あけましておめでとう

あけましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いいたします。

 

いやー、年始早々インフルエンザに罹ってしまって大変でした。今年一回目のブログ記事も遅れちゃったけどよく考えたら普段からそんなに更新頻度高くないんだよな。今年ものんびり更新の本ブログと気長にお付き合いください。

 

さて、年始に家族で「今年も健康に気をつけよう!」と会話したばかりなのに初っ端から全員インフルエンザに感染してしまって、スタートでずでんと転んでしまった!みたいなかんじでした。ひいい。

とりあえずお正月休みの休日診療に行ったらすごい数の人が来ていてなんと8時間待ち。実家、人口が減少気味な地方都市だしすぐ診療終わるかなと甘く考えていたので、改めて今年の感染力の半端なさを思い知りましたね。待ってるだけで疲れちゃった。

皆さんもどうかお気をつけて。

 

今年の目標

 

去年は「漫画を積極的に読む」という目標を立てていて、Fireタブレットなど漫画環境を改善したこともあってか平年よりも多く読めました。ここ最近はまた文章の方に戻りつつあるけど、漫画も面白いしちょいちょい読んでいきたい。

さて、今年の目標は「外に出ること」にします。ほんとねー、趣味もインドアなものばっかりだし仕事も家だし、週末に図書館に行くくらいしか外出らしいことしてない時がけっこうあって、なんかやばいな、と。目標低すぎな気もするし敢えて頻度とかは決めないけど、来年の今頃「去年はよくおでかけしたなー」と言えたらいいな、くらいの気持ちで。まあ初っ端からインフルで外出られなかったけれども…。

 

今年もこんな調子でよろしくお願いいたします!

 

インフルに罹る前に行った初詣でお迎えした縁起もの。かわいい。

 

2024年のこと

今年もこの記事をアップする日がやってきました。一年なんてあっという間ねー。

大学のこと

今年は仕事の方がわりと緩やかだったので大学の方に力を入れようかな、と思って後期は受講する科目数を増やしてみたりしました。が、後半から大学の勉強の方と仕事の忙しさがぶつかってしまって結局1科目は確実に見送りになりそうな見込みです…。まあこの科目(物理と化学についての数学演習)は趣味的な目的だったし、やるならちゃんと取りたいんだよね。来年早々は単位認定試験で試験対策とかやることいっぱいあって年末感はないので引き続き頑張っていきます。

 

ブログ活動のこと

このブログ、特に大きな目的のようなものはないんですが、更新日数1000日達成、というのが密かに目標だったりします。ちなみにこの記事で900日?かな。このペースだとあと2年くらいかかりそうなんだけど、ここ最近は新しく購読したブログの皆さんの更新に触発され、これまで月1だったペースが週1もしくは週2くらいまで頻度を戻したのでこの目標の達成も実現できそうな感じになってきました。皆様のおかげです、ありがとう。ほんと、ブログって直接的なコミュニケーションじゃないけど、こうやって間接的に影響されたり影響したり(してるかなあ?)の、関係がちょうど良いな、と感じています。特にはてなブログはスターをつけたりできるしね。

 

さて毎年恒例、今年の映画、本、ゲームについてそれぞれ1つ決めていきましょー。

 

今年の映画

年々映画を観る機会が減ってはいるものの、今年はこれ、というものがあって良かった。今年の映画はこれです。「オッペンハイマー」

 

 

物理学者であり、核兵器と人類の在り方を提示した人物でもある「原爆の父」オッペンハイマー。ですが、彼の生き様も興味深かったけれど、この映画のもう1人の主人公、ストローズ(ロバート・ダウニー・Jr)からの視点がすごく面白かったんですよね。経済的には成功したものの科学者ですらないストローズが、科学者の外側の立場、科学の外側から「人類に対する最大の罪」を犯した者に対し、私怨とも言えるような感情を織り交ぜながら対峙していく様が見事でした。

 

今年の本

今年の本を語る前に、今年は漫画もよく読みました。

特に「宝石の国」は長らく読み続けてきた物語が完結したこともあって感慨深かったですね。あまり仏教には詳しくないので、これを機にちらっとブッダの生涯について参考書を読んでみたりしました。こういうところから知識の寄り道っぽい方向に行くのほんと楽しい。

それに今年は後半は国内SFがすごく良くて、ちょっと前まで「三体」をはじめとする中国SFがきてるなーと思ってたんだけど、藤井大洋さんの「マン・カインド」はがっつりハードSFでありつつリーダビリティがめちゃくちゃ良くて寝不足にされたし(笑)、久しぶりの刊行なのかな?飛浩隆さんの「鹽津城(しおつき)」も独特の世界とSFネタの融合と五感すらもハッキングするような絶妙な文体がすっごく面白くてあっという間に読み終わってしまったくらい。他にも続々と国内のSF作家さんの新作が続々刊行されてるし、年末は大好きなウィリアム・ギブスンの小説がいくつか電子化されたようだし読みたいものが続々出てきて、ほんと時間が足りないよー。

と、長々と引っ張ってしまいましたが、今年の一冊はもちろんこちら。

「コード・ブッダ 機会仏教史縁起」

 

 

情報科学と仏教の概念をリミックスするセンスがほんと面白いんですよねコレ。仏教をベースとしつつ(主に日本における)情報科学の歴史も俯瞰する蘊蓄をうまく調理して「なんかそれっぽいこと言ってるなー」という、いかにも生成AIみたいな芸風を取り入れちゃう感じがすごく好きです。文芸界のperfumeだと思ってるからね、円城塔さんは(笑)

 

今年のゲーム

今年もPlayStationのサマリが出ました。

 

 

あんまり起動してない月もあるけど、平均するとだいたい1日1時間くらいかな。基本的に下手なのとハマると長いのでプレイ時間の割に本数が少なめなのもだいたい平年並みってかんじです。来年は続々と期待してるゲームのリリースが予定されているのでもうちょっと増えるかも。発売前に前作をリプレイしておきたいしね。

さて、今年はというか今年もエルデンリング(の追加コンテンツ)をかなり遊んでたんですが、本編は一昨年?の今年のゲームで挙げたので、今年は別の作品を。

今年のゲームはこちらです。「アウター・ワイルズ」

 

全然今年のゲームじゃないし一度PS4の時にやりかけて積んだりしてたんですけど、PS5で改めてやってみて名作と言われるだけあってすごく面白かったです。と、言いつつクリアできてないんですけどね(笑)たぶん、ほんとに最後のところまで来てるんだけど微妙なアクションができなくて。クリアはできてないけど、ここに至るまでのゲームがすごくよくできてて今年のゲームとして満足度はとても高かったので挙げました。科学による探索だけが新しい道を示す、という普遍的なSFのワクワク感がたっぷり楽しめる作品ですね。

 

さて、そろそろ年末のご挨拶を。

 

1人で虚空に向かって呟いているような(笑)言葉にスターやコメントなどで反応して頂いてありがとうございました。ここに書く言葉は自分の中では「外」を意識したものではあるんだけど、自分の中にそういう玄関口のような外との連絡部分があるということがやっぱり楽しいんだなーと思います。でなきゃ、1000日更新を目指してこんなに続けてないわ。

と言いつつ、来年も独り言のようなよく分からないことを呟くと思いますが、ふーんとかへーとか思ってくれたらコレ幸い。

 

それではみなさまも良いお年をお迎えください。

1ヶ月ぶりの更新になっちゃったなあっていうこと

1ヶ月ぶりの更新になっちゃいました。

仕事の方がちょっと立て込んでてそのせいなのか、それともそういうお年頃(歪曲表現)なのか、週末はぐったりしてて更新がのびのびになってましたお久しぶりです。ここんとこ週1、もしくは隔週での更新頻度に戻ってたんだけどねぇ。

 

さて、ここ1ヶ月のことをセーブしておきますか。

 

大学のこと

中間課題を全部出し終えた後、せっせと各科目のコマを消化…できてないです。もう単位認定試験までそんなにないのにまだそれぞれで4コマくらい残ってます。あーまたこのパターンだわ。いつまで経っても計画的に進められないのね…。それにそろそろ試験対策も始めないといけないしなあ。はああ。

 

最近のこと

もうだいぶ過ぎちゃったけど、文学フリマ東京39に行ってきました。

今回からビッグサイトでの開催とのことで、直近でデザフェスでもビッグサイトに行っていたんけど、イベントによってやっぱ雰囲気違うね。雰囲気は違えど熱量はどっちもすごく高くて、こういうリアルで感じ取れる熱量っていいなと思います。

で、今回買った文フリの作品、すごく面白くてめちゃくちゃよかった!今回も創作はSFジャンルを中心に買ったんだけど、前回買った批評系、解説系が面白かったので今回はそちらも多めに買ってみました。

 

あらかじめカタログでチェックしてたのもあるけど、ぶらぶら歩いてて「おおっ!」っていうのもあって、そういう出会いが楽しい。現金多めに持ってってよかった…。

デザフェスも文フリもあまりクリエイターさん、作家さんたちと気軽にお話ができなくて、突然にゅっと立ち寄って「えーと、これとこれを…」とぼそぼそ呟いて立ち去っていくタイプなので、次回はもうちょっと話しかけられるように頑張ろうかな。せっかく対面でお話しできる機会だしね。

 

漫画のこと

新刊が出てたのでこちらを。

ツインスター・サイクロン・ランナウェイ 2

 

 

いけすかない(笑)族長との漁獲対決がめちゃくちゃ面白い2巻です。あーここ、小説でもめっちゃ盛り上がったとこだ。ダイオードの啖呵を切るケレン味も爽快だけど、一筋縄で行かない族長との対決に、根性論ではなく科学で応戦する展開がほんとに良いSFなのよね。族長の憎ったらしさが絵的に見事に表現されてて思わず笑っちゃった。あーこういう感じだよ、ヤツは(笑)お話の中心にある、魚じゃない魚っぽい昏魚(ベッシュ)の名前から想像できる架空の形態がほんとそれっぽくていい。原作のネーミングセンスもあるけど、絵的に落とし込まれたのもとても素敵。

来年早々に小説の方も新刊出るっぽいので、この2人の逃避行をまだまだ楽しみたいです。

 

ゲームのこと

 

ここんとこ全然ゲームできてないな、と思ったけど「アサシンクリード オリジンズ」はそろそろ終盤?に入ったみたいです。ターゲットがあと1人…。あと、エルデンリング追加コンテンツの方は、まあまあ強めのボス敵を倒しました。もう残るは最後のあいつだけだ…!クリアできる気がしない(笑)

 

漫画読んでる場合じゃない時ほどなぜか読んじゃうっていうこと

最近のこと

ここ最近は大学の方を進めてました。

今週末は提出課題3科目のうち2科目を提出。中間試験的なものなんだけど、勉強不足なわりにはまあまあ点数とれたかな。残りの1科目は授業のコマも遅れてるのでまずは追いつくところから。というか平日もうちょっと勉強時間増やさないとやばいのですが、平日は平日で仕事もちょっと忙しい、というか今ちょっとこみ入ったことを考えるフェーズに入ってて、こっちで頭使ってあっちでも詰め込んで、ってなかなか切り替えできないかんじです。ゲームとかならさくっと切り替えできるしいろいろ覚えられるのになあ。

 

漫画のこと

ようやく読み終わりました。「大奥」

 

 

いやーすごかったね。

架空の歴史に史実を当てはめていくパズルのような面白さだけでなく、その架空をベースにそこで生きる人々の関係性や生まれてくる感情のリアルさ、そして一時の夢であったかのような幕引き。何も残らなかったからこそ強く心に残る、そんな物語でした。

キャラクターで印象に残ったのは平賀源内ですかね(8巻あたり)天賦のひらめきを持って入るけれど、先見すぎて誰もついてこれないもどかしさとか、人格にちょっと難がある天才っぽさとか、このあたりが一番SFぽさを感じたなあ。ただ一人の天才が存在したくらいでは到底解決できない状況に、大奥の面々だけでなく学者や医者、将軍や老中を巻き込んでみんなで事に当たっていくチームワークが爽やかで良かった。

この漫画、男女間や家族間の愛憎がメインのお話が多い中で(そういうのも好きだけど)、こういう熱い展開はすごく印象に残りましたね。

 

 

あと、こちらも完結しましたね。「宝石の国」

 

 

前巻で終わっても違和感ないと思っていたので、続きはどんな話なのかな、と思って読みました。個人的にはけっこう救いのある終わり方だったんじゃないかな、と思っています。いやー、この漫画、途中まで地獄のような展開が続いてて、なんで漫画読むだけでこんな苦行めいた気分になるんだろうって思ってたんだけどね(笑)

ネタバレしないようになんとか感想ぽいことを言うと、自分ではない誰かが救われてほしいという気持ちをどう滅していくか、ということを求めた物語だったんじゃないかな、と。アレ、なんかやっぱり救いがない気もしてきたな…。救われていてほしいと願う誰かは、最後に必ず一人残ってしまう。その最後の誰かを誰が救うのか、っていうこと。なのかな、と思いました。

 

ちなみに一番印象的なキャラはダイヤですかね。最初の方で「思いっきり変わってみるのはどう?」と主人公にアドバイスしたとおり後半で自分が思いっきり変わってたしね(笑)弟に対するコンプレックスさえもキラキラと輝くような、誰よりも輝くことを宿命付けられた哀しさが影ではなく光となって乱反射しているような、そんなキャラでした。

 

微妙にあったかくて衣替えまだなんだけどなんとかなってるっていうこと

なんだかあったかいですね。

昨日はデザインフェスタに行ってきたんだけど、ちょっと厚手のパーカーを着て行ったら汗かきました。いや、会場は出店者も参加者も毎回すごい熱量なんだけど、普通に暑かったわね。そろそろ衣替え、と思いつつまだやってないし(長袖は年中出してる)このまま冬越すのかな…。

 

最近のこと

先週は、ゲーム「デス・ストランディング」の5周年の展示と物販に行ってきました。こちらは展示のBBさん。

展示、けっこう近くで見ることができたんですよ。ディテールがよく再現されてて、ゲーム中よくあやしたなあ、と思い出しました。(ストレスがたまると泣き出すのであやす必要がある、そんなゲームです)他の資料も見応えがあったし、行って良かったなー。来年のゲーム新作が発売される前にまたやろう。

あと、こちらはコジプロのルーデンス。

普段はコジプロの事務所?の方に飾られているので、見に行こうと思えば行けるんだけど、こちらに出張?してきてくれました。うれしい。このちょっと前の宇宙船の船外活動スーツっぽい造形と、ヘルメットなんかの細かいパーツにある未来観と中世観のハイブリッドがかっこいいんだよねー。

 

大学のこと

順調に遅れてます。まあ遅れ具合はこれまでに比べてマイルドな方か…。遅れても順調でも、今月末に中間試験的な提出があるのでとりあえずそれには間に合わせないとな、という状況です。あと、数学の方は学期中に試験とレポート提出すればいいんだけど、こっちも予定よりずいぶん遅れてて終わりがみえない(笑)

 

漫画のこと

シリーズで買ってたこちらの最新刊出てたので。

バットマン:ビヨンド・ザ・ホワイトナイト

 

前巻はちょっと面白さが分からないな…と思っていたんですが、今作は面白かった!

すべてを失って犯罪者として収監されていたブルースが、「元」自社の開発部門の技術を使ってゴッサムを掌握しようとする悪と戦う、というストーリー。

何もかも失ったけど頭の中にジョーカーが住み着いていたり(この辺珍しくギャグっぽくて良かった)、歴代のロビン(バッドマンの相棒)との確執がとき解されていく展開も巧みで良かったな。

あんまりコミックのことは分からないけど、この「ホワイトナイト」シリーズ、本家とはちょっと異なる路線なのかな?いろいろバットマン的に「え!?」な展開が盛り込まれてるんだけど、それを綺麗に回収しつつ「あり得たかもしれないバットマン」が描かれていて楽しめました。

本を読んでてゲームの風景が出てきちゃうの、そういやわりとあるなっていうこと

陽が短くなってきましたね。

それほど日当たりのいい窓じゃないけど一応昼間はカーテンを開いてなんとなく自分に『外は昼』って思い込ませてるんですが、気づくと外が真っ暗だったりして開けてる意味あるのかなと思わなくもないです。まあずっとカーテン閉め切ってると不健康な気がするけど、これじゃあね。

 

さて、久しぶりの更新になりました。

ここのところ仕事も勉強もバリバリこなしてPCに向かう暇なんてなかった!…わけもなく、この三連休だってやらなきゃいけないことを延ばし延ばしにしてずっとアサシンクリード オリジンズやってましたからね。なんかやらなきゃいけないことがある時ほど、やらなくてもゲーム進行に問題ないクエストとかばかみたいにこなしちゃうんだよなあ。三連休はずっとピラミッドの奥深くを探索して石板探して、パピルスのヒントを元にレア武器集めたりしてました。たのしい…。

 

本のこと

こちらを読みました。連日夜更かししちゃうほど面白かった!

「マン・カインド」

www.hayakawa-online.co.jp

 

余談だけど、こちらはハヤカワオンラインの方で購入しました。これまで電書は主にKindleで読んでたんだけど、こちらはWebブラウザぽいビューワーでスマホから。たまにページ送りで閉じちゃったりしたけど、読みやすさはわりと良かったです。

 

さて、マン・カインドです。この作品の前に同じ世界観の短編、「公正的戦闘規範」(伊藤計劃トリビュート)を読んだ時はあまりピンと来なかったので、どうかなーと読み始めたら一気に引き込まれました。おかげで二日連続寝不足にされたぞ(笑)

なにがそんなに引き込まれたかというと、出てくる戦闘マシンや技術がすごくすごくゲームの「メタルギアソリッド」シリーズのイメージに近くて、ほんと冒頭から「戦場は変わった…」(MGS4 オールド・スネーク)がずっと頭の中で繰り返してたくらい。こんなんずっと読んでしまうわ。

こういう個人的なフックがデカめだったのもあるけど、量子コンピュータやブロックチェーンといったITまわりの技術の「こなれ感」もすごく好みでサイバーパンクっぽいところもめちゃくちゃ良かった。ミリタリー系はあまり詳しくないけど、時事的な世界情勢をベースにした未来図のリアルさと、「公正的戦闘規範」というフィクションのシームレスなつなぎが見事で、こういう「世界」や「システム」がかっちりと決まっているSFってホントいいですよねー。

内容に言及すると、「公正的戦闘規範」、開戦から終戦までの手続きがすべて公にされていてまるでルールが決まったゲームのように進められていくんですよね。最初、このあたりにあまりリアリティが持てなくて、むしろテロなどのシステムの脆弱性を付く、ゲームの裏をかく戦闘の方がリアルじゃないかなと思ったんですが、読み終わってからふとこれって、戦争のオープンソース化じゃないかな?と思ったんですよね。

オープンソース、ITの人にはお馴染みの概念だけどちょっと説明すると、ソフトウェアがコンピュータで動作するためにはソフトウェアを表現するソースコード、いわゆるプログラムが必要、なことはまあいいでしょう。このソースコードは、作成した人が他の人も使っていいよ、と公開していたりします。なんだかただのすごく親切な人!みたいだけど(笑)、多くの人に使われることによってソフトウェアの精度が高まったり(バグが発見されたり、より早くなる改良が提案されたり、使い方の知見が集まったり)するのでソースコードをオープンにしよう!という文化があるんですね。もちろん、私も仕事では大いに活用させてもらってます。

で、話を戻すと、戦場のオープンソース化。計画や兵站、武装なんかのデータをオープンにすることで戦争そのものの精度が上がっていく、すなわち短期間で被害を最低限に抑え、敵対する両者の利益を最大限に高めるための知識の集積体なのでは、と。そう考えると人の生き死にとは遠いところにある(と思い込んでいる)ITが、フィクションながら妙なリアリティを持って戦場と地続きであることを感じさせて不謹慎だなと思いながらもゾクゾクしました。

こういう戦場のIT化はMGS4でのテーマでもあったので、わりとすんなり受け入れられましたね。

 

 

 

 

以下はネタバレとわりとどうでもいいメモ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

冒頭、ジャーナリストの迫田が作成した、公正戦受託業者が虐殺されたという記事がAIによる事実認定サービスで低スコアをつけられてデマ扱いされる、という流れから、終盤の遺伝子操作による大規模なポストヒューマンが誕生していたという事件の発覚を読んだ時に、この冒頭の時点でAI自ら学習して彼らがマン・カインド(人のような)であると知っていた?→人の虐殺ではない(厳密にいうと「人のような」ヒトの虐殺)→人ではないので低スコア(酷い言い方だけど動物扱い)なのかも?!と思ったのですが、そういうことではなかったみたいです。(単に判定に使ったモデルに偏向学習が人の手で加えられていたぽい)

なのでAIがヒトとポストヒューマンを区別することを根拠に差別が、という地獄が出てくるのかとちょっと身構えて読んでました。まあ別にAIに区別されなくても差別って勝手に出てくるよね、ってあたりのリアリティもぞわぞわする感じですごく良かったです。

いろいろやることあるけど体調管理もちゃんとねっていうこと

急に寒いですね。

先週末の半分は半袖で暑くて窓を開けてたのに、半分は長袖で暖房でも入れようかな…って思うくらい寒くて、ほんと季節感どうなってんだ?と問い詰めたい(誰に)。しかもちょっと仕事が忙しくなってきていて、もー嫌になっちゃうわー。

 

さて、ここんとこ仕事が忙しいのもあるけど、大学もちょっとずつ遅れつつあるのでブログの更新も軽めで。ていうか気軽に短いのをぽいぽい更新すれば良いんだよな、ホントは…。

 

漫画のこと

大奥 九巻まで読みました。

吉宗(一般的には暴れん坊将軍で有名)の時代を経て、男性だけが罹患する致死率の高い感染症の謎にいよいよ迫っていくところ。だいたい半分くらいなのかな、巻数的に。

 

謎の感染症もだけど、普通に当時はインフルエンザも流行していてその辺りのフィクションと史実の取り合わせがすごく巧みで面白い。パンデミックもののSFって、パニックになりつつも一方で冷静な分析や仮説の組み立てが必要になる、その状況がすごくドラマチックなんだよね。まあよく考えたら人類、よく生き延びてきたよな。ほんといつどこでなにが流行るかなんて分からないけど、その時、その時代でなんとか考えてサバイバルしてきたんだもんな…。まあこのフィクションの感染症がどこに着地するのか、まだまだ先は見えないけどゆっくり楽しみたいです。

 

ゲームが停滞してるのでこっちで楽しんでました。

 

一応、公式漫画みたい?です。

ゲームの方が割とシビアな展開なだけにギャップがすごいけど、不思議とあの世界だなと感じさせる絵の巧さと、ギャグ方面に振りながらもちょいちょい「それっぽい」エッセンスが感じられるキャラやアイテムで面白いです。ちょっと過呼吸になるくらい笑ったわ。小ネタもすごく効いてて、1話ごとのタイトルがオンラインメッセージでよく見るやつだったり、ゲームで何に使うんだろう?っていうアイテムが出てたり(ガラス片、いっぱい持ってるよ…)、ゲームにハマってる今だからこその面白さなのかも。あと、主要キャラだいたい死ぬんだけど今のところ(二巻)まだ死んでないのもほっこり。この後あのキャラやアイテムが出てくるのかな、とちょっとずつ読むのを楽しみにしてます。

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