『バックラッシュ!』発売へのカウントダウン!

 こんにちは、みなさま。時間的にいつもより少し遅れてしまいましたが、今週も双風舎の谷川社長から出版状況報告をいただきました。以下に掲載します。

 ついに、『バックラッシュ!』の発売まであと5日間となりました。
 このブログを読んでいただいているみなさん、そろそろ一緒にカウントダウンをはじめましょう!
 『バックラッシュ!』の編集作業は一段落しました。現在、印刷も終了し、製本の段階に入っております。このままトラブルがなければ、予定どおりに26日の月曜日には都内の大手書店を皮切りに、『バックラッシュ!』が書店の店頭に並びはじめます。
 気になる事前注文数ですが、最終的には4150冊前後となりました。おかげさまで、アマゾンドットコムでの事前予約も100冊を超えております(『限界の思考』よりも出足がいいです!)。
 これは私の推測ですが、まだまだ双風舎という出版社は無名なので、「内容は気になるけれど事前予約するのはどうか」と考えていらっしゃる方が多いような気がします。書店については、すこしずつ認知していただいているようですが、一般読者への認知度については、かなり低いと思われます。それはそうですよね。創業から約4年、出版点数8点ですから。
 弊社の認知度が低いのは、広告を一切だしていないことにも起因すると思います。出版社というものは、新聞や雑誌に広告を出すことにより、存在感をアピールするものです。広告の効果があってもなくても、出版社は広告を出し続けます。出版広告は、「俺たち、生きてるよ〜」とか「こんな本をつくりつづけてるよ〜」という出版社の叫びだともいえましょう。弊社が広告を出さない理由は単純で、広告費が捻出できないからです。たとえば、朝日新聞の1面8つ切り広告100万円。そんなの払えるわけありません。(笑)
 とはいえ、広告なしでも『挑発する知』は1万部以上を売り上げました。書店や取次としっかりスクラムを組んで販売に挑めば、広告なしでも本は売れるのです。もちろん、より広い読者に弊社の本の存在を知っていただくために、将来は広告を出したいとは思っています。いつになるのか、まったくわかりませんが……。
 ちょっとだけ自慢をすれば、独自の企画で、これだけの筆者を集めて、書き下ろしと語り下ろしのみで構成されている本であり、かつアメリカ在住の執筆者やアメリカ人の専門家(それも「ジェンダーフリー」を誤用されたご本人)まで巻き込んでつくられた本です。宮台さんのように「これが答えだ!」とまで言い切りませんが、この本が出る前と後とでは、「ジェンダーフリー」という概念や言葉をめぐる考え方が、変わらざるを得ないような力を持った本であると自負しています。
 よって、広告も出せない無名の出版社が出す本だとはいえ、買っていただいた方によるの口コミや評判などにより、本書の内容がしっかりと評価され、かならずや重版がかかると私は信じております。
 「この本は、どれくらい売れる!」と確信を持てるのは、やはり本の現物をはじめて手にしたときです。弊社の場合は、大手取次配本をしていないので、新刊見本を取次に持っていくことはしていません。よって、納品されるとその日のうちに書店へ配本します。ですから、基本的には来週月曜日に『バックラッシュ!』の現物を手にとってみたときに、どれくらい売れるのかという感触をじっくりと味わうことになります。今回は早めに作業が進んでいるので、もしかしたら明日に見本が届くかもしれません。その場合は、ご報告いたします。
 お願いばかりで恐縮ですが、ブログやwebページ、メーリングリスト、その他の媒体など、あらゆる機会とチャンスを利用して、『バックラッシュ!』という本の存在を世に広くアピールすべく、みなさんにご協力いただければ幸甚に存じます。
 なにとぞ、なにとぞ、よろしくお願いいたします。

 というわけで、大々的に宣伝するお金がないために時間と労力ばかり食うこのキャンペーンブログをわたしたちがボランティアでやってきたわけですが、おかげでかえって面白いプロモーションになったのではないかと思います。でも面白いだけで売り上げが伸びなければ悲しいので、どうか是非『バックラッシュ!』を買ってください。もし売り上げ好調で『バックラッシュ!』続編の出版が決まれば、『バックラッシュ!』キャンペーンブログも継続するかもしれませんよ!(ウソ)