最近メディカルアロマと言って、マルチ商法のドテラというアロマを周りのママ友達が使い始めています。 アロマなのに飲めると言っていますが、本当に大丈夫なのでしょうか。 質問しても品質が 良いからだとしか答えません。品質が良ければ飲めるものですか？副作用は大丈夫なのか不安があります。 子供にもいいと言って育児にも塗ったり、飲んだりしてアロマを取り入れていますが、アロマの勉強を数時間しかしていないママが、そんなに知識があるようにも思えず見ていて不安です。勧められても、所詮ビジネスにしか思えず、信用できないのですが、ドテラ、doTTERAとは本当に大丈夫なのでしょうか。メディカルアロマという、聞こえの良いビジネスに引っかかってるようにしか思えないのですが、友達はすごくハマッています。 アロマの知識のある方、専門の方にお応え頂きたいです。

問題を幾つかに分けた方が理解が早いと思います。 他の方のいわれるように、「メディカルアロマ」自体は、doTTERA社とは無関係に、アロマオイルの化学成分に注目して、活用しようとするものです。 例えば、サロンパスの主成分、サリチル酸メチルその他は、元々は精油を抽出して用いられていたようですから、今でしたら、メディカルアロマと呼ぶ事は可能でしょう。 http://www.hisamitsu.co.jp/company/pdf/csr/CSR2011_10-11.pdf 飲用して問題が無いかどうかは、精油の種類次第です。 ＃前提として、飲用して問題の無いレベルの品質である必要はありますが。 専門家が紹介しているアロマの使用法でしたら、トラブルの可能性は低いです。真っ当な専門家の処方を指示通り用いるだけでしたら、数時間の講習でもトラブルの可能性は低いでしょう。ただし、素人の拡大解釈による使用は恐いです。 もっとも、この手の商法では、自称専門家も結構見かけますから．．． doTTERA社自身は、自社サイトで「製品概要表に具体的なサプリメントとしての使い方や注意書きが無い時はエッセンシャルオイルはお召し上がりにならないでください。」と書いてあります。 http://www.doterra.com/jp/essentialSafety.php もっとも、この手の商法の場合、現場では会社の注意書きが守られていない事は意外とあるようです．．． doTTERA社の品質は分かりかねます。 数年前に悪質な販売方法で業務停止命令を受けたマルチ商法の会社が、アロマのプロが認める数少ない高品質の精油を扱っていたことがありますから、何とも言えません。 マルチ商法の問題点として、情報が「伝言ゲーム」で広まることがあります。末端に伝わる頃には情報の中身が変わっていても不思議はありません。己の望む方向に情報が捻じ曲がっていっても不思議は無いでしょう。 情報は正しさが命ですが、マルチ商法に於いては、自身に都合が良いかどうかが、情報を広める基準としか見えないことが多々あります。 自分が信用する人が話すのだから間違いは無いと、情報の正しさに無頓着な従事者は結構見かけます。 マルチ商法では、商品に書かれている使用法ではなく、自分たちが勝手に考案した使用法を広めているケースは意外とあるかもしれません。例えば、マウスウォッシュを点眼薬に用いるなど。 そうした専門家が指導していない使用法は予想外の危険性があるかもしれません。 マルチ商法に於いては、欲に目がいって、商売人として当たり前の商道徳や、人として当然の気配りが疎かになる事はよくあります。商売人ならともかく、社会経験の乏しい学生や新社会人、主婦等の場合、そうした問題は起こしやすいです。 マルチ商法は、社会問題となりましたから、特定商取引に関する法律で厳しく規制されています。又、薬事法等、関係する法律でも厳しい規制があります。 病気の予防・治療効果等を謳う事は薬事法違反となりますが、抜け道を利用して、CM等で予防効果等を謳っている事は結構見かけます。又、CM等は専門家が確認をして法律の限界まで表現することは多いです。 そうしたものを素人が真似れば、法律に違反する事は自明でしょう。 マルチ商法従事者が、関係する法律を知らずに、自分勝手な事をしている事は結構見かけますし、上位会員がそうした方法を広めてている事は意外とあるようです。 幾つかの精油は食用としているように感じますが、食品衛生法等、法律上必要な手続きその他を行っているのかどうかは気になります。例えば、食品として必要な届出を行っていない食品を輸入して販売する事は禁止されています。