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湖岸に沿って水深5~15メートルを潜っていくと、淡い白みを帯びた青が、少しずつ濃い群青の闇へと変... 湖岸に沿って水深5~15メートルを潜っていくと、淡い白みを帯びた青が、少しずつ濃い群青の闇へと変わる。深みへと続く急斜面に、外輪山の壁面から崩れた、幹の直径が1メートル近くもありそうな倒木が、幾重にも重なっていた。少なくとも30年ほど前から同じ姿の木もあるという。湖水に栄養分が乏しく、バクテリアが極端に少なくてなかなか分解されないためだ。湖面を見上げると、光のカーテンが波の動きに合わせて揺れ、エゾウグイの銀鱗(ぎんりん)が輝いた。 1931年、透明度で当時の世界記録となる41・6メートルを観測した北海道・摩周湖。「摩周ブルー」と言われる湖水の透明度は、90年代後半からしばしば20メートルを切るようになった。 朝日新聞は5月と8月、環境省などの関係機関から特別な許可を得て、国立環境研究所を中心とする研究チームと共同で現地調査を行った。報道機関が湖の中にカメラを入れた例は、ほとんどない。 今回
2015/05/26 リンク