新型インプレッサで氷上を舞う
2012年 02月 10日
七福の創作菓子、
モチモチ栗きんとん巻きを買って来た。
パクリとかじると、
たっぷりの栗きんとんが姿を現す。
この辺りで昔から親しまれている、
「若鮎」という和菓子をモチーフに考え出された創作菓子だ。
若鮎は求肥もちをカステラ生地で包み込むが、
それをしっかりと「栗きんとん」で上手く応用し
全く違った味の楽しみを提供してくれた。
新型インプレッサSPORTは、
これまでとはかなり違う走りの印象だ。
栗きんとんをカステラ生地で包んだように、
全く違う走り味の楽しみを提供している。
パシッと走り出し、
ブンと加速して、
スッと止まる。
インプレッサの車体骨格が極めて丈夫にできているからだろう。
こういう場所を走れば走るほど好きになる。
久しぶりに飽きることない素晴らしいクルマに出会った。
すっかり晴れ渡った木曽馬の里。
新雪が積もって美しい景色だが、
実は恐ろしい実態が隠れている。
タイヤの下を良く見ると、
まるでスケートリンクなのだ。
その前日に遡る。
厳冬期の朝とは信じられないくらい高い気温だ。
そのうえ異常なほどの雨が降った。
中央自動車道で、まるで夕立のような光景を久しぶりに見た。
いくら気温が高いとはいえ、標高1000メートル以上ある開田高原は
朝になればこのとおり、辛い寒さが染み渡る。
まるであたり一面がスケートリンクのような状態になるのは、
こうした自然のプロセスによるものだが、
あの大雨が標高1500メートル辺りでも降った。
それが、
今回の恐ろしさを倍増させた。
交通事故で被害にあわれた方は、本当にお気の毒だった。
でもこういう時にこそ、自動車の挙動を学ぶことは大切だ。
十分に安全を確保をしたうえで、
インプレッサと対話する。
前輪駆動車の場合は特に
VDCが素晴らしい効果を発揮する。
だから、このような場所では絶対にスイッチを切ってはならない。
ただし、切ることで楽しく遊ぶことも出来る。
FWDは乗りなれているので、定常旋回も楽だし、
滑りやすい路面での直進安定性も抜群だ。
但しアクセルコントロールで後輪を操ることは出来ない。
だが、タックインを使って挙動を変えれば、
このようにいわゆるドリフト状態にも出来る。
安全が保障された場所ならば、このような愉しみ方もできるし、
直進性がよくて姿勢のコントロールもしやすい。
軽さやユーティリティ、そして価格の点でやはり前輪駆動ならではの良さがある。
また、4WDほどではないが、悪路走破力は後輪駆動車よりも優れている。
事実、昨年の同じ時期にフォレスターのtSを持ち込んだ場所で、
同じようにスタックしたが、車体が軽いこともあり、
何とか自力で脱出できた。
ここまでが限界だったが、
バックで抜け出せたことには、それなりの意味がある。
決して恐る恐る走ったわけでない。
そのことを、
ナンバーの状態が示している。
まだ凍結していて、
表面が濡れていないのでグリップするが、
雨が降って濡れている凍結路面が一番危ない。
そういう体験をすると、
自動車の運転における「自己流」の危うさが痛いほど解る。
開田高原のようにいつも危険な道が現れる場所を、
より安全に楽しく走るためにはレッスンが必要だ。
そこで、氷上を走行する事でクルマの運転を学ぶことに力を注ぐようになった。
自己流で反省する事は多々あるが、
ステアリングを握る位置を改革する事から初めた。
その結果、昨年は手袋がボロボロになり、
痛いほど腫れた手のひらが、素手で運転しても何とも無いくらいだ。
次にアクセルコントロールだ。特にFWDはステアリングを直進状態にしてから、
スロットルを開けることが大切で
自分の雑な扱いを矯正することに励んだ。
また、ブレーキの力を借りて曲がることも大切なことを学んだ。
いずれにせよ、限りなくスムーズな運転を心がけることが大切で、
言うは易し、行うは難し・・・を骨の髄まで味わった。
友人とはありがたいもので、
FRの挙動を見ながら、
涎を垂らしていたら
凄いドライビングテクニックの丸山のアニキに
SLKを拝借する事ができた。
そして氷上スキッドパッドを走った。
大排気量のFRは決して楽しいとはいえないが、
女を口説くには最高の道具だ!
と気付いた。
また、切ったはずのVDCが強引に介入するところがインプレッサとそっくり!
妙に感心した。
いくら切っても、最後の最後には介入してくる。
それは決して悪いことではなく、理想だと思う。
話は逸れるが
BRZのVDCはモード1から5まで5段階もの細かい設定が可能になっている。
VDCにもスポーツモードの設定があるため、そのように細かく好みに合わせて調整できる。
ただし、この場合も長押しして完全に切ったとしても、
多分インプレッサと同じように最後の最後には介入し安定方向に制御するだろう。
SLKの扱いにてこずりながら
色々と教えてもらい、無事にお返しした。
すると今度は、
マツダ ロードスターの魔術師 高野さんが
自由に使って走りを学べと
この愛機を貸してくださった。
既にご存知の方も多いと思うが、
スバルのリリースするクルマ以外の国産車で
尊敬しているのは、
ロードスターとワゴンRだけだ。
ロードスターを学習すると、
このクルマが雪道で意外なほど滑らずに走ることに驚く。
ノーズの入り方がすこぶる良い。
前輪のグリップが、とっても気持ち良いのだ。
ロードスターをお返ししたら、
今度はS2000の調教師 太田さんから、愛機を与えられた。
その上、氷のスキッドパッド上で同乗までして頂き、
操るコツを教示いただいた。
BRZがもうすぐ誕生する事が、皆さんも楽しみなのだろう。
大きな借りが出来たので、
次回は愛機パールホワイトのRAをここに持ち込み、
皆さんに自由に乗ってもらおうと思っている。
さて、続いて大切な練習だ。
昨年これほど手を焼くとは思っても見なかったバックスピンターン。
まず、
クルマを真っすぐ狙いを定めて停止して
後を見ながら思いっきりバックする。
40キロ以上まで加速したら
落ち着いて前を向き
ステアリングを切る!
横を向いたら、
ハンドルを戻して
正面向いたら全力でGO!
出来てしまえば簡単なのに、
まるでIQが著しく低下したように感じるほど、
逆のことをしてしまうのだ。
今年、遂にこれをほぼ100%成功させるまでにこぎつけた。
すぐに何かに役立つわけではないが、
一つだけ言えることがある。
それは、滑り出しても冷静さを失わなくなったということだ。
今年の新鮮な学習成果。
それは新世代FRスポーツを心ゆくまで愉しむための基礎練習だ。
モチモチ栗きんとん巻きを買って来た。
パクリとかじると、
たっぷりの栗きんとんが姿を現す。
この辺りで昔から親しまれている、
「若鮎」という和菓子をモチーフに考え出された創作菓子だ。
若鮎は求肥もちをカステラ生地で包み込むが、
それをしっかりと「栗きんとん」で上手く応用し
全く違った味の楽しみを提供してくれた。
新型インプレッサSPORTは、
これまでとはかなり違う走りの印象だ。
栗きんとんをカステラ生地で包んだように、
全く違う走り味の楽しみを提供している。
パシッと走り出し、
ブンと加速して、
スッと止まる。
インプレッサの車体骨格が極めて丈夫にできているからだろう。
こういう場所を走れば走るほど好きになる。
久しぶりに飽きることない素晴らしいクルマに出会った。
すっかり晴れ渡った木曽馬の里。
新雪が積もって美しい景色だが、
実は恐ろしい実態が隠れている。
タイヤの下を良く見ると、
まるでスケートリンクなのだ。
その前日に遡る。
厳冬期の朝とは信じられないくらい高い気温だ。
そのうえ異常なほどの雨が降った。
中央自動車道で、まるで夕立のような光景を久しぶりに見た。
いくら気温が高いとはいえ、標高1000メートル以上ある開田高原は
朝になればこのとおり、辛い寒さが染み渡る。
まるであたり一面がスケートリンクのような状態になるのは、
こうした自然のプロセスによるものだが、
あの大雨が標高1500メートル辺りでも降った。
それが、
今回の恐ろしさを倍増させた。
交通事故で被害にあわれた方は、本当にお気の毒だった。
でもこういう時にこそ、自動車の挙動を学ぶことは大切だ。
十分に安全を確保をしたうえで、
インプレッサと対話する。
前輪駆動車の場合は特に
VDCが素晴らしい効果を発揮する。
だから、このような場所では絶対にスイッチを切ってはならない。
ただし、切ることで楽しく遊ぶことも出来る。
FWDは乗りなれているので、定常旋回も楽だし、
滑りやすい路面での直進安定性も抜群だ。
但しアクセルコントロールで後輪を操ることは出来ない。
だが、タックインを使って挙動を変えれば、
このようにいわゆるドリフト状態にも出来る。
安全が保障された場所ならば、このような愉しみ方もできるし、
直進性がよくて姿勢のコントロールもしやすい。
軽さやユーティリティ、そして価格の点でやはり前輪駆動ならではの良さがある。
また、4WDほどではないが、悪路走破力は後輪駆動車よりも優れている。
事実、昨年の同じ時期にフォレスターのtSを持ち込んだ場所で、
同じようにスタックしたが、車体が軽いこともあり、
何とか自力で脱出できた。
ここまでが限界だったが、
バックで抜け出せたことには、それなりの意味がある。
決して恐る恐る走ったわけでない。
そのことを、
ナンバーの状態が示している。
まだ凍結していて、
表面が濡れていないのでグリップするが、
雨が降って濡れている凍結路面が一番危ない。
そういう体験をすると、
自動車の運転における「自己流」の危うさが痛いほど解る。
開田高原のようにいつも危険な道が現れる場所を、
より安全に楽しく走るためにはレッスンが必要だ。
そこで、氷上を走行する事でクルマの運転を学ぶことに力を注ぐようになった。
自己流で反省する事は多々あるが、
ステアリングを握る位置を改革する事から初めた。
その結果、昨年は手袋がボロボロになり、
痛いほど腫れた手のひらが、素手で運転しても何とも無いくらいだ。
次にアクセルコントロールだ。特にFWDはステアリングを直進状態にしてから、
スロットルを開けることが大切で
自分の雑な扱いを矯正することに励んだ。
また、ブレーキの力を借りて曲がることも大切なことを学んだ。
いずれにせよ、限りなくスムーズな運転を心がけることが大切で、
言うは易し、行うは難し・・・を骨の髄まで味わった。
友人とはありがたいもので、
FRの挙動を見ながら、
涎を垂らしていたら
凄いドライビングテクニックの丸山のアニキに
SLKを拝借する事ができた。
そして氷上スキッドパッドを走った。
大排気量のFRは決して楽しいとはいえないが、
女を口説くには最高の道具だ!
と気付いた。
また、切ったはずのVDCが強引に介入するところがインプレッサとそっくり!
妙に感心した。
いくら切っても、最後の最後には介入してくる。
それは決して悪いことではなく、理想だと思う。
話は逸れるが
BRZのVDCはモード1から5まで5段階もの細かい設定が可能になっている。
VDCにもスポーツモードの設定があるため、そのように細かく好みに合わせて調整できる。
ただし、この場合も長押しして完全に切ったとしても、
多分インプレッサと同じように最後の最後には介入し安定方向に制御するだろう。
SLKの扱いにてこずりながら
色々と教えてもらい、無事にお返しした。
すると今度は、
マツダ ロードスターの魔術師 高野さんが
自由に使って走りを学べと
この愛機を貸してくださった。
既にご存知の方も多いと思うが、
スバルのリリースするクルマ以外の国産車で
尊敬しているのは、
ロードスターとワゴンRだけだ。
ロードスターを学習すると、
このクルマが雪道で意外なほど滑らずに走ることに驚く。
ノーズの入り方がすこぶる良い。
前輪のグリップが、とっても気持ち良いのだ。
ロードスターをお返ししたら、
今度はS2000の調教師 太田さんから、愛機を与えられた。
その上、氷のスキッドパッド上で同乗までして頂き、
操るコツを教示いただいた。
BRZがもうすぐ誕生する事が、皆さんも楽しみなのだろう。
大きな借りが出来たので、
次回は愛機パールホワイトのRAをここに持ち込み、
皆さんに自由に乗ってもらおうと思っている。
さて、続いて大切な練習だ。
昨年これほど手を焼くとは思っても見なかったバックスピンターン。
まず、
クルマを真っすぐ狙いを定めて停止して
後を見ながら思いっきりバックする。
40キロ以上まで加速したら
落ち着いて前を向き
ステアリングを切る!
横を向いたら、
ハンドルを戻して
正面向いたら全力でGO!
出来てしまえば簡単なのに、
まるでIQが著しく低下したように感じるほど、
逆のことをしてしまうのだ。
今年、遂にこれをほぼ100%成功させるまでにこぎつけた。
すぐに何かに役立つわけではないが、
一つだけ言えることがある。
それは、滑り出しても冷静さを失わなくなったということだ。
今年の新鮮な学習成果。
それは新世代FRスポーツを心ゆくまで愉しむための基礎練習だ。
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みっちゃん
at 2012-11-05 12:42
x
教えて欲しいのです。
旧型初代レガシィのターボ用純正ホイール15インチ用があります。
オフセット55です。このホイールは新型インプレッサに使用出来るか?
メーカーの認証は2.0iでも15インチホイール使えるそうですが・・・
http://www.subaru.jp/faq/impreza/05.html
公開実験してみて欲しいです。
旧型初代レガシィのターボ用純正ホイール15インチ用があります。
オフセット55です。このホイールは新型インプレッサに使用出来るか?
メーカーの認証は2.0iでも15インチホイール使えるそうですが・・・
http://www.subaru.jp/faq/impreza/05.html
公開実験してみて欲しいです。
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b-faction at 2012-11-05 13:35
明治生まれの婆さんの腰巻きを、若い娘にはかせるような物です。甘えてはいけません。付くからといっても根本的な設計が違います。こういうことはオウンリスクでやりましょう。
はじめまして。だいぶ前の記事に今頃コメント申し訳ございません。インプレッサスポーツのFFを購入検討していてこちらのサイトにたどり着きました。
さてこのFF1.6の履いているスタッドレスは16インチでしょうか?それとも17インチでしょうか?何気にタイヤとホイールの見た目がバランス良くカッコいいなあと思ったので教えてくださればご参考にしたいと思ったのです。
私はスバル車は初めての検討なんですが試乗してその素晴らしさと真面目なモノ作りに感動いたしました。では
さてこのFF1.6の履いているスタッドレスは16インチでしょうか?それとも17インチでしょうか?何気にタイヤとホイールの見た目がバランス良くカッコいいなあと思ったので教えてくださればご参考にしたいと思ったのです。
私はスバル車は初めての検討なんですが試乗してその素晴らしさと真面目なモノ作りに感動いたしました。では
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b-faction at 2013-09-29 12:06
ひでさん、こんにちは。前の記事でも一向にかまいませんよ。スバルはベースグレードのFWDも素敵なんです。
そのホイールは16インチです。GC8用の純正です。多分205/50R16のスタッドレスタイヤと組み合わせだったと思いますがタイヤサイズまでは正確に覚えていません。熟成の進んだ1.6を是非購入して楽しんでください。
そのホイールは16インチです。GC8用の純正です。多分205/50R16のスタッドレスタイヤと組み合わせだったと思いますがタイヤサイズまでは正確に覚えていません。熟成の進んだ1.6を是非購入して楽しんでください。
早速お返事下さり有難うございます、分かり易いご返事感激です!
てっきり17インチと思っていましたが16インチでも結構カッコ良くてお手本にさせていただきたいですね^^
インプレッションの記事には同感で私も試乗して最初の出だしからスバル車の基本性能と足回りの良さに感激いたしまた。AWDとFWDとも乗り比べましたがリアサスも踏ん張り軽いFWDこそ、この車の本命と思いました!
スバリストというエンスーで知らなかった言葉にも納得し私もその仲間にいつしか入ろうとしています(笑)
てっきり17インチと思っていましたが16インチでも結構カッコ良くてお手本にさせていただきたいですね^^
インプレッションの記事には同感で私も試乗して最初の出だしからスバル車の基本性能と足回りの良さに感激いたしまた。AWDとFWDとも乗り比べましたがリアサスも踏ん張り軽いFWDこそ、この車の本命と思いました!
スバリストというエンスーで知らなかった言葉にも納得し私もその仲間にいつしか入ろうとしています(笑)
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b-faction at 2013-09-29 22:20
ひでさん、どういたしまして。
愛車にして調教したらレポートくださいね。お待ちしてます。
愛車にして調教したらレポートくださいね。お待ちしてます。
by b-faction
| 2012-02-10 07:07
| インプレッサ
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