近所のラーメン屋に対する文句とか書き出したら、いよいよブログもおしまいだ。
でも書く。
Kumamoto ramen by woinary in Kumamoto
(※写真と文章は関係ありません)

近所のラーメン屋が、ランチタイムに小ライスサービスというのをやっていて、ラーメンとライスを同時に食べるとうまいのでハマっていた。
そこに通っていると、ある日、おかしなことに気づいた。
最初にライスだけポンと来るのだ。

ラーメン屋でライスだけ出されても困る。
しかたないなー、と思って醤油とラー油を掛けて食べる、という人はいないと思う。
ただやり場がなくライスを前にラーメンを待つことになる。
で、ラーメンが来る頃には、ライスは冷め、表面が乾いている。

一度、店員に「ラーメンが来るときにライスが冷めちゃうから、なるべく同時に出してもらえますか」と言ってみた。
言ってみるもので、その日はラーメンとライスが同時に来て、堪能した。
しかし、次回同じ店に行くと、ライスだけポンと来た。

で、ラーメンを店長とおぼしき人が持ってきたので、「前にも言ったんですけど、このラーメンとライスって、同時に持ってきたほうがいいんじゃないですか。せっかくのラーメンが冷めるし、乾いちゃうんで」と言ったら「あっ、ライス後出しですね。承知しました」と言われた。

らいすあとだし。
そういう業界用語があるのかどうかわからないけど、次回からぼくが食券を出すと、店長が他の店員に「ライス後出しで!」と指示を出すようになった。
そういうもんだろうか。
ぼくは世間しらずで、ラーメン屋のオペレーションじたいに建設的意見を出したつもりであって、ぼく一人特別扱いして欲しいとか、ぼくの顔を覚えて「後出し」という特別な趣味趣向に応えたオプションを付けることを要求したつもりはなかったのである。
バックルームでその店長が店員と「あのお客さんにこないだライスが覚めるって。。怒られちゃって(笑)。。」的な陰口をきいているのも聞こえた。
いや、ぼくに関しては温かいライスがもらえて問題なしとしても、他のお客さんはライスだけ先に出してもらってうれしいもんか?
標準としてはライス先出し!?
そんなわけないと思うのである。
でも、店長がそれで良しと決めたのだから、これ以上文句は言えないだろう。
他の客はこれからも先出しのライス食べるしかなさそうである。

その店に行きづらくなったので、ちょっと足を伸ばして別のラーメン屋に行った。
そこがガラガラである。
前述のラーメン屋が人気がありすぎて、別のラーメン屋は昼でもガランとしている。
それで、ギョーザも頼んで、醤油を小皿に入れようとした。
出てこない。
醤油差しの空気穴が、干からびた醤油で詰まっているのである。
何回か振ると滴下してきた醤油も、古くなっていて真っ黒である。
醤油というものは、家庭でも冷蔵庫で冷やした方が良い。
ほんらい赤い色をしているものである。
ライス無料の手前のラーメン屋が人気ありすぎで、ガランとしているから面白くないのもわかるけど、これじゃあいつまでたってもガランとしているよ。
以前牛丼屋でバイトをしていた頃は、毎日醤油をつめ替えて醤油差しの蓋を洗う、というオペレーションがあった。
紅しょうがも毎日全部取り替えている。
業務の中でそれが自然に行われるように工夫されているのである。
牛丼屋というととかくいろいろ評判が立つ商売であるが、やはり大企業であり、露出度が高い商売で、有名なノレンを背負っているだけのことがあって、こういうところはキチンとしている。

ていうか、ライスを先出しにするとか、醤油差しを毎日洗うとか、たいした手間じゃないと思うのである。
特別な技術も必要とされない。
で、こういうちょっとしたことで客の不興を買ったらバカみたいだ。
ほんのちょっとしたことで大きく差がつく。
こういうことは、どの仕事にもある。