夏の終わりの素敵な夕べ。
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気がつけば、あんなにも賑やかだった油蝉の声が
いつの間にか、ぱたりと聞こえなくなり、
日がどんどん短くなっていく…
夜は窓を開け放すと、涼しい風が家の中を通り抜け
本当に寝心地がいい。
もう9月かぁ…
「今年は夏らしい遊びもお出かけも、本当にまったくと
言っていい程しなかったねぇ〜。」と話していた私達。
「ならば、せめて夏の終わりを見に行こう!」
と、幼なじみのaちゃんを誘って、夕暮れ時の城跡へ。
原っぱを抜ける夕暮れ時の風は、ひんやりと涼しくて
随分と心地よく感じられ、道端の草むらからは
リーンリーンと虫の音が聞こえ始める…
久しぶりの、ちょっとしたお出かけ…
みんな一緒のお散歩に、タラッタラ〜♪
と胸が弾んで、足取り軽やかな瓜。
「まだかな?」
「日もだいぶ暮れてきたから、もうそろそろ?」
目的地まで、あともう少し。
わくわく、わくわく♪
歩いていても、びゅーっと秋を感じさせる
風が吹いていて、とても気持ちがいい…
夕焼けで、空が赤く染まり始めた頃…
目的地の原っぱに到着ー!
みんなで、草の上にごろりん。
さぁ、いよいよ始まるよ…
「あっ、やってきたよ!」
大空を舞う、美しい流線型のツバメ達…
そうです。
この日の目的は、毎年恒例行事となっている
夏の終わりの風物詩、
ツバメのねぐら入り。
毎年この光景を目にする度に、感動で心が
揺さぶられる。
数えきれない程たくさんのツバメたちが、
夏と一緒に去っていく…
夏が終わるんだなぁと、しみじみと心と身体で
感じる、夕べのひととき。
寝転びながら、空を見上げる人、
散歩の途中に、気になって寄ってみる人。
私達も、のんびりと草の上に座りながら
ツバメたちが集まってくるのを、ただ見守る…
日が暮れ始めると、あちこちからツバメさんのグループが
集まり始め、四方八方から頭上をヒューンとかすめるように
戯れ合うように、空を舞う。
その様子は本当に楽しそうで、早く到着するグループもいれば、
遅れて到着するグループもいて、もしかすると飛び交う空の上で
「今日は、途中で土砂降りの雨に出くわして遅れちゃったー。」
と、今日一日の事を話していたり、
子育を終えたお母さん同士が、きちんと子供たちが無事に
到着しているか?気をもんでいたり、
「しっかりごはん食べて準備しないと!」
などと、これからの長旅に備えて勢いよく飛び交いながら、
体調を整えていたりするのかも… (笑)
そうこうしているうちに、
ぐるぐるとヨシ原上空を旋回する、ツバメたちの数は増え続け…
夕焼けが、夜の闇に溶け始める頃
ヨシ原の上空は、数え切れないほどのツバメで、
覆い尽くされる。
唯ただ、ため息が溢れる、圧巻の光景…
ツバメたちの姿が、ヨシ原の中に吸い込まれるように
消えた頃には、辺りはもうすっかり夜。
さて、帰ろうかとくるりと振り返ると、後ろには
まあるい大きな満月。
ヒャー、大っきくてきれい。
残念ながら夕立が降って、ブルームーンは見れなかった
けれど、ねぐら入りを見た一日の終わりに、こんなにも
きれいなお月さままで見ることが出来て、
一同、じんわりといい気分。
明るい満月の月明かりのもと、ぶらぶら散歩…
とても素敵な、夕べのひとときでした。
↑遊びに来て頂いてありがとうございます。
クリックしていただけると嬉しゅうございます。
※ 家作りを考えるサイト「uchmise 〜 ウチミセ」
素敵なおうち作り、さまざまな暮らしのアイデアが
ぎゅっと詰まっています。
こちらで、我が家を紹介して頂いています。
心細くなっちゃうんですね~。
家でくつろいでいる瓜ちゃんを見て、大きな子だと想像していたけど、今日の写真の瓜ちゃんをみて、こんなに小柄な子だったのね、と思ったりして、みんな一緒が一番うれしいよね☆
つぶらな瞳で燕さんみてたのかな?
きれいなお月さん、いい写真ですね!
昨日、これほどではないですけど、たくさんの鳥を空に見ました。
南に飛び立っていっているのかなあ~って話してたんです。
あと、グースが飛び立っていってますよ。もう夏は終わりですね。
我が家も、軒下にツバメの巣があったのですが
ひなが育ってきたな・・・と思っていたら
夕方大群が押し寄せたことがあったのです。
翌日、ひなとともに旅立っていました。
それ以来みかけないのでわたっていったのかな?
無事に旅をしているといいな。
おつきさまもきれいでしたね。
夏の終わり・・・しんみりと。
でも冬の終わり・・・春の終わりって言わないな~と思ったことがあって。
人は、寒くなることに寂しさを感じるものなんでしょうか・・・。
ウチミセのご紹介ありがとうございます。
今後とも、よろしくお願いたします・・・!
この夏は、仕事上ツバメの巣を一つ壊しました。
マンションの通路の上だったので…。
中には、まだ卵もヒナもいなかったので、「ごめんね。もっと安全なところに再建築してね。」と願いながら壊しました。そうすると、すぐ前の入居者の方から「可哀想やろ!ええ歳したおばはんが、なんちゅうことするねん!ツバメは天然記念物やぞ!」と叱責されたんです。その時は、こちらも腹が立ちましたが、ええ歳したおっさんが、ツバメに優しい心を持っていたことに、こっちの気持も和らぐようになりました。
今、そこの近くのシイの木にハトが巣を作り、夫婦で交替しながら卵を守っています。
ただ、人間って動植物の種類によって愛護したり忌避したりするのは、我ながら勝手なものだと思います。
うちの近くのツバメたち…そう言えば、姿を見なくなりました。
満月に旅立つなんて、ドラマチックですねー。
次の満月は中秋の名月でしょうか。
いつも、いつも瓜の事そんな風に思って頂いて、ありがとう
ございますー。
そうでしたか? 意外に小さかったですか?
でもお会いする人には、いつも「大っきいんですね…」
とよく言われております。(苦笑)
昨日も凄い雷鳴で、「ひゃーーー!Bonちゃん怖いっ!
抱っこしてーー!」と泣きついてきました。
『抱っこしてもらえると、なんとなく大丈夫に思う…』
という感覚に、きゅんとしてしまいます。
仕事中なので、大いに邪魔なのですけどね…。
でも嬉しい。
カミナリさまが実は、好きな私です。(笑)
なんと、そちらはグースですか!!
うわぁ〜、見てみたい…
みんなこれから長旅に旅立つんですねぇ〜。
夏の暑さは苦手ですが、ちょっとしんみり…
それにしても、いつも kumasaki さんのごはんは
すばらしく、美味しそう!
うっとり、おなかを鳴らしております〜。(苦笑)
なつめさん!
それは巣立ち応援隊と呼ばれる方達です!!
ツバメのコミュニティーって実に奥深くって、
私も去年一昨年と、ツバメが農具小屋で子育てを
していた時に、じっくりと観察したり、調べて
見たりして、知ったのですが、ツバメの中には
子育て中のひなの生育を見回る見回り係がいて、
定期的に、雛がどれくらいで巣立つのか?
観察している係がいるのです。
で、巣立つ時になるとその係が、他のツバメに知らせるのか?
大勢の巣立ち応援隊が若ツバメの巣立ちに立ち会い、
初フライトを応援するのです。
我が家でも何度も見た、微笑ましい光景です。
ちなみに親ツバメは巣立ったあとも、一週間ぐらいは
巣立った雛を見守り、電線にとまっている雛たちに
餌を与え続けます。
ほんとに愛情深いのですよね〜。
なんと,ツバメを巡ってそんな事が…
仕事柄、仕方がない事もありますものね。
でも、確かにそんなに無気になって怒るおじさん。
とっても微笑ましく感じます。
動物に寄って… ということですが、これはツバメさんの
戦略とでも言いましょうか。。。
弱いツバメは、あえて人通りの多い場所に巣を作る事で、
天敵から雛を守り、種族を残していきます。
人間はツバメさんから、「巣の番人に適任!」と
見込まれたのでしょうね。(笑)
我が家でもそうでしたが、天敵が近づくと、けたたましく
鳴いて私達に知らせます。そして私達が駆けつけると
鳴くのを止める… 私が巣に近づいても決して威嚇しない。
そこには種を超えた信頼関係があるのですよね。
そして、覚えていてくれているかのように、毎年顔を
見せにやってくる。そこに人は惹かれるんでしょうね。
きっと…
世界遺産・平城宮跡で始まった〈埋立て・舗装工事〉はご存知ですか?
緑地ゾーンとして、ツバメのねぐらは保存されるものの、
餌場が無くなろうとしています。
こちらの記事で、うちで巣立ったであろうツバメたちの様子も
見せていただけたもので…ご報告まで。
お知らせ頂きありがとうございます。
なんて愚かな事を…
あの湿原や緑地に宿る多くの生命体の事を、まったく考えて
いないとしか思えません。
ねぐらだけを保存したところで、取り巻く環境を破壊して
しまえば、あの圧巻の光景はやがて消えていってしまうのでは…?
友人たちにも呼びかけてみます。
私に出来る事を考えてみます。
大切な情報を、ありがとうございました。
初めまして・・・boncopainさん
コメントどうも有難うございます!
体の事まで気にかけて下さって・・・感謝!
大丈夫です。
ツバメ・・・南に帰るのですね!
一度だけ・・見た事があるのですよ、
でも夕方はあまり出られなくって・・
最初は、なんだろう・・・と思って(笑)
コウモリかなぁ~なんて・・思ったり(>_<)
でも、すぐにわかりました。
ツバメも気になりましたが・・・
宮跡にいる野鳥もきになるのです、キジが・・・
今、見つけられないのです!
草むらに入れなくなって・・・
それもこれも工事をするからでしょうね。
野鳥や野草を守って行きたいから、どこかに訴えなくては・・・
と、思ってMBSにメールをしました。
カメラも来たので・・ちょっと恥ずかしかったのですが、顔を出さない約束で!
でも、仕方ありませんよね・・・自分で行動した事ですから・・・
また、遊びにきますね、どうかこれからも宜しくです。
来年、きっとツバメを見たいです・・・きっと!
はじめまして。
emirin さんは平城京の埋め立て工事の件で、
ご活動なさってらっしゃるのですね。
本当に頭が下がる想いです。
ありがとうございます。
然し乍ら私は、お恥ずかしい限りですが、先日 頂いた
こちらへのコメントでこの状況を知ったばかり。
emirinさんの御活動も、リンクされていたブログで
知った次第でして、私自身はブログへコメントはさせて
頂いてないので、少しばかり状況が把握出来ずにおります。
ともあれ、旧跡でよく見かけたキジが見当たらないとは。
本当に。警戒心が強い野鳥たちは何かを素早く
察知しているのでしょうね。
本当に、いろいろな情報をありがとうございます。