2008|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2009|01|02|03|04|06|07|08|09|11|12|
2010|03|06|
トップ «前月 最新 翌月» 追記