表を見ていただくと分かるように今回の変更によって Istio 1.10 以降は Istio なしの場合と挙動も変わらないため、認知負荷も減り今までよりも Istio を採用しやくなったのではないでしょうか。 ここまで Istio 1.10 から変更になった Inbound Fowarding の内容を見てきました。 次にこの変更によって私達のサービスに起きた問題を共有していきます。 起きた問題 今回の変更によってアプリケーションが動かなくなるケースとしては、アプリケーションが lo にのみ bind している場合です。 Istio ではこれを事前にチェックするためのコマンドを用意しており istioctl experimental precheck を実行します。 該当する Pod がある場合には IST0143 という message code が出力されます。 該当する Pod があっ