釜ヶ崎の深夜の暴動をみた
昨夜 暴動がひどくなった と イタリア人から聞いたが
行かなかった 店の仕事をしようとおもったら
そして 25時に仕事をおえて
終わったであろう暴動のあとをみようと思って
自転車をはしらせた
機動隊が並んでいる
あれ と思ったら 西成警察のすこし離れたところはひとだかりで
自転車が山積みになって 路上を封鎖している
2カ所封鎖されていて
その向こうは闇
それは 盾
機動隊が道路を全面に並んでいる
うしろには まぶしい光が2灯
盾のうえにぴょこんとでている提灯が指揮官だと教えてもらう
そして 投石をしているのは10代の若者たちと
ひとりの青年だけで
まわりは みているだけ
ときおり 放水される
びしょぬれになった知り合いにあう
わたしもときどき「放水や」のこえで
濡れないように走ったりした
2時間ほど経過しても
いっこうに 変わらない
若者たちが ただ暴れたいだけで
投げているのだろう
でも 機動隊はわたしたちの税金で働いている
釜ヶ崎の人たちは ただ傍観しているだけだ
警察にリンチされた被害者のために
警察が謝罪せよ というのが目的だとしたら
この まんじりともしない状況は
なんだか とてもむなしくおもえる
さっさと機動隊が撤収したら この騒ぎはおさまるだろうに
若者たちが 投げつけたい気持ちは わかるが
自分たちの税金の盾にむかって 投げつけても仕方ないのに
おなかもすいてきて 27時すぎに帰って
知り合いと中華料理を食べに行った
しばらくすると 電話が鳴って そこにいた人も
数人やってくる
騒ぎは 近所のドヤのオーナーが
「うちに泊まっている人たちが明日の朝こまるやんか」といって
封鎖の山になった自転車を一台いちだい なおしだして
それで終わったそうだ
写真は 暗がりでよくわからないけど
自転車と 機動隊
by books131 | 2008-06-15 21:08