天宮さくらとは、PS4用ゲーム『新サクラ大戦』に登場するキャラクターである。
同作品のメインヒロインであり、テレビアニメ版『新サクラ大戦 the Animation』及び週刊ヤングジャンプで連載されているコミカライズ作品『新サクラ大戦 the Comic』の主人公。
キャラクターデザインは久保帯人が担当。
ゲーム及びテレビアニメの声優は佐倉綾音。舞台版では関根優那が演じている。
誕生日 | 3月19日 |
年齢 | 17歳 |
出身地 | 日本・東京 |
身長・体重 | 158cm45kg |
スリーサイズ | 79・55・80 |
星座 | うお座 |
血液型 | A型 |
好きなもの | 真宮寺さくら、稽古 ウィンドウショッピング |
嫌いなもの | あきらめること |
趣味・特技 | 裁縫、家事全般、刺繍 |
前作『サクラ大戦』においての真宮寺さくら的なポジションにあたる作品の顔とも言えるヒロイン。「帝国華撃団・花組」隊員。
旧花組のトップスタァである、真宮寺さくらにあこがれて花組に入隊した新米隊員。帝都を護る帝国華撃団・花組と、帝都の市民たちの心の支えである帝国歌劇団・花組に強い思い入れがあり、両者を立て直すことを強く願っている。
7歳の頃、降魔という怪物に襲われたことがあり、そのとき真宮寺さくらに助けられたことがきっかけで彼女と帝国華撃団に対して強い憧れを持つようになった経緯がある。やや茶色がかった黒のロングヘアで、左側頭部に大きなさくら色のリボンをつけている。桜の花びらが施され、袖に満開の桜があしらわれた空色の着物とえんじ色の女袴を共に着用するという真宮寺さくらを意識した出で立ちだが、敬意の現れを理由に同じポニーテールにはしていない。左胸に付けている桜の花をかたどったブローチは、「家を出て、花組に入って、これからここで頑張る自分に」との想いを込め、銀六百貨店で購入したもの。帝劇の自室には過去の花組公演のポスターや真宮寺さくらの写真が飾られている。
両親は鍛冶師である父親の鉄幹と母親のひなた。ひなたとは幼少の頃に死別しており、前向きであきらめない姿勢は、幼少期に母から受けた影響によるものである。また、武器である日本刀「天宮國定」は母であるひなたの形見であり、母の想いを受け継いだ愛刀となっている。剣術は父・鉄幹の友人でもある女流剣士の村雨白秋から学んでいる。
憧れの存在でもある真宮寺さくらに近づくために努力を惜しまず、ドジな一面もあるもののひたむきに夢へと突き進む正統派のヒロイン。再興を胸に何事にも諦めない姿勢は周囲の人たちに影響を与え、ホワン・ユイやランスロットといった他の華撃団の隊員からも一目置かれている。素直で真面目な性格であることから、優しい言葉をかけられると簡単に好感を持ってくれるが、いたずらやいじわるに対する耐性が低い。また、一度落ち込んでしまうと周囲の言葉が耳に入らなくなるほど自分の世界に閉じこもってしまう、面倒くさい一面も。
花組の隊長である神山誠十郎とは幼馴染であり、「大帝国劇場」において10年ぶりに再会している。元々は「誠兄さん」と呼んでいたが、神山が花組の隊長に就任したことをきっかけに「神山隊長」「神山さん」と呼び方を改めている。神山に対して強い信頼と憧れを持っているものの、嫉妬深い一面も見せる。プレイヤーの選択によっては竹刀で殴られる、椅子を投げつけられるなどの厳しいお仕置きを受けることも。下心を見せたときは「反省してください」と言われてしまう。また、東雲初穂とも幼馴染であり、花組に入隊した際に再会。何でも思ったことを話せる親友である。
漫画版では、上京して帝国華撃団に入隊するために帝国劇場にやって来た日の話が描かれており、憧れの帝国華撃団のすっかり寂れてしまった姿にショックを受けるものの、持ち前の前向きでひたむきな性格もあって華撃団を再建することに全力を尽くすことを決意。降魔が銀座に出撃した際、整備がされていない旧式の光武で出撃し、機能が停止していく中で頭突きで降魔を倒し、初陣にして銀座の街を守る活躍を見せている。そんな彼女の姿を見て、支配人の神崎すみれは花組の隊長として神山誠十郎を呼ぶことを決意する。
真面目さ、正義感の強さ、ひたむきさなど前シリーズの看板ヒロインだった真宮寺さくらと共通している部分が多いが、真宮寺さくらと比べると子供っぽく、情緒不安定なところがある。ある意味、17歳の年相応な性格になっている。
ここから先は、ゲーム終盤のネタバレ成分を含んでいます。 未見の方はご注意ください。 |
彼女の持つ愛刀「天宮國定」の正体は、次元を切り裂き、また切り裂いた次元を封印する事が出来る神器「帝剣」であり、帝都に「幻都」を出現させるための鍵である。帝剣を作るためには、「絶界」の力をもつ天宮家の女性の命を差し出さなければならず、いわば天宮家の女性は帝剣を生み出すための「生贄」となる宿命を背負っている。
母であるひなたも10年前の「二都作戦」の際、帝剣=天宮國定を作り出すために犠牲になっていた。そして、当然娘であるさくらも天宮の宿命を背負っていた。
バトルパートでは、ピンク色の「霊子甲冑・三式光武」に搭乗して戦う。かつて帝国華撃団で運用していた光武二式をベースに開発されただけに通常戦闘は一刀流による接近戦に特化、必殺技では遠方にいる複数の敵を撃墜する事を得意とするなど、真宮寺さくらが搭乗していた霊子甲冑との共通点が多い。しかし、旧式の機体であるため出力や霊力効率、総合的な戦闘力は霊子戦闘機と比較すると劣っており、着実な攻撃を一撃一撃繰り出して戦う。
攻撃速度に優れており、攻撃後の隙も少ないことからジャスト回避も狙いやすく、基本的には神山と似た近距離タイプ。しかし、攻撃範囲が致命的に狭いため、集団戦闘となる通常の戦闘では非常に使いづらい。空中戦も苦手。その反面一撃必殺の火力を持つことからボス戦や強敵との戦闘において力を発揮できるタイプである。
必殺技は、「天剣・桜吹雪」。大太刀で桜色の衝撃波を発生させ、前方の敵を一網打尽にする攻撃を繰り出し、戦線を切り裂く力を持つ。使用時の口上は、「蒼天に咲く花よ・・・・・・敵を討て!」。
射程距離はやや短いが、超高火力の一撃を放つことができる。横の攻撃範囲は広いため、攻撃を当てやすいのも魅力である。特にボス戦や動きの速い相手に有効。
合体攻撃は、「運命の出会い・・・・・・」。遅刻しそうになり食パンをくわえながら走るさくらが曲がり角で転校生の神山とぶつかって出会い、運命の出会いを感じた2人による古の少女漫画の学園ラブストーリーのようなベタすぎる恋愛シチュエーションが展開される。。さくらさん、ひくわー。
ストーリーを進め、第5話になると機体を「霊子戦闘機・試製桜武」に乗り変えることでステータスが強化される。強化後は、泣き所であった通常戦闘での使いづらさが大幅に改善される。また、強攻撃の際には、斬撃から衝撃波が出るようになり、広範囲の敵にダメージを与えられるようになる。
強化後に覚える必殺技は「天剣・千本桜」。使用時の口上は、「蒼き空を駆ける・・・・・・千の衝撃」。
元々高かった必殺技の火力がさらにパワーアップされ、全キャラクターの中でもトップレベルの威力を持つ。発動からダメージを与えるまでにやや時間がかかるが、その間は画面内の時間の流れが緩やかになるため、極めて特殊なケースを除き、発動時点で射程範囲内にいる敵には問題なくダメージを与えられる。
2020年3月19日のソフトウェアアップデートに伴い、テレビアニメ放送を記念して、バトルシュミレーター「いくさちゃん」限定ではあるがゲームで「霊子戦闘機・無限(天宮さくら機)」の使用が可能になった。機体性能は「霊子甲冑・三式光武」の正統進化版といえるもので、そちらより攻撃範囲が広くなっているうえ、比べ物にならないほどの高攻撃力を誇る。
必殺技は、三式光武と同じく「天剣・桜吹雪」。使用時の口上も、「蒼天に咲く花よ・・・・・・敵を討て!」と全く同じ。
ただしその威力は桁違いで、カットインも新規作成されている。また、他の機体よりもはるかに早く霊力ゲージが溜まるため、発動機会は多い。
アニメは、原作ゲームにおけるさくらルートの世界線になっているようで、欧州出張のために不在となる神山に代わって花組隊長代理を務めている。
最愛の神山の一時帰国にいつも以上に張り切るが、神山が連れてきた莫斯科華撃団の唯一の生き残りである少女クラーラを見習い隊員として預かるように頼まれる。神山のクラーラの家族になって欲しいという願いを受け、クラーラを守るため、そして本当の家族となるために奔走することになる。
作中では、以前のような情緒不安定さは見られず、精神的に成長したことが窺える。隊長代理を任されたこともあって責任感が増しており、公演や戦闘においてリーダーシップを発揮する場面が見られる。初穂が実家に帰った際には、機転を利かせて他の隊員の不安を取り除き、幼馴染である初穂と本音で語り合い、わだかまりを解いている。一方で、誰がどう見ても正体がバレバレな白マントがあの人であることになかなか気づかないなど、以前と変わらない天然な部分も残ってはいる。
クラーラに対しては、花組の家族の一員として溶け込めるよう親身になって接しており、次第にクラーラもさくらのことを頼りにするようになる。回が進むにつれてクラーラとの親密度が高くなっており、「さくらと一緒に出掛けられることが嬉しい」と語るほどクラーラも心を開いている。
アニメは恋愛面がメインではなかったとはいえ、神山への想いは相変わらずで、時折妄想の世界に入り込んでしまうことも。神山が一時帰国した際は、手作りの和食を振る舞おうと張り切るが、そのときに「神山と夫婦になり、クラーラが娘になって家族団らんを楽しむ」というなかなかな妄想をしている。しかも、妄想している間にクラーラも含めた他のメンバーまでが神山のために食事を作り始める始末・・・・・・。翌日には、他のメンバーに内緒でクラーラ同伴での神山とのデートをおこない、ある意味家族妄想を実現させている。
先の戦いの後、試製桜武が再び封印されたため、本作では夜叉に破壊されたものを修復、調整した「霊子戦闘機・無限(天宮さくら機)」に搭乗。さくらが桜武搭乗時に高出力霊力データを用いて専用調整を施したことから、霊力リンク値が他の機体よりも高く、搭乗者の霊力を効率よく使用できる機体になっている。しかし、その無限も空中要塞「セバストーポリ」の砲撃によってまたもや大破。そのため司馬令士が密かに整備していた「霊子甲冑・三式光武・改」で出撃するが、ベースの機体が旧式だったこともあり途中で機能不全に陥る。そこで、すみれからの提案を受け、封印を解かれた「試製桜武」に再び乗り、決戦に向かう。
ここから先は、アニメ終盤のネタバレ成分を含んでいます。 未見の方はご注意ください。 |
クラーラが「ナディエージダ(降魔人間)」だと判明して、彼女の持つ強力な力を目の当たりにしても、大切な家族であるという想いに変わりはなく、負傷した体を顧みず、カミンスキーに連れされたクラーラを取り戻すための戦いに身を置く。姉であるレイラが倒れたことに動揺したクラーラが暴走状態に陥るが、身を挺して説得し、無事クラーラを取り戻すことに成功する。
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最終更新:2024/12/24(火) 03:00
最終更新:2024/12/24(火) 03:00
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