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農作物の抽出液を垂らせば十五分程度で残留農薬の濃さが分かる検査キットを、豊橋技術科学大大学院の岩... 農作物の抽出液を垂らせば十五分程度で残留農薬の濃さが分かる検査キットを、豊橋技術科学大大学院の岩佐精二教授(有機合成化学)らの研究グループが開発した。縦七センチ、横一・七センチの小さな長方形の板状で、スマートフォンと組み合わせて詳細な濃度を測る仕組みの実用化も目指している。 県の産学官共同開発事業「知の拠点あいち重点研究プロジェクト」の一環で、県と研究グループが二日発表した。開発費は約一億円。キットの保存耐久性を確認したり、流通現場での実証実験をしたりした上で二〇一六年度の製品化を目指す。 抗原と抗体が結び付いてウイルスを排除する免疫の原理を応用し、特定の物質に反応して色が変わる仕組み。「イムノクロマト法」と呼ばれ、インフルエンザやアレルギーの簡易検査、家庭用妊娠検査薬にも使われている検出法だ。特定の物質にしか反応しないため、検査対象は主に農薬散布の履歴が明らかな農作物に限られる。
2015/06/04 リンク