GUILTY GEAR Xrd
-SIGN-
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GUILTY GEAR Xrd -SIGN-(ギルティギア イグザード サイン)とは、
アークシステムワークスが開発、2014年2月20日から稼働開始した対戦格闘ゲームである。
正式名称は「-SIGN-」まで含めたものとなるが、タグではスペースが入れづらいことに加えて、公式動画でのタグロックされたものが「GGXrd」であることから、GGXrdをニコニコ動画における基本的なタグとしている。
and the Next Version ... GUILTY GEAR Xrd -REVELATOR-
2013年5月19日にパシフィコ横浜にて開催された「ARC SYSTEM WORKS FESTIVAL」の最後に、『アークシステムワークスが誇る不朽の名作が永い沈黙を打ち破り「完全新作」として登場!!』と銘が打たれて電撃発表、同日22時からニコニコ動画およびYouTubeで第一弾トレイラーが公開された。
そして2013年8月「とりあえず動く段階になった」という最初期のバージョンによる第1回ロケーションテストが行われ、その後数回のロケテストを経て稼働が開始された。
2014年7月10日に家庭版の公式サイトがオープン。そして家庭用が2014年12月4日に発売。
PS4/PS3両対応のアーケードコントローラーも発売。
GUILTY GEAR Xrd -SIGN- (コンシューマー版) |
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ジャンル | 対戦格闘ゲーム |
対応機種 | PlayStation3 PlayStation4 |
人数 | 1~2人 |
発売日 | 2014年12月4日 |
CERO | B(12歳以上対象) |
その他 | オンライン対戦可能 PS3/4間のクロス対戦可能 一部キャラクターDLCあり |
これまでのギルティギアシリーズと同様の2D格闘ゲームではあるものの、制作には3Dグラフィックに定評のあるツール「アンリアルエンジン(Unreal Engine)」を採用しており、「ドットではなく、3Dグラフィックを使用したキャラクター・背景・アニメを2D風に仕上げる」という技法を用いている。これは同社の『ブレイブルー』シリーズとの差別化を図ったものである。
キャラクターの外観、武器などにはアレンジが加わっており、以前とは異なるものが多い。しかし、第一弾トレイラーを確認するとダストアタックやバースト、Dループなど、ゲーム内容は既存のギルティギアシリーズと共通するものがほとんどであり、今までのギルティギアシリーズの内容を色濃く残している。
「GUILTY GEAR 2 OVERTURE」という形で新路線を打ち出すのに前後して2D対戦型格闘ゲームの人気やニーズを認識したため、改めてその「格ゲーを作るならどういった形で新しさや魅力を表現できるか、感動を作り出せるか」ということを考え続けてきた。
時系列的にはギルティギア2から1年後の話となる。
なお、このプロローグに出てくる「バックヤード」や「ヴァレンタイン」などはギルティギア2のほうが詳しいので、もし興味を持たれた方がおられるなら、設定資料を漁ったり実際にプレイしてみるのもよい。
森羅万象の理を定義する世界「バックヤード」。そこで定められたことは全て実現する。
人の手によって書き換えられることによる災厄を恐れた賢者によって、 バックヤードは一冊の本に封印され、現世からのアクセスが遮断された。
しかし、その時は当の賢者を含め、誰も予想していなかったことがあった。
「現世からバックヤードに侵略する」のではなく、「バックヤードから現世へと侵略する」者が現れたのである…。それから時を経て……
バックヤードの機能を引用することで生まれた、環境資源を必要としない新たなエネルギー「法力」が誕生。しかし、それでも人は互いに争い合い、殺し合うことをやめようとはしなかった。
そして科学と法力学の進歩は兵器開発へと向かい、その結果殺戮兵器「GEAR(ギア)」が生み出されるが、自我を持ったギア「ジャスティス」によりその力は人類全てに向けられることとなる。かくして、ギアと人類による苛烈な生存競争「聖戦」が始まった。100年以上続いた聖戦は辛くも人類側の勝利に終わるが、その間に世界は大きく傷ついてしまった。
そして聖戦終了から12年後の西暦2187年10月21日。
かつて「日本」と呼ばれた国が存在した荒野に、ラムレザル=ヴァレンタインと名乗る一人の少女が出現した。
「あなた方出来損ないの人形どもは、全て根絶やしにする。未来を……悲観しろ」
ここに彼女はたったひとりで全人類の抹殺を宣言。しかしとある事件を知る者はそれを鼻で笑うことはしなかった。少し前に英雄カイ・キスクが治めるイリュリア連王国において行われた破壊活動、その首謀者も「ヴァレンタイン」を名乗っていたためである。
なお、家庭版では更にストーリーを掘り下げた「ストーリーモード」が実装されている。
内容としてはアーケード版終了後から続編「REVELATOR」までの間が描かれる。
現在、LEVELATOR家庭版発表に伴い、アークシステムワークス公式が、ストーリーモードの内容を公開している模様。
ギルティギアシリーズを代表するシステム「ロマンキャンセル(以下RC)」に「自身以外の時間の流れをスロー化する」という効果が付与された。
この仕様変更に伴い、過去作では技のヒットorガード時とFRC時以外はRCできなかったのだが、本作では必要ゲージと自身が動ける状態ならばいつでもRCが発動可能になり、「本来のゲームスピードでは見切るのが困難な連携を回避」「飛び道具を盾にして急接近」といった、『スロー効果によって得た有利な時間をどう使うか?』という新たな駆け引きが生まれた。
入力がシビアで敷居がやや高めだったロマンキャンセルの恩恵を、より分かりやすく・より受けやすくなったとも解釈できるだろう。
Dボタンで発動可能な中段攻撃で、ヒットした相手をカットインから空中にカチ上げる。
ヒット演出中に上キーを押していればジャンプして追いかけ、空中コンボを決められる。
ここまでは過去作と同様なのだが、本作では「ヒット演出中に横キーを入力すると、相手を壁に叩きつけつつ地上ダッシュで追いかける」横ダストが追加された。
横に吹き飛ばした場合は吹き飛びこそ低くなるが、吹き飛び中に壁に当たると壁に張り付き、その間に攻撃を当てると受け身時間中に壁をずり落ち、最終的に地上しゃがみ食らいになる。
そのため地上コンボの強いキャラクターもダストアタックからのダメージを稼げるようになった。
誤解を恐れずに言えばP4Uで言うところの『ボコスカアタック』といえば大体イメージが付くだろうか。
従来作ではお互いの攻撃判定のみが衝突した場合、互いにその硬直をほぼ全ての行動でキャンセルできたのだが、本作ではランダムで「デンジャータイム」に突入。その後10秒間の間は、攻撃を当てられた側が「モータルカウンターヒット」となり、非常にゆっくりとしたのけぞり/吹き飛びを見せる。もちろん受け身不能時間も大幅に伸びているため、最大反撃を狙える大チャンスとなる。
後ろや前へレバーを入れずにHS+PorKorSのいずれかの2ボタン同時押し&テンションゲージ25%消費して発動。
上中段を受け止める立ちブリッツシールド、下段攻撃を受け止めるしゃがみブリッツシールドが存在。
ブリッツシールド発動中に攻撃を当てると弾かれ、大きな隙をさらすことになる。
ただし、弾かれモーション中は無防備ではあるものの投げに対しては無敵で、かつブリッツシールドで弾かれモーションをキャンセルできるため、弾かれ側にテンションゲージが25%以上残っていた場合は読み合いが発生する。
なお、多段飛び道具は1回で1ヒット分だけしか受け流せないため、タイミングよく連続で入力しなければならない。
残体力が20%を切ると体力ゲージが赤く点滅し、「ヘルファイア」状態に突入する。
ヘルファイア状態では覚醒必殺技の性能が大きく向上。一発で体力の3分の1近くを奪われることもあり、さらに根性値の強化により体力ゲージの見た目以上にしぶとくなっているため、瀕死の相手だからといっても油断はできない。
また、過去作では魅せ技でしかなかった一撃必殺技が本作ではいくつかの仕様変更がなされ、十分実用的になった。
「決着条件」とはこちらがマッチポイントでかつ、相手がヘルファイア状態。
それに加えて自分のテンションゲージが50%以上であること。
キャラクター | 声 | 特徴 |
---|---|---|
ソル=バッドガイ | 中田譲治 | シリーズ皆勤の主人公。放浪の賞金稼ぎであり、カイの息子であるシンの養父兼師匠でもある。 相変わらずのガン攻め志向のバランス型インファイター。GG2から「砕けろ」が追加され、さらにドラゴンインストールがコンボに組み込めるようになり実用性アップ。 なお、ドライン発動時は竜人の姿に変化し、この状態で最終ラウンドを取ると勝利時の演出も変化する。 |
カイ=キスク | 草尾毅 | シリーズ皆勤の(もう一人の)主人公。イリュリア連王国国王であり、シンの実の父親でもある。 縁あって髪をポニーテールで結った姿になっているが、ある条件で髪が下りる事がある。 波動・昇龍を備え、バランスのよさと迎撃の強さは相変わらず。通過させた飛び道具を強化する「グラインダー」を設置するシステムが追加され、今までとは毛色の違う攻め要素が増えた。 |
メイ | こおろぎさとみ | ジェリーフィッシュ快賊団団長の少女。 大体の見た目は一緒だが、つなぎのようなズボンなど、より活発な姿に。 強い判定の技を押し付けて勝つ能動的な事故キャラの操作感はそのまま。 一撃必殺技が人間大砲に変化。装填された相手キャラの反応が全キャラ分用意されている凝りよう。 |
ミリア=レイジ | 住友優子 | 自由を得た元アサシンの女性。仇敵であるはずのヴェノムから「ザトー=ONEが蘇生した」という情報とともに密命を受け、彼とは別ルートで真相究明に動き始めた。 変形する髪を武器にしたスピードタイプ。起き上がりを狙った連携の多彩さを武器にした「起き攻めの女王」の名前は本作でも健在。 デザインが大きく変わり、コサック帽や黒タイツなど大人の魅力が増した。 |
ザトー=ONE | 子安武人 | 力を追い求めたがゆえに禁呪に手を出し、そして手にした力に喰われて死んだ男。 禁獣「エディ」が彼の亡骸を操っていたGGXX時代とは異なり、生前の「ザトー=ONE」名義で参戦するに至った経緯とは…… GGXX#Rをベースとした一人二役の分身キャラ。2キャラを同時に動かすようなものなので習熟の大変さは全キャラ1なのだが、代わりに「極めた」時の苛烈な連携と潜在ポテンシャルの高さも全キャラ1。 |
ヴェノム | 諏訪部順一 | アサシン組織の首魁ザトーが死した後、アサシンを率いていた男。「ザトー=ONEが蘇生した」という信じられない情報が入ったために、その真偽を確かめるべく動く。 ビリヤードに因んだ戦闘スタイルを有しており、ボール生成とそこから派生するシューティングをコントロールできれば変幻自在の攻めを組み立てられる。 |
チップ=ザナフ | 川原慶久 | かつてジャンキーであったが師匠「毅(つよし)」のおかげで更生し、「大統領」を目指して奮戦するヤンキー忍者。 相変わらずトップクラスのスピードと低防御力シッショーを併せ持ったキャラ。本作では「壁張り付き」技などが追加され、動きがより多彩になった。 |
ポチョムキン | 近藤隆 | 現代では不要と断じられた科学技術を今なお所持する国、ツェップの兵士。 本作では兵士らしくオリーブ色の軍服を着用するようになった(GGXXまでは奴隷時の姿であった)。 しかし見た目は違えど中身はあの浮沈艦の投げキャラであり、操作フィーリングも生真面目な性格もそのまま。 |
スレイヤー | 家弓家正 | ダンディズム溢れる吸血鬼。前作の諸国漫遊を終えて隠居していたのだが、「ザトー=ONE蘇生」の情報に興味津々であったため再び本作で登場。 相変わらずのド火力をぶつけるスローペースなインファイター。目押しでコンボがつながるあの特徴もそのまま。 |
アクセル=ロウ | 難波圭一 | 鎖鎌を扱うタイムトラベラー。ランダムに時間を行き来し、何を知り得ているのか。 初代とGGX以降のデザインの中間的なデザインとなり、かなり様変わりしている。 長いリーチを武器とした牽制の鬼。追加技「鷂(はいたか)の構え」による攻めも見逃せない。 |
ファウスト | 近藤隆 | 紙袋を被った闇医者。見た目に反して善良で言動も真面目。 相変わらずキテレツな挙動ながらシンプルかつ手堅いコンボは健在で、変則的な初心者向けという操作性はなおも健在。 とりあえずカンチョーと一撃必殺技がヤバい。 |
イノ | 井上喜久子 | 未来を知る謎の美女。エロティックな見た目は3Dでもなお健在。 空中でのキレのある動きと、ホバーダッシュによる高速中下段2択が売りの変則的スピードタイプ。本作ではそのキレのある動きにさらに磨きがかかった模様。 |
ベッドマン | 緑川光 | 本作での新キャラ。常に眠り続けており、彼の眠る改造ベッドが戦うというトンデモ設定のキャラ。しかしそんなキャラでもすぐになじむのがギルティギアの世界。 「必殺技を使用するとその座標に『デジャブ』が残り、専用コマンドを入力すると今度はその必殺技がデジャブの地点で発動する」というトリッキーなキャラ。デジャブとの挟撃による崩しが最大の武器となる。 |
ラムレザル=ヴァレンタイン | 潘めぐみ | この事件の元凶。ギルティギア2で登場したヴァレンタインといくつか共通点を持つが、その真相とは…… 2本の大剣を操る設置系/モードチェンジ系のキャラ。特殊なガトリングコンビネーションを持つことも相まって、動きの多彩さは他のキャラに引けを取らない。 |
シン=キスク | 宮崎一成 | カイとディズィーの子で、ギアと人間のクォーター。ソルを「オヤジ」と呼び慕う。 「強い必殺技を持つが、必殺技使用時に『カロリーゲージ(スタミナ)』を消費するので、スタミナ切れにならないように管理しつつ戦う」テクニカルなキャラとしてデザインされている。 |
エルフェルト=ヴァレンタイン | 洲崎綾 | ラムレザルと同じ「ヴァレンタイン」の名を持つキーキャラクター。カイ・キスクに情報提供をするなど、事件解決に向かう夢見がちかつあざとかわいい少女。 構えを経由してガンアクションを行うテクニカルタイプ。ファンシーな見た目に反し、「リロード」などのクールな仕様を内蔵している。 |
レオ=ホワイトファング | 稲田徹 | 3人いるイリュリア連王国連王の1人で、カイ=キスクとは聖戦を共に戦った戦友。十字架のようにも見える剣を二刀流しているため「双剣の獅子王」の通り名を持つ。 |
石渡氏によると、「バランス取りやファンの人気も考えてGGXXのキャラクターを優先して出したが、(GG2のキャラも含めて)新キャラも考えている」とのこと。今後に期待しよう。
エルフェルト、シン、レオは当初は家庭用専用キャラとしての参戦だったが
アップデートにより、アーケード版にも参戦している。
Lyrics(Japanese)(日本語歌詞):Daisuke Ishiwatari(石渡太輔)
Lyrics(English Translate)(英語翻訳):Junya C. Motomura(本村C.純也)
Compose(作曲):Daisuke Ishiwatari(石渡太輔)
Arrange(編曲):Norichika Sato(佐藤紀史)
Vocal:Naoki Hashimoto(橋本直樹)
Guitar:Toshihiro Kajihara(梶原穂広)
Bass:Atsushi Hasegawa(長谷川淳)
Sound Recording Engineer:macoteau
Sound Producer:Takao Suzuki(鈴木高雄)
橋本直樹氏は名古屋出身のへヴィメタルバンド、「OUTRAGE(アウトレイジ)」のボーカル。HEAVY DAYにおいて1stトレイラーから石渡サウンドやグラフィックに負けない痺れる歌声を披露してくれている。
余談だが、アウトレイジは初代GGの時点で対GEAR用決戦兵器の名前として引用されていたりする。
2014年4月14日よりiTunes Music Store、Amazon MP3 Storeにてフルバージョンを配信、GGXrd公式ホームページにおいて歌詞が公開されている。(→http://ggxrd.com/wanted/)
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最終更新:2024/12/24(火) 00:00
最終更新:2024/12/23(月) 23:00
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