2024年のこと

今年もこの記事をアップする日がやってきました。一年なんてあっという間ねー。

大学のこと

今年は仕事の方がわりと緩やかだったので大学の方に力を入れようかな、と思って後期は受講する科目数を増やしてみたりしました。が、後半から大学の勉強の方と仕事の忙しさがぶつかってしまって結局1科目は確実に見送りになりそうな見込みです…。まあこの科目(物理と化学についての数学演習)は趣味的な目的だったし、やるならちゃんと取りたいんだよね。来年早々は単位認定試験で試験対策とかやることいっぱいあって年末感はないので引き続き頑張っていきます。

 

ブログ活動のこと

このブログ、特に大きな目的のようなものはないんですが、更新日数1000日達成、というのが密かに目標だったりします。ちなみにこの記事で900日?かな。このペースだとあと2年くらいかかりそうなんだけど、ここ最近は新しく購読したブログの皆さんの更新に触発され、これまで月1だったペースが週1もしくは週2くらいまで頻度を戻したのでこの目標の達成も実現できそうな感じになってきました。皆様のおかげです、ありがとう。ほんと、ブログって直接的なコミュニケーションじゃないけど、こうやって間接的に影響されたり影響したり(してるかなあ?)の、関係がちょうど良いな、と感じています。特にはてなブログはスターをつけたりできるしね。

 

さて毎年恒例、今年の映画、本、ゲームについてそれぞれ1つ決めていきましょー。

 

今年の映画

年々映画を観る機会が減ってはいるものの、今年はこれ、というものがあって良かった。今年の映画はこれです。「オッペンハイマー」

 

 

物理学者であり、核兵器と人類の在り方を提示した人物でもある「原爆の父」オッペンハイマー。ですが、彼の生き様も興味深かったけれど、この映画のもう1人の主人公、ストローズ(ロバート・ダウニー・Jr)からの視点がすごく面白かったんですよね。経済的には成功したものの科学者ですらないストローズが、科学者の外側の立場、科学の外側から「人類に対する最大の罪」を犯した者に対し、私怨とも言えるような感情を織り交ぜながら対峙していく様が見事でした。

 

今年の本

今年の本を語る前に、今年は漫画もよく読みました。

特に「宝石の国」は長らく読み続けてきた物語が完結したこともあって感慨深かったですね。あまり仏教には詳しくないので、これを機にちらっとブッダの生涯について参考書を読んでみたりしました。こういうところから知識の寄り道っぽい方向に行くのほんと楽しい。

それに今年は後半は国内SFがすごく良くて、ちょっと前まで「三体」をはじめとする中国SFがきてるなーと思ってたんだけど、藤井大洋さんの「マン・カインド」はがっつりハードSFでありつつリーダビリティがめちゃくちゃ良くて寝不足にされたし(笑)、久しぶりの刊行なのかな?飛浩隆さんの「鹽津城(しおつき)」も独特の世界とSFネタの融合と五感すらもハッキングするような絶妙な文体がすっごく面白くてあっという間に読み終わってしまったくらい。他にも続々と国内のSF作家さんの新作が続々刊行されてるし、年末は大好きなウィリアム・ギブスンの小説がいくつか電子化されたようだし読みたいものが続々出てきて、ほんと時間が足りないよー。

と、長々と引っ張ってしまいましたが、今年の一冊はもちろんこちら。

「コード・ブッダ 機会仏教史縁起」

 

 

情報科学と仏教の概念をリミックスするセンスがほんと面白いんですよねコレ。仏教をベースとしつつ(主に日本における)情報科学の歴史も俯瞰する蘊蓄をうまく調理して「なんかそれっぽいこと言ってるなー」という、いかにも生成AIみたいな芸風を取り入れちゃう感じがすごく好きです。文芸界のperfumeだと思ってるからね、円城塔さんは(笑)

 

今年のゲーム

今年もPlayStationのサマリが出ました。

 

 

あんまり起動してない月もあるけど、平均するとだいたい1日1時間くらいかな。基本的に下手なのとハマると長いのでプレイ時間の割に本数が少なめなのもだいたい平年並みってかんじです。来年は続々と期待してるゲームのリリースが予定されているのでもうちょっと増えるかも。発売前に前作をリプレイしておきたいしね。

さて、今年はというか今年もエルデンリング(の追加コンテンツ)をかなり遊んでたんですが、本編は一昨年?の今年のゲームで挙げたので、今年は別の作品を。

今年のゲームはこちらです。「アウター・ワイルズ」

 

全然今年のゲームじゃないし一度PS4の時にやりかけて積んだりしてたんですけど、PS5で改めてやってみて名作と言われるだけあってすごく面白かったです。と、言いつつクリアできてないんですけどね(笑)たぶん、ほんとに最後のところまで来てるんだけど微妙なアクションができなくて。クリアはできてないけど、ここに至るまでのゲームがすごくよくできてて今年のゲームとして満足度はとても高かったので挙げました。科学による探索だけが新しい道を示す、という普遍的なSFのワクワク感がたっぷり楽しめる作品ですね。

 

さて、そろそろ年末のご挨拶を。

 

1人で虚空に向かって呟いているような(笑)言葉にスターやコメントなどで反応して頂いてありがとうございました。ここに書く言葉は自分の中では「外」を意識したものではあるんだけど、自分の中にそういう玄関口のような外との連絡部分があるということがやっぱり楽しいんだなーと思います。でなきゃ、1000日更新を目指してこんなに続けてないわ。

と言いつつ、来年も独り言のようなよく分からないことを呟くと思いますが、ふーんとかへーとか思ってくれたらコレ幸い。

 

それではみなさまも良いお年をお迎えください。