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小谷野敦『私小説のすすめ』を読んだ。 あの猫猫先生が書いた、と理解していれば、実に面白く読める。 ... 小谷野敦『私小説のすすめ』を読んだ。 あの猫猫先生が書いた、と理解していれば、実に面白く読める。 小説に興味のある人は、読んで損なし。 知識は間違いなく身に付くし、著者の主張から学ぶべきところは多い。 「文学とか文学史からみればかなり画期的で重要な指摘とも思われるものが、下世話な話題と並べて、(印象としては)ポンッと書かれている、という事もできる。そういうふうに長所と短所(というかもったいないところ)を持っている本である。」という、同著者『反=文芸評論』に対するAmazonの評が、そのまま当てはまる。 (面白いネタを書いてくれているので、著者の主張に偏見やこじつけっぽいのが混じっているにも関わらず、それでも読む価値が十分ある、などと書いてはいけない。) ただし、あの猫猫先生が書いている。(大事なことなので、二回書きました) 以下、特に面白かったところだけ。 プロを目指す人というより、ともか
2014/08/16 リンク