ウェブサイト「cakes(ケイクス)」が2012年に開設されて以来、2022年にクローズするまで10年にわたって私が連載した「一故人」の全記事のタイトルと公開日をここにリストアップしておきます。そのときどきで亡くなった著名人の生涯を振り返った同連載は、2017年4月にスモール出版より単行本化されました。リスト中、単行本に収録した記事は「収」、未収録の記事は「未」で示しています。
2012年
タイトル | 公開日 | 単行本収録 |
浜田幸一――不器用な暴れん坊のメディア遊泳術 | 9月11日 | 収 |
ニール・アームストロング――月着陸30年を経て明かされた真実 | 10月1日 | 未 |
樋口廣太郎――「聞くこと」から始めたアサヒビール再建 | 10月26日 | 収 |
春日野八千代――宝塚男役という「虚構」を生きた80年 | 11月2日 | 未 |
ノロドム・シアヌーク――「気まぐれ殿下」がカンボジアにもたらしたもの | 11月30日 | 未 |
宮史郎――女の悲哀を歌っても醸し出す「道化の味」 | 12月11日 | 未 |
中村勘三郎(十八代目)――歌舞伎のタブーぎりぎりを疾走する | 12月14日 | 収 |
2013年
タイトル | 公開日 | 単行本収録 |
大島渚、大鵬幸喜、安岡章太郎ほか――2013年1月の物故者たち | 2月1日 | 大島渚のみ収 |
市川團十郎、高野悦子――2013年2月の物故者たち | 2月26日 | 未 |
江副浩正、中嶋嶺雄、加藤寛――2013年2月の物故者たち | 3月1日 | 未 |
ウーゴ・チャベス、山口昌男、二川幸夫――2013年3月の物故者たち | 3月29日 | 未 |
マーガレット・サッチャー――女王にも譲歩しなかった「鉄の女」 | 4月26日 | 未 |
ロバート・エドワーズ、三國連太郎――2013年4月の物故者たち | 4月30日 | 未 |
島森路子、牧伸二――2013年4月の物故者たち | 5月10日 | 未 |
中坊公平、夏八木勲――2013年5月の物故者 | 5月28日 | 中坊公平のみ収 |
相澤秀禎、ジュリオ・アンドレオッティ――2013年5月の物故者 | 6月28日 | 未 |
森田和郎、中村誠――2013年6月の物故者 | 7月5日 | 未 |
金子勇、吉田昌郎――2013年7月の物故者 | 8月2日 | 未 |
藤圭子、平山亨――2013年8月の物故者 | 9月10日 | 未 |
山内溥――運を天に任せ、50代からサクセスストーリーを歩む | 10月1日 | 収 |
山崎豊子――取材相手に「泣かれる」ほどの創作への執念 | 10月25日 | 収 |
やなせたかし――「困ったときのやなせさん」の絶望と転機 | 10月29日 | 収 |
岩谷時子――作詞で多くのヒットを生むも本業は「マネージャー」 | 11月19日 | 未 |
川上哲治――背負い続けた「孤独」 | 11月22日 | 収 |
堤清二――もう一つの人格「辻井喬」との関係 | 12月13日 | 未 |
ボーダーを超えた2013年の物故者たち | 12月25日 | 収 |
2014年
タイトル | 公開日 | 単行本収録 |
大瀧詠一――ポップス界の渡り鳥の「遺作」 | 1月14日 | 未 |
小野田寛郎――30年ぶりに帰還した元少尉の「戦争」 | 1月28日 | 未 |
永井一郎――いかに行動するかを考え抜いた声優哲学 | 2月18日 | 収 |
まど・みちお――「ぞうさん」の嘘と真実 | 4月8日 | 未 |
蟹江敬三――「性格俳優」というレッテルを拒んで | 4月25日 | 未 |
周富徳――凄腕料理人がバラエティに出た理由 | 5月20日 | 未 |
渡辺淳一――かなわなかった「華麗な心中」 | 6月6日 | 未 |
エドアルド・シェワルナゼ――チェルノブイリと「反体制映画」 | 7月25日 | 未 |
木田元――闇屋をしていた青年が哲学にめざめたわけ | 9月5日 | 未 |
坂井義則――東京オリンピック聖火最終ランナーの真実 | 9月25日 | 収 |
山口淑子(李香蘭)――国籍・民族に翻弄された過去を乗り越えて | 10月14日 | 収 |
土井たか子――阪神ファンの彼女が甲子園で実感したこと | 10月24日 | 収 |
赤瀬川原平――裁判が彼を「明るい顔」にした | 11月11日 | 収 |
高倉健――高いギャラをもらうのは自分を追い込むため | 12月5日 | 収 |
菅原文太――健さんから遠く離れて | 12月19日 | 収 |
高倉健、小野田寛郎、やしきたかじん、大西巨人……2014年物故者を追悼する(前編) | 12月25日 | 収 |
ジョニー大倉、大内順子、徳大寺有恒、赤瀬川原平……2014年物故者を追悼する(後編) | 12月25日 | 収 |
2015年
タイトル | 公開日 | 単行本収録 |
赤瀬川隼――弟・原平を追いかけ続けた後半生 | 2月10日 | 収 |
榮久庵憲司――広島の廃墟をデザインの原点に | 3月3日 | 未 |
片山豊――自動車とともに走った105年 | 3月28日 | 未 |
リー・クアンユー――建国の英雄か、エリート主義の独裁者か | 4月21日 | 未 |
桂米朝――上方落語を滅亡から救った名人 | 4月28日 | 収 |
愛川欽也――トラック野郎から経営の神様までを魅了した理由 | 5月28日 | 未 |
悼む・弔う・偲ぶ――最期から読む人物伝 | 8月17日 | 未 |
藤岡和賀夫――名プロデューサーが2020年東京五輪に遺した「教訓」 | 9月7日 | 未 |
デットマール・クラマ――日本サッカーを改革したコーチの名語録 | 10月9日 | 未 |
北の湖敏満――最強の嫌われ者「江川・ピーマン・北の湖」 | 12月4日 | 収 |
水木しげる――死ぬのは「うれしい」のか「怖い」のか? | 12月17日 | 収 |
2015年に亡くなった人たち――それぞれの戦後70年 | 12月28日 | 収 |
2016年
タイトル | 公開日 | 単行本収録 |
デヴィッド・ボウイ――変貌し続けた「趣味の豊かな泥棒」 | 2月1日 | 未 |
はかま満緒――さんまへ継承されたギャグの作法 | 3月23日 | 未 |
ザハ・ハディド――インタビュアーすら叱り飛ばす絶大な自信 | 5月6日 | 未 |
冨田勲――徳川家康と初音ミクのあいだ | 5月20日 | 未 |
蜷川幸雄――子連れ演出家が娘に伝えたこと | 6月3日 | 収 |
モハメド・アリ――アリが蟻に自分を重ね合わせたとき | 6月24日 | 未 |
永六輔と大橋巨泉(前編)――二人が「六輔」と「巨泉」になったわけ | 8月12日 | 未 |
永六輔と大橋巨泉(後編)――なぜ二人は東京で消耗するのをやめたのか? | 8月13日 | 未 |
千代の富士貢――昭和の大横綱はなぜウルフと呼ばれたのか? | 8月26日 | 未 |
加藤紘一――総理になり損ねた男と、彼を追い落とした男たちの真情 | 9月30日 | 収 |
三笠宮崇仁親王――皇族、軍人、そして歴史学者として | 11月28日 | 未 |
見上げてごらん夜の星を――2016年に亡くなった人々 | 12月15日 | 収 |
2017年
※2017年以降の記事はすべて単行本未収録
タイトル | 公開日 |
ディック・ブルーナ――「私もミッフィーを上手く描けない」と語った理由 | 4月18日 |
野際陽子――W浅野から「ママ」と呼ばれて | 7月5日 |
日野原重明――「上手に不摂生」で100歳を超える | 8月2日 |
ヒュー・ヘフナー――娘と息子に引き継がれた「プレイボーイ帝国」 | 10月23日 |
2017年とはどんな年だったか――この1年に亡くなった人たち | 12月25日 |
2018年
タイトル | 公開日 |
星野仙一――人々の心をつかんだ情報操作術 | 1月26日 |
西部邁――論理的に怒り続けた思想家 | 2月14日 |
野中広務――彼は何と闘い続けたのか | 3月8日 |
ラッセル・ソロモン――タワーレコード創業者の夢は日本で開く | 4月2日 |
大杉漣――ぼくはいい俳優になりたいのです | 4月13日 |
高畑勲――「同志」宮崎駿との友情と衝突 | 4月28日 |
かこさとし――多様な世界の端っこで | 6月4日 |
西城秀樹――ステージ以外でも貫いた「ロックな生き方」 | 7月4日 |
桂歌丸――「『笑点』の歌丸じゃ嫌なんだ」と言った真意 | 7月23日 |
浅利慶太――「芸術の毒」と「政治」をつないだ手腕 | 8月31日 |
さくらももこ――グータラなまる子、働き者のももこ | 10月1日 |
樹木希林――内田裕也と久世光彦と、時々、森繁 | 10月15日 |
さくらももこ、樹木希林、桂歌丸、アレサ・フランクリンetc……エンターテインメントに捧げた人生 | 12月28日 |
2019年
タイトル | 公開日 |
橋本治――本を書くとは「バカな自分」を納得させること | 2月13日 |
堺屋太一――日本の建て直しは女子プロレスから学べ | 3月7日 |
ドナルド・キーン――「令和」の日本人に彼が伝えたかったこと | 4月26日 |
モンキー・パンチと小池一夫(前編)――サラリーマンとプロ雀士……異業種からマンガの世界へ | 5月28日 |
モンキー・パンチと小池一夫(後編)――魅力的なキャラクターが世界を席巻する | 5月28日 |
和田誠――イラストレーターという職業を世に知らしめる | 11月18日 |
2019年、追悼の本棚――橋本治から、田辺聖子、安部譲二、瀧本哲史まで | 12月23日 |
2020年
タイトル | 公開日 |
重光武雄――日韓両国にわたる成功の光と影 | 2月10日 |
野村克也――ぼやきとは高みへと登る意欲なり | 3月10日 |
志村けん――おならの音も本物にこだわる喜劇人魂 | 5月11日 |
大林宣彦――キノコ雲を美しく撮れと言った理由 | 7月7日 |
山本寛斎――元気の裏に秘めた厳しさ | 9月7日 |
コロナ禍の2020年、世を去った群像 | 12月24日 |
2021年
タイトル | 公開日 |
半藤一利――編集者から「歴史探偵」になるまで | 2月17日 |
橋田壽賀子――家族のドラマが書けたのは家族を知らなかったから | 5月1日 |
小林亜星――明るいのにどこか切ないメロディの謎 | 8月2日 |
コロナと五輪のあいだに――2021年に世を去った人々 | 12月27日 |
2022年
タイトル | 公開日 |
藤子不二雄A――明日にのばせることを今日するな | 6月28日 |