『賢者』(magi,sage,wiseman)とは、「賢しい者」の意であり、職業の1つである。
その語源は聖書にまで遡る。
聖書では3つの用法があり、「キリストの生誕を占星術で予見し、東の方からベツレヘムまで訪れ、乳香や黄金を捧げたとされる3人の占星術師(マタイ伝)」と、「モーゼがエジプトから脱出する際、これを阻もうとしたファラオの呪術師や魔術師や家宰などの総称(出エジプト記)」、そして「東の異国で有名な錬金術師・宮廷学者(特に錬金術の祖たるジャービル・イブン=ハイヤーンなど)」を賢者(magi)と呼んでいる。
後に流行した中世騎士道物語では、これらの賢者像やアーサー王伝説の大魔術師マーリン、ドルイド僧などが混同されて「エジプトあたりの出身で、時に魔法的な手段(占星術など)で騎士に助言を授ける、多くは元隠者だった人物」を賢者(Wiseman)と呼ぶようになった。
さらにSageという語が登場すると、WisemanやMagiは魔法的賢者、Sageは学者的賢者を指すようになった。
そこから転じて、知識に長じ良識ある、現代で例えるなら教師のような人物をして賢者と表現する場合がある。
例えば、1998年フランスW杯のイングランド-アルゼンチン戦でデイヴィッド・ベッカムが退場した試合の翌日、地元では『十人の賢者と一人の愚者』と表現。ここでいう十人とは普通にプレイした選手で、愚か者のレッテルを貼るためにベッカムを揶揄したとみられる。
昨今のファンタジー作品では、上述の騎士道物語などのように「広範かつ高度な知識を有した人物」というイメージがさらに進んで、単なる魔法の使い手に留まらない強力な術者というイメージが浸透している。下記の作品でも何らかの職の上位とされている。
その元ネタはやはりD&Dに求められ、D&Dのキャンペーンの1つ「フォーゴトン・レルム」に現れる"シャドウデイル"エルミンスターであろう。
余談だが、「指輪物語」に現れる"白の"サルマンは、いわゆる神霊に属し"灰色の"ガンダルフからも尊敬されていた、いうなれば大賢者であったが、遠見の玉(パランティア)を通じて魔王サウロンを直視してしまい、サウロンに屈している。
どちらかというと「けんじゃのいし」の方が有名かもしれない職業。
初出は『DQ3』。僧侶と魔法使いの両方の呪文を使い、ある程度重装備も着こなせる夢のような職業として人気を集めた。
また転職条件が「さとりのしょ(超レア物)」を使うか遊び人をレベル20まで育てる(無条件)かだったり、FC版3公式ガイドブックには女賢者があぶないみずぎを着たイラストが載ったりしたため、各地のファンサイトや4コママンガ劇場などで遊び人共々ネタにされた職でもある。
『DQ6』では魔法使いと僧侶をマスターすることで転職できる上位職。みのまもりと最大HPが-20%されるデメリットがあるものの、バイキルト・ベホマラー・ザオリク・イオナズン等の強力な呪文を習得できる上、旅の仲間が勇者にクラスチェンジする条件職の1つでもあるため、DQ3同様の重要職になっている。
『DQ9』では賢者は上級職として存在。あるクエストをクリアすれば使えるようになる。
しかし回復では『ベホマ』『ベホマズン』が、補助では『ピオリム』『バイキルト』『フバーハ』が使えない等、
ゲームバランスを意識してか、過去作における磐石な職業ではなくなっている。
『FF3およびFF4』に登場したジョブ(職業)の一つ。
FF3はドラゴンクエストのそれ同様最終職或いは最上級職と言ってよい性能を持っており、重装備こそできないものの、普通のジョブなら一系統しか使えない筈の白、黒、召喚全ての魔法を自由に、全ての魔道士を凌駕する威力で、物凄い回数使用できる強力なジョブである。
そのため、最終パーティは賢者と忍者(前衛最強)のみで構成される場合が多かった。
DS版ではジョブの平準化によって魔法の威力や使用回数こそ上級魔道士系に劣るようになったが相変わらず強力な性能を誇り、全魔法を使える点を生かして魔法系が一人の場合に起用したり、防御重視の際に攻撃兼サブの回復役として導師と共に使用したりといった編成が見られる。
FF4ではテラのジョブとして登場。ただしテラ本人は老齢のため当初は大半の魔法を忘れており更にステータスも低くメイン火力としては厳しい。試練の山でのイベントにて忘れた魔法を思い出すがフレア、ホーリーなど一部魔法は取得できない。
だがパロム・ポロムが抜けると平均年齢42歳という伝説のパーティとなり唯一の魔法職となるため頼らざる得ないのが実情。ただしブレイク、バイオといった追加効力が強力なモノや一通りの補助魔法があるためそこを活用すれば十分戦力になり得る。
なおDS版では威力に関して改善されている。
魔道士系の上級職。名前だけはシステムの大幅に異なる外伝に出ている。
元々は魔道士系と僧侶系の上級職は司祭で統一されていたが、
聖戦の系譜からプリースト(=僧侶)はハイプリースト(≒司祭)に、マージ(=魔道士)はセイジもしくはセージ(=賢者)に分化した。
魔道士の上級職が漢字で「賢者」の呼称がされるようになるのは封印の剣からとなる。
分化した理由は恐らくイメージ的に合わないことや三すくみの導入と魔法の分化等の影響を受けたものと思われる。
性能は作品によって異なるが、自分の専門でない系統の理魔法が使用できるようになる場合がある他、
杖が使用できるようになるため、FFやDQほどではないにせよ攻撃と回復をどちらもこなすことができる。
⇒魔道士(ファイアーエムブレム)
こちらは単なる称号。相手を倒せば魔法石が手に入り、一定数獲得すれば賢者に、
さらに積み重ねると青銅賢者、黄金賢者、白銀賢者、金剛賢者…という具合にランクアップする。
オンラインゲームのため、賢者になれたからといってプレイ上有利になるわけではなく、むしろ上に行けば行くほど広範な知識とカンペの厚さが試されるようになっている。。
QMA4では賢者到達時にエンディングを見られる。
QMA5では賢者に上がるための昇格試験に多くのプレイヤーが苦しめられた。
QMA6以降は単なる通過点となっており、
QMA7では階級は関係なくクイズ魔神を倒さないとエンディングを見ることが出来ない。
QMADS(2含む)、QMA6までは賢者以上には賢者服(通常の学生服を白くしたもの)が与えられて等身大グラにも反映された。
QMA7以降はどの階級でも賢者服が装備できなくなった。
男は、悟射り精をす開るく と賢者になると言われている。
主に、隠者同然の生活を経ることによって。 ───────>>14
掲示板
70 ななしのよっしん
2024/05/07(火) 13:40:43 ID: tnP+K+8JQh
>>67
「教えたがる愚者」をクソリプやまとめブログサイトやデマや偏見を広める動画とか、いわゆる拡散希望といったようなものと考えれば分かりやすいだろう。
つまり「教えるのが愚者」ではなく、「自身が学んだ数よりもはるかに多くの事を広め教えたがる者が愚者」ということ。
71 ななしのよっしん
2024/05/07(火) 15:30:30 ID: i0/bgK22vR
後輩とかに対しても自分の知らないことは教えを請える人ってめっちゃ賢者じゃない?
72 ななしのよっしん
2024/12/23(月) 07:26:46 ID: R3rm3yDFbH
なんとなく職業としての賢者はセージ
称号としての賢者はワイズマンって印象
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最終更新:2025/01/09(木) 07:00
最終更新:2025/01/09(木) 07:00
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