背負いし護廷、刃を振るう—
概要
作中世界における死神が所属する組織の一つ。
約1000年前に山本元柳斎重國によって創設された。
仕事は【護廷】の名の通り瀞霊廷を中心とした尸魂界(ソウル・ソサエティ)の護衛、及び現世における魂魄の保護(浮遊霊「整(プラス)」の成仏の手助け)、虚(ホロウ)の退治など。
基本的には瀞霊廷や流魂街の住人たちによる志願制で入隊する。流れは以下の通り
休隊および復隊制度はあり、引退時には斬魄刀を返却する(小説版で言及)が、"脱退"は認められておらず、"除籍"扱いとなる。ただし、危険人物と判断された死神は地下特別檻理棟(通称「蛆虫の巣」)に収監され、名目上"脱退"として扱われる。
組織構成
その名の通り13の部隊で構成されており、幹部として各部隊に隊長・副隊長・三~二十の席官達が任命される。最高責任者は総隊長で、一番隊隊長が兼任する。
隊にはそれぞれシンボルである花(隊花)があり、特色はその花言葉で表されるが、雰囲気はその時の隊長に依るところが大きい。
隊長の就任要件は
- 隊首試験に合格
- 複数の隊長からの推薦(具体的には六名の隊長からの推薦を受けた上、残る七名のうち三名以上にそれを承認されること)
- 隊員200人以上の立ち合いの下現隊長を決闘で倒す
のうち1つを満たせば良いが、隊の任務内容上戦闘能力の高さが求められる(後述の「余談」も参照)ため「卍解の習得」も暗黙の了解でもあるらしく、四楓院夜一曰く、卍解を持たずに就任した隊長は更木剣八が史上初とのこと。
隊長には隊長羽織という背中に各隊の漢数字が記された白い羽織が支給される。羽織の裏地は各隊で定められた色で染められており、袖の有無は個人の好みで決められる。元柳斎曰く「高価」「紛失は失態に値する」が、四大貴族の当主である朽木白哉からすれば「安物」。
副隊長は主に隊長の補佐や不在時の職務代行が主な仕事で、緊急時には副官章という各隊の隊花と漢数字が入った腕章を着ける。
人選は隊長に一任されているが、過去篇で藍染惣右介が言及したように、指名されてもそれを拒否することもできるらしい。
各隊の隊長および副隊長をまとめて隊長格と呼び、隊首会と呼ばれる会議に出席する。有事の際の方針決定や新隊長の任命なども行われる重要な職務の1つだが、病欠(主に浮竹十四郎)や無断欠勤は容認されている模様。
配置は総隊長が上座に立ち、向かって右側に偶数番隊の、左側に奇数番隊の隊長がそれぞれ並び、副隊長はそれぞれの隊長の後ろに立つ。
また隊長だけ出席する場合は、副隊長は別室に集まって待機する。
上位組織として王属特務、通称【零番隊】が存在する(詳しくは個別記事参照)。
所属メンバー一覧
※派生作品のオリジナルキャラには★印。
隊長 | 厳原金勒(初代)、鳳橋楼十郎(過去篇)、市丸ギン → ★天貝繍助 → 鳳橋楼十郎 |
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副隊長 | 射場千鉄(過去篇)、吉良イヅル |
元隊員 | 戸隠李空(元第三席)、吾里武綱(元第五席)、片倉飛鳥(元第六席)、★貴船理(元第三席) |
隊長 | 志島知霧(初代)、卯ノ花烈 → 虎徹勇音 |
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副隊長 | 山田清之介(過去篇)、虎徹勇音 → 虎徹清音 |
隊員 | 伊江村八十千和(第三席 → 不明)、山田花太郎(第七席 → 第三席)、荻堂春信(第八席)、青鹿 |
元隊員 | 吉良イヅル |
隊長 | 尾花弾児郎(初代)、平子真子(過去篇)/★朱司波征源、藍染惣右介 → 平子真子 |
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副隊長 | 藍染惣右介(過去篇)→ 市丸ギン(過去篇では第三席)、雛森桃 |
元隊員 | 東仙要、吉良イヅル、阿散井恋次、石和厳兒(元第三席)、★宮能藤丸、★宮能まつ梨 |
隊長 | 執行乃武綱(初代)、愛川羅武(過去篇)、狛村左陣 → 射場鉄左衛門 |
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副隊長 | 小椿刃右衛門(過去篇)、射場鉄左衛門 → 伊江村八十千和(副隊長 → 第三席) → 輪堂与ウ(獄頤鳴鳴篇) |
元隊員 | 一貫坂慈楼坊(元第四席) |
隊長 | 久面井煙鉄(初代)、六車拳西(過去篇)、東仙要(過去篇では第五席) → 六車拳西 |
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副隊長 | 久南白(過去篇、現・自称"スーパー副隊長")、檜佐木修兵 |
隊員 | 梅定敏盛(第二十席の1人) |
元隊員 | 笠城平蔵(過去篇、元第三席)、衛島忍(過去篇、元第四席)、藤堂為左衛門(過去篇、元第六席) |
隊長 | 卯ノ花八千流(初代剣八)、刳屋敷剣八(七代目剣八) → 痣城剣八(八代目剣八)、鬼厳城剣八(過去篇、十代目剣八) → 更木剣八(十一代目剣八) |
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副隊長 | 草鹿やちる→斑目一角(前第三席) |
隊員 | 綾瀬川弓親(第五席→第三席)、荒巻真木造 |
元隊員 | 射場鉄左衛門、阿散井恋次(元第六席)、★一之瀬真樹、★狩能雅忘人、★春ヶ崎晴蔵 |
隊長 | 逆骨才蔵(初代)、浮竹十四郎 → 朽木ルキア |
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副隊長 | 志波海燕 → 朽木ルキア → 小椿仙太郎(前第三席) |
隊員 | 車谷善之助(第十席)、行木竜ノ介、斑目志乃 |
元隊員 | 志波都(元第三席)、可城丸秀朝(元第六席)、虎徹清音(前第三席) |
関連するキャラについてはBLEACHの登場人物一覧も参照。
余談
- 立場などについて
ちなみに作中では破面や見えざる帝国との戦争などを繰り広げているせいで、そういう軍隊的な組織としてのイメージが強いが、普段は平隊士たちは魂魄の保護や野良虚の退治、隊長格などの上位メンバーは平隊士たちの監督と統率を主に行っているので、警察や警備会社に近い存在とも言える。
つまり上に挙げた人たちはああ見えて公僕もしくはサラリーマンでもあるということである。
もちろん「(純然たる武力である)斬魄刀の真の力を引き出せることが隊長に就任する条件」であったり、「ルキアのような組織の禁忌を犯した者を処刑する権限を持つ」であったり、軍事組織的な一面もちゃんとあるので、厳密に言うと軍事組織兼警察(警備)組織だろうか。
なお創設当初においては前者(軍事)の性格がより強く、初代十三隊と交戦したユーハバッハは「護廷とは名ばかりの殺伐とした殺し屋集団」と述べており時代が下り強大な敵が少なくなった事から警察的な性格が濃くなってきたと思われる。
- 人気の高さ
特に隊長格については、そのかっこよさ・各個人の設定の緻密さなどから、主演映画のある日番谷を筆頭に、主人公・黒崎一護に勝るとも劣らない人気を得ている。
- 服装について
総隊長が京楽に変わってからは風紀が緩くなったらしく矢胴丸リサなどといった一部の隊長などは改造隊服を着るようになった。
関連タグ
初代護廷十三隊:千年血戦篇にて姿だけ登場し、アニメ放送時に諸々補完された。
新撰組:モチーフとされる。
関連動画
ショートPV1弾
ショートPV2弾