書は言を尽くさず、

本読んだりしています

2005-03-01から1ヶ月間の記事一覧

100s 「ハルとフユ」

時の流れの中で、ハルよ、おやすみ。 状況が裂いた部屋と別れ、フユよ、おやすみ。 またね、おやすみ。

保科昌彦 『オリフィス』

電車内の暇潰しとしては上々だった。

舞城王太郎 『煙か土か食い物』

「三郎、おめえは自分のことを小説に書けや。おめえの小説がリアルじゃねえのはおめえが自分のこと書いてねえからや。小説読んでてもおめえがどんな奴なんか判らんからや。おめえは人のことばっかり書いてるであかんのや。自分のこと書け自分のこと。文章の…

阿部和重 『アブストラクトなゆーわく』

ananってガラじゃないな阿部ちゃんは。

山田正紀 『ミステリ・オペラ 宿命城殺人事件』

疲れたよ、この弁当箱サイズ。

倉知淳 『日曜の夜は出たくない』

これ結構なトンデモ本だったんだな…。

吉永達彦 『古川』

概して日本ホラー小説大賞短編賞デビュー作は、受賞作よりも同時収録作の方が面白いことが多い。

「半落ち」

最愛の妻を殺害した現役警部。自首までの空白の二日間、彼は何をしていたのか? 中盤こそややかったるくてモチベーションの持続が難しいが、終盤の裁判のシーンには感動。寺尾聡、伊原剛志、國村隼らの好演に支えられていた感じがする。

「69 sixty nine」

何ていうか無軌道すぎる。主人公の妻夫木聡がまず無軌道な若者の典型。学生運動やってる連中も自覚はないが無軌道に他ならない。そんな登場人物たちが好き勝手に動き回ったら、話の筋もおのずと無軌道になってしまう。なんか締まりのない展開だった。でもそ…

「スウィングガールズ」

どうしても「ウォーターボーイズ」と比べて語られてしまうことが多いけど、同監督の次回作ということでそれは仕方ないことだし、この文脈が一番楽だからそれに従う。相変わらずスピーディな話の運びだけど、中心となる4人(+1人か)のキャラがそこまで立って…

貫井徳郎 『プリズム』

ああこれこそお勧めっすよ。

「GO」

原作は青春小説の傑作。主人公はコリアンジャパニーズの高校生で周囲にゃ差別と偏見と暴力が取り巻く。いやいやそんなんどうでもいいよ関係ねぇ。でも根源に抱えるのは何?やっぱり人種?それでも俺は青春してますけどね、ていう具合。 映画版は雰囲気も脚本…

「ローレライ」

原作・福井晴敏。真っ当な軍事・戦争ものではない。ローレライシステムの正体や浅倉一派のよくわからない行動、物語の展開など、漫画的要素が多い。しかし、それゆえ構図は単純だからエンターテインメント性が激しく高い。乗組員たちを特徴付けるような描写…

100s 『OZ』

1月下旬には手に入れ聴き始めてダイアリでも収録曲をちょこちょこ引用していたのだけどそろそろレビュー書けるかなと思った。…ていう満を持してみたいな雰囲気の割に大した事は書かない。いや書けない。だってこのアルバム完成度が高すぎるから。こんな僕に…

電話代

35421円きたー… 死ぬ。

小林泰三 『肉食屋敷』

自然はエネルギー最小の状態を好む。実に当然の事だ。

googlegolf*1

WEB

OBの連続。

100s 「B.O.K」

愛、無心、銀河、宇宙。 心、銀河、宇宙。 心、銀河、宇宙、まだその上へ、 YES! BAND(S)とは進行形、おいで。 いやいやいやいや聞き取れん。I'm singing out youか何かそんな感じだと思ってたよ。ていうか意味が…。

ASIAN KUNG-FU GENERATION 『ソルファ』

引用しようとしてやめた。年末年始を中心にずっと聴いていた。わりにポップで万人向けな聴きやすいアルバムだと思う。

歌野晶午 『ブードゥー・チャイルド』

購入品

・沙藤一樹 『D‐ブリッジ・テープ』 ・『最強伝説黒沢 4 (ビッグコミックス)』 福本伸行 ・『最強伝説黒沢 5 (5)』 福本伸行 黒沢出てるの知らんかった。何だか初期の抜群な面白さはない。

100s 「Leek Rag's Leek」

妙なモノローグ、挟まずに言え

クローズアップ現代

「若手作家人気の秘密」ということで20代前半の作家が中心に特集されていた。かつて自分と同世代が書いた小説を追っていたこともあったが、最近めっきりである。それにしてもユヤタンの『クリテロ』や西尾維新がNHKで朗読されるとはね…。ただ、こうした面々…

白峰良介 『飛ぶ男、堕ちる女―広告クリエイター連続殺人 (講談社ノベルス)』

なんかここ最近よく本読んでますが逃避してるだけです。基本情報の勉強とかいろいろ。あ〜いい午後対策の教本ないかな。今日これから探しに行くか。

阿部和重 『グランド・フィナーレ』

映像とは、それ自体としてはただの風景と大差なく、映し出される出来事の意味は見るものの記憶に依存する。映画の面白さが人によって異なるのは、こうした事情のせいだ。その事情は、映像のみならず、視覚的刺激全般に当て嵌まるとさえ言えるかもしれない。 …

浦賀和宏 『松浦純菜の静かな世界』

果たして「いま日本で最も戦闘的な作家」(帯より)と言えるだろうか。