新世紀エヴァンゲリオン劇場版DEATHとTVアニメのエヴァンゲリオンは同じような内容なのでしょうか？また新劇場版:序~Qはアニメとは別の世界線の話ということでしょうか？ エヴァンゲリオンを見たことがないので分かる方教えていただきたいです。

世界線とかそういうものではなく、(作り手の都合で)何度も物語が繰り返されているというメタフィクション的な構造です。 エヴァンゲリオンはあくまでフィクションであり脚本劇にすぎないよ、というオチなのです。 第一回 新世紀エヴァンゲリオン 演劇回 第二回 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 演劇回 第三回 ヱヴァンゲリヲン新劇場版 演劇回 といった感じで繰り返されていると思ってください。 基本的な舞台設定は同じながらも、キャラクターの立ち位置が回によって違うため、ストーリーは変わってくるし結末も変わる。 一種の思考実験のようなものです。 簡単に説明すると、これを作ってる庵野監督はアニメにのめり込むことを「現実逃避」と断じている方なんです。 アニメオタク嫌いで有名な人物です。 エヴァンゲリオンの繰り返しとは脳内妄想劇の繰り返し、現実逃避の繰り返し、と結び付けられています。 お前たちはエヴァという現実逃避を何度も繰り返すつもりか？という問いかけが全面に出ている作品になります。 非常に魅力的な作品を作っておきながら、その作品内でアニメに夢中になるなと説教を垂れるので革命的な作品だったわけです。 よって、エヴァンゲリオンは全てのシリーズで別の作品です。 「テーマ」は同じなのですが「回答」が全て違います。 ①TV版はアニメオタクを励ますＥＮＤ ②旧劇場版はアニメオタクを人格否定するＥＮＤ ③新劇場版はアニメオタクに卒業を促すＥＮＤ なんで①と②でまるっきり変わってしまったのかは画像をご覧ください。 こういう考えの人が、世界線ネタとかオタクにエサをくれるでしょうか。