鬼哭街とは、ニトロプラスより発売されたWindows PC向けストーリーノベルである。18禁アダルトゲームの「鬼哭街 -The Cyber Slayer-」が2002年に発売され、2011年5月27日にリニューアル版「鬼哭街」が15歳以上推奨となって発売。なお、ゲームではないので途中に選択肢は存在しない。
手には一刀、斃すは五人……魔都上海に報仇雪恨の剣が哭く。
ニトロプラスが贈るサイバーパンク武侠片
舞台は近未来。犯罪都市となった上海を牛耳る犯罪結社・青雲幇(チンワンパン)の凶手である主人公「孔濤羅」は、マカオでの任務中に仲間の裏切りに遭い、死地を彷徨うことになる。上海に舞い戻った彼が目にしたのは、件の裏切り者達に掌握された幇会と、最愛の妹である瑞麗が辱め殺されたという事実であった。濤羅は幇会の幹部となった5人の裏切り者への復讐を決意する。
シナリオライターは虚淵玄、原画家は中央東口といった、ニトロプラスの前作「吸血殲鬼ヴェドゴニア」のコンビ。また、吸血殲鬼ヴェドゴニアをきっかけに結成されたZIZZ STUDIOによって、BGMも含めた総合音楽プロデュースを受けて世に出た最初のニトロプラス作品でもある(ヴェドゴニアではOP・EDテーマのみZIZZで、BGMはクワイアが担当)。同時にいとうかなこが歌う曲が採用されたニトロプラス作品としても初めて発売されたものとなった。本来、次作となった"Hello, world."が先に出る予定であったのだが、制作は難航。手が空いていた虚淵玄や中央東口のコンビによる短編企画として立ち上げられ、結果的にこちらが先に発売されることとなった。
虚淵玄をして「脊髄の赴くままに書いた」とまで言わしめる程に、やりたい放題な作品であったが、それでも好評を得て、角川スニーカー文庫よりノベライズ(ゲームの文章のうちエロい所をほんの僅かに修正してそのまま掲載)、豪華キャストによるドラマCDなどの展開をみせた。
2011年5月27日には、グラフィックの塗り直し、新規絵の追加、解像度拡大、フルボイス化、3Dモデル・背景・映像の新規制作などリメイクが施され、15歳以上推奨という一般向けでリメイク版が発売された。
オリジナルの18禁版はボイス無し、キャストは左記がドラマCD、右記がリメイクPC版。特記しない場合ドラマCDとリメイクPC版は同じキャスティング。
サイバネティクス技術によって生み出された女性型の機械人形。高度なプログラムで人間のように振る舞う事も出来る。それでも所詮はプログラムであるのだが、人間の脳から抽出したデータを書き込むことで、プログラムでは再現できない人間味を出すことができる。ただし脳からのデータ抽出は苦痛を伴い、やりすぎは廃人化や死をもたらすこともあるため、それらは闇市場でとりわけ高価な商品として扱われている。
本作では、主人公の妹・瑞麗の魂が分割され転写された五体のガイノイドと、一体の空っぽのガイノイドが焦点となる。CVはすべて田村ゆかり、オリジナル版はボイス無し。
掲示板
183 ななしのよっしん
2024/01/06(土) 23:10:41 ID: RAA6cgvfiX
184 ななしのよっしん
2024/01/07(日) 02:27:48 ID: 3XkA7JKLPH
お兄さんは腐った世の中でも全うな家族愛と友人愛に尽していたけど身内がやべー奴だった、という話だったよな
185 ななしのよっしん
2024/01/07(日) 15:30:40 ID: 3XcF9TcffJ
ドラマCD版とリメイク版を今になってまた聴きなおしても、田村ゆかりさんの演技力とその引き出しの多さを堪能できた作品
もちろん他の声優陣の方々(リメイク版に伴う交替した声優の方々も含め)の演技も素晴らしかったけど、特に田村さんの演技には背筋がゾクリとさせられる色香があった
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最終更新:2024/12/23(月) 10:00
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