英語についての質問です。I am sorry to hear that と I’m sorry to hear it です。この文章は二つとも、それを聞いてお気の毒です。という文になっています。 そこでitとthat どういうった違いがあるのかを知りたいです！

確かに、直前に述べられた文や発話の内容を、代名詞の it で受けることはあまりないようですね。 お尋ねの英語についても I am sorry to hear it. という言い方は比較的稀だと思います。 代名詞の it は、既出の単数の名詞（名詞句）や不可算の名詞を指すのに使うことがほとんどだからです。 これに対して this/that という指示代名詞は、直前に述べられた「文や発話の内容」を指すために適した代名詞です。 This is because ~ That is why ~ などという言い方はするのに ? It is why ~ などという言い方をあまり見かけないのも、これで納得がいくでしょう。 以下は、「日本人の英文法 完全治療クリニック」（Ｔ・Ｄ・ミントン著）の記述です： ★…、たった今述べた考えや状況を全面的に代行してくれる代名詞が欲しい場合は、人称代名詞の it より指示代名詞の this か that を使った方が適切です。…(以下略) ・・・それでは、this と that はどう使い分ければいいのでしょうか？ これについて同書は、「この問題について答えるのは非常に困難」と断りながら、続けて以下のように述べています： ★…、that は this ほど格式張っておらず、会話で使われることが多い、…(以下略) また、「英文法解説」（金子書房）でも、 ★先行する文の内容を指す this と that では、that のほうが例が多い ・・・と解説しています。 一つ大きな違いを付け加えるなら、 ★ this にはこれから述べる文の内容を指す用法があるのに対して、that にはそれがない ・・・という点でしょう。 以上参考になれば幸いです。