漫画読んでる場合じゃない時ほどなぜか読んじゃうっていうこと

最近のこと

ここ最近は大学の方を進めてました。

今週末は提出課題3科目のうち2科目を提出。中間試験的なものなんだけど、勉強不足なわりにはまあまあ点数とれたかな。残りの1科目は授業のコマも遅れてるのでまずは追いつくところから。というか平日もうちょっと勉強時間増やさないとやばいのですが、平日は平日で仕事もちょっと忙しい、というか今ちょっとこみ入ったことを考えるフェーズに入ってて、こっちで頭使ってあっちでも詰め込んで、ってなかなか切り替えできないかんじです。ゲームとかならさくっと切り替えできるしいろいろ覚えられるのになあ。

 

漫画のこと

ようやく読み終わりました。「大奥」

 

 

いやーすごかったね。

架空の歴史に史実を当てはめていくパズルのような面白さだけでなく、その架空をベースにそこで生きる人々の関係性や生まれてくる感情のリアルさ、そして一時の夢であったかのような幕引き。何も残らなかったからこそ強く心に残る、そんな物語でした。

キャラクターで印象に残ったのは平賀源内ですかね(8巻あたり)天賦のひらめきを持って入るけれど、先見すぎて誰もついてこれないもどかしさとか、人格にちょっと難がある天才っぽさとか、このあたりが一番SFぽさを感じたなあ。ただ一人の天才が存在したくらいでは到底解決できない状況に、大奥の面々だけでなく学者や医者、将軍や老中を巻き込んでみんなで事に当たっていくチームワークが爽やかで良かった。

この漫画、男女間や家族間の愛憎がメインのお話が多い中で(そういうのも好きだけど)、こういう熱い展開はすごく印象に残りましたね。

 

 

あと、こちらも完結しましたね。「宝石の国」

 

 

前巻で終わっても違和感ないと思っていたので、続きはどんな話なのかな、と思って読みました。個人的にはけっこう救いのある終わり方だったんじゃないかな、と思っています。いやー、この漫画、途中まで地獄のような展開が続いてて、なんで漫画読むだけでこんな苦行めいた気分になるんだろうって思ってたんだけどね(笑)

ネタバレしないようになんとか感想ぽいことを言うと、自分ではない誰かが救われてほしいという気持ちをどう滅していくか、ということを求めた物語だったんじゃないかな、と。アレ、なんかやっぱり救いがない気もしてきたな…。救われていてほしいと願う誰かは、最後に必ず一人残ってしまう。その最後の誰かを誰が救うのか、っていうこと。なのかな、と思いました。

 

ちなみに一番印象的なキャラはダイヤですかね。最初の方で「思いっきり変わってみるのはどう?」と主人公にアドバイスしたとおり後半で自分が思いっきり変わってたしね(笑)弟に対するコンプレックスさえもキラキラと輝くような、誰よりも輝くことを宿命付けられた哀しさが影ではなく光となって乱反射しているような、そんなキャラでした。

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