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ワイン用として使われる日本の在来ブドウ品種「甲州」は、ロシア南部・コーカサス地方の品種「ビニフェ... ワイン用として使われる日本の在来ブドウ品種「甲州」は、ロシア南部・コーカサス地方の品種「ビニフェラ」と中国の野生種が交雑・交配して誕生したことが、独立行政法人・酒類総合研究所(東広島市)のDNA解析でわかった。 9日に山梨大(甲府市)で開かれる「日本ブドウ・ワイン学会」で発表される。 同研究所によると、奈良時代の僧・行基が薬師如来から授けられたなどの言い伝えを持つ甲州の起源を巡っては諸説あり、これまではビニフェラがシルクロードを経て日本に伝わったという説が有力だった。 その一方で、「ビニフェラではない」とする説もあり、同研究所が米・コーネル大などの研究チームと共同で昨年からDNA解析をしていた。 その結果、甲州は、71・5%がビニフェラの遺伝子を、残り28・5%は中国の野生種の遺伝子を受け継いでおり、ビニフェラと野生種が交雑した後、さらにもう1度、ビニフェラと交配した品種である可能性が高い
2013/11/09 リンク