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東京電力福島第1原子力発電所の事故を機にドイツが原発の全廃を決めたことを受け、欧州に大規模停電の... 東京電力福島第1原子力発電所の事故を機にドイツが原発の全廃を決めたことを受け、欧州に大規模停電の危機が迫っている。同国が電力の輸入国に転じることにより、欧州域内の送電網に負荷がかかるためで、最悪の場合、欧州の約半分の地域が影響を受け、多額の経済的損失が発生するとみられている。 ◆06年1000万人影響 ドイツの送電網規制当局、連邦ネットワーク庁は脱原発政策を踏まえ、2006年以降で最も広範にわたる停電が欧州で発生する恐れがあると警告している。06年に独エーオンが引き起こした大規模停電ではドイツをはじめ、オーストリアやベルギー、フランス、イタリア、ポルトガル、スペインなど周辺各国も含め1000万人に影響が及んだ。 メルケル首相は3月、福島第1原発のメルトダウン(炉心溶融)を受け、国内にある最も旧式の原発7基の停止を指示。さらに国内で反原発の機運が高まったため、従来のエネルギー政策を転換し、2
2011/07/15 リンク