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一カ月ぶりに北京へ行っても、あまりの変わりように驚くことが多い。 実家があるビルの近くに新しいオフ... 一カ月ぶりに北京へ行っても、あまりの変わりように驚くことが多い。 実家があるビルの近くに新しいオフィスビルが建てられ、そのビルの屋上にのっている巨大な看板は、まぶしい光を放っている。おかげで太陽が沈むと、実家の部屋にネオンの光が当たり、怪しげな赤ピンク色に染められるのだ。 不自然な光を見て、私はイライラして納得できなかった。 でも高齢の両親は、私の怒りを聞くまで、その光に全く気づかなかったと言う。 母は意外にも、残念そうな口調で言った。「少しでも若ければ、もっとその色をハッキリ見えたかもしれない」。父もうなずいて笑った。「もっと明るくなったら、こちらも毎晩電気をつけずに済んだのではないか」 世の中のすべてに対して気がゆるんでいる両親の楽観的な答えを聞いて、私は一瞬、鼻の奥がつうーと酸っぱくなり、また渋くなった。 最近、中国と日本の二つの国を行ったり来たりする生活に、時々そわそわと落ち着かな
2006/05/19 リンク