シュヴァルグラン(ウマ娘)とは、Cygamesのメディアミックスプロジェクト『ウマ娘 プリティーダービー』の登場キャラクター。
実在の競走馬、「シュヴァルグラン」をモチーフとするウマ娘である。 CV:夏吉ゆうこ
誕生日:3月14日 身長:160cm 体重:安定感○ スリーサイズ:B85・W56・H80
内向的で物静か、そして才能ある姉と妹に大きなコンプレックスを抱いている真ん中っ子。
いつか2人を超え、自分の実力を認めさせるべくがむしゃらに努力する日々を過ごしている。
姉と妹とは仲が悪い……わけではないが、2人は華やかな気質のため、集まると少し浮く。
2022年2月22日に公開された、アプリ版リリース1周年記念のスペシャルショートアニメにて、サトノグループの「クラちゃん」、およびアストンマーチャンとともに初お披露目となったウマ娘。
アストンマーチャンがアニメ公開後すぐにバ名が出たのに対し、「クラちゃん」および彼女は公式ページでも「???」扱いだったため、特に彼女はモチーフ馬予想が盛んに行われた。
外見上の大きな特徴である「水兵帽」に加え、アニメでは髪の色がやや濃いめに見えたため、最初はルーラーシップという予想もあったが、アニメ冒頭の教室の場面でキタサンブラックの前の席にいたこと、一緒に初登場した「クラちゃん」がサトノクラウンと目されたこと、公式ページの立ち絵の枠色が水色と青であることや本来の髪色などから「キタサンブラックの同期のライバル」「栗毛」「流星あり」「水色と青の勝負服」「水兵帽=船や海に関係がある」馬ということで、横浜ベイスターズやシアトル・マリナーズで活躍したプロ野球選手・佐々木主浩が馬主であるシュヴァルグランではないか、という予想が有力視された(ちなみに1周年アニメの公開日は佐々木主浩の誕生日であり、現役自体の背番号22にもちなんでいる)。
しかしその後、実に8ヶ月以上にわたって追加情報が出ないまま時が過ぎ、「シュヴァルグラン(仮)」や「帽子の子」と呼ばれ続ける状況が続く。
2022年11月5日、4thイベントDAY1にて、サトノクラウンおよびメジロラモーヌとともにようやく詳細が発表され、彼女がシュヴァルグランであることが確定した。CVは遅れて12月28日のぱかライブTV Vol.24にて発表。
2023年2月24日の2周年アニバーサリーストーリーでゲーム内初登場。「DRAMATIC JOURNEY」のライブでサトノクラウンともども勝負服も初お披露目となった。
プロフィールにある「姉」と「妹」というのは、モチーフ馬の半姉のヴィルシーナと、半妹のヴィブロスのこと。このプロフィール設定やアプリ内での描写などで存在が示唆されており、モチーフ馬は3頭とも佐々木主浩の所有馬であるため、シュヴァルグランの登場時点でいずれ正式にウマ娘化されると予想されていたが、しばらくは詳細な描写はされていなかった。シュヴァルの初登場から1年8ヶ月、詳細発表から約1年を経て、2023年10月放送のアニメSeason3で姉妹ともにようやく初登場。
「姉と妹にコンプレックスを抱いている」という設定は、3歳時から活躍した2頭に対し、自身はクラシックには縁が無かったことによるものだろう。姉妹とは父が違う(ヴィルシーナとヴィブロスは父ディープインパクト、シュヴァルは父ハーツクライ)ことも反映されているようだ。
ヒミツで語られている「オーストラリアの幼馴染」は、育成シナリオにも登場するシャインプレイズのこと。元ネタは育成牧場のノーザンファーム早来で一緒に調教を受けた仲で、豪州に移籍しコーフィールドカップ直前に故障、治療の甲斐なくシュヴァルグランのJC制覇の前日に亡くなったアドマイヤデウス。詳しくは後述。
またプロフィールには「体重:安定感○」とあるが、モチーフ馬はむしろ寝わらを食べるほど食欲旺盛かつ太りやすい体質で、陣営が間食対策に口を塞ぐ口かごを用意するなど体重管理に苦労していた(陣営の努力の甲斐あってレースでの馬体重はほぼ470kg前後だった)。アプリでも食欲旺盛で太りやすいということは頻繁に言及されている。
この設定は『ウマ娘』のゲームシステムの元ネタである『実況パワフルプロ野球』シリーズで馬主の佐々木主浩が「安定感」の特殊能力を持っていたことが由来だろう。ちなみに姉のヴィルシーナは「体重:精密」、妹のヴィブロスは「体重:低め安定」で、これもおそらくは『パワプロ』シリーズの特殊能力「精密機械」「低め○」が元ネタ。
釣りの趣味も馬主由来だろう。
ステータス(☆3) | |||||||||||||||||||
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スピード | スタミナ | パワー | 根性 | 賢さ | |||||||||||||||
87 | 104 | 81 | 90 | 88 | |||||||||||||||
バ場適性 | |||||||||||||||||||
芝 | ダート | ||||||||||||||||||
A | G | ||||||||||||||||||
距離適性 | |||||||||||||||||||
短距離 | マイル | 中距離 | 長距離 | ||||||||||||||||
G | G | A | A | ||||||||||||||||
脚質適性 | |||||||||||||||||||
逃げ | 先行 | 差し | 追込 | ||||||||||||||||
G | A | B | F | ||||||||||||||||
成長率 | |||||||||||||||||||
固有スキル『Celeste Oath』 | |||||||||||||||||||
レース中間付近で前の方にいると速度が上がりさらに持久力がわずかに回復する。2400m以上のレースだと回復量が増える | |||||||||||||||||||
ウマ娘テンプレートボックス |
2023年12月20日、シュヴァルグランが勝った2017年のジャパンカップが描かれるアニメSeason3の第12話の放送に12時間ほど先んじて育成ウマ娘として実装。
距離適性はスーパークリーク、ヒシミラクルに続いて3人目となる、マイルGの完全中長距離型。史実で2000m未満を走ったのは3歳時の毎日杯(1800m)5着の1回だけで、3歳秋以降はほとんどの出走レースが2400m以上だったので妥当なところか。
脚質は先行A・差しBだが、固有スキル・所持スキル的にも育成は先行一択だろう。逃げGはキングヘイローが優しい目で見ている気がする。福永ァ!
成長率はスタミナ・根性・賢さに10%ずつ。スピードとパワーに補正がないのが育成する上ではネックになるので、スピード3枚編成などで補いたい。
固有は回復を兼ねた中盤速度スキル。特別強いわけではないが、発動しやすいので使い勝手はいいというところ。進化スキルは発動条件的に使い勝手の悪い「快進撃」が、「偉大なる踏破」に進化することで発動条件が緩和されて使いやすくなっている。2400m特効がつくので、チャンミやLoHでは芝2400mの条件専門というポジションになるだろう。
育成シナリオはキタサンブラック、サトノクラウン、ドゥラメンテといった同期組や、姉妹のヴィルシーナとヴィブロスとの関係が軸……ではなく、幼なじみのウマ娘シャインプレイズ(元ネタはアドマイヤデウス)がメインキャラとして登場。極度に自信がないシュヴァルグランを、トレーナーと幼なじみが要所で支え、メンタルをケアし、背中を押してあげることで、少しずつ成長していく物語になっている。
シニア級は史実の4歳時と5歳時を合成した構成で、シニア級の夏にシャインプレイズがオーストラリアへと移籍。ジャパンカップでの再会を誓うが、京都大賞典のあと、シュヴァルの元に凶報が届く……。
史実でシュヴァルグランがジャパンカップを勝った際の、育成牧場・ノーザンファーム早来の調教主任のコメントを元にした、シュヴァルとシャインプレイズ(アドマイヤデウス)の友情物語となっているので、シナリオを読む前にアドマイヤデウスのニコ百記事と「競走馬のふるさと案内所」のこの記事を読んでおくのをオススメしたい。
クラシック級では目標外のクラシック三冠に出走すると、案の定、皐月賞とダービーではクソ強ドゥラメンテ、菊花賞ではクソ強キタサンブラックが出走してくるため、三冠を獲る難易度は高い。この強敵を打ち破って三冠を獲ると隠しイベントが発生する。
なおクラシック級での「GⅢ以上で3回3着以内」の期間には12月後半(有馬記念のターン)が含まれないので、うっかり目標未達にならないように注意。
またシニア級ではエリザベス女王杯に出走すると、ヴィルシーナとヴィブロスとの三姉妹対決イベントが発生する。
他に育成時の注意点としては、メジロマックイーンと同じくマイル適性なしでジュニア級3000人目標のため、デビュー戦からホープフルステークス直行でうっかり事故ると即育成終了になるリスクがある。
また、クラシック級終了まで目標レースが一切ないため、秋川理事長の絆ゲージが貯まりにくい。トレーニングではなるべく積極的に理事長を追っかけておきたい。
固有二つ名は「偉大なウマ娘」。条件は「ジャパンC(シニア級)を勝利し、ヴィルシーナ、ヴィブロス、サトノダイヤモンドにそれぞれ勝利し、キタサンブラック、サトノクラウンにそれぞれ3回以上勝利する」。サトノダイヤモンドは1着指定の京都大賞典に出走し、姉妹は上記のエリ女で戦えるので、「キタサンブラックとサトノクラウンにそれぞれ3勝」の部分を取りこぼさないように気を付けたい。
特殊実況はシニア級ジャパンカップ。幸いにしてJCでGⅠ初勝利などの鬼畜条件はなく、普通に育成をクリアするだけで聴くことができる。
2010年代後半のGⅠ戦線で息の長い活躍を続け、2017年のジャパンカップを制した「偉大な馬」。
2012年生まれ。父ハーツクライ、母ハルーワスウィート。母は生まれつき尻尾がないという極めて珍しい特徴を持った馬で、戦績的には普通の条件馬だがファンが多かった。ハマの大魔神こと佐々木主浩もそのひとりで、馬主となったらハルーワスウィートの産駒を絶対に所有すると決めていた。その熱意の甲斐あってハルーワスウィート産駒は全て佐々木の所有馬であり、第4仔である彼ももちろんその1頭である。ちなみに彼を含むハルーワスウィートの子供にはちゃんと尻尾がある。
2014年9月にデビュー。2戦目で勝ち上がるが、その後は勝ちきれないレースが続き、毎日杯5着、京都新聞杯8着と前哨戦を連敗してクラシックを断念。
秋になって条件戦を3連勝してオープン入りすると、4歳となった2016年、日経新春杯2着、続く阪神大賞典を制して重賞初制覇。初GⅠとなる天皇賞(春)に3番人気で乗りこんだが、2番人気の同期の菊花賞馬・キタサンブラックと伏兵カレンミロティックの激闘に割って入れず3着に敗れる。秋にアルゼンチン共和国杯で重賞2勝目を挙げるが、GⅠでは宝塚記念はマリアライトの9着、ジャパンカップはまたもキタサンブラックの3着、有馬記念はサトノダイヤモンドの6着。
5歳となった2017年も阪神大賞典はサトノダイヤモンドの2着、天皇賞(春)はまたしてもキタサンブラックの2着、宝塚記念はサトノクラウンの8着。秋も京都大賞典3着と勝ちきれないレースが続いたが、豪州の名手ヒュー・ボウマンを鞍上に迎えたジャパンカップで、ついに逃げるキタサンブラックを差し切り、レイデオロの追撃も振り切って悲願のGⅠ初制覇を果たした。
キタサンブラックが引退した6歳以降はまた勝ちきれない戦いが続き、引退予定を撤回して現役続行した7歳時は海外を転戦するも、結局勝利を挙げることはできないまま、7歳の有馬記念6着を最後に引退。
通算33戦7勝。重賞勝ちはジャパンカップ、阪神大賞典、アルゼンチン共和国杯の3つに留まったが、現役生活を通して非常に丈夫で、故障らしい故障は3歳時の若駒Sを跛行で出走取消になった程度。関係者によると注射1本打ったことがないとかなんとか。
そうして7歳までGⅠ戦線でコツコツと掲示板入りを重ねた結果、稼いだ賞金は国内だけで10億円。海外を含めると11億円を超えており、ステイゴールドやナリタトップロード、メイショウドトウらを上回ってGⅠ1勝馬の獲得賞金歴代最多である。馬名の通り彼もまた「偉大な馬」であった。
引退後はコパノリッキーやジャスタウェイがいる日高町のブリーダーズ・スタリオン・ステーションで種牡馬入り。格安の種付け料と頑丈さを評価されてか初年度からわりと人気を集めており、産駒は2023年からデビューする。
詳細は当該記事へ→シュヴァルグラン
も、もういい! もう静画は……!……ば、爆発しちゃうから!! |
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最終更新:2025/01/25(土) 15:00
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