概要
『BLEACH』における尸魂界(いわゆる"天国")の住人の人種カテゴリー。
ただし、作中ではっきり定義された事はない(後述)。また霊子体である「尸魂界の住人」がどのように血縁を繋いでいるかも、今のところ不明。
その多くは瀞霊廷内の屋敷で暮らしている。
一覧
五大貴族
最高位である「正一位」の位を持つ一族の総称で、その確かな起源が判明している数少ない家系。
特徴として、生まれ持った霊圧の高さが挙げられるが、そんな彼らですら卍解に至るのは数世代に1人と言われる。
志波家が没落した現在は「四大貴族」と呼ばれており、作中でもこちらの名称が一般的。
詳細は⇒五大貴族
その他
原作
京楽家
上級貴族の1つ。武芸に秀でた家系。中央四十六室に対しても大きな発言権を持つ。
伊勢家
神官の家系で、家長は神剣・八鏡剣を受け継ぐ。
また、伊勢家には女性しか生まれず、婿に来た男は「伊勢の呪い」によって早逝すると言われる。
大前田家
商売によって財を成した富豪であり、いくつもの会社を経営している。
一族の名前には「希」の字が入り、恰幅の良い体つきをしている(末妹の希代はなぜか例外)。
- 大前田希ノ進(父、現当主)
- 大前田希華(母)
- 大前田希美(長女)
- 大前田希千代(長男)
- 大前田希次郎三郎(次男)
- 大前田希代(次女)
蜂家
下級貴族の1つ。代々、処刑・暗殺を生業にしている。
刑軍に入る事が義務付けられており、入れなかった場合は一族を追放される。
- 砕蜂(9代目)
浮竹家
下級貴族の1つ。
親類の大半の生活を浮竹十四郎1人で支えている。
吉良家
下級貴族の1つ。
- 吉良イヅル
- 吉良景清(父、故人)
- 吉良シヅカ(母、故人)
小説
阿万門家
公式ファンブック内の小説『Beginning of the revive of Tomorrow』で登場した上級貴族の1つ。中央四十六室の賢者の家系。
- 阿万門ナユラ(当主)
痣城家
スピンオフ小説『Spirits Are Forever With You』で登場。
鬼道に長ける家系。
金によって権力を得たが、それを恐れた他の貴族達によって、一族郎党皆殺しにされた。
- 痣城剣八(本名「双也」)
- 双也の姉(故人)
産絹家
スピンオフ小説『Can't Fear Your Own World』で名前のみ登場。
綱彌代家の使用人の家系で、その血筋は大昔に途絶えたとされている。
- 産絹彦禰(?)
アニメ
霞大路家
アニメオリジナルの上流貴族の1つ。その地位は四大貴族に次ぐとされる。
当主には代々女性が就任する。
- 霞大路瑠璃千代(次期当主)
龍堂寺家
劇場版第1作『MEMORIES_OF_NOBODY』に登場した重権貴族の1つ。
1000年ほど前に覇権争いに敗れ、断界に追放された。
なお原作にて黒崎一護が上記の映画の内容に言及しており、また原作者監修の小説『Can't Fear Your Own World』で綱彌代時灘がこの一族と思われる貴族について言及していることから、この家系自体は原作にも存在すると思われる。
- 厳龍(当主)
定義について
五大貴族以外は「尸魂界で生まれた」「霊圧が高い」などの傾向が見られる程度であるが、
- 虎徹勇音・虎徹清音姉妹、山田清之介・山田花太郎兄弟など、特に貴族と言及されてはいないが血縁関係にあるキャラが多く登場している点
- 小椿仙太郎が、護廷十三隊七番隊副隊長まで務めた父親がいるにもかかわらず、流魂街出身者である事を揶揄されている点
- 阿散井苺花が、流魂街出身の両親から生まれている点
から、貴族ではない一般家系が数多く存在し、現世から送られてきた霊魂と同様に、流魂街や瀞霊廷で生活していると考えられる。
しかし、朽木緋真・朽木ルキア姉妹のように、現世で死亡し、共に流魂街に送られた例もあるため、血縁者がいるからと言って尸魂界で生まれたと断定する事はできない。
「正一位」という位階が有る事や、「没落」という表現を踏まえると、どんな出自の者でも、誰か(霊王?中央四十六室?)に位階さえ授かれば貴族になれると考えるのが妥当だろうか。