今朝原付きを乗ろうとエンジンをかけたらキュルって小さい音がしてかかりませんでした。3回くらい回したらつきました。最近の寒暖差に原因ありますか？？ オイル交換は定期的にしています。普段は近所くらしか走りません またなるのが怖いので原因が分かると安心です。どなか詳しい人いませんか？

エンジンを回すのに軽いポイントと重いポイントというのがあります。 排気量の大きい車両ほど、それが顕著になりますが、、むかしのキックスターターしかない排気量が大きめの車両(SR400などもそう)などに装備されているデコンプという機能がそれを緩和する機能です。 簡単にいうと、エンジンは気密が保たれていてこそ、燃料の爆発を回転力にしっかり変換することが可能です。逆に言うと、気密が保たれているからこそ爆発が起きる直前のシリンダー内は空気の圧縮が一番高く、抵抗が一番大きなところになります。 これをムリヤリ回転させるのは人力(キックスタート)では厳しいので、デ-コンプという圧縮を抜く機能がついているというわけです。 スターターモーター(セルモーター)は、このキックと同様にエンジンを電気的に回転させて始動させる機構ですが、圧縮が高いタイミングだと負荷が高いことに変わりはありません。 つまり、同じようにセルモーターを回しても、圧縮が高いタイミングと低いタイミングでは必要なパワーが異なります。 現在、あなたの車両はバッテリー電圧が低下しており、セルモーターが万全なチカラを発揮できていません。 その状態だと、圧縮が低いタイミングではセルモーターでエンジンを回転させ始めることができても、圧縮が高いタイミングではそれが出来ない、、ということになります。 バッテリーは寒冷時に性能が低下する傾向にありますから、寒さが全く関係ないとはいいませんが、そもそも寒冷時でも正常に始動できるのが理想の状態です。 早々にバッテリーを追加充電して満充電にするか、それでも改善しない場合はバッテリーを交換すべきだと思います。