■単行本まで何マイル?(仮)

漫画家・由伊大輔のblog
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◆ 過去作品・掲載スケジュール

NEW!! 『弓塚いろはは手順が大事!』単行本4巻、発売中です

集英社・ジャンプ+にて試し読み公開中
『弓塚いろはは手順が大事!』
読切版→ 『弓塚さんは今日も的外れ』

・ 『温泉幼精ハコネちゃん』2巻とアニメの続きの6話分を常時掲載中!
・その他、過去作品は こちらを参照ください。

本年の締め

2016å¹´12月30æ—¥ | â—æ¼«ç”»åˆ¶ä½œ

と、いうわけで読切漫画の掲載により2016年もようやく終わりを迎えます。本年は前半は『ハコネちゃん』アニメ化からの引き続き各種イベントをやっていただき、後半はひたすら持ち込みという、2つの局面を経験した年でした。

アニメ化関連では声優さん方のイベントの裏側を色々見せていただけて本当に楽しかったです。おかげで今まで興味のなかった声優さんのイベントにすっかり興味が出てきてしまいました(苦笑)。自分の仕事が落ち着いたら、『ハコネちゃん』でお世話になった声優さんのイベントに、1ファンとして参加してみたいなと思います。

今年の春以降は、正直デビュー前以上の頻度でひたすら編集部通いをしていました。その結果として集英社・ジャンプ+での掲載というひとつの結果が出せたのはよかったと思いますが、まだこれでやっとスタート地点に立ったというところ。漫画家としては、またここから再出発です。

そんなわけで、本年も読みに来ていただいた皆様ありがとうございました! 来年も引き続き、漫画ばっかり描いて生きてる人間の裏事情をちょこちょこ垂れ流していければと思います。

読切掲載

2016å¹´12月29æ—¥ | â—æ¼«ç”»åˆ¶ä½œ

集英社・ジャンプ+のサイトにて、新作読切が掲載になりました。PCでお読みになる方はこちら。

内容とかは、もうとにかく読んでもらう感じで。ともあれ、これにてやっと今年の仕事納めが出来ました。今年の年始には予想もできなかった集英社デビューという結果を年内にお届けできたことはとても喜ばしいことだったと思います。なぜか週刊少年ジャンプに絵まで載っちゃいましたし、、、。

そして、いまだに風邪を引きずっているのです、、、もうこのまま正月に突入する気がしますよ。

読切掲載告知

2016å¹´12月26æ—¥ | â—æ¼«ç”»åˆ¶ä½œ
ついに新作読切の告知が出ました。本日発売の週刊少年ジャンプ4・5合併号の巻頭カラーページに、ジャンプ+(少年ジャンプのWEB)での年末年始読切8連弾の1作として新作の掲載が告知されています。


告知は週刊ジャンプに載っていますが、掲載は少年ジャンプのWEB部門であるジャンプ+になります、ご注意下さい。

そんなわけで、やっと読切が告知できて自分の中で今年が終われそうです。今年、ページ数を全然発表できていなかったのは、ほとんど新人状態でゼロから集英社・少年ジャンプ編集部に持込活動をしていたためです。そして、この読切の後もこの状態はまだまだ続くと思われます、引き続き頑張っていきたいですね。

すみませんが、まだ風邪が抜けきっていないので告知のみにて。

風邪、やっと快方へ

2016å¹´12月26æ—¥ | â– æ—¥å¸¸é›‘記

はい、数日振りの更新です。何があったかというと、ずっと寝込んでいました・・・いやはや今回ひどかったですね。完全に想定外の事態でした。もうこんな重い風邪を引くことは無いと油断し切っていました。

自分用に経過を書いておくと

1日目 のどがちょっと違和感、熱が37度台。すぐ治るだろうと常備薬飲んで寝る。
2日目 引き続き同じ状態。悪化もしてないので常備薬飲んで寝る。
3日目 悪くもならないけど良くもならないため、医者へ行って薬を貰う。
4日目 急に熱が上がり、喉が痛み出す。熱は38度を突破、39度もちょこちょこ超える。
5日目 38~39度超。喉痛。
6日目 やっと熱が少し下がり38度台をうろうろ。
7日目 喉の痛みが解消、さらに熱が下がって37度前後(微熱)まで戻る。

熱が高かっただけで頭痛がひどいとか吐き気がひどいとかは無かったので比較的楽だったのですけど、大変だったのは、4・5・6日目がほぼ眠れなかったこと。横になると鼻水が出て呼吸を妨げ、咳のようになって目が覚める仕組み。なるほどこういうこともあるのか、と初めての経験でした。かなりひどい風邪でしたが、これでも以前までのに比べると断然マシなのが以前のひどさを際立たせます。以前の風邪は、、、上記にプラスして猛烈な頭痛と吐き気がついてましたから。

まだ完調ではないので、とりあえずご報告のみで。せっかく読切告知までは毎日更新するつもりだったのにガックリです。でも、ギリギリで間に合ったので良しとしましょう。告知、もうすぐです(というか予定ではもうされてるので、確認次第ここでも)。

風邪2日目

2016å¹´12月21æ—¥ | â– æ—¥å¸¸é›‘記

うーん、2日目に突入しても熱が下がらないので医者へ行きました。薬貰ってきたので、これで治ると思うのですが、、、熱が38度前後あるのですが、平熱が37度弱なのであまり出てない部類に入るんですよね(医者にも診察で「熱はあるようなないような、、、」と言われました、医者すごい)。おかげで解熱剤を飲むか悩んでまだ飲んでいません。

昼間はずっと寝たり起きたりの繰り返し。2~3時間寝て、1~2時間活動して、また寝て。熱が常時あるので長時間活動できないようです。

とりあえず、体感的には今日で治ると思うんですが、、、結果は明日の日記にて。

風邪を引きました・・・

2016å¹´12月20æ—¥ | â– æ—¥å¸¸é›‘記

まさかの展開、風邪を引きました。普段からビタミンE摂取で風邪は引かなくなりました!と豪語していた私にまさかの不意打ち。

・・・とはいえ、ビタミンE摂取を習慣化する前は風邪といえばのどが腫れて痛み、高熱で数日寝込むのが通例だったのですが、ビタミンEを摂取し始めてからはそういう重度の風邪は無くなり、「なんかのどの調子がわるいな? あ、熱ちょっとある、体の節々が痛い」というのが半日くらい続いておさまる程度の風邪になっております。そして今回もそれなので、まあそこまで大きなダメージはありません。

日記を見直すと5月以来の風邪。この時も確か1日で治ってるので軽いものだったとは思うのですが、やはり風邪を引くこと自体を完全に防ぐのは難しいようです。とりあえず暖かくして寝ます。

『真田丸』の話

2016å¹´12月19æ—¥ | â–²ä½œå“æ„Ÿæƒ³

せっかくなので「作品感想」カテゴリも少し増やしておきましょう。ここ数年、大河ドラマを割と見ています。見始めるきっかけになったのは、『八重の桜』。戊辰戦争の会津に関しては石川雅之先生の漫画作品『二本松少年隊』で以前から興味を持っていましたが、大河で会津を扱うというので見たわけです。有名な白虎隊に尺を取られてやらないのでは、とちょっと危惧していましたが、ちゃんと少年隊の悲劇をしっかり扱ってくれたので満足です(二本松城周辺の当時の古戦場にツーリングにも行きました)。

日本人に昔から良くある「判官贔屓」というやつで、負ける側の物語は個人的に好きです。『八重の桜』の会津の話はまさにこれでしたし、『真田丸』もこれです。『真田丸』は本当に、今までの大河の中で一番楽しく見られた作品でした。意図的に漫画的なデフォルメの利いたイベント描写が多かったからなのですが、これは若い視聴者層を発掘するのを狙っていると感じました。コメデイ的な掛け合いセリフが多く、大河でこんなに笑ったのは初めてでした。これからの大河はこういうのもありだな、と思わせてくれました。また、あの『信長の野望』のコーエーさんがCGマップで協力しているというのも大きな出来事だと思います。ついにゲームの画面が大河ドラマに出るほどになったのだなあと。

しかし、ウチの親なんかは「変な大河」と言っていました。つまり、現代風のコメディ的会話に違和感を覚えるというわけです(他にも忍者が活躍しすぎるとか色々ありますが)。これが受け入れられない層がいるのもまた事実でしょう。

『真田丸』にも残念な部分はあり、主に合戦シーンの省エネ具合です。コーエーさんの戦場俯瞰画面にナレーションで合戦の流れを説明することで非常にわかりやすいのですが、その分迫力は抑え目で小規模な小競り合いの集合体のように見えてしまいます。せっかくCGを使えば実際に数千人を動員しなくても戦場の画面作りが出来る時代になったのだから、そこくらいは頑張って欲しかったのですが、でも、それを上回る魅力を十分に持った作品だったと思います。

個人的に好きだったのはやっぱり真田昌幸(草刈正雄)。まさに戦国時代を生き延びる小国の主(大名ですらない)の生き様を見せてもらいました。次々と仕える大名を変え、裏切りを重ねて生き延びる昌幸の立ち回りこそが「戦国のリアル」を感じられ、とても楽しめたと思います。

そして最後は大坂の陣、豊臣方はやっぱり「負ける側」、信繁の最期も「史実に反して生き延びるくらいやるのではないか」と色々予想されていましたが、意外なほど普通の終わり方でした。でも恐らく脚本の意図は信繁も大坂組も、誰の自刃シーンも描かないことで想像の余地を残したこと。姫を徳川方に届けたあとにスッっとフェードアウトするきりまで含め、ちょうどいい終わり方だったのではないでしょうか。ちょっと最後の最後まで佐助頼みすぎだろ、とは思いましたけど(苦笑)。

明日は、、、どうしましょ。『シン・ゴジラ』の話か、クルマ欲しい話でもします。

肩凝りとの戦いの歴史

2016å¹´12月18æ—¥ | â– æ—¥å¸¸é›‘記

今日は久しぶりに日常の話でも。ワタクシの日常とは、すなわち運動不足、そして肩凝り頭痛です。

私と肩凝りの戦いは長いです(自慢にならない)。小学校高学年の頃から、既に親に肩をもませていたという超絶親不孝モノです。中学生の頃から定期的に肩凝り頭痛を発症し、バファリンを常備していました。中学・高校と漫画趣味にのめりこむにつれ、肩凝りは更に悪化。とにかく「特に何もしていなくても肩が凝る、頭痛が出る」のが当たり前でした。いわゆる「頭痛持ち」ではなく、単純に運動不足すぎて肩凝りを発症し、それが頭痛にまで発展しているのです。特にきついのが、凝りの発生源が肩以外に背中にも広がり、重度になった時。こうなると頭痛に加えて吐き気まで出るので本当に大変でした。こんな状態を中高大と10年ほど続けていました。

そんな私に転機が訪れたのは2006年。職場の人がウォーキングをしているのを見て、真似して始めたのがきっかけです。その結果、明確に肩凝りが減少しました。しかし、この時点ではまだ「何もしなくても肩が凝る」を脱することは出来ませんでした。

そしてその後、2011年の初連載に合わせて青汁を飲み始め、こんな日記を書いています。えー、ここで肩凝りが消滅した、と書いてますが、ウソです。たまたまこの時出なかっただけで、翌月からキッチリ発生しました。それでも、ここでついに「特に負荷をかけなければ肩凝りが起こらない」状態に初めて到達しました。要するに、普通の人のレベルに至ったのです、これは子供の頃から肩凝り頭痛に悩まされていた身としてはものすごい感動でした。

青汁がきっかけなのはほぼ間違いありませんので、結局のところ自分の肩凝りの原因は「運動不足」と「野菜不足」だったわけです。運動をすると血流が改善するのは当たり前ですが、世間で言われているように、野菜を採ってもやはり改善するようです(少なくとも自分はしました)。やはり現代人は野菜不足のようです。とはいえ、同じ食事で育った弟は肩凝りが全くないので、ウチの食事というよりは自分の身体の問題のような気もします。

まあともあれ、運動と野菜の2つの効果でやっと肩凝りを常人レベルまで減らせたというのが2011年でした。以降、原稿をしているとやはり1週間目あたりで肩凝りは出ますが、以前のような重度の肩凝り(頭痛を通り越して吐き気までいくやつ)はほぼ起こらなくなりました。

しかし、実は先月、今回の読切を1ヶ月ほど掛けて描いていたところ、今月頭に数年ぶりの「重度の肩凝り頭痛(吐き気まで併発するやつ)」が発生しました。これは完全に不意打ちで、久々に苦しみました。今回の原稿、実はほぼ10ヵ月ぶりの長い原稿作業だったので身体がなまっていたようです(今年の掲載は2本とも短い4コマ)。

この事態を受け、もう二度とこの苦しみを味わいたくないと思い、「ウォーキング」「青汁」に続き新たに第三の矢を放つことにしました。「筋トレ」です。肩と背中に筋肉をつけて肩凝り自体を起こりづらくしよう、というわけです。この結果はまた数ヶ月か数年後にでもご報告できると思いますので、気長にお待ち下さい。というあたりで、ムダに長期スパンな今回の記事を締めさせていただきます。

その他、今までの肩凝りネタの日記は以下の通り↓

・2009年8月1日
・2009年9月28日
・2011年3月28日
・2011年4月21日(本文中にあるもの)

さて次回は何について書くかまだ未定です。久々に作品感想カテゴリにしようかなとは思っています。今年見た映画やドラマ、漫画について、、、?

漫画家歴6年を振り返る

2016å¹´12月17æ—¥ | â—æ¼«ç”»åˆ¶ä½œ
このブログは2009年、持込成功直後からつけておりますので、気付けば長くなったものです。最初のほうを読み返すと、アナログ作画だったり会社員と並行して読切描いていたり色々と隔世の感があります。そんなわけで略歴。

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2006年 初持込
2008年 FLEX COMIX(現・コミックメテオ)他2誌に持込、FLEX COMIXで採用
2009年 FLEX COMIX編集部にひたすら持込
2010年 読切漫画(48p)掲載にてデビュー その後も連載に向けてひたすら持込
2011年 富士見書房(現・KADOKAWA)『ぺろわん!』にて初連載
2012年 『ぺろわん!』連載終了、『鳩子さんとラブコメ』(コミカライズ)連載開始
     コミックメテオ『温泉幼精ハコネちゃん』連載開始(2本同時連載)
2013年 『鳩子さんとラブコメ』連載終了
2014年 『温泉幼精ハコネちゃん』連載終了 その後、各社で読切
2015年 『温泉幼精ハコネちゃん』TVアニメ化、復活短期集中連載(3ヶ月)
2016年 ひたすら持込
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で、まずは序盤・2006~2008年の持込時期の話から。あとから俯瞰してわかったことですが、自分が持ち込みをしていたこの頃というのは業界的には創刊ラッシュというのが始まった直後で、紙媒体やWEB媒体含め多くの月刊漫画誌が次々と創刊された時期でした。つまり、どこでも人手不足だったので、かなりいい時期に持込をしていたと言えそうです。漫画家を目指す、漫画家を続けるには「実力」も勿論重要なのですが、それと同時に「運」というのが非常に重要だというのがここまでの経験でよくわかっていて、この持込のタイミングもそうですが、連載取得や昨年のアニメ化まで含めて、とにかく自分は割と「運がいい」方だなというのが、ここまでを振り返ると感じるところです。

この頃、年度でいえば2007~2010年は会社勤めをしつつ、資格取得の夜学に通いつつ、漫画の持込をしましたので、今までの人生で最も厳しい4年間でした。実は2011年で夜学を卒業し、資格を取得したら就職する予定だったのですが、、、本当に運よく、2011年には初連載を獲得するに至りました。思えばここが人生の大きな分岐点だったなと思います。ここで連載が取れていなければ『ぺろわん!』も『ハコネちゃん』も存在しませんでした。

こうして、2016年現在で持込開始から丸10年が経過しているわけです。初連載からは5年半ほど、昨年の『ハコネちゃん』アニメ化まで含め、この間の漫画家活動で非常に多くのことを経験できたと思います。そして、ここから先はまたリアルタイムに綴られていくお話となります。今年は2009年以来久しぶりに持ち込み三昧の1年を過ごし、また初心に戻っているところです。それでも、上記2007~2010年の三重生活に比べれば楽なものですから、これからも引き続き頑張って行きたいと思います。

次回は、、、どうしましょう、私の宿命でもある肩凝りとの闘いの現状でも話しましょうか。このブログでも数年に1回、肩凝りの話が出てきますので久しぶりに。

2016年を絵で振り返る(5・完結)

2016å¹´12月16æ—¥ | â—æ¼«ç”»åˆ¶ä½œ
そんなわけで、今年の春から絵に関して紆余曲折を経ていたというお話でした。「漫画」というのは絵の向き不向きがあり、以前と違うタイプの新しい作品をやるためには新しい絵が望ましいもので、それを探るのには大きなエネルギーが必要というお話。

総括すると、2016年前半は『ハコネちゃん』のアニメ関連で声優さんによるイベントを色々やっていただきつつ、その裏で「次」へ向けた絵の試行錯誤に勤しみ、そして後半は、また「アニメ化前」に戻ってひたすら編集部への持込をしていた1年でした。

あ、そういえばアニメ『温泉幼精ハコネちゃん』に関する軽い感想を少し前までこのブログで書いていたのですが、現在は非公開にしています。これは、制作サイドに居た人間が表で作品について述べるにはまだ時期尚早と考えたためです。そのうちまた、いいタイミングが来たらまた公開したいなと思います。

そんなわけで、「再出発」の1枚。文字通り、自分の中で漫画自体のリスタートのイメージです。

上と同じキャラ、相変わらず制服も重視。脚も重視。『ぺろわん!』の心は今も忘れていません(苦笑)。ただ、あの漫画って今読むと、当時の怖いもの知らずさというか、本能を全部さらけ出して描いているというか、初連載のエネルギーに満ち溢れてて作者自身が気圧される部分すらあります。あの頃の情熱をいつまでも持ち続けていたいですね。

同じく、同キャラ。何気なく描いた絵ですが表情がとても気に入ったため、ツイッターとブログのアイコンをこの絵にして『ハコネちゃん』モードから脱却する区切りとしました。

さて、そんなわけで1年間の流れを5回に分けて追ってきました(真ん中5ヶ月が抜けてますが)。髪の毛、目、鼻の描き方それぞれ多少変化をしてきたとは思うのですが、これが果たして自分以外から見てどの程度変わったのか、それは良い方向なのか、このあたりはの結論はまだまだわかりません。引き続き常に変化を意識しながら頑張って行きたいと思います。

で、明日からですが、引き続きブログは更新していく予定です。内容は「漫画家歴6年を振り返る」と考えていますが、変更になるかもしれません。ともあれ今年は半年ほど更新しないでサボっていましたから、年末駆け込みでガッツリと更新を続けたいと思います。まあ年内に次回の読切の告知がある予定なので、最低でもその日までは。

2016年を絵で振り返る(4)

2016å¹´12月15æ—¥ | â—æ¼«ç”»åˆ¶ä½œ
今回は拙著『温泉幼精ハコネちゃん』関連の今年の絵を集めてます。ここで一気に秋まで時間が飛んでいます。前回言ったように、5月~10月は水面下の持ち込み・ネーム修正作業をひたすらやっていて全く趣味用の絵を描く余裕がなかったためです。完全にこのブログを書き始めた2009年と同じく新人の気持ちで編集部に通い詰めていました。そのせいでこのブログの更新もパッタリと途絶えていました。更新されない間も見に来てくださっていた皆さんありがとうございます!

これはミヤちゃんの初期稿が発掘されたので、今の絵で比較した図。ここでいう「今の絵」が、既に前回までの春の絵とは色々と違います。

コタツ亜季ちゃん、可愛く描けたと思います。原作22話直前の舞台裏のイメージ。

同じく原作22話直前のミヤちゃん、これもお気に入りの1枚。

最後はオマケのにこ先輩。『ラブライブ』というより、にこ先輩単体が好きです。

実はこの空白の5ヶ月の間に絵の悩みはおおむね解消しました。ネームを描いている間に、そのネームの内容に合うキャラ絵を描いていたら自然と打開策が見つかり、悩み無くキャラ絵が描けるようになりました。

何がどう変わったか、というのは本人にしかわからず他人から見たら「大差ないじゃない」って言われてしまうのも「絵描きあるある」なので、具体的にどう変えたとかは割りとどうでもよかったりします。重要なのは作者自身がどうすれば悩まずに楽しく絵が描けるか、というところなのです(作品の質に影響しますので)。ひとまず数ヶ月の試行錯誤の末にそれが達成されたのでよかったと思います。あとは、この絵を使って活動していくことで評価が下されていくことでしょう(時間がかかります)。

さて、次はこれらと同時期のオリジナル絵です(いや、ハコネもオリジナルなんですが、、、)。

2016年を絵で振り返る(3)

2016å¹´12月14æ—¥ | â—æ¼«ç”»åˆ¶ä½œ
さて、ちょっとブログのテンプレートを変えてみました。ここ2年ほど『ハコネちゃん』モードだったので、ずっと温泉まんじゅうをイメージしたベージュ色にしていたのですが、そろそろ『ハコネちゃん』頼みも脱しないといけないので思い切って。まあ以前はちょこちょこ変えていたのですけども。

ここからも引き続き春の絵。前回言ったとおり、デフォルメ&質素方向へ向かっていきます。

質素です、特に目の描き方が。

やっぱりデフォルメで質素。目がかなり小さくなってます。色々と模索中です。こういう質素な絵も好きですけど、やっぱり地味すぎるかなーと思ってまた揺り戻していきます。

この時、『心が叫びたがってるんだ』を見たので。

作画的にはちょっとまた緻密なほうに揺り戻し。こんな感じで、行ったり来たり悩みながらひたすら制服ばかり描いてた今年前半です。自分の漫画絵についての打開策が見えなくてかなり悩んでいた時期です。こんなに悩んだのは恐らくプロになってから初めてのことでした。

『ぺろわん!』を始める前も実はそれなりに悩んだ末にあの絵になっています(それ以前は自分はツリ目キャラというのを一切描きませんでした)。それで2年やっていくうち、気付いたらそれが「自分の絵」となっていたので、漫画家というのはこうやってどんどん自分の絵を上書きしていくものなのですよね。

同時に次回作を見据えてネームの持込を開始したのもこの5月でした。ネームと絵の模索と同時にやっていた、一番苦しかった時期です。そして、ここから10月までこのブログ同様に絵も途切れます。ずーーーーーっとネーム&提出用の見せられないキャラ絵を描いておりました。なので、次回はいきなり10月に飛びます。

2016年を絵で振り返る(2)

2016å¹´12月13æ—¥ | â—æ¼«ç”»åˆ¶ä½œ
引き続き、絵について色々試行錯誤を繰り返す2016年、春編です。前回の若い編集さんの意見を受けて、色々と最近話題の作家さんの絵とかも調べつつ色々な絵を描いていきました。

春4月、突然こんな絵を描き始めてます。今まであまりやらなかった、緻密な作画を導入してみる実験ですね。アニメ調に振った反動で、漫画調に突き進んでいます。

しかもセーラーです、珍しいです。まあ制服であることに変わりはないので、今までどおりといえばそうなのですが。

脚メインなのは完全に趣味です。あと、髪型も。ショートボブ的なの大好きなので、、、でも、この流行って今年で過ぎ去っちゃった感じです。

以上、4月はこんな感じでした。こういう作画の可能性を模索していたのですが、この頃に持ち込み用で平行で描いたネームはやっぱりコメディ調のものになったため、この後またデフォルメ寄りの絵になっていきます。

線の多い作画の漫画もそのうち描いてみたいとは思いますけど、漫画家って長くやっていくにつれて自動的に線が減っていくことが多いですよね(効率化のため)。

2016年を絵で振り返る(1)

2016å¹´12月12æ—¥ | â—æ¼«ç”»åˆ¶ä½œ
年末になる前に色々と今年の決算を済ませておこうと思います。ツイッターのほうにだけ上げた絵が色々あるので、今年のぶんをこちらにも載せつつ振り返ります。

軽く2014~2015を振り返ると、2014年春に『ハコネちゃん』の連載が終わって、そこでデビュー後初めて大きな時間が出来ました。次に何を描くにせよ、プロである以上は常に新しいものを見せなくてはならないと思い、自分の中で絵や作風の模索を始めます。

…が、数ヶ月ほど過ぎたころ、そのあたりの試行錯誤の結論が出る前に『ハコネちゃん』アニメ化の話が持ち上がり、そこから2015年はアニメ製作への参加のほか、『ハコネちゃん』の復活短期連載で100ページも描かせてもらえることになり、結局2015年いっぱいは『ハコネちゃん』モードのまま過ごすことになりました。

で、明けて2016年になってからの変遷が、以下のお話。

はい、いきなりあずにゃんですね(爆)。いや、厳密には違うのですけれども。『ハコネちゃん』ではあまりメインで描けなかった制服欲が一気に出てきたのが年始でした(苦笑)。絵的には「アニメっぽい可愛さ」を意識していたと思います。

こっちもあずにゃんっぽい人ですね、いやもうとにかく制服絵が続きます、ひたすら制服絵を描いてました。やっぱり絵的には「アニメっぽさ」を意識してます、『ハコネちゃん』アニメ化の影響が出てます。

どこまでも制服です。これも少し雰囲気を変えてますが、アニメ調かな?

このへんで、ちょっと漫画向けを意識しだします。髪や目、鼻の描き方なんかがちょこちょこ違う感じで、少しずつ絵柄の模索とかもしているのがわかります。鼻の描き方は実はこの後正式採用されることになります。

自作品のアニメ化という大きな転機を越えたタイミングだったので、とにかく色々と自分の中でも変わっていかねばならないという意識があったと思います。

しかし本当に制服ばかりです、どんだけ好きなんでしょ。まあ『ぺろわん!』時代はひたすら制服漬けでしたからね・・・今更禁断症状でしょうか。

実はこのあたりの絵を描いていた頃、今年の3月頃だったでしょうか、某編集部で若い新人編集さんに自分の絵の批評をしてもらう機会に恵まれました。絵の改良方向について悩んでいた自分に、担当編集さんが「若い感性を取り入れよう」と気を利かせてそういう場を用意してくれたのです。その結果として、今回のラスト2枚の絵が出来、そしてそのまま次回へつながります。

次は春の事情、このあと多分、この話題で年内4回更新ぶんくらい引っ張ります。

『別居姉妹』2話目掲載・・・されてました!

2016å¹´12月11æ—¥ | â—æ¼«ç”»åˆ¶ä½œ

すみません、告知ブログ失格なのですが、今年の前半に読切が掲載になった4コマ漫画『別居姉妹』の2話目が、竹書房さんの『まんがライフMOMO』11月号にて掲載になっておりました、、、9月は本当に色々忙しすぎたための告知忘れです、本当にスミマセン…m(_ _)m 右に出ているツイッターのほうでは告知していたので、タイミングが良かった方はここでも気付かれたのではないかというのがせめてもの救いでしょうか、バックナンバー、中古など購入の手段がありましたら追いかけていただければ幸いです。

いやほんとちょっと最近色々と精神的にふわふわしていて緩んでいたようです、年を跨ぐ前に引き締めなおしていきます。次回から年末までは、ツイッターに上げた絵をまとめつつ今年を振り返っていきます。