なぜ野党は自民党にすり寄ることはあっても本気で政権交代しようとしないのですか。10月10日に公明党が自民党との連立を解消して日本で政権交代がたやすく可能な状況です。 それが見通せないのは国民民主党と日本維新の会が自民党にすり寄ることはあっても政権交代で日本の政治を本気で変えようとしないからではないでしょうか。 国民民主党[以下国民]は立憲民主党[以下立憲]ともともと同じ旧民主党・民進党です。共通の支持基盤の連合の芳野会長も両党の協力を求め自民党との連立には反対しています。それなのに衆院で国民の5倍の議席を持つ立憲の安住幹事長が「国民の玉木代表も野党連立政権の総理候補」と持ち上げると玉木さんは10日の会見では総理候補気取りで「立憲の反原発、反集団安全保障政策を国民側に寄せろ」と言い放つ傲慢さで呆れてしまいました。 日本維新の会[以下維新]は自民党中道派(石破首相、野田聖子議員他)より新自由主義(国民格差拡大賛成)的な党是なので立憲とは国民より距離があります。でも2009-12年の民主党政権時代には野田佳彦氏(当時首相現在立憲代表)と協調していた過去もあります。本気になれば「企業団体政治献金の廃止」で大同団結できるのではないでしょうか。 かつて1970年代には社公民路線で今の立憲と国民以上に政策の違う旧社会党と旧民社党が協力しました。1993年の細川政権では「政治・選挙制度改革」でそれ以上に政策の異なる旧社会党と旧日本新党が連立政権を組みました。なぜ国民と維新は今権力を持つ自民党政権にすり寄り得票にはなるが財源確保ができない政策ばかり実現しようとし、野党連立政権樹立をして自ら権力で財源に責任を持つ本気の政策実行をしないのでしょうか。