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『放浪息子』 (ホウロウムスコ) アラン・ベルリネールの映画『ぼくのバラ色の人生(Ma vie en Rose)』... 『放浪息子』 (ホウロウムスコ) アラン・ベルリネールの映画『ぼくのバラ色の人生(Ma vie en Rose)』を彷彿とさせる作品。 主人公のニ鳥修一は女の子になりたいと思っている男の子。彼が転校先で知り合った女の子・高槻よしのは、修一とは逆に男の子になりたいと思っている。そして、二人は互いに異性の服装に身を包みながらデートを重ねる。 作者はこれまでも『敷居の住人』などで思春期前後の男の子・女の子を主題とした物語を書いてきたが、『放浪息子』においても、思春期にありがちな心の戸惑いや揺らぎを見事に描いてみせている。 とくに、自身が「ヘンタイ」であることを意識しつつある修一の感情と、修一を取り巻く男の子集団との意識のズレの描写や、修一に対する男の子集団の視線、あるいは扱いの描写の正確さには驚かされる。 こうした男の子集団に修一は馴染むことができないでいる。しかし、そうして自分が「ズレ
2009/12/19 リンク