ベルリンから北西に200kmいったところにギュストローという
街があります。
ここは彫刻家のエルンスト・バルラッハが終の住処としたところです。
彼は20世紀ドイツの表現主義の彫刻家を代表し、
第一次世界大戦前は戦争に賛成する作品をつくっていましたが
自ら出兵し、帰還したころから戦争反対の作品に転換し
後にナチスによって退廃美術として烙印を押された作家です。
修業時代にアールヌーボーの工房で働いたことや
弟を訪ねてロシアへ行った事などから作風の影響をうけ、
なめらかなひだのある表情の衣服と
手や顔に表現が集中するスタイルを確立した方です。
今年はバルラッハ生誕から100年の年。
その彼を記念してギュストローでは
芸術賞をだしています。
15回目を迎える「芸術と環境」展に出品された作品より
“自然の制御-芸術作品-人間”というモットーがあるものに
エコロジー賞が決定。
展示の最終日に決まります。
2000ユーロの賞金。
どの芸術ジャンルでもかまわず、
展覧会に出品するためには
3月5日までに応募を。
Barlachstadt Güstrow,
Kunst und Umwelt,
z. Hd. Dr. Monika Passow,
Markt 1, 18271 Güstrow
詳しくは。
http://www.guestrow.de/stadt-und-politik/news/index.php?Artikel=455&Thema=0&Start=0
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