東武500系 単語

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東武500系とは、東武鉄道が保有する特急車両である。

概要

東武500系電車
基本情報
編成 3両
(3M(1.5M+1.5T相当))
製造本数 24両(2017年時点)
編成定員 ?名
軌間 1,067mm
方式 直流 1500V
電動機 永久磁石同期モーターPMSM
台車 ヨーダンパ付モノリンク式ボルスタレス台車
保安装置
東武ATS
試験運転開始日
営業運転開始日 2017年4月21日
製造事業者 川崎重工業
脚注 東武鉄道レスリリースexitexit
重工業プレスリリース(exit

東武鉄道が、2017年4月21日東武本線で運用しているスペーシアりょうもうに加え、より一層の利便性向上を的に本系列を導入した。

本系列の開発コンセプトは、 「様々な運行形態で運用可な速達性と快適性を持った特急列車 」であり、1編成3両固定の併結・分割を可とした仕様とする 。これにより、途中列車の併結・分割などを行い、乗客の的地に合わせたシーレスな利用が可となる。車両デザインは、E6系E7系等のデザイン監修を手がけた奥山清行により、外観をシンリックデザインとし、内装を江戸モチーフとした色を掛けに使用し、天井には鬼怒川隅田川の流れをイメージした造形をあしらうなど、“東武本線の魅力をつむぐ” デザインとしている。車両設備には、アクティブサスペンションを全車両に搭載し、乗り心地の向上を図るほか、高効率の永久磁石同期電動機アルミ体およびLED照明等を採用して、環境負荷の低減を図る。また、内でのwi-fiやコンセント配置の他、AED・医療支援器具のの設置、車いすスペース・同対応トイレの設置を行うなどサービス向上・バリアフリー化を行う。

2016年10月27日には、本系列の称を「Revatyリバティ)」を命名することを発表していた。

系譜的には300系350系で運転されていた「きりふり」「ゆのさと」「南会津」系統の置き換え、及び分割併合運転を行っていた快速列車の機動性を兼ね備えた立ち位置としつつ、「きぬ」「けごん」「りょうもう」の一部運用を担うほか、新設の通勤特急に加え、下今以北では料金不要種別である従前の快速列車の役割も担う。2020年度投入分からは200系りょうもう」の本格的な置き換えにも用いられており、まさしく東武の次世代汎用特急力かつオールラウンドプレーヤーと言える存在である。

色々なアレコレ

東武本線系の全ての幹線へ乗り入れる文字通りシーレスな運用を行う。
中でも、東武350系以来の、「東北地方」へ行く有料優等列車となるリバティ会津と、野田線の両方向へ行くスカイツリーライナー及びアーバンパークライナーの設定は、営業運転前より大きな注を集めた。

東武鉄道の今後の汎用特急としてのスタンダードをこうするんだぞ、という強い意志を感じる設備等を以下に記す。

シートピッチ1000mmの座席と、座面連動のリクライニングシート
概要でもあるが、全座席コンセント電の設置
・大テーブル、収納式テーブル2種類の設置
フリーストップ式のブラインド(地味東武初)
上に調吹き出し口があり、ちょっとしたエアカーテンになることで保温性アップ
LED案内表示機としては最大級の物を搭載(2段表示を行っても、精度の高いフォントを出すレベルに大きい)
小便器、普通便器バリアフリー対応トイレの3つを一箇所のスペースに設置。この内バリアフリー対応ウォシュレット普通便器の方はウォームレット搭載

「走り」関連では

特急車両としてはしくPMSMの回路システムを本格採用。東武250系251-5号試験搭載されていたシステムをほぼ踏襲したため、ギア東武250系と同じ。
東武1720系、東武100系と続いてきた伝統の高い高速性
・とにかく弱い路盤を80km/h走行しても、バカ揺れしない足回り(七ヶ岳登山~会津山村場間は今や重な短尺レール区間だが、通常運転の65km/h運転ならいざしらず、快速運転の場合の80km/h運転でも揺れ方が大人しい)
・実は東武初の左手ワンハンドルマスコン。今後の標準になると思われる。

小ネタ」関連では

連結運転を行っている際の時、また連結解放作業の際、先頭同士の連結部分において鉄道車両では非常にしい「ハザードランプ」が点する。
・自動放送において、東武100系東武200系は到着時刻も案内するが、この500系では案内がない。
・始発、終着においてはデッキの自動ドアが強制的に全開になる。
リバティ会津の下今~会津田島間は通過運転する列車もあるものの、半数以上は原則ほぼ各駅停車男鹿高原駅のみ通過となる便が多い)であるため、乗車券のみで乗出来る措置が取られているが、あくまで「下今以北からの乗時のみ」という条件である。浅草等から下今までの特急券を買い、通しでそのまま乗した場合は特急料金が発生する。
・昨今の特急車両ではしい、大側面行先表示器を備える。(JR東も見習ってry)
会津田島まで行く特急ではあるが、車内販売はない。駅弁販売は、浅草・北千住・下今等である。なお、会津田島において、会津鉄道会津若松リレー号と必ず接続するが、その通路で駅弁珈琲ドリンクを販売してくれるので是非使おう。
東京からだと往復「リバティ」で会津日帰りも可だが、会津からだと往復「リバティ」では東京日帰りが出来ないダイヤ設定になっている(往路・復路のどちらかが必ず「スペーシア」などの利用となる)。南会津の人達は日帰り出来るようにして欲しい、と強く願っている(筆者現地調べ)
福島県内の各リバティの幟がそこかしこで見られ、この車両列車に対する期待の大きさがとても感じられる。(南会津町、下郷町、檜枝岐で筆者がそれぞれ地元の方と色々話したが、カフェ食事処等でリバティ使って来てくれた人いた!?という話題がとても多いとのこと。)

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