建築をめぐる話・・・つくることの原点を考える    下山眞司        

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日本の建物づくりを支えてきた技術-41の付録:予告編・・・・復元「箱木家」の外観

2009-06-12 22:29:36 | 日本の建物づくりを支えてきた技術

室町時代末の建設とされる「箱木家」(「古井家」よりもさらに古いのではないか、と言われています)の紹介用図版を「箱木家住宅修理工事報告書」より作成中です。
結構時間がかかりそうなので、とりあえず予告編として、外観写真を載せます。
「南面」と「北東面」です。

立派な土壁で囲まれています。
修理時には土壁はありませんでしたが、当初は存在していたことが分り、復元されました。
この土壁は、この建物の重要な「構造要素」のように見えますが、実は、建屋全体の構造とは、まったく関係ありません。乞うご期待!

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2 コメント

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伝統構法の家を新築しました (kido_azusa)
2009-06-14 20:53:13
こんにちは。
石場建てで伝統構法の家を新築しました。しかし、伝統構法は奥が深いですね。壁量などの足し算で建築確認をする方向そのものへの疑問提示に共感しています。構造設計の重要さを改めて認識しました。今後とも勉強させてください。
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コメント御礼 (筆者)
2009-06-15 10:05:32
コメントありがとうございます。

構造設計というと、「計算すること」と考えられがちですが、そうではない、と私は思っています。
大事なのは、空間の構成を明快な架構として(骨組として)見通すことだと思っています。
それは、自ら「工作」をすれば自ずと身につくもののはず、とも思います。

私の子どものころには、学校の工作で文具箱をつくったりしたものです。そうすると、一枚の薄い板が、箱型に組み合わせてゆくと、予想以上に強くなることを身を持って知ることができました。
梃子の原理なども、畑仕事の真似をするだけでも会得できました。
これは皆「勘」です。
しかし、今は「勘」をバカにして数字にしないと分らないようなのです。
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