上海阿姐のgooブログ

FC2ブログ「全民娯楽時代の到来~上海からアジア娯楽日記」の続きのブログです。

中国映画版『101回目のプロポーズ』(101次求婚)を観てきました~バレンタインに合わせて中国で上演中

2013年02月27日 | エンタメの日記
90年代フジテレビ月9ドラマの名作「101回目のプロポーズ」の中国版映画を観に行ってきました。

タイトル:『101次求婚』(101回目のプロポーズ)
出演  : 林志玲(リン・チーリン)、黄渤(ホアン・ボー)、高以翔(ガオ・イーシャン)、秦海璐(チン・ハイルー)、武田哲也、華少(ホアシャオ)
監督  :陳正道(台湾の若手監督)
製作者 :艾秋興、曹華益、韓三平、荒井昭博、桂延文
公開日 :2013年2月12日(バレンタインに合わせて公開)
クレジットとポスターにフジテレビ(中国では富士電視台と表記)と文化庁のロゴが入っています。音楽はチャゲ&飛鳥の「Say Yes」のサントラが使われています。エンドロールで中国語歌詞のものが流れます。


ストーリーの流れとコンセプトはドラマ版を踏襲しており、ふられっぱなしの冴えない男が見るからに高嶺の花の美女に偶然出会って恋をして・・・という展開です。物語の舞台は上海です。

~キャスト~
葉薫(イエシュン)/ リン・チーリン(林志玲) 原版:浅野温子
美人チェロ奏者。3年前の結婚式の当日、婚約者が事故に遭い行方不明になる。30代。
林志玲は台湾出身の美人モデル。1974年生まれですがまったく年齢を感じさせません。この映画自体がリン・チーリンのPVといってもいいくらい、リン・チーリンが美しいです。

黄達(ホアンダー)/ 黄渤(ホアン・ボー) 原版:武田鉄矢
内装工事業者の頭。99回のお見合いはいずれも失敗。歌が得意。
黄渤(ホアン・ボー)は大陸出身の個性派俳優。多くの作品でシニカルな笑いを誘う怪役を演じる。近年「Black and White(劇場版)」「泰囧(LOST IN THAILAND)」「西遊・降魔編」、そして「101次求婚」などヒット作が相次ぎ、現在の中国の映画界で興行成績トップの俳優。

許卓/高以翔:ヒロインの元婚約者。容姿、才能、財産、家柄、すべて揃った理想的な結婚相手。
カナダ出身、195cmの長身。台湾をはじめ中華圏で活躍する俳優。

中国映画版と原版ドラマでは、ヒロインの元婚約者役の設定が異なるせいもあり、中国版の方がライトなストーリーになっています。登場人物が声をかみ殺して泣くような葛藤を表すための泥臭い演出はないです。小道具や背景が豪奢でセンスがよく、映像も洗練されていて視覚的な美しさは申し分ないです。特に上海バンドを背景にした失われた結婚式のシーンは西洋と東洋の美しさが交じり合い印象的です。







リン・チーリンが演じるヒロインの葉薫(イエシュン)はドラマ版と同じくチェロ奏者ですが、日本に音楽留学した経験があり、そのときの恩師が矢吹薫(浅野温子が演じた役)だったという裏設定があり、ドラマ版とシンクロしています。1991年のフジテレビ「101回目のプロポーズ」の20年後の世界が、中国映画版「101次求婚」ということになります。星野達郎役として武田鉄矢が特別出演しています。

興行収入は2月22日の時点で1.5億元(約23億円)を記録しています。「101次求婚」はバレンタインに合わせて2月12日に公開されたのですが、今年のバレンタインは旧正月連休と重なっていました。「101次求婚」は公開第2週目になって興行成績が盛り返すという、中国映画としては珍しい傾向がみられたと報道されています。中国では一人で映画館に映画を観に来る人はほぼいません。それは遊園地に一人で行く人がほぼいないのと同じ理由です。映画はアートではなくアミューズメントであり、デートや家族サービスのために、娯楽として楽しむものです。上映される作品も娯楽大作やアクションもの、またはコメディが圧倒的に多いです。
(1.5億元という興行成績は中国映画としては、まずまずのヒットといえます。年間ベスト5に入る作品は8億~10億の興行収入を出します)

~中国メディアの報道~
2013年2月22日 21CN総合
【「101次求婚」興行成績1.5億元突破。バレンタインを過ぎた後に客足が再び伸びる。】
URL:http://et.21cn.com/gundong/etscroll/2013/02/22/14710164.shtml
【記事の概訳】
報道データによると、映画「101次求婚」の興行収入は2月22日までに1.5億元を突破し、話題作が並ぶ旧正月映画の激戦の中で好成績を収めている。本作は丁寧に作られており、啓発的なメッセージも含まれており、若いカップルだけではなく小学生から中高年まで幅広い年齢の客層を掴んだ。映画館では白髪の老夫婦が手を取り合うほほえましい姿や、早熟な少年が感動の涙を目にためる姿がみられた。
映画館の集計によると、今年はバレンタインと旧正月休暇が重なったこともあり、人々が都会に戻ってきた最初の週末に「バレンタインの埋め合わせ」が行われたようで、かつ「101次求婚」の口コミの評判も良いことから、本作は公開2週目に再び客足が上向いた。

実際に見てみて、想像していたよりもずっと面白かったし、完成度の高い作品でした。脚本は分かり易くテンポがよく、なおかつ通俗的すぎることもなく、センスよくまとめてます。主演の黄渤(ホアン・ボー)がコメディセンスに優れているので、上映中には何度も大きな笑いが起きました。そして20年の時を経ても「Say Yes」は名曲でした。
中国人にとって結婚は人生において必ず通過しなければならないものと考えており、しかるべき年齢になったら結婚しなければという意識は日本よりも強いです。なので、100回お見合いしたことがあるという人は中国には実際けっこういると思います。何度もふられながら最後には美女と結ばれる主人公に感情移入し、励まされる男性は多いのでは・・・女性よりも男性が感動して涙を流す映画になっています。
なお、上海など都市部のオフィスでは女性が活躍しており、特に外資系企業は職場が女性だらけです。女性の方が高学歴・高収入で、適当な結婚相手がなかなか見つからないと悩む声もあります。

~プロダクト・プレイスメント(埋め込み広告)~
トヨタ、ハーゲンダッツ、湾仔碼頭(餃子、麺などの冷凍食品メーカー)、Boloni(家具)等などが協賛企業となっており埋め込み広告が作品中に現れます。特に室内シーンでは「あ、埋め込み広告だ」とすぐ分かります。中国の都市生活を舞台にした現代ものの映画は、もともとこの手の埋め込み広告がすごく多いです。本作もプロダクト・プレイスメントが多いですが、現在の中国の流行やファッションをふんだん且つ巧みに組み込んでいると思います。

「101回目のプロポーズ」は20年前のバブルで景気が良かった時代に作られた物語です。2013年の日本と比べると、結婚観、恋愛観、人生観などが大分変わっているので、いま日本でリメイクしても「バブルだったあの頃へのノスタルジー」になってしまうかもしれません。しかし今の中国は、ある意味で20年前の日本なので、当時の日本の価値観がちょうど今の中国に当てはまるところがあります。時代と国を越えた価値観の重なりが垣間見えるのが面白く、中国の生々しい描写も含まれており、いまの中国の流行や風潮を感じることもできるので、日本の観客にとっても一見の価値がある作品だと思います。
コメント (13)
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二次元は最後の理想郷・・・?EVA缶コーヒー上海ローソンでも発売中。

2013年02月19日 | エンタメの日記
2012年は日中国交正常化40周年記念の年で、中国では多くの交流・文化系イベントが計画されていました。しかし9月以降の尖閣諸島問題に伴い、中国で予定されていた多くの日本関連イベントが中止されました。

~~中止になった例~~
・9月17日「上海国際旅行フェア」日本の山車がパレード参加を中止。
・10月26日 アニサマ上海中止。
・10月26日 北京谷村新司コンサート中止。
・11月上旬 上海「JAPAN EXPO」中止。

政・官が関係する文化交流は軒並み中止になったのですが、現地の日系企業が主催する製品発表イベントなどは、必ずしも中止にはなっていないです。2012年11月下旬の広州モーターショーにも日系自動車は揃って出展しています。

中国在住の日本人の安全が心配されることもありましたが、実際には外国人に直接手を出すほどの度胸がある人はそれほど多くはないです。例えば嫌いな人がいるとして、本人がいないところで陰口を言うことはあっても、本人に面と向って意見をする人はあまりいないのと同じことではないでしょうか。むしろ日本人よりも、日系企業で働いている中国人、日本製品を愛用してたり日本カルチャーが大好きという中国人の方が攻撃の的になりやすく、不愉快な気持ちになることが多かったのではと思います。

アニメ・ゲーム好きの中国人が集まる掲示板やサイトなどには、日中関係が悪くなると「日本のものに傾倒するお前たちは売国奴だ」といったいやがらせの書き込みがあります。これに対して中国のアニメオタクは、

「政治は三次元の話。こっちは二次元だから、三次元の話は三次元でやって。」

と、まるでデュラララ!!の遊馬崎のような言葉で、いやがらせをはねとばしています。

「二次元」という言葉は中国語でも日本語とほぼ同じ意味で使われており、特に最近はアニメ、漫画、キャラクター、ゲーム、ボーカロイドなどを指す言葉として流行っています。アニメに強い中国の音楽サイトのSNSなどには「二次元は僕の最後の理想郷」(二次元是我最后的理想乡)といったタイトルで、オタクスレッドが立てられていたりしてなんともいえないです。

二次元の世界では、日中交流は正常です。というか、二次元の世界では国もなにも関係ないような気がします。

中国では定期的に同人イベント、いわゆるコミケが行われています。規模は日本に及ぶべくもないのですが、コスプレ率が異様に高く一種のコスプレベントとして人気があります。
2012年12月22日~23日の上海のコミケイベント「COMIC UP」も大盛況でした。
COMIC UP11 2012年12月22日~23日 光大広場 (COMIC UP 5周年)
オフィシャルサイト: http://www.comicup.cn/v04/
12月22日が「オタク全般の日」で23日が「腐女子向けの日」。





中国のコミケは、同人誌の即売会というよりはコスプレパーティで、同人誌の発行量は決して多くありません。同人誌の発行数は主催者が公式サイトで発表したデータによると、2日間で2046冊です。(※部数ではなく発行された本の数)
http://www.comicup.cn/benzi/cpnews.aspx?id=22

~~ジャンル別の統計~~
1位 黒子のバスケ 269冊 ↑
2位 オリジナル  240冊 -
3位 東方Project  135冊 ↑
4位 fate/zero   125冊 ↓
5位 盗墓筆記   105冊 ↓(※中国の超人気小説。男ばっかでてくる小説)
6位 ヘタリア    61冊 ↑
7位 家庭教師REBORN 57冊 ↓
8位 Vocaloid    53冊 ↓
9位 剣侠情縁3   52冊 ↑(※中国の武侠オンラインゲーム)
10位 マギ     51冊 ↑

基本的には日本でのブームとあまり変わりませんが、中国の特徴としては、
2012年はfate/zeroがものすごく流行った。東方Projectは長年に渡り安定の人気。中国最強のサブカルコンテンツ「盗墓筆記」は、原作小説が完結してしまったのでブームが減速すると思われる。といったところでしょうか。

上記は同人誌の発行数の統計で、コスプレ人気はまた別で、日本で流行っているアニメがほぼリアルタイムで中国でも流行っています。

ギルティクラウン  / TIGER&BUNNY
コスプレではなぜかギルティクラウンがやたらに人気があります。
  

アクセルワールド / 中二病でも恋がしたい
  

黒子のバスケ 桃井さんとカントクがすごいかわいかったです。
  

コスプレでは根強い人気。銀魂ファミリー。


弾幕サイトでの実況 中国語弾幕には「ジオン軍万歳(ジークジオン)」「アムロはいないの?」とかそういうことが書かれています。配信元は恐らくbilibili.tv。


VOCALOID 
  

中国語ボーカロイド「洛天依」。YAMAHAのVOCALOID CHINAの動向は常に注目されています。音楽的には中国語歌詞をどこまで聞き取れるものにできるかが課題だと思います。日本語ボーカロイドに比べると歌詞がかなり不鮮明になります。
かわいい子がVOCALOID CHINAキャラクター「洛天依」のコスプレをしてくれるようになりました。
  

ラノベは中国語では直訳で「軽小説」と呼ばれています。人気があります。このようなイベントには角川の中国代理店「角川天聞」がよく出展しています。価格は1冊20元~30元で中国の一般書籍と同水準の値段なので買っている人を結構見かけます。
(写真:さくら荘のペットな彼女、緋弾のアリア、涼宮ハルヒ、アクセルワールド、俺妹など)


リアルタイムで大量のアニメが中国で視聴されていますが、ほとんどは土豆、youkuなどの中国の動画サイトを通じて視聴されています。このような中国ネット視聴はこれまで著作権無視と非難されてきましたが、最近は「正式許諾を得た海外同時配信」も増えてきており、100%違法とはいえない状況です。
最近の例では人気作「ソードアートオンライン」が中国動画サイト「楽視網」で独占同時配信されました。
http://comic.letv.com/zt/SAO/index.shtml

2012年9月~10月ははっきりいって日中関係が悪かったので、12月に行われるコミケも下手したら中止になるのではと心配していました。結果的には前売りの段階で入場チケットが即刻完売するという大盛況でした。

安倍政権になっても政官が関る公の文化交流は停滞したままです。日本の芸能人が中国で活動するのも制約があったり、仮に制約がなくても敬遠される可能性があります。
これから海外向け、特に中国向けの日本のPRはいよいよ二次元に頼ることになるのか・・・?と思ったりしてます。2013年2月から上海のローソンでもUCC缶コーヒーの「EVA 第3新東京市シリーズ」(箱根町聖地巡礼)が販売されています。このEVA×UCC缶コーヒーは1本15.2元(約230円)という輸入品価格で販売されています。中国の普通の500mlのペットボトル飲料が約4元(約60円)なので、EVAファンがネタとして買うのみかもしれませんが、店内の入口付近やレジ脇に置いてあるのでものすごく目立ちます。


上海地下鉄1号線ホームの日本観光庁の大阪観光広告。EVAのUCC缶コーヒーとどちらが広告力を発揮するでしょうか・・・?
コメント (5)
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福岡にマンションを買った中国人の友達の話

2013年02月01日 | 普通の日記
あるとき張さんという名の中国人の友達と一緒に晩ご飯を食べていると、張さんが急に「福岡に行ってみたい」と言い出した。
張さんは私よりも大分年上で、中国の寒い地域の出身だが現在は旦那さんと娘さんと一緒に上海に住んでいる。貿易の仕事をしているので、出張で東京や大阪には行ったことがあると以前話していた。張さんの会社は海外向けに衣料品を輸出していて、主に欧米向けだが、日本や韓国のクライアントもいるという。張さんは英語が堪能だが、日本語は平仮名が少し分かるくらいだ。

「どうして福岡に行きたいの?」と尋ねると、張さんは
「福岡にマンションを買った」と答えた。

「いつ買ったの!?」ときくと、なんと「買ったのはかなり前だ」という。

私と張さんは比較的近くに住んでいるので時々ご飯を一緒に食べるが、そんな話は初めて聞いた。

最近、マンション購入の手続きもすべて終わって、家賃が振り込まれるようになったのだという。数ヶ月間順調に振り込まれているので安心したと話した。

日本でも「東京のマンション物件を視察する中国人ツアー」といったニュースが報道されていたが、まさか張さんが買っているとは思わなかった。日本以外に居住する外国人が日本に不動産を買おうとしても、日本の銀行ではローンを組むことが難しいので、いったいどうやって買ったのだろうと思った。

張さんに、「いくらで買ったの?」と聞くと、「30万元くらい」と答えた。
「・・・30万元って頭金でしょ?」と私は言った。そのときのレートでいうと30万元は約420万円くらいだった。張さんは「ううん、税金とかも含めて全部で30万元。」と答えた。そして2人して、30万元なんて上海市区で不動産を買おうと思ったら、頭金にもならないよね・・とつぶやいた。

しかし、福岡にそんなに安い物件があるのだろうか・・・?

話を聞いてみると、張さんは現金一括で、福岡市のやや外れにある1ルームの中古マンション(アパートかもしれない)を購入したようだ。上手くいけば10年くらいで回収できて、管理は現地の管理会社に任せているので誰が住んでいるのかは知らないが、今のところ順調に家賃が入金されているので、満足していると語った。

インターネットで調べてみたが、確かに400万円台、もっと安い物件も検索された。

例えば東京に、日本人で張さんと同じくらいの年齢で、女性でも男性でもどちらでもいいが、420万円の貯金を持っている人はいくらでもいる。しかし、そういう人たちが福岡に中古マンションを買おうと思うだろうか?買おうと思う人は少数で、実行に移す人は更に少ないだろう。中国人の投資意識の強さというものを改めて感じた。

中国国内消費における人民元の現金価値は下がる一方なので、現金のまま持っておくことを不安を感じる人は多い。例えば中国の銀行定期預金の3年定期の利息は4~5%(2013年1月現在は4.25%)だが、物価の上昇スピードと比べると、この程度の利息ではカバーできない。資産を現金のままにしておくより、何らかの形での投資に駆り立てられる。

中国人不動産視察ツアーのニュースのことを思い出したが、「視察ツアー」に来る人の数と実際に不動産を購入する人の数は関係ないなと思った。日本にわざわざ行かなくても、日本の不動産を購入することは可能だ。ましてや、最初から投資目的で、自分が住む気がないのであれば物件を見る必要性は低い。
今後日本円対人民元のレートが下がることや、様々なリスクがあることは張さんも認識している。張さんは別にお金が有り余っているわけではない。だが、中国国内の投資にもリスクはあるし、自分の条件的に可能なものの中から総合的に考えて、納得して買ったのだという。

日本に不動産を購入する中国人の類型は、次のように分類できる。(日本定住者は除外)

(1)一般投資家による賃貸物件に対する投資。張さんのようなケース。
日本のアパート・マンションの利回りは比較的高い。(少なくとも上海よりは高い。上海は転売利益に偏りすぎており、利回りが異常に低い。オフィス物件の利回りは住居物件よりも高い。)売買価格は上がりもしないが大幅に下がることもないと思われる。

(2)日本旅行に訪れる、中国人団体旅行者が利用する施設に対する投資。
中国人団体旅行者が日本で利用するレストラン、ホテル、温泉施設、ゴルフ場などに対して投資する。

(3)中国で会社を経営していて日本に事業進出する中国人経営者。日本の住所を持つことで、便利になることがある。住居兼オフィスになることもある。

(2)と(3)は物件を視察すると思うが、(1)の場合、わざわざ物件を見るためだけに日本まで行くことはないのではと思う。そして、母数としては(2)(3)に該当する人より、(1)の方が断然多いだろう。そう考えると、「視察ツアー」という形で表には見えなくても、日本の不動産を購入している中国人の数は意外なほど多いのかもしれない。

【おまけ】
上海市普陀区の広大なマンション群「中遠両湾城」。西端から東端までは地下鉄1駅分ほどの距離がある。2012年の2月頃撮影。


最近はいわゆる「有害濃霧」でモヤがかかっているので、上のマンションの写真のように鮮明な写真が撮れません。濃霧が出ているとこんなかんじで前方がぼやけます。下の写真を撮ったのは午前9時頃です。去年の11月のくらいまでは普通だったのに、なぜ急にここまでひどくなったのか不思議です。1ヶ月くらい前から毎日中国の新聞で報道されてます。
コメント (7)
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