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岡山や香川で魚が釣れない時の最近の常套句は「瀬戸内海が綺麗になり過ぎた」です。ソレはウソでしょ? 同じ瀬戸内海圏域でも、広島·兵庫·大阪などでは魚も釣れてるみたいだし、そんな言葉は使いませんよ。 魚は捕れないけど、観光収入は欲しい虚言にしか思えません。 事実は何処にあるんでしょ?

回答(8件)

いろんな要因が複雑に絡まってる気がしますね。 例えば温暖化もそうですし、底引き網もそうでしょうし(というか他県では、底引き網漁は禁止されてるのかな?)、海が綺麗になり過ぎたという話も嘘では無いんでしょう。 他に、農薬問題と言う話も聞いた事があります。農業で農薬を使う→その残留農薬や農薬の入っていたカプセルが川を伝って海に流れるって感じで、農薬については、どこぞの先生が研究調査したデータもあるみたい。 逆に自分が思うのは、釣り人とのマナーとかマイクロプラスチックとかは、あまり関係無いのかなぁと思ってます。というのも、少なくとも日本では高度経済成長時代から比べると、なんのかんの当時よりも現代の人達の方が、全体としてマナーは良いと思うので。

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釣り師です。 香川はそうでもないですが、岡山は釣れないのは釣り師の常識です。 陸っぱりは壊滅で、渡船で行く沖磯あたりが香川や他県の地磯レベルかなと言う感じです。チヌ釣りの全国大会でチヌ釣りが盛んな広島勢を抑えて岡山勢が強いのは、釣れないからだと言われていますよね。釣れないところで修行すれば根性ある人は上手くなりますから。釣り関係の人に聞いた話で、理由は色々あるみたいですが、岡山は瀬戸内海の真ん中あたりで一番淀んでいる、とか釣り人が多い関係で単純に釣り荒れしている、川が多く冬場に水温が下がりやすい、あたりではないかと言うことです。水が綺麗になったのも影響あると思いますが、放流の影響でマダイは昔に比べめちゃくちゃ増えてるし、その辺はよく分かりません。

「瀬戸内海が綺麗になり過ぎた」のは下水道の整備が進んで海に流れず、栄養塩が足りなくなってることを指しています。特に海苔の生育不良に対して言われることが多いです。 昔は(というか本来は)、山の森で微生物が葉を分解してできた栄養塩が雨水に溶け、川に流れ込み、海の栄養になっていたんです。 ところが森が落葉樹林から木材用の針葉樹林に代えられてしまいました。これでは葉が落ちずフカフカの腐葉土ができません。根を広く張らないから土がすぐに土砂として川に落ちます。山(森)の保水力が下がって、栄養塩が水に溶け込む前にすぐに水が海まで降りちゃうんです。 瀬戸内海を貧栄養にする森の植林の状況を、これまでは下水が隠していたんです。「綺麗になり過ぎた」なんて言い方は、海をダメにし続けてきた植林を誤魔化すものだと思いますね。 海に注ぐ川の栄養が少ないと、プランクトンの発生も悪いし、海藻の生育も悪くなります。こういう河口に近い所こそ魚の産卵、小魚の生育場所なのに、そこから環境が悪くなったらどうなるか、釣り人ならば容易に想像がつくと思います。

回答、ありがとうございます。 山林と海の関係が重要である事が知られるようになったのは1980年代後半からだと思います。逸れますが、し尿を瀬戸内海の真ん中に沈めていた時のほうが瀬戸内海は豊かだったと思います。「水清ければ魚棲まず」が言葉通りになっているのかな?また、多少の栄養塩が入ってきたとしても、牡蠣が浄化してしまいます。ご存知でしょうが、牡蠣の浄化能力は恐ろしいほどです。この牡蠣がおびただしいほど養殖されてますから、牡蠣自体も栄養不足になっているらしいですね。かと言って、岡山の海から牡蠣を取ったら何も残りません。綺麗な海で観光収入を得る必要もあります。岡山香川に取っては、工業·観光·漁業のバランスをどう取るかが課題ですね。ただ、島根半島の釣り人からすると、岡山県の漁港関係者と地域住民が同じ岡山の釣り人の追放運動をしているのは滑稽です。

直近は記録的豪雨災害により濁り水により魚が釣れなくなった。 恒久的な原因は、底曳き網の乱獲で居付きのお魚さんが壊滅的にな打撃を受けているからです。 ちなみにですが、私的には「瀬戸内海が綺麗になり過ぎた」はあまり聞きませんので常套句と感じません。「底曳き網の乱獲」をよく耳にします。

回答、ありがとうございます。 瀬戸内海は私の住む島根半島の海と違って荒れる日が少ないから出漁日が多いでしょう。底曳き網漁のトロール船が魚を乱獲し、魚が少なくなる。漁師も生活の為、更に乱獲する、の悪循環でしょう。 また、綺麗な海を実現するため生活排水基準を厳しくしすぎたのでしょうね。瀬戸内海は牡蠣の養殖棚が広がってますが、牡蠣の浄化能力は恐ろしいほどです。ただでさえ乏しい栄養塩が牡蠣に食い尽くされているのではないか、と思います。かと言って、岡山の海は牡蠣を除いたら何も残りません。 工業·観光·漁業のバランスをどうするか?ですよね。

四国ですが昔と比べて魚が減りました。 大きな原因は、「海砂の乱獲」です。海の砂を採取するじゃり船が大量に建造されて海の砂が乱獲されました。 その結果、「いかなご」が大減少してしまいいかなごを餌としている魚も減りました。昔は夜の海で灯りをつけると灯りの周りに大量のいかなごが寄ってきていました。いまは殆どいません。いかなごが産卵する砂場が海底にないのです。 (現在は、瀬戸内海の海砂を採取することは法律で禁止になりました。ですが、時すでに遅しです)

回答、ありがとうございます。 高度成長時代に、新幹線の線路を敷くために海砂を取り尽くしたらしいですね。また、観光収入の為に排水基準を不必要に厳しくし、海を綺麗にし過ぎた。岡山の漁業で唯一の武器である牡蠣の浄化能力の強大さを甘く見ていた。 人間の傲慢さが詰まった海が瀬戸内海だと思います。 工業·観光·漁業、どうバランスを取るかが課題ですね。